川越シェフのプロフィール

 

 

 

川越シェフの調理人としての経歴

 

川越シェフこと川越達也さんは宮崎県立本庄高等学校を卒業後、大阪あべの辻調理師専門学校で、フランス料理を学びました。同校を卒業後は、大阪は北新地にあるフランス料理店で下積みを積みますが、バブル崩壊の影響などにより約2年で閉店することに……

 

出典：https://item.mercari.com/

 

その後、川越達也さんは神戸の料理店に修行の場を移しますが、まもなく阪神・淡路大震災によって同店が被災したことで営業が難しくなり、上京を決意しました。

 

東京での川越達也さんは、ウィークリーマンションに住み、喫茶店や日本料理屋などでアルバイトをしながら調理人としてのスキルを積んでいたそうです。そして、カラオケボックスを併設するイタリア料理店で働いている時、客として訪れたシェフに手腕を認められ、やがて店舗を任されるまでになったと言います。

 

出典：https://pixls.jp/

 

ちなみに、川越シェフが最初にテレビ出演を果たしたのは、ちょうどその頃である1998年のことです。

 

当時人気番組だったテレビ東京系「TVチャンピオン イタリアンシェフ日本一決定戦」に出演したのですが、予選のパスタ対決で４人中最下位という無残な成績で脱落するという黒歴史があるようです。

 

そんな下積み時代を経て、川越シェフは2000年に独立し、創作イタリアン「ティアラ・K・リストランテ」をオープンしたのですが……オープン当初はなかなか思うように売上が伸びなかったそうです。

 

そのため、お店を維持するために深夜のアルバイトをしたり、借金が膨れあがった時期もあったのだとか。

 

 

 

川越シェフの転機は代官山への移転

 

ところが、そんな川越シェフに転機が訪れたのは2006年のことです。お店の名前を「TATSUYA・KAWAGOE」に改名して、お店の場所も東京の代官山に移転したんですよね。

 

出典：https://www.pawanavi.com/

 

それがまさかの大ヒットを呼び、最盛期には“２ヶ月先まで予約が一杯”という繁盛店に大変身を遂げました。

 

その一方で“イケメンシェフ”として話題になった川越シェフは、2009年頃からメディアに進出すると、その爽やかなルックスと“川越スマイル”と呼ばれる笑顔が話題となり、アッと言う間にお茶の間の人気者になりました。

 

出典：http://read2ch.com/

 

一時期は毎日のようにテレビに出演しては、あの“川越スマイル”を振りまいていた川越シェフ。その絶大な人気にあやかって、2012年4月25日には、チュートリアルの徳井義実さんが作詞したという楽曲「お米のおはなし／カレーライス学校」をリリースし話題になりましたね。

 

ところが、2013年頃から徐々に川越シェフのテレビ出演が減っていき、いつの間にか全く見かけない状況が続いていたんですよね。そんな川越シェフについて、世間では干された？との声が多く聞かれるようになっていました。

 

 

 

川越シェフが干された理由① 「顔面崩壊」

 

ある時から、まるでウソのようにテレビ出演が途絶えていた川越シェフに、「芸能界から干された？」との噂すらされなくなっていた、2016年4月14日のことです。

 

 

 

この日放送された「密のケンミンSHOW＆ダウンタウンDX春の合体スペシャル第5弾！」で、川越シェフが久しぶりにテレビに登場しました。そして、その番組の中で語られた、しばらくテレビに出演できなかった驚愕の理由がこちら。

 

「ガラスに顔面を強打し、16針も縫う大怪我をしていた」

 

川越シェフが渋谷のカフェで開かれた後輩との食事会に参加した時のことです。食事を終え、会計も済ませて帰ろうとした際に、出口付近にあった透明なガラスに気付かずに激しく激突。顔面を強打したのですが、メガネをかけていたこともあり、眉と目の間を16針も縫う大怪我をしてしまったのだとか。

 

番組内で放送され、“顔面崩壊”とも言われた、その当時の痛々しい写真がこちら。

 

 

 

ガラスに激突した瞬間、「顔がとれたと思った」と振り返った川越シェフ。なんと腫れが引くまで数ヶ月を要したそうです。また、腫れが引いた後も、顔の半分がそれまで見たこともないような黄色に変色したのだとか。

 

さらに、なぜすぐに怪我のことを公表せずに隠していたのかについては、主治医から「前の顔に戻るかどうかわからない」とまで告げられていたからで、好奇の目にさらされたくないという気持ちがあったとも語っていました。

 

