いまや3組に1組の夫婦が離婚する時代です。一時的な感情で「もう離婚する!」と思って離婚したのは良いものの、あとから「離婚しなければ良かった」と後悔することもあると思います。
離婚を後悔した理由や復縁できるカップルの特徴、復縁のためのコツをまとめました。
離婚を後悔した7つの理由
離婚を後悔する理由には、どんなものがあるのでしょうか?思い切って離婚をしたのに、「あの時、一時的な感情で離婚するんじゃなかった…」と後悔することもあると思います。
離婚する時には、「もう離婚しかない!この人と一緒に暮らせない!離婚よ離婚!」と思っていたのに、いざ離婚をしてみると、離婚を後悔することがあるんです。
家事や育児をしながらの仕事が厳しい
離婚を後悔する理由の1つ目は、家事や育児との両立が厳しいことです。子どもがいて、自分が親権を持った場合、離婚後は家事も育児も、そして収入を得るための仕事も全部1人でやらなければいけません。
シングルマザーになってみると、家事も育児も仕事も全部1人でやらなくてはいけない現実を突きつけられると、あまりの厳しさに離婚を後悔するんです。
あまり家事や育児に協力的な夫ではなかったとしても、しっかり稼いでくれていると、それだけでありがたいですし、夕食の準備の時に「ちょっと子供の面倒を見ていて」のように言える相手がいるだけでも助かりますよね。
でも、離婚後はそういうわけにもいかず、全部あなた1人に負担がかかるようになるため、離婚を後悔することがあるんです。
経済的に困窮している
離婚を後悔する理由の2つ目は、経済的に困窮していることです。
結婚している時から、正社員としてバリバリ働いていた人なら、離婚をしても経済的に困ることはありませんが、専業主婦だった人、パートしかしていなかった人は離婚をすることで、一気に経済的に困ることになります。
看護師などの資格を持っている人ならともかく、特にスキルを持たない女性が正社員になるのは難しい時代ですから、経済的に困ってしまうことが多いんです。
そうすると、「離婚していなかったら、今でも専業主婦をしていられたのに」、「こんな貧乏な思いをしなくて済んだのに」と思って離婚を後悔するんです。
子どもが「パパは?」と言っている
離婚を後悔する理由の3つ目は、子どもが父親を恋しがったことですね。離婚をすると、子どもから父親を奪うことになります。
今までは父親と一緒に暮らすのが当たり前だったのに、突然父親がいなくなってしまったら、子どもは「パパは~?」と父親を恋しがるようになります。特に、パパっ子の子供の場合は、パパがいないことで泣いたりすることもありますよね。
子どもがパパを恋しがると、離婚しないほうが良かったのかな?と離婚を後悔することがありますね。
再婚相手がハズレだった
離婚を後悔する理由には、再婚相手がハズレだったこともあります。再婚したのは良いものの、再婚前は「今度の人は元夫よりも絶対に素敵な人だし、幸せな結婚生活を送れるはず!」と思って再婚したのに、再婚相手がハズレだったケースは少なくありません。
ギャンブル癖があったり、酒癖が悪かったり、金銭感覚が合わなかったり。
再婚相手がハズレだと、「あ~、離婚しなければ良かった。前の夫のほうが絶対に良い男だったわ。」と後悔しますよね。
彼氏や再婚相手と別れた
離婚を後悔する理由の5つ目は、彼氏や再婚相手と別れた時です。離婚の原因が、あなたの浮気だった場合、「夫よりも今の彼氏と一緒にいたほうが幸せよ!」と思っていたのに、いざ離婚したら、浮気相手との恋も同時に終わったというケースは少なくありません。
離婚後も浮気相手・不倫相手との恋愛が続くケースはそれほど多くはありませんよね。離婚がきっかけで、冷静な状態に戻って、浮気相手・不倫相手と別れて、離婚を後悔するようになるんです。
孤独を感じてさみしい
離婚を後悔する理由の6つ目は、孤独を感じてさみしいことです。離婚をすると、1人きりになってしまいます。
特に、子どもがいない場合や子どもが独立してからの熟年離婚の場合は、離婚をすると、1人きりになってしまいます。
また、離婚原因によっては、友人関係をリセットしなければいけないこともありますし、実家状況によっては、実家を頼ることもできないこともあるんです。
そうすると、孤独を感じてしまい、離婚を後悔するんですね。
離婚後に冷静になったら、元夫の良さに気づいた
離婚を後悔する理由の7つ目は、元夫の良さに気づいたことです。
