平尾昌晃さんのプロフィール＆経歴

 

 

平尾昌晃さんは、最初は売れっ子歌手としてブレイクしていました。

 

作曲家としては、1960年代中盤から活躍し始め、1998年に山川豊さんに提供した「アメリカ橋」が50万枚を超えるヒットとなり、30年以上にも渡りヒット曲を生み出し続けた伝説の作曲家になります。

 

平尾さんの代表曲には、小柳ルミ子さんへ提供した「瀬戸の花嫁」、布施明さんに提供した「霧の摩周湖」といった日本歌謡史に残る名曲が数多くあります。

 

また、1974年に創立された「平尾昌晃ミュージックスクール」のOGには、松田聖子や倖田來未といった歌姫たちが在籍し、芸能界に逸材を輩出し続けた音楽スクールとなったのです。

 

 

平尾昌晃さんの代表曲

 

平尾昌晃さんの代表曲と言えば、なんと言っても有名であるのは、ささきいさおさんが歌う「銀河鉄道999」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか？

 

現在でもなお愛され続けていて、若い世代の方でも聞いたことがある1曲かと思われます。

 

 

 

また、平尾昌晃さん自身も歌っている曲で、1978年1月にリリースされた「カナダからの手紙」がとても人気です。

 

この曲は歌手の畑中葉子さんとのデュエット曲で、1978年の第29回NHK紅白歌合戦に出場しています。

 

 

 

 

平尾昌晃さん死去

平尾昌晃さんが亡くなられたのは、2017年7月21日のことになります。平尾さんの死因については「肺炎」と言われていて、また体力が落ち”衰弱死”とも呼べる状況だったと言います。

 

 

 

「瀬戸の花嫁」や「よこはま・たそがれ」などのヒット曲で知られる作曲家で、歌手としても活躍した平尾昌晃（ひらお・まさあき）さんが21日午後11時40分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。79歳だった。お別れの会を行うが日取りなどは未定。

 

引用：平尾昌晃氏が死去

 

平尾昌晃さんは、1960年代には肺結核で長期の療養をし、2015年には今度は肺がんが発覚し、それ以降は闘病生活を送るなど、肺に関係する病気と因縁の深かった平尾昌晃さんでした。

 

 

平尾昌晃さんの複雑すぎる家系図

平尾昌晃さんの家族構成はとても複雑すぎるようで、それが今回の騒動のきっかけでもあったりします。そんな平尾昌晃さんの家族を紹介していきましょう！

 

1人目の妻：服部暁子さん

平尾昌晃さんは、女性にモテモテだったようで、当時の時代背景からすると、かなりの晩婚だったのです。

 

 

 

平尾昌晃さんが初めて結婚をしたのは、34歳の頃でした。その頃には既に大物作曲家となっていましたが、相手は当時18歳だった服部暁子さんでした。

 

平尾昌晃さんと服部暁子さんとの間には男の子が1人生まれていますが、幸せな結婚生活は長く続かずに、1976年に離婚しています。

 

離婚原因は、平尾昌晃さんの不倫だったそうです。

 

最初は７２年に女子大生と結婚したが、当時１６歳だった歌手小沢深雪との交際が原因とみられる離婚騒動に発展。１億５０００万円の慰謝料を請求されるなど話題になった。

 

引用：平尾さん　甘いマスクで優しいモテ男

 

 

2人目の妻：小沢深雪さん

2人目の妻となった小沢深雪さんは、平尾ミュージックスクール1期生でもありました。つまり、平尾昌晃さんは、不倫をし、さらには教え子に手を出すという二重の過ちを犯してしまったのです。

 

 

 

平尾昌晃さんと小沢深雪さんの不倫についてですが、週刊誌へリークしたのは、実は1人目の妻だった服部暁子さんだったのです。2人の不倫に気がついた服部暁子さんは、1975年5月に息子を連れて自宅を飛び出したそうです。

 

その後、離婚に向けての話し合いを望んだ服部暁子さんでしたが、平尾昌晃さん側から慰謝料の請求を退けられ、その理不尽な対応に激怒した服部暁子さんは、1975年7月に自ら週刊誌記者を連れて、夫の不倫現場を激写するという強硬手段に出たのです。

 

同年７月早朝、Ａ子さんは週刊誌記者を連れて平尾の東京・渋谷のマンションに乗り込み、部屋にいた深雪を直撃。玄関から顔を出した途端、カメラのフラッシュがたかれた。この時、深雪は１６歳だった。

朝から仕事があったため、母親と泊まっていただけだと、平尾は疑惑を否定。

 

引用：作曲家・歌手の平尾昌晃 “ドロ沼離婚”の末に幼妻とデキ婚

 

