手相はいろいろな線を見て総合的に運命を占いますが、手相の線の中で一番有名であり、みんなが一番興味がある線が「生命線」ではないでしょうか。
生命線は手相占いの中でも基本となる線ですので、手相占いをするなら、生命線の見方をマスターしておきましょう。手相の生命線の基本的な見方や生命線のパターンをまとめました。
手相の生命線とは
手相の生命線は、親指と人差し指の付け根の間から始まり、手首の方に軽いカーブを描きながら流れる線のことです。
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生命線は健康状態や生命力、バイタリティーなどを表す手相の線のことです。生命線からだいたいの年齢がわかります。
生命線を三分割してみてください。始点から最初の3分の1までが子どもの頃~30歳、次の3分の1が30~50歳、最後の3分の1が50歳以降となります。
このおおよその年齢の生命線の部分が濃いか薄いか、どのようになっているかなどで、今後の健康状態やバイタリティーなどを占うことができるのです。
手相の生命線の意味は右手と左手で少し違う
手相の生命線を見る時に、右手を見て良いのか、左手を見て良いのか迷ってしまうこともあると思います。
生命線を見る時には、右手と左手の両方を見ます。生命線は右手と左手で意味することが違いますので、両手の生命線を見て、総合的に判断して、運命を占います。
右手(利き手)の生命線
手相占いにおいて、右手は後天的な運命、現在から未来を映し出すものとされています。だから、右手の生命線は後天的な得た健康運、これから先の健康運やバイタリティーを見ることができます。
左手(利き手と逆)の生命線
手相占いでの左手は、先天的な運命を表します。だから、左手の生命線は持って生まれた健康運やバイタリティーなどを表しています。
左手の先天的な健康運・バイタリティーを参考にしつつ、右手の生命線が示すこれからの健康運・バイタリティーを占っていくのが、手相での生命線の占いなのです。
生命線の基本的な見方6パターン
まずは、生命線の基本的な見方の6パターンを確認していきましょう。
生命線が長い
まずは、生命線が長い人です。生命線が長い人は、寿命が長いと言われていますが、そういうわけでもありません。ただ、バイタリティーに溢れ、健康的であることが多いです。
というのも、生命線が長いと生命力が詰まっている金星丘をぐるっと生命線が取り囲んでいるからです。
親指の付け根から手首にかけての部分を金星丘と呼びますが、金星丘は生命力の源であり、バイタリティーの貯蔵庫です。
その生命力の源である金星丘を生命線が取り囲んでいれば、生命力は外に逃げないので、自分自身の中にエネルギーを溜め込むことができますよね。
だから、生命線が長い人は、健康状態が良く、バイタリティーにあふれているのです。
生命線が短い
生命線が短い人は、健康状態があまり良くなく、バイタリティーがないタイプ、元気がないタイプになります。
これは、生命線が短いと金星丘を囲めないので、金星丘から生命エネルギーが逃げてしまうからなんです。
だから、生命線が短い人は病気がちだったり、虚弱体質であることが多いです。
ただ、寿命が短いというわけではなく、病気がちで虚弱体質だから、日ごろから健康に気をつけるようにすれば、生命線が短くても長生きすることができます。
ある意味、生命線が短いことは、長生きのための注意喚起をしていると言えるのです。
生命線が濃い
生命線が濃い人は、バイタリティに溢れているタイプです。遊びも仕事も全力で、疲れた顔を見せない活動的な人、バイタリティに溢れている人は、生命線がくっきりと太く濃いことが多いですね。
生命線が濃い人は、生命力にあふれ、陽のオーラがビンビンに出ているタイプになるんです。
生命線が薄い
生命線が薄い人はあまりバイタリティがなく、体力的にも自信がないタイプになります。
ただ、バイタリティがないからと言って、人生を楽しめないわけではなく、体力面やエネルギーに自信がないので、アイディアや知力で勝負する参謀タイプの人が多いです。
生命線が濃い人はリーダータイプ、生命線が薄い人はナンバー2の参謀タイプの役割をすることが多いですね。
生命線が上の方から始まっている