離婚協議中は、とにかく離婚したいことしか考えられず、勢いで離婚してしまったけれど、離婚後に落ち着いて冷静になってみると、「あれ?離婚する必要ってあったの?夫はそこまで悪くない。ていうか、やっぱり良い人よね。」と思えてくるんです。
離れてみて良さに改めて気づくことは多々ありますよね。
離婚後に復縁できるカップルの4つの共通点
離婚後に後悔したら、復縁を考えてみましょう。復縁は相手の事情もありますので、あなたが1人で復縁したいと思っても、必ず復縁できるわけではありませんが、離婚後に復縁している夫婦はたくさんいます。
離婚しても復縁できるカップルには共通点があるんです。
子どもがいる
離婚後に復縁できるカップルの多くには、子どもがいます。昔から「子は鎹(かすがい)」と言いますが、やっぱり子どもがいると、復縁しやすいんです。
なぜなら、子どもがいなければ、離婚後は赤の他人になりますが、子どもがいれば離婚後も子供の父親・母親として関係を保つことができます。
また、子どものために父親と母親は一緒にいたほうが良いという考えに至って、復縁することも少なくないのです。
険悪な離婚ではない
復縁できるカップルの特徴は、離婚の時に険悪ではなかったことです。離婚時に険悪で、いがみ合って離婚した場合、修羅場になってしまった場合は、復縁するのは難しいかもしれません。
でも、きちんとお互いに冷静になって話し合った結果、離婚に至ったケースでは、険悪でもなくいがみ合っているわけでもないので、復縁しやすいことがあります。
ただ、離婚理由による部分はありますので、一概には言えないので、注意が必要です。冷静に話し合って離婚に至った場合、「絶対に結婚生活は続けられない」とお互いに結論を出していることがありますから。
それなら、勢いで離婚してしまったほうが、復縁しやすいケースもあります。
ただ、お互いの離婚に関する記憶が修羅場か否かは、復縁への一歩を踏み出す上では、とても重要な要素になります。
定期的に連絡をしている
離婚後に復縁しやすいカップルの特徴は、離婚後も定期的に連絡を取っている場合です。離婚後は一切かかわらないというカップルもいますが、定期的に連絡を取り合っているケースもありますよね。
子どもの面会などがあると、定期的に連絡を取り合うことになるので、復縁するきっかけを作りやすいんです。
生理的に嫌いなわけではない
離婚後に復縁しやすいカップルは、離婚理由はともかくお互いのことを生理的に嫌いになったわけではないことです。
離婚理由は人によって違います。100組の夫婦がいれば、離婚理由は100通りあります。離婚理由は様々あれど、根本的に「この人絶対に無理!」と生理的に受け付けなくなったのでなければ、復縁できるチャンスはあります。
逆に、生理的に無理、生理的に嫌いと思えば、どんな離婚理由でも、子どもがいたとしても、復縁するのは無理でしょう。
離婚後に復縁をするための7つのコツ
離婚後に復縁をするためには、どうすれば良いのでしょうか?離婚後に後悔して、あなたが復縁したいと思っても、復縁するためには相手の気持ち、つまり元夫の気持ち次第な部分あります。
元夫に復縁しても良いかな、復縁したいなと思わせるための7つのコツをまとめました。
連絡を取る回数を増やす
離婚後に復縁するためには、連絡を取る回数を増やしましょう。離婚後は、まったく連絡を取っていないという場合は、まずはさりげなく元気かどうかなど近況を尋ねるメールをしてみましょう。
もし、今の時点で定期的に連絡を取っているという人は、連絡を取る回数を増やしましょう。
ただ、この時に注意しなければいけないのは、恋人時代のように1日に何度もメールやLINEのやり取りをするのではなく、相手の負担にならないようにして、少しずつ回数を増やしていきましょう。
今までは月に1回だったら、2週間に1回に、10日に1回、1週間に1回と少しずつステップアップしていきましょう。
連絡の回数を増やす目安は、メールをしてから返信が来るまでの間隔です。すぐに返信が来るようであれば、もう少し連絡の頻度を増やしてOKですし、なかなか返信が来ないなら、頻度を増やすのは少し見送りましょう。
子どもを交えて定期的に会う
復縁するためのコツの2つ目は、子どもを交えて定期的に会うことです。「子供をダシにするなんて」と思うかもしれませんが、子どもにとってもパパとママと一緒に過ごすのは幸せなことですので、気にする必要はありません。
元夫と子供が面会する日には、あなたも一緒に行って元夫と会話をする。一緒に食事をすることを提案するようにしてみてはいかがですか?
