現代は、離婚する夫婦が増加していますが、みんなどんな理由で離婚しているのか気になりませんか?
どのくらいの夫婦が離婚しているのか、また男女別の離婚理由ランキングをまとめました。みんなの離婚理由をこっそりのぞいてみましょう。
離婚をする夫婦の割合はどのくらい?
現代は離婚する夫婦が増えています。みんな望んで、場合によっては必死に婚活をしてまで結婚したのに、離婚する夫婦が増加しているんです。
厚生労働省の「平成29年我が国の人口動態」によると、平成27年の22万件を超えています。
平成27年の離婚件数は22万6215組で前年より4108組増加した。
1年間で22万6215組の夫婦が離婚しているんですね。結婚した時は永遠の愛を誓い、ラブラブだったはずのに、22万組以上が離婚していると考えると、結婚生活を平和に穏やかに過ごすのは、いかに難しいかがわかると思います。
現代では、離婚は決して珍しくないことです。現代では3組に1組が離婚する計算になりますが、実はこれはほかの先進国に比べると、まだ離婚率は低いほうなんです。
離婚理由ランキング=男性編
では、みんなどんな理由で離婚しているのか、離婚理由ランキングを第1位~第10位までご紹介します。離婚理由ランキングは平成25年度の「婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別 全家庭裁判所」から引用しています。
第1位=性格が合わない
男性側の離婚理由ランキング、第1位は性格が合わないことです。性格の不一致は、最も多い離婚理由なんですね。
付き合っていた時にはそれほど気にならなかったことも、一緒に住み始めると、どうしても許せないということも多々出てきます。
性格が合わない人と一緒に暮らしても、苦痛なだけですから、それなら1人で生きていこうと思うんですね。
第2位=異性関係
男性側の離婚ランキング、第2位は異性関係です。妻側の浮気・不倫で、夫側が離婚を申し立てるケースです。浮気をしている妻とは一緒に暮らせないと思うのは、当然と言えるかもしれませんね。
第3位=精神的に虐待する
男性の離婚理由ランキング、第3位は精神的な虐待です。いわゆるモラハラというものでしょうか?女のヒステリーにウンザリしている夫は少なくありません。
また、日常生活内で「甲斐性なし!」と言われたり、「使えない!邪魔!」と言われたりして、精神的に追い詰められると、離婚したくなるのも仕方がないかもしれません。
第4位=浪費する
男性の離婚理由ランキングの第4位は、浪費です。妻側の浪費ですね。妻は専業主婦で、自分では働こうとしないのに、夫の給料を使って、ママ友と高級ランチに行ったり、ブランドのバッグを買ったりしていたら、夫としては離婚したくなります。
もちろん、夫の年収が高くて、高級ランチをしても高級ブランドバッグを買っても、何も問題がないというなら良いのですが、家計を圧迫して、夫のおこづかいは月に5000円と高校生並みなのに、妻だけ浪費していたら、これは立派な離婚理由になります。
第5位=暴力をふるう
男性の離婚理由ランキング、続いて第5位は暴力です。妻側から暴力を受けていると、離婚をしたくなるんです。妻からDVを受けていて、でもやり返そうとすると、声高に「キャー!!!DVよ!!!」のように叫ばれてしまって、何もすることができず、ただ妻からの暴力を受けるのみ。
暴力は体も心も痛めつけるものですので、夫側は離婚を申し立てるのです。
第6位=同居に応じない
離婚の理由ランキング、第6位は同居に応じないことです。これは、男性らしい離婚理由かもしれませんね。
「僕のママと一緒に住んで、ママと僕の世話をしてくれないなら離婚だ!」という離婚理由です。こういう理由なら、妻側としては離婚してもらったほうがありがたいと思う人が多いのではないでしょうか。
第7位=家庭を捨てて省みない
夫側の離婚理由ランキング、第7位は家庭を捨てて省みないことです。最近は女性の社会進出が進んでいますので、仕事が忙しくて家庭を省みず、子どもを放っておく。または、趣味に走って、家族のことを放っておく。
そうすると、家族でいる意味がないので、離婚を申し立てるのです。
第8位=性的不調和
夫側の離婚理由ランキングの第8位は、性的不調和です。夜の生活の不一致ですね。誘っているのに、妻に拒否されて、セックスレスになってしまうケースは少なくありません。
特に、出産後はホルモンバランスの変化や育児の疲労などで、セックスレスになることが多く、それを不満に思った夫が離婚に踏み切ることがあります。
第9位=家族・親族と折り合いが悪い
夫側の離婚理由ランキング、第9位は家族・親族との折り合いが悪いことです。嫁姑問題は、いつの時代も、どこの国でも発生する問題です。嫁姑問題は、ある意味人類の永遠の課題と言えるかもしれません。
嫁姑問題が起こると、姑(自分の母親)の味方をする夫は多いですが、「僕のママの言うことを聞かないなら、離婚だ!」となってしまうんです。