生命線は親指と人差し指の中間部分から始まっているのが普通ですが、中間点から上の方から始まっている人は、野心が強いタイプになります。
人差し指の下の部分(親指と人差し指の中間点より上)は木星丘と呼ばれるところで、野心や向上心などを表しています。
だから、生命線が親指と人差し指の中間点より上の木星丘から始まっている人は、野心や向上心が強く、野心を満たすために使うエネルギーが多いということになります。
生命線が下の方から始まっている
生命線が親指と人差し指の中間点より下の部分から始まっている人は、意思が強く、勇気を持っているタイプになります。
親指と人差し指の中間点より下の部分は第一火星丘と呼ばれる部位で、意思の強さや勇気を表します。
だから、親指と人差し指の中間点より下から生命線が始まっている人は、意志が強く、一度決めたことはやり遂げる、人の意見に左右されずに意志を貫く強さを持っているのです。
生命線から占える手相の見方・意味26パターン
生命線から占うことができる手相の見方や意味を26パターンご紹介します。まずは、あなた自身の生命線をじっくり観察してください。
それから、あなたの生命線が当てはまる手相のパターンを探してみましょう。
1.中指の下まで張り出している
生命線のカーブが大きく、中指の下の方まで張り出している人は、金星丘をしっかりと覆っているので、バイタリティに溢れていて、生命力が強いタイプです。
肉体的にも精神的にもタフで、健康状態も非常に良いですので、長生きをする人が多いですね。長生きできる生命線と考えて良いでしょう。
2.人差し指の下あたりまで張り出している
生命線が人差し指の下あたりまで張り出していて、緩やかなカーブを描いている人は、生命力・バイタリティに関しては、平均的と言えるでしょう。
このタイプの人は、バイタリティは平均的なので、いつも頑張り続けると疲れてしまいますから、適度に手を抜くことを覚えたほうが良いでしょう。
3.人差し指よりも外側にあり張り出しがない(直線的)
生命線のカーブがほとんどなく、直線的な生命線をしている人、ストンと下に落ちるような生命線を持っている人は、エネルギーがあまりない状態になります。
健康状態はよくありませんし、体内のエネルギーが枯渇している状態で、金星丘からエネルギーがどんどん漏れ出している状態です。
生命力を溜め込むためにも、少しお休みして、健康に気を使うことをおすすめします。
4.知能線と起点が同じ
生命線と知能線の起点が同じ人は、消極的で控えめな性格をしています。あまり自分に自信がなく、自分の意見を主張せずに、ほかの人の意見に従うことが多いです。
控えめな性格であるがゆえに、損をしてしまうことも多いですね。たまには自己主張をして、わがままを言ってみるのも良いと思います。
5.知能線と起点が離れている
生命線と知能線の起点が離れている人は、積極的な性格をしています。知能線と生命線の起点が離れていることを「じゃじゃ馬線」と呼ぶこともあるほどです。
奔放で積極的に、自分勝手でわがままな振る舞いが多いので、周りの人に迷惑をかけてしまうことも多いです。
じゃじゃ馬線がある人は、まずは自分の言動を振り返ってみて、反省すべき点がある人は反省するようにしましょう。
6.内側に二股になっている
生命線が内側(親指側)に二股に分かれている人は、金星丘をしっかり囲み覆っていますので、バイタリティに溢れ、スタミナがあるタイプの人になります。
常にアクティブで、休んでいる方が落ち着かず、とにかく動いて活動していたいタイプが多いですね。
7.外側に二股になっている
生命線が外側(小指側)に分かれて二股になっている人は、視野が広く、世界に目を向けるべき人です。この生命線から外側に伸びている線を「旅行線」と言います。
旅行線は地元・実家から離れることで活躍できる相が出ていますので、旅行に行ったり、海外で働いたりすると、バイタリティに溢れ、活躍・成功できる可能性が高くなります。
8.生命線が内側に切り替わっている
生命線が内側に切り替わっている場合、その切り替わりの時期で、健康状態が一時的に落ちる可能性があります。
ただ、内側に切り替わっている場合は、金星丘を守ることができますので、エネルギーを溜め込むことができますから、最終的には長生きすることができるでしょう。
9.生命線が外側に切り替わっている