一緒に食事をしたら、次は1日一緒に子供と出かけるように提案するなど、子どもを交えつつ、一緒に過ごす時間を増やしていきましょう。
彼氏は絶対に作らない
離婚を後悔して復縁するためには、彼氏は絶対に作らないようにしましょう。復縁したいと思っているなら、新しいパートナーを探すのはNGです。
離婚後に孤独を感じると、復縁したいと思っていても、つい身近な男性を頼ってしまうこともありますが、彼氏を作ると復縁は遠のきます。遠のくどころか可能性はゼロになるでしょう。
元夫もあなたに彼氏がいることに気づいたら、復縁を考えるようなことはないでしょうから。
だから、さみしくても孤独を感じても、復縁したいなら彼氏は作らないようにしてください。
離婚の際に言われたことは直す
離婚を後悔している人は、復縁するためには離婚の際に言われたこと、指摘されたことは直しましょう。
離婚の話し合いをしている時に、「君のここが嫌だった」のように、あなたの欠点・短所を指摘された人がいると思います。
復縁したい時には、指摘されたことはしっかり直しましょう。そして、さりげなく直したことをアピールするようにしましょう。
穏やかさを保つ
離婚後に復縁したいなら、穏やかさを保ちましょう。男性は、家庭には穏やかさ、癒しなどを求めるものです。
あなたがすぐにイライラしたり、怒ったりしていると、元夫はあまり良いイメージを持ちません。復縁が思うように進まない場合でも、穏やかさを保って、元夫に接するようにしましょう。
焦らない
離婚後にあなたが復縁したいと思っても、うまく進まないこともあると思います。でも、焦ってはいけません。
復縁したいからといって、復縁を無理に迫ったり、押せ押せムードで元夫に接しても、あまり良いことはありません。
一度離婚してしまっているのですから、離婚後に復縁したい時にはもう一度最初から関係性を築くつもりでゆっくりと復縁に向けて動きましょう。
最初に結婚した時も、出会ってすぐに結婚したわけではありませんよね。短くても1~2年、長いケースでは10年以上かかって結婚したと思います。
復縁するにもそのくらいの時間は必要なんですから、復縁を焦らずに、まずは元夫と信頼関係を築くことを最優先するようにしてください。
そうすれば、元夫も少しずつ復縁を意識するようになるはずです。
相手に恋人がいるようなら引く
復縁したいと思っても、相手に恋人がいるようなら、潔く引きましょう。元夫に恋人がいるのに、「私のほうがあなたには合っているのよ。恋人と別れて、私と復縁しましょう!」と迫っても、おそらく元夫は迷惑にしか感じないでしょう。
それなら、潔く引いて、迷惑にならない程度に連絡を定期的に取りあう関係を続けて、チャンスを待っていたほうが良いでしょう。
元夫に恋人がいても、恋人と結婚に至るとは限りませんし、恋人と別れた時がある意味チャンスなので、つかず離れずの関係を続けておいたほうが得策なのは間違いありません。
離婚後に後悔する理由と復縁できるカップルの特徴についてのまとめ
「家事や育児をしながらの仕事が厳しい」「経済的に困窮している」「子供が「パパは?」と言ってくる」「再婚相手がハズレだった」「彼氏や再婚相手と別れたこと」「孤独を感じて寂しい気持ちになる」「離婚後冷静になったら、元夫の良さに気づいたこと」
・離婚後に復縁できるカップルの共通点
「子供がいる」「険悪な離婚ではなかった」「定期的に連絡を取っている」「生理的に嫌いなわけではない」
・離婚後に復縁をするコツ
「連絡を取る回数を増やす」「子供を交えて定期的に会う機会を増やす」「彼氏は絶対に作らない」「離婚の時に言われたことは直す」「穏やかさを保って、焦らない」「相手に恋人がいるようなら引く」
離婚後に後悔する理由と復縁できるカップルの特徴、復縁するためのコツをまとめました。
離婚後に後悔したら、復縁を考えてみるのも良いでしょう。ただ、復縁は離婚時の関係性や子供の有無などによって、復縁の難易度は変わります。
復縁したい人は、焦らずじっくりと元夫との信頼関係を築いていきましょう。