100回以上に及ぶ無謀な整形を繰り返し、異様な風貌で話題を呼んだ“扇風機おばさん”。現在すでに死去されていますが、死因はやはり無理な整形が原因だったようです。
今回、そんな“扇風機おばさん”ことハン・ヘギョンさんの整形前の顔や死去までを総まとめしました。
この記事の目次
扇風機おばさん(ハン・ヘギョン)のプロフィール
2012年1月に放送されたフジテレビ系バラエティ番組「ザ・ベストハウス123」に出演し、その異様な風貌で話題を呼んだ“扇風機おばさん”
整形大国と呼ばれる韓国において、美に執着するあまり100以上に及ぶ無謀な整形を繰り返した挙げ句に、無残にも顔が膨れあがってしまったその姿が、日本で初めて公開されました。
出典:https://twitter.com/
“扇風機おばさん”の名前の由来は、「まるで扇風機の強風で煽られたかのような顔」という意味なのだそうで、地元韓国では有名な存在でした。
扇風機おばさんのプロフィール
ニックネーム:扇風機おばさん
本名:ハン・ヘギョン
生年月日:1962年
出身:韓国
“扇風機おばさん”は本名をハン・ヘギョンさんと言います。そして、ハン・ヘギョンさんは生まれつき“扇風機おばさん”の風貌で生まれてきたということではありません。
ハン・ヘギョンさんが“扇風機おばさん”と呼ばれるような風貌になってしまった原因は、美に執着したあまり、まるで何かに取り憑かれたかのように美容整形を繰り返したことによります。
ハン・ヘギョンさんは整形費用を節約するため、正規の美容整形医ではなく、闇医者に整形を依頼した結果、騙されて顔に工業用のシリコンを注入されてしまったのだとか。
出典:https://pixabay.com/
さらにハン・ヘギョンさんは、闇医者に支払うお金が尽きてしまうと、今度は自身の判断により食用油や工業オイルを自らの手で注入するなど、無謀な整形を繰り返していたと言います。
と言うのも、ハン・ヘギョンさんは常に「美しくなりたい」という強迫観念に襲われていたそうで、時にはその強迫観念から幻聴に悩まされるまでになったと言います。
扇風機おばさん(ハン・ヘギョン)の誕生の経緯
「美しくなりたい」という強い強迫観念に襲われ、何度も整形を繰り返した・・・という気持ちはわからなくもありませんが、普通は手術費用が尽きた時点で、それ以上の整形を断念しますよね。
ハン・ヘギョンさんが食用油や工業オイルを自らの手で注入する・・・なんて愚行に走るようになったのはどうしてなのでしょう?
また、もちろん顔に食用油を注入したり、まして工業用オイルを注入することなんて言語道断なのですが、なぜ、顔にそういうオイルを注入しただけで、“扇風機おばさん”のように顔がパンパンに腫れ上がってしまったのでしょうか?
出典:https://memorva.jp/
そんな素朴な疑問に大して、巨大掲示板2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)で、分かり易く解説した書き込みがあったので引用しておきましょう。
整形依存症の人が、シワ伸ばしのヒアルロン酸を買う金がなくてじゃあ自分で注射器で油を顔に入れたら良くね?
って思ってやって見たら結構、いい感じに(油を注射器で注入ってのは韓国の整形外科医が言ったと風船おばさんは言ってるが、メンヘラっぽい人だからちょっとウソくさい)これ良いじゃんって注射器で油注入を繰り返してたら、顔面が肥大化して 皮下部分に注入した油が石灰化し顔の筋肉と癒着
引用:韓国人の扇風機おばさん(ハン・ヘギョン)の現在、手術に成功して可愛くなってると話題に http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news/1405522522/
試しにちょっとやってみたら結構良い感じだった・・・その瞬間に、ハン・ヘギョンさんの中でストッパーが外れてしまい、もっと!もっと!ってなっちゃったのかも知れませんね。
また、顔の巨大化を説明した、“皮下部分に注入した油が石灰化し顔の筋肉と癒着”って部分が特に恐ろしいですよねぇ・・・
扇風機おばさん(ハン・ヘギョン)が韓国の病院で異物除去手術…パンパンの顔に
2004年寄付金で扇風機おばさんの治療が始まる
地元韓国で話題になっていた“扇風機おばさん”を、韓国のテレビ局が取材し、その様子を放送したところ、その哀れな姿に韓国国民が衝撃を受けました。
そんなハン・ヘギョンさんを救ってあげたい!そんな韓国国民の良心から多額の寄付金が集まり、2004年に“扇風機おばさん”は韓国の病院で17回に及ぶ、異物除去手術を行ったと言います。
その17回に及んだ異物除去手術後のハン・ヘギョンさんの様子がこちら。
出典:https://kadentity.com/
顔全体を覆っていたい大量の異物最初にご紹介した“扇風機おばさん”の画像に比べると、随分スッキリされたご様子。顔の腫れもずいぶん取れてひと安心!なんて思いきや・・・新たな障害がハン・ヘギョンさんを襲うことになるんですよね。
それは韓国の医療技術では除去することができなかった、頭部に残っている巨大な異物によって、視野が異常に狭められてしまったのです・・・
扇風機おばさん(ハン・ヘギョン)の治療に高須クリニック院長が乗り出す
扇風機おばさんの治療に高須院長が乗り出す
地元韓国ではもう無理・・・そう諦めかけていた矢先、そんな“扇風機おばさん”に救いの手を差し伸べたのが、ご存知!正義の人、高須クリニックの高須克弥院長だったんですよね!