生命線が外側に切り替わっている場合は、非常に生命力が強いことを意味します。また、精神的にも強いので、積極的でバイタリティに溢れた人生を送ることができます。
また、外側に切り替わった生命線と運命線が沿った状態なら、さらに強運で、長生きできる手相になります。
10.生命線が途中で途切れている
生命線が途中で途切れている場合は、切れている時期に健康状態に不安が出ることを暗示しています。
最初に説明したように、生命線はおおよその年齢がわかります。生命線を3分割して、途切れている年齢を推測しましょう。
その時期は健康に十分注意しないと、命に関わる病気やけがをする可能性があります。
11.生命線が途中で途切れるものの、薄い線が入っている
生命線が途中で途切れているが、橋渡しをするように薄い線が入っている場合は、途切れている時期は健康運は下降線であり、ケガや病気に苦しむ可能性があります。
ただ、補助線が入っているおかげで、致命傷にはならず、軽いケガや病気で済むことが多いです。
それでも、健康運は下がっていますので、途切れている時期は健康に気を付ける必要があります。
12.知能線の上から始まっている
生命線の起点が知能線の上から始まっていて、知能線をクロスする形で生命線が流れている人は、引っ込み思案で自己主張が苦手なタイプの人になります。
自己主張が苦手で、決断力がなく、優柔不断に思われますが、空気を読んで場の雰囲気を悪くせず、グループの調整役として活躍する人が多いですね。
ただ、周りに気を使い過ぎて、そのことにエネルギーを費やして疲れてしまうこともありますので、もう少しわがままに振舞ったほうが楽に生きることができますよ。
13.生命線の末端が細かく枝分かれしている
生命線の末端部分が細かく枝分かれしている人は、人生の晩年にはエネルギーがなくなり、体力的に消耗している可能性が高いです。
具体的には晩年は健康状態が思わしくなく、寝たきりのような生活を送る可能性があります。ただ、これはそのような晩年を送ることが決まっているわけではなく、「その可能性がある」というだけです。
今のうちから健康状態に気を付けていれば、健康的でエネルギッシュな生活を送ることができるでしょう。
14.生命線の末端が二股に分かれている
生命線の末端部分が少しだけ二股に分かれている手相を持っている人は、バイタリティに溢れていることが多いです。生命線の勢いが強いために、末端部分が二股に分かれてしまっているので、生命力が強く、健康状態も良い人が多いんですね。
この生命線の手相の持ち主は、人生最後の時まで納得いく人生を送れるでしょう。
15.生命線が月丘方向に流れる
生命線は通常カーブを描いていて、末端部分は親指の付け根方向に流れることが多いですが、稀に逆方向、つまり月丘方向に流れている人がいます。
月丘方向に流れる生命線の持ち主は、変化にとんだ人生を送る可能性が高いです。普通の安定した人生ではなく、転職を繰り返したり、思わぬ冒険・チャレンジをしたり、引っ越しを繰り返したりなどですね。
人とは違った人生を送るようなバイタリティの持ち主と言えますね。
16.二重生命線になっている
生命線が二本あるように見える人、生命線に並行して走る線がある手相を持っている人は、生命力にあふれている人です。
健康状態も良く、バイタリティに溢れている人ですから、徹夜続きでも頑張れるし、精神的なストレスにも強い人です
生命力・バイタリティは普通の人の2倍はあると考えて良いでしょう。1人で行動する時には、自分のペースで行動しても良いですが、団体行動をする時には周りのペースに合わせてあげないと、周りの人が疲れてついていけなくなってしまうので、注意してあげましょう。
17.生命線に薄い線が横切る
生命線に薄い線が横切っている場合、その年齢で何かしらの精神的なストレスを受ける可能性があります。
健康面では問題なくても、精神的なストレスから心身不安定になり、体調を崩すかもしれませんので、メンタルヘルス面で注意が必要です。
また、優しい人・人の心に寄り添える人も、生命線に横線が入ることがあります。優しすぎるから、精神的なストレスを感じるのかもしれませんね。
18.生命線から上向きに2本の線が伸びる
生命線から上向きに2本の線が伸びている手相は、その年齢で幸せなことが起こる良いサインと考えて下さい。
