仮面夫婦の4つの特徴

仮面夫婦には、共通の4つの特徴があります。今から説明する4つの特徴を全て満たすのが、仮面夫婦と言えるでしょう。

 

仮面夫婦の特徴をチェックして、あなたたち夫婦は仮面夫婦ではないかを考えてみてください。

 

 

基本的に会話しない

 

仮面夫婦の特徴は、会話をしないことです。仮面夫婦は、表面上は夫婦関係を続けていても、「仮面」をかぶっているだけですから、本当の仲が良い夫婦のように夫婦でたくさんのことを話すことはありません。

 

会話をするとしても、仮面夫婦を続けていく上で、必要最低限の事務的な会話をするだけです。

 

普通の夫婦にありがちな、「今日の出来事の報告」とか「子どものこと」などを仲良く話すことはありません。

 

仮面夫婦は同じ屋根の下に住んでいても、会話をしないので、家庭内別居状態になっていることが少なくないのです。

 

 

お互い無関心で干渉しない

 

仮面夫婦の2つ目の特徴は、夫婦はお互いに無関心で干渉しないことです。仮面夫婦は、離婚せずに夫婦関係を続けていますが、お互いのことは無関心で、お互いの行動に干渉することはありません。

 

だから、仮面夫婦を続けている場合、お互いに別のパートナーがいることも少なくありません。

 

世間的には「不倫」になりますが、仮面夫婦の場合、お互いに無関心で興味がないので、配偶者が不倫をしていても、別に責めたり悲しんだりすることはないんです。

 

お互いに承知の上で、不倫をしたり、外で恋愛している仮面夫婦も少なくありません。

 

 

もちろんセックスレス

 

仮面夫婦の特徴の3つ目は、セックスレスであることです。これは、当然のことですよね。

 

仮面夫婦は表面上は夫婦を続けているけれど、実際の夫婦関係は破綻しているという状態ですから、セックスレスになるのです。

 

セックスレスどころか、日常的なスキンシップもなくなることが多いですね。仮面夫婦はスキンシップをすること自体が、生理的に受け付けなくなってしまうのです。

 

仮面夫婦は、同居はしているけれども、夫婦どころかただの同居人未満の関係と言えるかもしれません。

 

 

 

他人の前やSNS上では仲良し夫婦

 

他人の前やSNS上では仲良し夫婦を演じていることも、仮面夫婦の特徴の1つです。仮面夫婦を続けている夫婦は、事実上夫婦関係が破綻していることが多いです。

 

先ほど説明したように、会話もなく、お互いに関心がなく、セックスレスなのですから、当然と言えば当然ですよね。

 

でも、他人の前では仲良し夫婦を演じて、仮面夫婦であることを見せないようにするんです。SNS上でも夫婦円満を演じて、仲良し夫婦の写真をアップすることもあります。

 

仮面夫婦は自分たちが仮面夫婦であることを周囲には決して悟らせず、家の中では全く会話がないのに、夫婦で誰かに会う時には仲良し夫婦を演じ、SNSでも仲良し夫婦をアピールすることが多いんです。

 

 

 

仮面夫婦が離婚しない5つの理由

仮面夫婦を見ていると、「そんなに仲が悪いなら、サッサと離婚すれば良いのに…」とか「何で離婚しないの？仮面夫婦を続けるなら、離婚しちゃった方が良いじゃない？」と思いますよね。

 

でも、仮面夫婦には彼らなりの離婚しない理由があるのです。仮面夫婦が離婚しない5つの理由をまとめました。

 

 

面倒だから離婚しない

 

仮面夫婦が離婚しないのは、面倒だからという理由があります。離婚手続きって、とても面倒ですよね。離婚するには、結婚する時の数倍のパワーが必要と言われています。

 

離婚届を書いて提出するだけでなく、財産分与やら慰謝料やら、親権やら、養育費やら。そのほか、会社への報告、旧姓に戻る場合の様々な手続き、離婚後の住まい探しや引っ越し、その他もろもろ、離婚する時にはいろいろな面倒があるのです。

 

離婚する時の大変さを考えると、「とりあえず、面倒だから離婚しない」という選択をする仮面夫婦は少なくありません。仮面夫婦は、面倒くさがりが多いんですね。

 

 

経済的な理由で離婚しない

 

仮面夫婦が離婚しない2つ目の理由には、経済的なものがあります。これは、主に妻側の理由になりますね。

 

結婚後や出産後に専業主婦になる人もいます。専業主婦にならなくても、正社員ではなく、パートとして働く妻も少なくありません。

 