出典:https://ironna.jp/
扇風機おばさんの修正は昭和大学形成外科、眼科、高須クリニックチームで行いました。変な物質がいっぱい注射されていました。
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) 2018年11月27日
僕たちは被害者が出たら助けます。
まずは被害者が出ないように規制をかけて予防すべきです。
厚生労働省と消費者庁のお仕事です。
早く動いてください。 https://t.co/rM9TtyjU91
高須克弥院長によれば、“扇風機おばさん”の顔にまだ多くの異物が残っており、そのまま放置した場合、失明のみならず、命の危険にもかかわる危険な状態であることを明らかにしました。
「治療もせずに、このまま放置すれば、やがて頭の皮が腐ってミイラ化してしまう。視力もさらに悪化し、ほとんど失明に近い状態になってしまっていたでしょう」(高須院長)
引用:扇風機おばさん執刀の高須院長 「放置すればミイラ化してた」 http://www.news-postseven.com/
そして、2012年5月8日、“扇風機おばさん”は再び来日し、日本の美容整形外科の権威であり、韓国の整形ブームを支えた第一人者と言われる、高須克弥院長と昭和大学の医療チームによる治療が開始されました。
高須克弥院長を中心とした医療チームは、“扇風機おばさん”の頭部で固まってしまっていた工業用シリコンを除去する長時間に及ぶ手術を敢行!約240グラムもの異物の除去に成功しました。
この手術前と手術後の様子がこちら。
— 芸能情報.com (@com20402607) 2018年5月2日
確かに、目元の異物が除去され、視界が随分と開けているのがわかりますし、頬の部分の腫れもスッキリ治まっています。
扇風機おばさん(ハン・ヘギョン)のその後について
その後の扇風機おばさんの様子
高須克弥院長と昭和大学の医療チームによる世紀の大手術から4年ほど経過した頃のこと。
2016年9月に放送された「訂正させて下さい~人生を狂わせたスキャンダル~」という日本のバラエティ番組が、その後の“扇風機おばさん”の様子を調査しました。
出典:https://kadentity.com/
当時、“扇風機おばさん”は、ソウル郊外にある教会の売店でボランティア活動をされていました。
その時のインタビューの主要部分を抜粋してみましょう。
スタッフ:
時一番辛かったことや生活に支障をきたした事ってありますか?
扇風機おばさん:
やっぱり人の目が怖かったです。からかわれたり指をさされたり、とにかく人前に出るのが辛かったです。
最近ようやく外出ができるようになったという“扇風機おばさん”。
結果的にテレビに出演したことがキッカケで、高度な治療を受けることができ、症状はかなり改善したという大きなメリットがあったものの、その反面、街中で突然暴力を振るわれるなどの被害もあったのだとか。
スタッフ:
当時日本で報道されてた番組を見て、その中で訂正をしたい事があればお聞きしたいんですけど。お金がなくて、サラダ油まで注射したっていうのは本当ですか?
扇風機おばさん:
本当です。
スタッフ:
その、最初のきっかけはあったんですか?
扇風機おばさん:
最初はおでこのしわを無くしたくて、整形をしてた知り合いに相談をしたんです。そうしたら違法の業者を紹介されたんです。それがきっかけでした。
ただ一ヵ所訂正したいことがあります。私が注射したのは綺麗になりたいからだけじゃないんです。
顔に注射したのは幻聴を止める為でした。寝ている時間以外、常に幻聴が聞こえてきて、注射を打つと幻聴が止まったんです。私にとって注射は精神安定剤だったんです。
引用:【2019年版】扇風機おばさんの由来と最新画像を徹底紹介 | カデンティティ https://kadentity.com/fan-aunt-667
おしゃれをして外出する機会も増えていった扇風機おばさん
顔に埋まった大量の異物が除去されたことで、心身ともに救われた“扇風機おばさん”は、おしゃれをして外出する機会も次第に増えていったそうです。
— 芸能情報.com (@com20402607) 2018年5月2日
— 芸能情報.com (@com20402607) 2018年5月2日
が、しかし!