第10位=生活費を渡さない
男性の離婚理由ランキング、第10位は生活費を渡さないことです。共働きでも、生活費はなぜか全部夫の稼ぎから出していて、妻の収入は全部妻が好きに使っていると、夫側としては納得がいきません。
妻の収入はきちんと共同名義や子ども名義で貯金していれば、それはそれで良いと思えるのですが、妻の収入は全部妻のおこづかいという状態だったら、離婚もやむなしですね。
離婚理由ランキング=女性編
離婚の理由ランキング、次は女性編の第1位~第10位までをご紹介します。女性の転職ランキングも、男性編と同じく平成25年度の「婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別 全家庭裁判所」から引用しています。
第1位=性格が合わない
女性の離婚理由ランキング、第1位は性格が合わないことです。この理由は、男性も第1位でしたよね。男性も女性も、離婚を決断する最大の理由は、性格の不一致なんですね。
男女ともに「性格が合わない人とは、一緒にいたくない」と思って、離婚するようです。
付き合っている時には、「この人は私にピッタリ♪」と思っていても、実際に結婚すると、いろいろ粗が見えてきて、1人で暮らしたほうがずっと楽だわと思えてくるんです。
第2位=暴力をふるう
女性の離婚理由ランキングの第2位は、暴力をふるうことです。この暴力(DV)が第2位という上位に来るのが、女性の特徴かもしれません。
やはり、男性に比べると女性は力が弱く抵抗できないんで、DV被害を受けることが多いのです。
第3位=生活費を渡さない
女性の離婚理由第3位は、生活費を渡さないことです。これは、経済DVですね。バリキャリの女性ならともかく、基本的に女性は男性よりも稼ぎが少ないです。
これは、結婚や妊娠、出産、子育てで、働き方を変えざるを得なくなるため、男性に比べるとキャリアを築きにくいからです。
それなのに、夫が生活費を渡してくれないと、食べるものにも困るようになり、離婚を申し立てることを考えるようになります。
第4位=精神的に虐待する
女性側の離婚理由ランキング、4つ目は精神的に虐待することです。精神DV、モラハラがこれに当たります。
この精神的に虐待するという離婚理由は男性側の離婚理由第3位になっていましたが、女性側の離婚理由でも第4位と上位にランクインされています。
男女ともにモラハラをする人は多いんですね。
第5位=異性関係
女性の離婚理由ランキング、第5位は異性関係です。夫側の浮気・不倫ですね。やはり、配偶者の異性関係は、いつの時代も離婚の理由ランキングの上位に入るんですね。
第6位=性的不調和
妻側の離婚理由ランキングの第6位は、性的不調和です。家事に育児に、仕事に疲れているのに、性的行為を要求される。逆に、夫が原因のセックスレスで、妻側に不満が溜まることもあります。
第7位=浪費する
妻側の離婚理由の第7位は浪費です。浪費するのは妻側だけではありません。夫も家計を圧迫するほど、または借金してでも浪費することがあります。
車に大金をつぎ込んだり、そのほかの趣味にお金をどんどん使ったり、ギャンブルに生活費をつぎ込んだり。
金遣いが荒く、常識の範囲を超えていると、夫との将来に不安を感じて、離婚を申し出るんです。
第8位=家庭を捨てて省みない
妻側の離婚理由ランキング、第8位は家庭を捨てて省みないことです。仕事を理由にまったく家庭を省みない男性は少なくありません。
家事も育児も全部妻任せ。生活費はくれるものの、すべてにおいて仕事が優先、家庭や子どものことは後回しにされると、不満が溜まって離婚したくなりますよね。
第9位=酒を飲み過ぎる
女性の離婚理由ランキング、第9位は酒を飲み過ぎることです。これは、夫側の離婚理由ランキングには入っていなかった離婚理由ですね。
夫がアルコール依存症になってしまったら、悲惨な末路しか待っていませんので、自分や子供に被害が及ぶ前に、離婚するケースは少なくありません。
第10位=家族親族と折り合いが悪い
女性の離婚理由ランキング、第10位は家族親族との折り合いが悪いことです。自分の両親や家族に対して失礼な態度を取っていたら、自分をバカにされた以上に怒りが湧いてくるので、離婚したくなるんです。
男女別の離婚理由ランキングTOP10についてのまとめ
・男性の離婚理由1位:性格が合わない
・男性の離婚理由2位:異性関係
・男性の離婚理由3位:精神的な虐待
男女別の離婚理由ランキングの第1位~第10位までを紹介しました。離婚の理由というと、浮気を思い浮かべる人も多いと思いますが、実は性格の不一致が男女ともに最も多い離婚理由なんですね。
離婚は人生の新しい一歩を踏み出すきっかけになりますが、本当に離婚すべきかどうかを考えてから離婚しましょう。また、離婚理由によってはなかなか離婚に至らないこともありますので、どうしても離婚したい人は弁護士などに相談してみることをおすすめします。