この不倫騒動がきっかけで、小沢深雪さんのダメージはかなり大きく２枚のレコードを出した後に芸能界から姿を消してしまう結果となり、事実上、引退を余儀なくされたのです。

 

その後、小沢深雪さんは、1978年に平尾さんと結婚していますが、結婚した時には既に妊娠8ヶ月という「できちゃった婚」となりました。

 

そして、1978年10月には長男の亜希矢さん、1981年3月には次男となる勇気さんが誕生した平尾さん夫妻でしたが、幸せな時間は長くは続きませんでした。

 

平尾さんの2度目の結婚生活には、1985年にまたしても「離婚」という形で終止符を告げました。

 

 

平尾昌晃さんの元嫁たちの現在は？

平尾昌晃さんと小沢深雪さんの離婚原因については、”すれ違い離婚”と言われていて、女癖が悪いことで有名だった平尾昌晃さんの不倫が原因というわけではなかったようです。

 

 

 

平尾昌晃さんの元妻たちのその後に関してですが、服部暁子さんについては、1981年5月に、後のフジサンケイグループの会長となった鹿内春雄さんと再婚しています。大物実業家と再婚をし子供にも恵まれた矢先の1982年7月に、29歳という若さで「くも膜下出血」にて急死してしまいました。

 

また、平尾昌晃さんの2人目の妻となった小沢深雪さんは、離婚後渡米した後に再婚したようで、現地で日本料理店を経営しているとのことでした。

 

2人の前妻とも離婚後は、それぞれ別のパートナーを見つけて、幸せに暮らしていたということになります。

 

 

平尾昌晃さんの遺族の間で遺産バトル勃発？

 

今回騒動になっている平尾昌晃さんの遺産に関してですが、預貯金と不動産だけでも10億円以上はあると言われていて、この遺産を巡っての遺族間の遺産相続バトルについて、メディアや週刊誌の注目が高まっている状況にあります。

 

では、今回の騒動の一連の流れを説明していきます。

 

 

3人目の嫁：マネージャーＭの出現？

 

平尾昌晃さんが亡くなり数日が経過したころ、週刊誌などで遺族間で遺産相続トラブルが起きていると噂が流れ始めていきました。

 

平尾昌晃さんの2人の前妻との間に生まれた3人の息子という複雑な家族構成の家庭でありますすが、それがどうも腹違いの息子たちの間で遺産バトルが起きているわけではないようなのです。

 

 

 

平尾昌晃さんの息子たちが不満に思っているのは、平尾昌晃さんの仕事関係者ですら婚姻関係の事実を知らなかったと言われている3人目の妻となるマネージャーMさんのことでした。

 

「Mさんは50代で、身長は160cmくらいのグラマラスな体形です。気さくで明るいパワフルな女性で、事務所の取締役も務めているビジネスパートナーでした。

 

彼女も平尾昌晃ミュージックスクール出身で、卒業後、20年以上も平尾さんのマネジャー的役割をしていたようです」

 

引用：マネジャーと結婚していた平尾昌晃さん　周囲は入籍知らず

 

2人は、2013年に結婚したようで、このマネージャーMさんは、およそ30年にわたり、平尾昌晃さんのマネジャーを務めた人でした。

 

30年前に、食事会で知り合ったことがきっかけで、平尾昌晃さんのマネージャーになったと言われていますが、尾昌晃さんは、このマネージャーMさんがいないとオロオロしてしまうほど頼りにしていたのだそうです。

 

しかし、この3人目の嫁との結婚を息子たちに知らせていませんでした。それが三男の平尾勇気さんとの資産６０億にも及ぶ遺産バトルの法廷騒動につながっていったのです。

 

 

平尾昌晃さんの子供たちは？

 

平尾昌晃さんには、1人目の妻である服部暁子さんとの間に1人（長男）、2人目の妻である小沢深雪さんとの間に2人の息子（次男・三男）がいます。

 

 

 

左から、平尾勇気さん、昌晃さん、亜希矢さん、長男（黄色のＴシャツの人)となります。

 

 

 

 

 

次男の平尾亜希矢さんは、1978年10月生まれなので、2018年で39歳になります。

 

平尾亜希矢さんは、15歳で歌手活動を始めたそうで、22歳からは「平尾昌晃ミュージックスクール名古屋校」のプロデューサー兼講師として勤務していました。

 

2013年には独立し、名古屋で「株式会社Ａｒｒｏｗエンタテイメント」を設立しました。

 

現在も、芸能プロダクション、芸能・イベント・美容関連のプロデュース、飲食店経営など、幅広い分野で活躍されています。

 

 

 

三男の平尾勇気さんは、1981年3月10日生まれなので、2018年現在で36歳になります。

 

