研ナオコさんのプロフィール

 

 

子供の頃から歌うことが大好きだったという研ナオコさんは、歌手になることが夢だったそうです。

 

そんな研ナオコさんは1965年、ちびっこのどじまんで『星空に両手を』を唄いますが、「子供がそんな歌を唄って」と子供にふさわしくないとして不合格となります。

しかし同年、静岡放送にのど自慢で大会で合格を獲得したのです。

 

そんな研ナオコさんは1970年、歌手を目指して上京し、エレベーターガールなどのアルバイトをしながら活動を開始します。

 

 

 

そんな研ナオコさんは、1973年に画家:岩田専太郎さんに「百年に一人出るか出ないかの不世出の美人」と絶賛されます。

 

そして1975年 、『愚図』でFNS歌謡祭優秀歌謡音楽賞を受賞した研ナオコさんは、翌1976年にシングルは『あばよ』でオリコンシングルチャート1位を獲得します。

 

また、1978年には中島みゆきさんが作詞・作曲した『かもめはかもめ』で日本歌謡大賞放送音楽賞、第20回日本レコード大賞金賞を受賞を受賞し、1980年代にかけて日本のトップ歌手として活躍するのです。

 

 

 

 

 

 

橋本病を患っていた研ナオコさん！

タレントとしてバラエティ番組でも活躍していた研ナオコさんと言えば、笑顔がとても印象的ですよね。

 

しかし、10年ほど前から橋本病という病気に苦しめられていたそうです。

 

 

 

そんな研ナオコさんは、2007年からなぞの体調不良に悩まされていたそうです。

 

２００７年１０月、米・シアトル。チャリティーコンサートを終えてホテルに戻ると、ひどいだるさに襲われた。両足には、赤い点が広がっていた。翌朝にはだいぶ体調が戻り、ロサンゼルスでのステージもこなして無事に帰国した。皮膚トラブルやだるさにはその後も、悩まされた。かぶれやニキビのない自慢の肌だったのに、目の周りの湿疹がひどく、メイクで隠した。気力がわかず、休日は自宅のソファに横になっていた。

 

引用：［歌手　研ナオコさん］片頭痛と橋本病（１）突然だるさに襲われ https://yomidr.yomiuri.co.jp/

 

 

そんな研ナオコさんは、10代から片頭痛にも悩んでいたようで、薬で乗り切っていたそうです。

 

しかしその後、薬の量が増え、耳鳴りやめまいまで伴うようになったそうですが、共演者や周りの人には気づかれなかったといいます。

 

ずっと体調不良に悩まされてきた研ナオコさんがですが、2010年に転機が訪れたのです。

 

病院が大嫌いで周りにも体調不良を隠していた研ナオコさんですが、宇崎竜童さん夫婦と共演した際に、体の不調を相談したことで先生を紹介してもらったのです。

 

話をしているうちに、帯状疱疹のような湿疹が出ることやダルくて仕方がないことを話していました。それを聞いた宇崎さんは、「いい先生がいるから紹介するよ」とその場で先生にメールをしてくださいました。病院は嫌いだけれど、そんなことは言っていられないなぁ……脳神経外科の先生ということだけど、私の症状でも診ていただけるのかしら……と思ったことを覚えています。

 

引用：10年前に発覚 研ナオコ「橋本病」で声のキーさらに低く https://hc.nikkan-gendai.com/

 

そして脳神経外科で診察を受けた研ナオコさんは、長年悩まされていた片頭痛以外に、『橋本病』を患っていることが判明したのです。

 

意外な事実もわかった。血液検査の結果、甲状腺の病気の疑いがあるという。

同大病院で精密検査を受けて、「橋本病」と診断された。

 

引用：［歌手　研ナオコさん］片頭痛と橋本病（２）続く不調　検査で納得 https://yomidr.yomiuri.co.jp/

 

 

研ナオコさんが患った橋本病とは？

研ナオコさん以外にも、歌手の岩崎宏美さんや元プロ野球選手の今浪隆博さんも橋本病を患っていることを公言しています。

 

そんな橋本病とはどのような病気なのでしょうか？

 

橋本病の正式名称は慢性甲状腺炎というそうで、約100年前に日本の橋本策(はかる)医師が初めて症例を報告したことから『橋本病』という名前がついたそうです。

 

 

橋本病とはどのような病気なの？

橋本病は『自己免疫疾患』と言われる病気の一種です。

通常、人間の体は、体内に外部からさまざまな細菌やウィルスが侵入してくると、血液中の白血球やリンパ球などが、異物を退治しようとします。これを『免疫』と言います。

橋本病は、この免疫に何らかの異常が起こるそうです。

 

