ドレスコードで「フォーマル」と書かれると、どんな服装をすれば良いのか困ってしまいますよね。
「その場に浮かない服装をしたい。でも、フォーマルってどんな服装?」と悩んでいるあなたのために、ドレスコードについて、またドレスコードの中でも「フォーマルな服装」について説明していきます。
女性のフォーマルな服装の画像もたくさんご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
この記事の目次
ドレスコードの基礎知識
まずは、ドレスコードについて確認しておきましょう。ドレスコードとは、その場の雰囲気に合っていて、その場の雰囲気を壊さず、しかるべき服装のことを言います。
例えば、結婚披露宴に招待されて、ダメージジーンズにヨレヨレのTシャツを着るのは、その場にそぐわないですし、その場の雰囲気を台無しにしてしまいますよね。
逆に、バーベキュー大会をするのに、タキシードを着ていったら、それはそれでその場に合わないし、しかるべき服装とは言えません。
その場にふさわしい服装をみんなにしてもらうために設けているのが、ドレスコードというわけなんです。
ドレスコードの種類を確認!
ドレスコードには、いろいろな種類があります。ドレスコードにはどんなものがあるのかを確認しておきましょう。
・セミフォーマル(準礼装)
・インフォーマル(略礼装)
・スマートエレガンス
・カジュアルエレガンス
・スマートカジュアル
・カジュアル
ドレスコードの基本はこの7つですね。上に行くほど、堅く正式な服装を求められます。
フォーマル>>セミフォーマル>>インフォーマル>>スマートエレガンス>>カジュアルエレガンス>>スマートカジュアル>>カジュアルの順ですね。
このほかにスマートエレガンスやビジネスアタイア、カジュアルなどのドレスコードがあります。
カジュアルというと、デニムやスニーカーなどの服装を思い浮かべるかもしれませんが、ドレスコードで用いられるカジュアルは場合は違います。
ドレスコードのカジュアルは、ブラウスにスカートなどある程度きちんとした服装になりますので、気を付けてください。
ビジネスアタイアは、学会後やそのほかのビジネスシーンにおけるパーティーや懇親会で使われるドレスコードです。
ビジネスアタイアのドレスコードは、男女共にエレガントなスーツを着るのが基本ですね。
フォーマルなドレスコードを求められる機会はあまりない
さて、ドレスコードの中の「フォーマル」について考えていきましょう。フォーマルというと、「結婚式の披露宴に招待された時の服」というイメージを持っているかもしれませんが、実は違います。
披露宴に招待された時のドレスコードは、セミフォーマルですので、フォーマルではないんです。
フォーマルのドレスコードを求められる機会は次のようなものになります。
・結婚式の新郎新婦とその両親
・皇室行事
・国賓や公賓のためのパーティー
フォーマルな服装が求められる場は、実はとても限られているんです。
一般庶民がフォーマルな服装をするのは、自分の結婚式と子どもの結婚式くらいですね。そのくらいフォーマルの服装をする機会はとても少ないんです。
フォーマルな服装の基本
一般庶民がドレスコードが「フォーマル」に指定されている場に出向くことはあまりありませんが、万が一の時のために、また社会人の基礎知識として、フォーマルな服装とはどんな服装なのかを確認しておきましょう。
フォーマルな服装は昼と夜では違う
ドレスコードがフォーマルと決められた場に招待された場合、まずはそのパーティー(行事)が昼に行われるのか、夜に行われるのかを確認しなければいけません。
女性のフォーマルな服装は、昼と夜で違うからなんです。
昼のパーティーなのに、夜用のフォーマルな服装で参加したら、一応ドレスコードを守っているにもかかわらず、本当の意味ではドレスコードを守れていない、つまりその場にふさわしくない服装をしていることになってしまいます。
だから、ドレスコードがフォーマルである場に招待されたら、まずは昼なのか夜なのかを確認しておくと良いでしょう。
昼のフォーマルな服装のポイント
まずは、昼に行われる時のフォーマルな服装のポイントを確認しておく必要があります。昼のフォーマルな服装のポイントは、キラキラさせないことです。
明るい時間に行われる時には、あまりキラキラさせると下品になってしまうので、落ち着いたフォーマルな服装を選ばなければいけません。
1.シルクなど光らない素材のドレス
2.ロング丈のドレス
3.袖付きのドレスが好まれる
4.バッグや靴も光らない素材のもの