専業主婦やパートの妻にとっては、いくら旦那を愛していないからといって、安易に離婚してしまうと、離婚後すぐに経済的に困窮することになります。

 

専業主婦やパートをしていた女性が、正社員として雇用してもらうのは大変なことですから。しかも、子どもがいる場合、正社員になれる可能性はさらに低くなります。

 

だから、今の生活レベルを維持するためには、そして子どもに貧乏で不自由な思いをさせないためには、仮面夫婦を続けるしかないんですね。

 

経済的な理由から離婚することができず、仕方がなく仮面夫婦を続ける人もいるのです。

 

 

世間体があるから離婚しない

 

仮面夫婦が離婚しない3つ目の理由は、世間体です。離婚すると、世間体が悪いから仮面夫婦を続けている人がいます。

 

現代においては、離婚が珍しいことではありません。でも、離婚すると、周囲の人からヒソヒソ言われることがありますよね。

 

マウンティングをすることが多い女性にとっては、離婚することでママ友から憐れみの目で見られたり、マウンティングされることに耐えられず、離婚しないケースがあります。

 

また、職業によっては離婚することで、出世に響いたりすることがあります。離婚することで、信用が低下してしまうこともありますよね。

 

このように世間体を気にして、本当は離婚したいけれど、離婚できないという仮面夫婦もいます。

 

この「本心では離婚したいけれど、世間体が悪いから離婚できない」という理由で、仮面夫婦を続けるのは、いかにも「仮面夫婦」という感じですよね。

 

 

子どもが成人するまでは離婚しない

 

仮面夫婦が離婚しない理由には、子どもが成人していないからというものもあります。

 

子どもがまだ小さい場合、離婚することで子どもに悪影響が出るのではないかと心配になり、本当は離婚したいけれど離婚しないという仮面夫婦は少なくありません。

 

夫婦仲が悪い仮面夫婦でいることの方が、子どもに悪影響が出るのでは？という意見もありますが、片親にするくらいなら、自分たちが我慢して離婚せずに、せめて子どもが成人するまでは、夫婦でいよう、仮面夫婦を続けようという夫婦が多いんですね。

 

お互いに「子どもが成人したら、離婚する」と約束しているケースもありますし、宣言せずにお互いに心の中で「子どものために今は我慢。子供が成人したら、離婚を申し出よう」と思っているケースもあります。

 

 

今の状態で不便ではないから離婚しない

 

仮面夫婦が離婚しない理由の最後は、今の状態が不便ではないからというものです。仮面夫婦の状態を続けていても、何の不便も問題もない。

 

むしろ、自由で気楽で心地よいから、離婚する理由がないというものですね。

 

夫側の言い分だと、奥さんに家事をしてもらえて、食事・洗濯・掃除の心配はない。子どもと一緒にいられる。でも、お互い干渉しないから、外で恋愛することもできる。問題なし！

 

妻側の言い分だと、旦那は稼いでくれるから、旦那をATMと思えばOK。経済的に安定している。子どもにも不自由させずに済む。最高！

 

だから、お互いに愛情はないけれど、仮面夫婦で何の問題もないから、離婚する理由がないんですね。

 

 

仮面夫婦の割合は？

では、仮面夫婦の割合はどのくらいいるでしょうか？さすがに、仮面夫婦の割合を調べた厚生労働省などによる公式のデータはありません。

 

「あなたたちは仮面夫婦ですか？」のようには質問できないので、当たり前と言えば、当たり前のことですが。

 

では、仮面夫婦の割合はどうやったらわかるのでしょうか？ポイントは、会話の時間だと思います。仮面夫婦は会話がないので、夫婦の会話時間のデータから仮面夫婦の割合が見えてくるはずです。

 

夫婦の会話の時間で15分未満という人は25％います。

 

 

夫婦の会話について、「あまりしていない」、「ほとんどしていない」、「まったくしていない」という夫婦の割合は、合計で28％です。

 

 

このデータから考えると、仮面夫婦の割合は25～30％程度。つまり、3～4組に1組の夫婦が、仮面夫婦であると言えるのではないでしょうか？

 

あなたの周りにも、仮面夫婦は意外とたくさんいるかもしれませんよ。

 

 

「仮面夫婦かも？」と言われる芸能人夫婦6組

では、芸能人夫婦にも仮面夫婦はいるのでしょうか？芸能人夫婦を見ていて、「この夫婦、仮面夫婦っぽいなぁ」と思うことがありますよね。

 