平尾勇気さんは、2004年に歌手デビューをされていますが、まったくヒットしませんでした。

イベントでは、父の名曲を歌いまくり、毎晩のように西麻布などで飲み明かすなどし、ダメ２世として話題となっています。

 

当時、父の平尾昌晃さんからも見放され、絶縁されたそうで電話にも出てもらえない状態が続いたそうですが、2016年にテレビ出演した際には激変し、金髪だった髪も黒色に戻し、スーツ姿で登場し話題となりました。

 

 

平尾昌晃さんの遺産トラブルで次男と三男が生出演

 

平尾昌晃さんの三男で歌手の平尾勇気さんが2018年9月25日、都内にて記者会見を開き、平尾昌晃さんの3人目の妻となる50代の元チーフマネジャー（マネージャーM）を相手取り、法的措置をとった遺産バトルについて事情を説明しました。

 

 

遺産トラブルで次男と三男が記者会見を開いた！

 

平尾昌晃さんの次男と三男が、遺産バトルを巡るトラブルについて記者会見を開きましたが、三男の勇気さんはマネージャーMさんを相手取り、法的措置をとっているとのことです。

 

 

 

 

平尾勇気さん：我慢の限界に達しました。この記者会見はもし無駄であっても、これから相続に直面する皆様に相続の危険性を知ってもらい、天国の父のためにも、そして何より父の血を受け継いだ兄弟が笑顔で会えることを願っての行動です。

勇気さんは、平尾昌晃さんの3度目の結婚相手で、平尾さんが経営していた2つの会社の代表取締役社長を務めているMさん（50代）を相手取り、法的措置をとっている。

 

引用：作曲家・平尾昌晃氏の“遺産60億円”相続トラブル

 

「直撃LIVEグッディ！」には、平尾さんの次男・平尾亜希矢さん（39）がスタジオ生出演！会見後の三男・勇気さんとも中継を結び、今回、声を上げた事情について語っていただいた。

 

「後妻は父を本当に愛している」次男が開いた家族会議は10回以上。次男・亜希矢さんの話によると、平尾さんは亡くなる4年ほど前から“終活”をしていたという。

 

引用：作曲家・平尾昌晃氏の“遺産60億円”相続トラブル

 

亜希矢さん：遺言書を作る直前まで作業をしていたんですが、志半ばで病気で…
僕は生前父に「平尾昌晃財団をつくる、平尾昌晃音楽記念館をつくる」って何百回と言っていたんですけど、父は照れ臭そうにしていて。
父は「とにかくチャリティ活動、福祉活動をやってくれ。僕の記念館とかそんなんじゃなくて、僕が何十年やってきた活動をやってくれ」とずっと言っていました。

 

引用：作曲家・平尾昌晃氏の“遺産60億円”相続トラブル

 

平尾昌晃さんとマネージャーMさん、次男と三男の四人の間で、何があったのでしょうか…

そして、なぜこうした遺産バトルが勃発してしまったのでしょうか。

 

 

 

 

息子たちは育ての母に遺産相続権がないことへの不満を感じている

 

平尾昌晃さんの3人目の妻となったマネージャーMさんに関しては、平尾昌晃さんとは長らく内縁関係にあった人物とされています。平尾昌晃さんさんにとって、公私共にパートナーであり、肺がんが発覚してからというものは、その闘病生活を支え続けた人物でもあります。

 

 

 

平尾昌晃さんとマネージャーMさんとの結婚は、平尾昌晃さんからプロポーズしたというわけではなく、マネージャーMさん側からの要望だったと言われています。

 

複数の関係者によると、お相手は仕事関係で知り合い、数十年の親交がある５０代女性。明るくオープンな性格で気配りができ、平尾さんや仕事関係者からも信頼が厚かった。ずっと側で支え合ううちに親密になり、昨年、婚姻届を提出。平尾さんは晩年の再々婚を照れ、公にしてこなかったようだ。

 

引用：平尾昌晃さん昨年再々婚していた！

 

平尾昌晃さんは、女癖の悪さ以外は明るい性格で人から慕われていたと言われている平尾昌晃さんと息子たちの仲も良好なようで、小沢深雪さんとの間に生まれた2人の息子たちとの親交も続いていたようです。

 

平尾昌晃さんが亡くなられた時点で、2人の息子たちも30代後半でしたので、父の女性問題に関しては複雑な心境だったとは思いますが、平尾昌晃さんとマネージャーMさんとの関係に関しては理解している状況ではありました。

 

 

 

坂上忍から「再々婚したお相手の方っていうのは…」と切り出されると「お母さんです」とキッパリ。「父が体調悪いときもずっと看病して側に（いてくれた）」と、献身的に看病していたと説明。「父が亡くなるとき、地方の仕事があったんですけど、車で東京に向かっている時にマネジャーから今息を引き取ったと。でも奥さんはちゃんと最期に会えましたんで。ちゃんと最後までやってくれました」と母に感謝していた。

