世の中はイクメンブームですよね。イクメンがもてはやされて、「イクメン」というだけで、「すごーい!」なんて言われることも少なくないのが現状です。
ただ、イクメンブームの中で、勘違いイクメンが増えているのも事実です。そして、勘違いイクメンは妻のストレスを増やす存在であり、勘違いイクメンが原因で離婚騒動に発展するケースもあるのです。
勘違いイクメンの特徴や妻が勘違いイクメンを嫌いになる理由、離婚騒動に至る理由、夫を勘違いイクメンにさせない方法をまとめました。
この記事の目次
勘違いイクメンの11の特徴
世の中はイクメンブームです。育児に積極的に参加してくれるイクメンが増えるのは、世の中の女性にとってはとても嬉しいことです。
でも、イクメンが増えているといっても、本当のイクメンはほんの一握りだけ。ほとんどのイクメンは、勘違いイクメン、自己満イクメン、自称イクメンばかりなのです。
勘違いイクメンは、妻にとっては超厄介な存在です。勘違いイクメンとは、どんなイクメンなのか、その特徴をまとめてみました。
オムツ替えだけで大満足
勘違いイクメンは、子どものオムツを替えただけで大満足で、「俺、育児に参加した!頑張った!」と考えます。
オムツなんて、1日に何回も替えるのが当たり前ですよね。特に、月齢が低いころは、皮膚がかぶれやすいので、1日10回近く替えることもあるでしょう。
でも、勘違いの自称イクメンは、1回オムツを替えただけで、「俺ってイクメンだなぁ」と自己満足の世界に浸るのです。
うんちの時のオムツは替えられない
勘違いイクメンは、「俺はオムツ替えは得意!」と言いながらも、うんちの時のオムツは替えられないことが多いです。
オムツを替えようとして、うんちが出ているのに気づいたら、「あ、俺無理」とすぐにママにバトンタッチしようとします。
頑張ってうんちのオムツ交換をした時に、たまたま子どものうんちが手についてしまった時には、大げさなほど「うわ~!きったね~!どうすんだよ、この手!うんこが付いた!」と大騒ぎすることも、勘違いイクメンあるあるですね。
泣き止まない時は結局ママまかせ
自称イクメンは、「俺は子育てに参加しているイクメンだ」と言いつつ、最後はママ任せにすることが多いです。
子どもが泣いたら、すぐに妻にバトンタッチ。「やっぱりママが一番良いから。」のように言って、面倒なこと、大変なことからは逃げようとします。
勘違いしている自称イクメンは、育児の楽な部分、簡単な部分だけをやって、面倒な部分はすべて妻任せ。それでも、「俺はイクメンだ」と名乗っているんです。
子どもの相手はスマホと一緒に
勘違いイクメンは、奥さんが料理をしている時など、「子どもの面倒を見ていて」と奥さんから頼まれた場合、子どもと一緒に遊ぶのではなく、自分はスマホ片手に子どもをただ「見ているだけ」というケースが少なくありません。
奥さんに、「なんでスマホ持ちながら、子どもの面倒見てるのよ!?」と言われても、何が悪いのかわからず、「ちゃんと子どものことも見ているから大丈夫だよ」と見当違いな返事をするのも、勘違いイクメンの特徴ですね。
離乳食に関しては全くの無知
勘違いイクメンは、離乳食のことは何にも知りません。子どもの月齢が5~6ヶ月になると、離乳食を開始します。でも、勘違いイクメンはいつ頃どんなものを食べるべきなのかなどは全く知りません。
また、離乳食を作ろうとすることもないので、離乳食を作るのがどれだけ大変なのかもわからないのです。
それなのに、「離乳食は子どものために手作りにすべきだ!市販のものは使うな!」なんて言い出す迷惑な自称イクメンも少なくありません。
子どもの服の収納場所・サイズは知らない
自称イクメンは、子どもの服の収納場所や服のサイズを知りません。
例えば、子どもをお風呂に入れる場合、まずは子どもの着替えを用意してからになりますが、勘違いイクメンは子どもの服がどこに仕舞ってあるかがわからないし、そもそもお風呂の前に着替えを用意しなければいけないという考えにも至りません。