離婚後に「私たち、仮面夫婦でした」と告白することはありますが、結婚している段階で「私たち仮面夫婦です」と宣言することはありませんので、婚姻中の芸能人夫婦は仮面夫婦かどうかはわかりません。

 

そのため、ここでは離婚後に仮面夫婦であったことを告白した夫婦と「あの夫婦、仮面夫婦じゃないの？」と言われている芸能人夫婦をご紹介します。

 

 

有賀さつきさん夫婦

 

2018年1月にお亡くなりになった元フジテレビアナウンサーの有賀さつきさんは、2002年に会社の上司であった和田圭さんと結婚しています。

 

2006年に離婚していますが、2015年にテレビ番組に出演した際に、元夫とは仮面夫婦であったことを告白して、世間を驚かせました。

 

 

田中律子さん夫婦

 

タレントの田中律子さんも、離婚後に仮面夫婦であったことを告白しています。1997年に授かり婚をした田中律子さんは、2012年に離婚しています。

 

子どもが生まれてから離婚するまでの約13年間は、仮面夫婦であったとテレビ番組で明かしました。田中律子さんはママタレとしてのイメージが強かったため、離婚に踏み切れなかったとのことです。

 

現在は、ダイビングやヨガのインストラクターの資格を持ち、沖縄で環境問題に取り組まれています。

 

 

高橋ジョージさん・三船美佳さん夫婦

 

ラブラブ夫婦の象徴的な存在だった高橋ジョージさんと三船美佳さん夫妻は、24歳の歳の差夫婦であり、三船美佳さんが16歳の時に結婚して話題を集めました。

 

その後も、夫婦でテレビ番組やイベントに出演することが多く、おしどり夫婦だと思われていたのですが、2015年に離婚訴訟が報道され、2016年に離婚。

 

高橋ジョージさん・三船美佳さん夫婦は、おしどり夫婦のイメージが強く、それに関連した仕事が多かったため、離婚協議に入ってから離婚するまでは、仮面夫婦を続け、周囲に仲が悪いことを悟られないようにしていたそうですよ。

 

 

常盤貴子さん・長塚圭史さん夫婦

 

女優の常盤貴子さんと演出家で俳優の長塚圭史さん夫妻も、「仮面夫婦なんじゃないの？」と噂されています。

 

というのも、2人に子どもがいないこともありますが、長塚圭史さんと女優の真木よう子さんの不倫報道があったからですね。

 

ただ、2009年にご結婚されていて、まだ離婚していませんし、2016年には常盤貴子さんの誕生日に夫婦2人の仲睦まじい様子が週刊誌に報道されましたので、外野が「仮面夫婦っぽい」と思うだけで、実は仮面夫婦ではなく、ラブラブ夫婦の可能性も十分にあります。

 

 

加藤茶さん・綾菜さん夫婦

 

加藤茶さん・綾菜さん夫婦も仮面夫婦ではないかという噂があります。加藤茶さんと綾菜さんは、2011年にご結婚されましたが、歳の差が45歳という超歳の差夫婦ということで話題になりました。

 

綾菜さんは「遺産目当てで結婚したのではないか？」と思われていますが、結婚後7年経った今でも、離婚していません。

 

結婚当初は、「どうせすぐに離婚でしょ？仮面夫婦で、慰謝料貰うつもりでしょ」のように言われていました。確かに、歳の差を見ると、財産目当て？と思ってしまいます。

 

でも、なんだかんだ言って、結婚生活が続いていますし、加藤茶さんがテレビ番組のドッキリ企画で、「1億円の借金を背負ったから離婚しよう」と綾菜さんに申し出た時も、綾菜さんは「一緒に借金を返済する」と答えているので、仮面夫婦のように見えて、実はラブラブで硬い絆で結ばれた夫婦なのかもしれません。

 

 

及川光博さん・檀れいさん夫婦

 

及川光博さんと檀れいさん夫妻も、結婚当初から仮面夫婦の噂が絶えない夫婦です。及川光博さん・檀れいさん夫婦は2011年にご結婚されています。

 

なぜ仮面夫婦の噂が絶えないのかはわかりませんが、お子さんがいらっしゃらないことと、お2人が美男美女で、生活感が全くないことなどが理由かもしれません。

 

仮面夫婦についてのまとめ

 

仮面夫婦の特徴や離婚しない理由、割合、仮面夫婦とされる芸能人夫婦などをまとめました。仮面夫婦を続けるなんて考えられないと思う人もいるかもしれませんが、仮面夫婦を続けて離婚しないのは、それなりの理由があるんです。

 

夫婦は決まった形がなく、夫婦それぞれに夫婦の形があるということかもしれませんね。