川越シェフ最近見ないと思ったら…16針も縫う怪我してたんだ！！(゜ロ゜ノ) pic.twitter.com/SsiOYNGhzR

— おでん (@rebelhear) 2016年5月14日

 

 

川越シェフがテレビから消えた本当理由は顔面崩壊の他にあった？

 

すっかりテレビ出演から遠ざかっていた理由は、“顔面崩壊”とも呼ばれてる顔の大怪我のせいだったと説明した川越シェフですが、その一方で、本当の理由は他にあって、顔の大怪我は、その理由を隠すためのカムフラージュだとする指摘もあるんですよね。

 

確かに、川越シェフの顔の怪我は、“顔面崩壊”と話題になるくらいの大怪我ではありますし、先ほどの画像のような顔では、とてもテレビに出られるような状態ではなかったといえます。

 

出典：http://www.ent-mabui.jp/

 

しかし、そうは言っても全治数ヶ月の怪我で、あれだけテレビに出演しまくっていた人が、何年にも渡ってテレビに出演しなかった理由にはならないと思うんですよね。

 

川越シェフがテレビに出られなくなるような理由が別にあって、顔の大怪我はその理由を隠すためのカムフラージュだ……と言うのは、さすがに言い過ぎかも知れませんが、少なくとも、テレビ出演を控えるための口実になっているって考えるのが自然かも知れませんね。

 

そして、川越シェフがテレビに出られなくなった別の理由とは……

 

 

 

川越シェフが干された理由② 「800円の水騒動」

 

実は、川越シェフが干されることになった直接の原因は、2013年に話題になった、いわゆる“800円の水”を巡る炎上騒動にあったとする見方が強いようです。

 

 

 

川越シェフの“800円の水騒動”とは？

 

いわゆる川越シェフの“800円の水騒動”とは、2013年にクチコミグルメサイト「食べログ」上で、川越シェフの店のクチコミに書かれた、一般客のある書き込みが発端でした。

 

出典：https://twitter.com/

 

その問題の書き込みは、川越シェフのお店で「水に800円も取られた」という、ちょっとした批判でした。しかし、騒ぎがことのほか大きくなり、大炎上にまで発展してしまったのは、その書き込みに対する川越シェフの反論がまずかったんですよね。

 

川越シェフの反論は次の通りです。

 

「年収300万円、400万円の人は“お水にお金がかかるような高級店”には行ったことがないはずで、『タツヤ・カワゴエ』が初めて行く“お水にお金がかかるような高級店”だった。そんな人たちが書き込んでいるレビューは当てにならないしくだらない」

引用：イケメンシェフ川越達也がテレビから消えたのは「ケガ」ではなく「あの発言」！　http://asajo.jp/

 

川越シェフは所得で人を判断するような反論をしてしまった上、お水にお金がかかると文句を言うような所得層の人達が書いたレビューなどくだらないとまで言ってのけてしまったのです。

 

出典：https://twitter.com/

 

さらに、「そういう人たちには高級店の企業努力や歴史などわからないでしょ」とレビュアーに対して“逆ギレ”する始末。

 

もちろん、これらの川越シェフの過剰反応はともかく、ミネラルウォーターを有料としている料理店も普通にあることから、川越シェフだけ批判されるのは可哀想という意見もありましたが、中にはこんな皮肉な指摘も。

 

川越シェフが、この発言で干されたとされているが・・・

発言自体は至極その通りで。
価格帯としては800円の水で騒ぐなよと思うが。

まあ、800円の水でキレてしまう層が自分のファンだったと理解せずに言ってしまったことが事故なのでしょうかね pic.twitter.com/PeP7FyofCv

— いしい先生 (@million_exp) 2017年12月5日

 

ただ、よくよく調べて見ると、今回の騒動の元となったレビューをした人は、何も水が有料だったことに腹を立てていたわけではないみたいなんですよね。

 

いいんです、別に有料の水でもいいんです。あたしが必要で頼んだなら。
何も聞かず、勝手に入れて、結果二人呑まずに、で、800円かい？

 

やってはダメでしょ、それは…
ダメだよ。そっちが勝手に出したものでお金取るという行為はあってならない。

 

引用：『イタリアンじゃなく和食だね。』by deboo-deboo : タツヤ・カワゴエ （TATSUYA KAWAGOE） – 代官山/イタリアン [食べログ]　https://tabelog.com/

 

つまり、注文した水ではなく、お店側が勝手に入れたお水で、しかも結局口すらつけなかったお水に対して、お金を請求されたことに対して腹を立てられていたんですよね。

 

川越シェフは、そんなレビュアーの真意を察することもなく、あろうことか年収の問題にすり替えて、上記のようなまさに論点がズレた反論を、しかも感情的にしてしまったわけです。