だから、子どもをお風呂に入れるという場合、ただ一緒に湯船に入って、体を洗ってあげたら、あとはママに渡して終わりということになります。
一緒にお風呂に入ってくれるだけでも良いのかもしれませんが、これでイクメンを名乗られても、妻としてはイラっとしますよね。
また、子どもの服のサイズを知らないので、勘違いイクメンが「可愛い子供服があったから買ってきた」という場合、あまりにも大きすぎたり、小さすぎて着れないというケースも少なくないのです。
かかりつけ医や予防接種は無関心&無知
勘違いイクメンは、育児に参加しているつもりでも、かかりつけ医や予防接種には無関心で無知であることが特徴です。
子どもが病気になった時に、勘違いイクメンはただ慌てるだけで、かかりつけ医に連絡したり、診察券や保険証を用意したりなど実用的なことは一切できません。
また、予防接種のスケジュールなども知らないし、どの予防接種が終わったかなども知らないので、そのあたりは全部妻任せであることも勘違いイクメンの特徴です。
子どもに甘い
勘違いしているイクメンは、とにかく子どもに甘いことも特徴の1つです。ママとしては、子どもが欲しがるものを全て買い与えるわけにはいきませんよね。躾として、何でも買い与えるのはよくありません。
でも、勘違いイクメンは「子どものためだから」と言って、子どもが欲しがった物は何でも買い与えてしまったり、離乳食の時期なのに、子どもが欲しがったらケーキでもフライドポテトでも食べさせようとしたりすることがあります。
しかも、それを注意したら、勘違いイクメンは「怖いママだね~」なんて子どもに言ったりするんですよね。
育児参加をSNSにアップする
勘違いイクメンの特徴の9つ目は、育児参加していることをSNSにアップすることです。積極的に育児参加していること、自分はイクメンであることをアピールしたいため、子どもと一緒の写真を撮って、頻回にSNSにアップするんですね。
しかも、そういう勘違いイクメンに限って、いつも育児に参加するわけではなく、時々しか育児に協力してくれないんです。
育児は「手伝うもの」という認識
勘違いイクメンの特徴は、育児は手伝うものという認識でいることです。2人の子どもだから、育児は夫と妻の2人ですべきものなのに、勘違いイクメンは育児は妻が主体でするものであり、夫は手伝うだけのものと思っているんですね。
「育児を手伝えばイクメン」と思っていると、妻側としてはイライラしてしまうのも仕方がありません。
妻には「手伝ってあげている」という態度をとる
勘違いイクメンの最大の特徴は、「手伝ってあげている」という態度を妻に取ることです。先ほども言いましたが、2人の子どもなんだから、2人で育児をするのが当たり前です。
それなのに、ちょっと手伝ったくらいで、「旦那がイクメンで良かったよね。お前は楽できているよね。」と言ってきたり、「俺がせっかく手伝ってあげたんだからさぁ」のように言ってきたりして、ちょっと手伝っただけで、上から目線で接してくるんです。
勘違いイクメンの夫を妻は嫌いになる3つの理由
勘違いイクメンを夫に持つ妻は、夫が勘違いイクメンであるがゆえに夫を嫌いになってしまうことがあります。出産前まではラブラな夫婦だったのに、子どもが生まれて、夫が勘違いイクメンになってしまったために、妻は夫を嫌いになってしまうのです。
偉そうな態度がムカつく
勘違いイクメンを妻が嫌いになる理由の1つ目は、偉そうな態度がムカつくことです。勘違いイクメンは、はっきり言ってあまり育児に貢献していません。
でも、「手伝ってあげている」、「イクメンを旦那に持つお前は幸せ者だ」のように上から目線で接してくるので、その態度がムカつくのです。
自分の育児・家事負担が減るわけではない
勘違いイクメンは、育児の楽な部分だけを担当しようとしますので、妻の育児負担・家事負担が減るわけではありません。
偉そうな態度をとるくせに、妻は自分の育児・家事負担が全く減らないのであれば、夫を嫌いになってしまうのも仕方がないですよね。
結局は頼りにならない
本当のイクメンは、育児面でとても頼りになるものですが、勘違いイクメンは残念ながら頼りになりません。