2018年12月、そんな“扇風機おばさん”の突然の訃報が届きました・・・
扇風機おばさんの現在ついに死去~死因は整形の副作用?
“扇風機おばさん”ことハン・ヘギョンさんが、2018年12月15日に死去していたことがわかったのです。
享年57歳だったそうです。
ハン・ヘギョンさんの死因については、明らかにされていませんでしたが、後に遺族により整形が原因であるとの発表がありました。
顔の異物が肺に流れ込み肺機能が喪失
“扇風機おばさん”のお姉さんの夫の話によると、ハン・ヘギョンさんの死因は、顔の異物が体内を通り、肺に流れ込んだのが原因だったそうです。
肺に流れ込んだ異物の影響により、肺機能がほぼ喪失している状態になっていたのだとか・・・
もっともこの見解は、あくまで韓国で“扇風機おばさん”を看ていた主治医による見立てで、日本の医師によると顔の異物が肺に流れ込むことは考えにくいとのことです。
扇風機おばさん死去に関するネットの声は?
“扇風機おばさん”の死去に関するネットの声を拾ってみました。
整形して顔が肥大化した #扇風機おばさん 亡くなったんだ ご冥福をお祈りいたします。
— たえ (@taesma0131) 2018年12月18日
へ?!扇風機おばさん亡くなったんΣ(゚口゚?!死因は不明って…なんでだろ~やっぱり体内もなんか毒されてたんかなぁ~ #扇風機おばさん
— あっそっそだった人 (@orange2277) 2018年12月18日
扇風機おばさん死去……
— まんみー【NJPW】 (@taki_0516) 2018年12月18日
正直言って普通に悲しい…
昔は「なんやこのババァww」ってからかってた存在だったけど、人は人。いざ亡くなったってなると、悲しい…ご冥福をお祈りします。#扇風機おばさん
そんな中、こんな気になるツイートも・・・
この人美人だったのにな #扇風機おばさん
— 篠本はZZになりました (@sino_minato) 2018年12月18日
せっかく可愛く生まれて来てたのにねぇ、整形依存で台無し。#扇風機おばさん で最後を終えるとは(´Д`)
— まさきのたぬき (@junkamasaki) 2018年12月18日
#ニュースZero
あの“扇風機おばさん”が実は美人だった?!
そう言えば、これまで整形後の“扇風機おばさん”の顔の変化ばかりを追ってきたわけですが、ハン・ヘギョンさんの整形前の昔の顔ってどんな感じだったのでしょうか?
扇風機おばさんの整形前の昔の画像を集めてみました
ハン・ヘギョンさんが整形に手を出す前の昔の顔を調べてみたころ、驚きの結果が・・・
そう、普通にお綺麗な方だったんですよね!
この写真の頃のハン・ヘギョンさんは、将来は歌手になることを夢みていたのだとか・・・
「歌手として売れるためにはもっと綺麗にならなくちゃ!」
そう言う思考に陥っちゃったのかも知れませんね。
ただ、そんなハン・ヘギョンさんの夢も、無理な整形によって顔と一緒に崩れ去ってしまっただけでなく、命さえも失ってしまったわけです・・・
まとめ
・扇風機おばさんは、日本の番組で紹介されて当時話題になり、募金活動も行われた
・2012年5月には高須克弥院長と昭和大学の医療チームによる治療が行われた
・扇風機おばさんは、2018年12月15日に整形の副作用で死去していた
いかがでしたでしょうか。
2012年に放送された日本のバラエティ番組に出演し、その異様な風貌で話題を呼んだ“扇風機おばさん”。
100回以上にも及ぶ、異常とも言える整形を繰り返した挙げ句に、“扇風機おばさん”と呼ばれる風貌になってしまった韓国人女性、ハン・ヘギョンさんにつて総まとめしてみました。
そんな無理な整形が原因で、享年57歳の若さでこの世を去ったハン・ヘギョンさんですが、お葬式の遺影には整形前の美しい頃のハン・ヘギョンさんの写真が使われたそうです。
ハン・ヘギョンさんのご冥福をお祈りいたします。