橋本病はこの免疫に何らかの異常が起こり、自分自身の細胞を「異物」と認識して攻撃する自己抗体が原因です。その結果甲状腺の細胞が壊れ、甲状腺の機能が低下してしまいます。もう少し詳しく説明しますと、TPO抗体や抗サイログロブリン抗体と呼ばれる抗体によって甲状腺機能に異常がみられるようになり、これらの抗体は血液検査で陽性か否かがわかります。

 

引用：研ナオコらも患った橋本病の症状を医師が解説 https://news.mynavi.jp/

 

そして、この橋本病は男性よりも女性に圧倒的に多いそうです。

最近では、女性の10人に1人かそれ以上ではないかと言われているそうです。

 

 

橋本病の症状とは？

橋本病を患うと甲状腺機能が低下します。

甲状腺は代謝を調節するホルモンを分泌する臓器で、首の喉仏の下あたりに位置しています。

 

橋本病になると、外見上では甲状腺がやや大きくなることがあり、健康診断で甲状腺腫大(しゅだい)を指摘されて発見されるケースが多いそうです。

 

 

 

甲状腺機能が正常の場合もありますが、大半の橋本病では甲状腺機能低下症をきたします。すなわち、甲状腺ホルモンの分泌が低下し、代謝が悪くなります。具体的には「倦怠感」「むくみ」「便秘」「脈がゆっくりになる」「脱毛」「低体温」「声がかすれる」「眠気」「やる気がでない」「体重増加」「寒がり」「月経異常」「不妊」など、さまざまな症状が起こります。

 

引用：研ナオコらも患った橋本病の症状を医師が解説 http://news.livedoor.com/

 

 

橋本病の治療法とは？

橋本病を患った場合、基本的には甲状腺機能が低下するため、甲状腺機能が正常に保てるように治療をします。

基本的には、不足している甲状腺ホルモンを内服により補うそうです。

 

甲状腺ホルモン薬を内服して、甲状腺機能が正常に保たれるように薬の量を調整します。比較的、副作用が少なく、安価な薬です。一般的に完治は難しいですが、治療をやめてしまうと甲状腺機能が低下してしまいますので、必ず服用を継続することが大切です。

 

引用：研ナオコらも患った橋本病の症状を医師が解説 https://news.ameba.jp/

 

 

 

橋元病は遺伝する！？

医師から甲状腺の病気になりやすい体質は遺伝しやすいと言われた研ナオコさん。

そんな研ナオコさんは、当時２１歳の長女ひとみさんの事が心配になり、同じ病院に連れて行ったそうです。そこで検査を受けた長女ひとみさんもやはり橋本病だったそうです。

しかも甲状腺に石灰化した腫瘍があると診断されたそうです。

 

当時２１歳の長女ひとみさんを、同じ病院に連れて行くことにした。甲状腺の超音波検査で、小さなしこりがいくつか見つかった。画像からは、悪性の可能性は低いが、大きく腫れる可能性もあり、経過観察を勧められた。だが、ひとみさんは「余計なものはすぐにとりたい」ときっぱり言った。反対はしなかった。「私と似て、こうと決めたら揺るがない。いや、私より潔いかもしれない」

 

引用：［歌手　研ナオコさん］片頭痛と橋本病（３）念のため検査　娘にがん https://yomidr.yomiuri.co.jp/

 

そしてしこりの摘出手術を受けた長女ひとみさんは、結果的に悪性の「乳頭がん」だったそうで、手術後は甲状腺ホルモンを補う薬を飲んでいるそうです。

 

 

研ナオコさんの現在は！？

橋本病だと判明するまでは、食事を取ることが少なくなり体重も３９キロまで落ちたという研ナオコさんですが、現在は体重も元に戻り、精神的にも楽になったそうです。

 

 

 

しかし、現在でも「チラーヂン」という橋本病の薬は毎日２錠ずつ欠かさず飲んでいるそうです。

 

そして現在では、たくさん働いたらゆっくり休むスケジュールを組んでもらい、家族や友人と楽しく食事をするようにし、うまく病気と向き合っているそうです。

 

 

研ナオコの病気「橋本病」についてのまとめ

 

いかがでしたでしょうか。

研ナオコさんが10年前から患っていた病気『橋本病』についてまとめました。

 

橋本病とはあまり聞きなれない病気ですが、甲状腺の病気で女性に多いのが特徴なようです。

完治は難しいですが、毎日薬を飲むことでうまく病気と向き合うことが出来るようです。

 

橋本病を自分で発見することは難しいようですので、体調が気になる方は早めに受診することをおすすめします。