例えば、美容院に行きたいから半日子供を見ていてもらうという約束をした時も、子どもが泣き止まないからという理由で1時間で電話がかかってきたり、子どもが熱を出した時も全然頼りにならなかったり。
「そろそろ寝る時間かな?」と言いながら、寝かしつけをしようとせず、結局は妻が寝かしつけをするのが前提だったり。
このようにイクメンを自称しつつも、結局は頼りにならないのなら、そんな勘違いイクメンの夫を嫌いになるの当たり前です。
勘違いイクメンと離婚を考える妻が急増中
イクメンブームの中で勘違いイクメンが急増していますが、それと同時に離婚を考える妻も急増しているとされています。
実際には離婚に至ることはなくても、勘違いイクメンが原因で、離婚騒動に発展したり、本気で離婚を考える妻は少なくないのです。
夫が勘違いイクメンになってしまうのも、ある意味産後クライシスの原因の1つなのかもしれませんね。
・【離婚危機】産後クライシスの原因&8つの解決法まとめ【夫と仲良く!】
離婚したほうが旦那の世話をしないから楽になる
勘違いイクメンが夫だと、先ほど言ったように、妻の育児負担・家事負担が減るわけではありません。それどころか、夫の世話をしなければいけないことも多いので、離婚して夫を捨ててしまったほうが、楽になるケースが多いんです。
しかも、離婚すれば勘違いイクメンに対しての精神的なストレスも少なくなるので、子どもと2人で穏やかに生活していけると考える妻はたくさんいます。
育休から復帰すれば経済的にも問題ない
勘違いイクメンと離婚したいと考える妻が増えている背景には、経済的な問題もあります。最近は、共働きが当たり前で、育休から復帰して正社員として働けば、経済的には特に困ることはない妻が多いんですね。
正社員として働けば、一定の収入はあるわけですし、母子手当などを貰うこともできて、保育園なども優先的に入ることができるので、離婚したほうが良いかもと思ってしまうんですね。
夫を本当のイクメンにするには妊娠中からの教育が大切
夫が勘違いイクメンになるのを避けるためには、とにかく夫の教育をすることが大切です。妊娠中から、いやその前からイクメンとは何か、子どもが生まれたらどんなことをして欲しいかなどをしっかり伝えて、少しずつ教育しておきましょう。
「2人の子どもだから、育児は2人でするものである」ということをきちんと長時間かけて教育していけば、夫は勘違いイクメンにならず、本当のイクメンになってくれるはずです。
男性は女性と違って、妊娠中はお腹の中で子供を育てるわけではありませんし、出産するわけではないので、父性が生まれにくいです。「きっと私の夫はイクメンになってくれるわ」と期待していても、その期待は泡となって消えてしまうことになります。
だから、きちんと教育しておくことが大切なのです。
勘違いイクメンについてのまとめ
「オムツ替えだけで大満足している」「うんちの時のオムツは替えられない」「泣き止まない時は、結局ママ任せ」「スマホを片手にただ子供を見ているだけで、面倒を見ていない」「離乳食に関しては全くの無知」「子どもの服の収納場所やサイズを知らない」「かかりつけ医や予防接種は無関心で無知」「子供に甘い」「育児参加をSNSにアップしている」「家事は手伝うものという認識」「妻には「手伝ってあげている」という態度を取る」
・勘違いイクメンを妻が嫌いになる理由
「偉そうな態度がムカつく」「自分の育児や家事の負担が減るわけではない」「結局は頼りにならない」
・勘違いイクメンと離婚を考える妻は、急増している
・夫を本当のイクメンにするには、妊娠中からの教育が大切
勘違いイクメンの特徴と妻が嫌いになる理由、離婚問題に発展する理由などをまとめました。イクメンブームはとても良いことなのですが、女性が期待するような本当のイクメンは、ほんの一握りだけです。
ほとんどが勘違いイクメンになってしまいますので、あなたの夫を本当のイクメンにして、夫婦円満&楽しい育児を実践するためには、出産前からしっかりと夫を教育しておくようにしましょう。