 

引用：平尾勇気、父・昌晃さんの再々婚相手は「お母さんです」

 

しかし、頭では理解出来ても納得しきれない部分もあるのは事実で、遺産相続問題に関しての息子さんたちの不満は、正式に結婚しているマネージャーMさんには遺産の相続権があるのに、自分たちの育ての親である女性には遺産相続権がないことに納得のいかない様子でした。

 

 

 

平尾昌晃さんと離婚したあと渡米している小沢深雪さんですが、2人の息子たちに関しては平尾昌晃さんに引き取られたので、そのまま日本で育っています。ですが2人を育てのは平尾昌晃さんではなく、”育ての母親”となる、名古屋市在住のクラブ経営者である女性・Cさんとなるのです。

 

ただ、２番目の妻との間に生まれた２人の息子には、平尾さんに代わり名古屋市で“育ての母”を務めたクラブ経営の女性がおり、女性は養育費用を自分で捻出してきた。兄弟の知人は「息子たちは育ての母が法的に何も受け取る権利がないのに、元マネジャーに相続分が生じることにわだかまりがある」と話す。

 

引用：平尾さん遺産めぐり不協和音、“育ての母”権利なく息子ら不満

 

勇気さんたちにとっては母親も同然であるCさんですが、法律的に平尾昌晃さんとの間に婚姻関係がないことから、遺産相続の権利は生じないのです。そのことに関して、勇気さんたちは心理的に納得出来ないでいることが、この騒動の中心的な部分になります。

 

 

平尾昌晃さんの著作権もトラブルの原因？

平尾昌晃さんは、これまでに数多くのヒット曲を世に残しているので、それだけに、その”著作権”がとんでもない額の遺産になっているそうで…それも遺産バトルの原因にもなっているようなのです。

 

 

 

平尾昌晃さんは、大物作曲家と呼ばれるだけあって、過去に出したヒット曲の印税収入は、年間でおよそ1億8000万円程もあると言われているのです。

 

本来であれば、遺族間でその著作権の相続も分配となるものなのですが、平尾昌晃さんのこれまでのヒット曲の著作権に関しては、会社組織として管理している状況だったのです。

 

妻が平尾さんの音楽出版権管理会社とマネジメント会社の2社の社長に就任。勇気は、この就任経緯に不正があったとして、東京地裁に「取締役の職務執行停止」などの申し立てを行っている。音楽出版権管理会社については、21日に地裁が申し立てを受理した。スーツ姿で弁護士、公認会計士、所属事務所代表と出席した勇気は会見冒頭、東京地裁が申し立てが受理されたことを明かした。

 

引用：平尾昌晃さん三男怒りの会見「著作権料不当な独占」

 

勇気は、申し立ての目的について「株主総会を行わずに、2つの会社の代表取締役になった」「父の著作権料の不当な独占など、数々の違法行為に利用されている疑いがある」などと主張している。申し立てを行ったことについて、兄弟に向けて「やらないで後悔するのではなく、やって後悔する道を選びました。こんな僕を許してください」と、謝罪した。

 

引用：平尾昌晃さん三男怒りの会見「著作権料不当な独占」

 

所属事務所や会社の株式等は、息子さんたちにも遺産分配されるそうですが、法定相続の優先順位からすると妻であるマネージャーMさんになります。法律上、平尾昌晃さんの遺産の半分がマネージャーMさんに相続されることになるわけですから、残された事務所や、その運営に関してもマネージャーMさん主体で行われることになるでしょう。

 

確かに、長年に渡り事務所の経営に携わってきたマネージャーMさんたちに任せた方が、平尾昌晃さんの遺産を効率良く運用出来ることは確かです。しかしその一方で、父が残した最大の遺産とも言える楽曲の運用から蚊帳の外になってしまったことに対しては、息子としては納得出来ないものがあるでしょう。

 

息子さんたちは、現在この問題に関し、マネージャーMさんサイドと話し合いをしている最中なようですが、双方が納得の行く形で決着がつくかどうかに注目が集まっています。

 

 

歌手・平尾昌晃さんについての総まとめは・・・

いかがでしたでしょうか？平尾昌晃さんについてまとめると・・・

 

 

ネット上では「お金目当ての結婚」や、「息子がお金目当てで訴えた」などと様々な意見が飛びかっているようです。

 

遺産相続者が多くなるほど、みんなが納得の行く形で遺産を分配するということは不可能と思われます。まだまだ長期化しそうなこの騒動ですが、この世に残る人たちが、仲良く幸せに暮らしてくれることが一番のご供養になることでしょう。

 

早めに解決してくれることを祈るばかりです…！