中指の方向に伸びている線は結婚や恋愛などに関する良いサインであり、薬指の方向に伸びている線は仕事や金銭面での良いサインになります。
この上向きのサインを見逃さず、しっかりとチャンスを掴みましょう。
19.生命線から親指の方向に線が伸びる
生命線から親指の方向に横向きに線が伸びている場合、それはあなたがモテる証拠です。この生命線から親指の方向に伸びる線が出たら、あなたはモテ期に入ったと言えるでしょう。
異性からも同性からも人気になりますので、恋愛面はもちろんですが、人脈を広げ、将来への土台作りとして最適な時期です。
どんどん積極的に活動して、いろいろな人と会うようにしましょう。
20.生命線が途中で何か所も切れている
生命線は通常一本の線となって手首方向に伸びていますが、生命線が途中で何か所も切れて、途切れ途切れになっている人がいます。
この生命線が何か所も途中で切れている手相の人は、体力がなく、虚弱体質の傾向にあります。また、精神的にも脆いことが多く、ストレスにさらされると、精神的に不安定になりやすいですね。
21.生命線の横に短い線が入っている
生命線の横に短い線が入っている場合、恋愛に関するパワーやバイタリティが強いことを表します。
ただ、この手相の線の持ち主は飽きっぽいことが多いので、1人の相手とじっくり恋愛するというよりも、複数の相手と一度に恋愛をしたり、すぐに違う人と恋愛したりするので、二股・浮気をしやすい傾向にあります。
22.鎖状になって乱れている
生命線が鎖状になっていて乱れている手相の人は、身体が弱くデリケートな体質であることが多いです。1本の線ではなく鎖状で、しかもごちゃごちゃしている印象の生命線の持ち主は、病気やけがをしやすく、しかも人よりも深刻な状態になりやすいです。
また、精神面でもデリケートなので、ストレスには弱く、すぐに落ち込んだり、立ち直るのに時間がかかったりするでしょう。
23.起点だけ鎖状になっている
生命線が起点部分だけ鎖状になっていて、それ以外は一本の線になっている人は、子供の頃は虚弱体質だったけれど、大人になってからは健康になったことを表しています。
大人になってからは健康だとしても、根本的には虚弱体質ですので、健康面は人一倍気を使ったほうが良いでしょう。
24.フィッシュがある
生命線のすぐ近くにフィッシュマークが現れた場合、それは間違いなくラッキーサインです。
手相でのフィッシュは生命線の近くだけでなく、どこに出現してもラッキーサインになりますが、生命線のすぐ近くにフィッシュマークが現れた場合、健康面や身体面、体力面で幸運が訪れることを意味します。
25.島がある
生命線の途中に丸~楕円の島がある手相の人は、その時期にケガや病気で苦しむ可能性があります。島がある部位から、その時期の年齢を推定しておきましょう。
島があるからと言って、必ずケガをしたり病気になるとは限りません。島がある時期には、健康面でしっかり注意しておけば、ケガや病気を避けることは可能です。
26.三角や四角がある
手相の途中に三角や四角のサインが出ている手相の人は、その時期にスランプに陥ったり、壁に当たって人生に行き詰まりを感じる可能性があります。
また、身体的には元気でも、精神的に追い詰められたり、疲れてしまうことも多いです。
だから、三角や四角がある時期は、自分自身をゆっくり休ませてあげるようにしましょう。
まとめ
・始点から最初の3分の1までが子供の頃~30歳、次の3分の1が30~50歳、最後の3分の1が50歳以降
・右手の生命線の意味は、後天的な運命や現在から未来の健康運を表す
・左手の生命線の意味は、生まれ持った健康運やバイタリティーを表す
・生命線が長いと、バイタリティーにあふれていて健康的
・生命線が短いタイプは、健康状態があまり良くなくバイタリティーが少ない
・生命線が下の方から始まっているタイプは、意思が強くて勇気を持つタイプ
・生命線が切れていたり、島や三角があったりすると健康に支障が出る可能性がある
手相の生命線の基本的な見方とパターンについてまとめましたが、いかがでしたか?生命線はあなたの健康状態やバイタリティ、生命エネルギーの状態をみる手相の線です。
きちんとチェックしておけば、病気やケガを避けて、健康的に過ごすことができますので、手相占いでも生命線の見方はしっかりマスターしておきましょうね。