 

 

 

川越シェフの謝罪が火に油を注ぐ結果に・・・

 

当然、この一連の川越シェフの対応に、世間からの批判が殺到し大炎上となります。この事態を収束すべく、遂には川越シェフは謝罪をするのですが……それがまたいけなかったようです。

 

まずは、自身が運営する公式ブログに、「当社よりご報告」というタイトルで、事の経緯と謝罪（らしきもの）が掲載されました。

 

出典：https://ameblo.jp/

 

川越シェフがテンションを上げた末に、ついポロっと出てしまった年収300～400万円という文言に対する苦しいイイワケなどが長々と書かれているのですが、その辺りのことはこの際置いておいて、肝心の800円の水について書かれている部分を引用してみましょう。

 

食べログに投稿いただいたお客様がおっしゃっておられるのは、ミネラルウォーターのお値段かと思います。

 

ある程度のご予算を頂くレストランにおいては、いらしていただいたお客様に提供されるのは通常が水道水ではないことをまずはご理解いただきたく存じます。

 

その場合のミネラルウォーターというのは、イタリアやフランスのお水であることが多く、800円から1500円のお値段(サイズにより)が通常、レストランがお客様に頂戴しているお値段です。

 

引用：当社よりご報告 | タツヤカワゴエオフィシャルブログ「タツヤカワゴエの料理天国」　https://ameblo.jp/

 

やはり、問題のレビューをした人の気持ちなどそっちのけで、見当外れのコメントに終始していました。と言うか、この文章って謝罪文とは到底言えませんし、第一、あれだけ批判が殺到したにも関わらず、川越シェフご自身は全く反省していないご様子。

 

ちなみに、この謝罪文（らしきもの）は、次の文章で結ばれていました。

 

この度の件で、食べログの在り方や、ネットニュースの在り方に困惑しておりますのも正直なところでございます。

 

本人の発言とは違った意味合いで、皆様に伝わってしまっているということを何卒ご理解いただければと思います。

 

「貧乏人のレビュアーに絡まれてエラい目に遭っちゃいましたよ～」って感じがひしひしと伝わってきます。

 

また、川越シェフはその後も、フジテレビ系の情報番組「とくダネ！」に出演し、謝罪をしたのですが、その際の態度も笑いを交えながらのもので真剣味がなく、誠実さに欠けると受け取られたことから、却って批判が殺到し、炎上に油を注いで大炎上するに至りました。

 

出典：http://marimari00.blog105.fc2.com/

 

その結果、川越シェフの人気は急落。視聴者からもテレビ局からも総スカンを食らってしまったことで、いつしか芸能界から干される形になってしまったようです。

 

 

 

川越シェフの現在は？

 

もちろん川越シェフの人気急落は、お店の集客にも多大な影響を与えました。絶頂期に開店していた、レストランや居酒屋などは次々と閉店。また、騒動の発端となった代官山の「TATSUYA・KAWAGOE」も、長らく休業状態が続いてるようです。

 

2017年に週刊文春が取材した際には、川越シェフは次のように語っていたそうです。

 

川越シェフの現在 店は1年以上 事実上休業している状態。
川越「もう僕は皆様に忘れていただきたくてしょうがなくて。家庭のことと子育てもありますし、出来ることなら世の中の人から、僕の存在は忘れてもらいたいくらいです」

— NEMU (@Neko_go_mad) 2017年3月22日

 

 

2017年には新事業「プレーンファーム タツヤカワゴエ」を立ち上げ

 

ただ、2017年には新しい事業「プレーンファーム タツヤカワゴエ」を立ち上げたとの情報もありました。この「プレーンファーム タツヤカワゴエ」は、川越シェフの出身地である宮崎県の安全で美味しい野菜や米粉パンなどを、家庭に届ける事業なのだとか。

 

出典：https://www.facebook.com/

 

このように川越シェフの現在は、他の業者とコラボしての宅配事業や商品開発、ショッピングモールでの料理イベント、さらにはディナーショーなどの活動もされているようです。

 

出典：https://deskgram.org/

 

 

 

川越シェフの現在と干された理由についてのまとめ

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

川越シェフが干された理由についてまとめました。川越シェフ本人は、テレビから消えた理由は顔面崩壊とも呼ばれるほどの顔の大怪我だと主張されていますが、実際には、いわゆる“800円の水騒動”が直接の原因になっている可能性が高そうですね。

 

そんな大炎上を経験した川越シェフですから、現在はメディア出演をできるだけ控え、宅配事業や商品開発、イベントなどを中心に活動をされているようです。