5.ミュールやサンダルはNG
6.ヒールがあるパンプス
7.アクセサリーも光らないもの
8.コサージュやパールのアクセサリーが良い
昼のフォーマルな服装のポイントは、以上の8点です。昼のフォーマルな場では、ドレスの素材も、バッグや靴などの小物も、アクセサリー類もキラキラ光らないものが求められます。
昼のフォーマルな服装は、落ち着いた上品なものを選ぶと良いでしょう。アクセサリーはパールのものがおすすめですね。
また、靴はパンプスが基本です。つま先が出ていたり、踵がないようなミュールやパンプスはNGです。さらにヒールがないといけません。ペタンコ靴は、フォーマルな場にはふさわしくないので気を付けてください。
夜のフォーマルな服装のポイント
次に、夜のフォーマルな服装のポイントをご紹介します。ドレスコードでフォーマルが指定されている夜のパーティーは、上品な中にも華やかさが求められます。
夜に行われるフォーマルな女性の服装は、昼とは逆でキラキラさせる必要があります。
1.サテン系の生地のロングドレス
2.袖なしで胸が開いたデザインのドレスが良い
3.バッグや靴はサテン系の生地を使うか、スパンコールがついたもの
4.アクセサリーはジュエリーを使った華やかなもの
5.靴はヒールがあるパンプス
夜の女性のフォーマルな服装は、とにかく華やかにすることがポイントです。昼のフォーマルなドレスと夜のフォーマルなドレスは全く違いますので、使い回しはできません。
女性におすすめのフォーマルな服装
女性のフォーマルな服装のポイントがわかったところで、次はおすすめのフォーマルな服装の例をご紹介していきます。
おすすめの具体例の画像を見れば、どんな服装をすれば良いのかがわかると思います。
昼のフォーマルな服装のおすすめ例
まずは、昼のフォーマルな服装のおすすめ例をご紹介します。
女性が昼に着るフォーマルなドレスは、アフタヌーンドレスと呼ばれます。アフタヌーンドレスは、光らない素材のロングドレス、袖ありが基本でしたよね。
ドレスコードでフォーマルと指定された昼のパーティー(行事)に招待されたら、このようなドレスを選び、バッグや靴、アクセサリーなどにも気をつければ、フォーマルにふさわしい服装になると思います。
夜のフォーマルな服装のおすすめ例
次に、夜のフォーマルな服装におすすめの例をご紹介します。夜のパーティーにふさわしいフォーマルな女性の服装は、次のようなものです。
女性の夜のフォーマルなドレスは、イブニングドレスと呼ばれます。華やかな中にも上品さを忘れないようなドレスを選びたいですね。
日本人なら和装が無難かも?
フォーマルなドレスをご紹介しましたが、いまいちその場に合うドレスを選べるかどうか自信がないという人も少なくないと思います。
それだけ一般庶民にとってフォーマルな服装というのは、ハードルが高いんですよね。
それなら、和装のフォーマルな服装はいかがでしょうか?和装のフォーマルな服装なら、アフタヌーンドレス・イブニングドレスを選ぶよりもずっと簡単です。
和装のフォーマルな服装は、既婚か未婚かで変わります。既婚女性のフォーマルな和装は、黒留袖です。黒留袖は和装の中で最も格式が高く、フォーマルな場で着ることができる着物です。
結婚式で新郎新婦の母親が着る服も、黒留袖が多いですよね。
未婚女性は振袖を着ると良いでしょう。未婚女性の和装のフォーマルな服装と言えば、やはり振袖です。
色留袖でも、五つ紋を入れておけば、黒留袖と同格のフォーマルな服装として使うことができます。色留袖は既婚女性でも未婚女性でも着ることができる和装です。
ドレスコードがフォーマルに指定されていて、どんなドレスを着ればわからない。その場に合うドレスを選ぶ自信がないという人は、既婚なら黒留袖、未婚なら振袖を選んでおけば間違いないでしょう。
ドレスコードの基礎知識・女性のフォーマルな服装についてのまとめ
・フォーマルな服装は、昼と夜で違う
・昼のフォーマルな服装
「キラキラさせない」「袖ありロングドレスが基本」
・夜のフォーマルな服装
「上品かつ華やかさが求められる」「袖なしロングドレスが基本」
・日本人の和装
「既婚は黒留袖」「未婚は振り袖」
ドレスコードの基礎知識と女性のフォーマルな服装のポイント、具体例をまとめましたが、いかがでしたか?
一般人はなかなかフォーマルな服装をする機会はありませんので、いざドレスコードでフォーマルが指定されている場に招待されると、どんなドレスを選ぶべきか迷ってしまうと思います。
そういう時は、和装を選んでおくと、間違いありませんので安心だと思います。