サラサラのストレートヘアに憧れている人は多いですよね。特に、くせ毛の人や天然パーマで髪の毛がうねっている人、クルクルカールの人は、風になびくサラサラストレートになりたいとずっと願っているのではないでしょうか?
サラサラストレートへの願いをかなえるのが、縮毛矯正です。縮毛矯正の特徴(メリット・デメリット・値段・時間)や縮毛矯正をする頻度、縮毛矯正に多い失敗例や頻度をまとめました。
縮毛矯正とは?
縮毛矯正とは、一般的なストレートパーマにさらにアイロンの熱を加えて髪の毛をまっすぐにする方法です。
ストレートパーマは2種類の薬液を使います。1剤をつけて、髪の結合を切断し、まっすぐにしてから、2剤をつけてまっすぐな状態を固定してキープします。
縮毛矯正は1剤を付けた後に、ヘアアイロンをかけて熱の力で髪の毛をまっすぐにします。そして、2剤をつけてまっすぐな状態を固定してキープするのです。
縮毛矯正ではヘアアイロンの熱の力を使って、髪の毛のタンパク質を変性させることで、しっかりと髪の毛をまっすぐにすることができます。
ストレートパーマよりも矯正力は強く、くせ毛でも天然パーマでも、ストレートヘアにすることができるのです。
縮毛矯正はパーマの一種と言えますが、通常のパーマと違う部分は、縮毛矯正をかけた部分は半永久的にまっすぐになることです。
カールをかけるパーマは、一番持ちが良いデジタルパーマでも、半年程度でカールがだれてきてしまいます。
でも、縮毛矯正はまっすぐストレートな状態を半永久的にキープできるのです。
縮毛矯正の特徴(メリット・デメリット・値段・時間)
縮毛矯正の特徴をメリット・デメリット・値段・時間の4つの面から考えていきましょう。
縮毛矯正のメリット
縮毛矯正のメリットは、次の4つがあります。
・サラサラストレートになれる
・半永久的に持つ
・ツヤが出る
・頭が小さく見える
■サラサラストレートになれる
縮毛矯正のメリットは、何といっても、サラサラストレートになれることです。強いくせ毛の人でも、クルクル天然パーマの人でも、縮毛矯正をすれば、憧れのサラサラストレートになることができるのです。
ストレートパーマは弱いくせ毛の人なら、ストレートヘアになることができますが、強いくせ毛の人はストレートヘアにはなりません。ストレートパーマは、基本的にパーマをもとに戻すものですから。
でも、縮毛矯正なら、サラサラストレートを手に入れることができるのです。
■半永久的に持つ
縮毛矯正は半永久的に真っすぐストレートを保てることもメリットです。先ほども説明しましたが、カールのパーマとは違って、縮毛矯正をかけた部分はずっとストレートのままなんです。
ただ、「縮毛矯正をかけた部分」は半永久にストレートになりますが、新しく伸びてくる部分は、元のくせ毛になりますので、そこは誤解のないようにしてください。
■ツヤが出る
縮毛矯正をかけた後は、髪の毛にツヤが出ますので、ツヤツヤのストレートヘアになります。
縮毛矯正に使う薬剤は樹脂ポリマーが入っていますので、それが髪の毛の表面をコーティングしてくれるので、髪の毛がツヤツヤになるんです。
縮毛矯正をかけると、ストレートヘアになるだけではなく、髪の毛のツヤも出るのです。
■頭が小さく見える
縮毛矯正は頭が小さく見えることもメリットです。くせ毛や天然パーマの人は、髪の毛のボリュームが出てしまって、頭が大きく見えてしまうことに悩んでいませんか?
縮毛矯正は髪の毛全体をボリュームダウンすることができますので、頭を一回り小さく見せることができるんです。
縮毛矯正のデメリット
縮毛矯正のデメリットは、次の3つです。
・髪が傷む
・値段が高い
・パーマがかかりにくくなる
■髪が傷む
縮毛矯正のデメリットは、何といっても髪が傷むことです。薬液を使うだけでも、髪は痛みっ舛が、さらに熱を加えて、髪の毛のタンパク質を変性させますので、どうしても髪の毛へのダメージが大きいのです。
先ほど、縮毛矯正はツヤが出ると言いましたが、あれは髪の毛が健康だからツヤが出るのではなく、ただ単に樹脂ポリマーでコーティングしているから、ツヤが出るのです。
そのため、縮毛矯正は見た目はツヤツヤでも、髪の内部はスカスカでパサパサになります。
■値段が高い
縮毛矯正は、値段が高いこともデメリットです。具体的な値段は、あとで説明します。
■パーマがかかりにくくなる
縮毛矯正の3つ目のデメリットは、パーマがかかりにくくなることです。縮毛矯正は、半永久的にストレートヘアを保ちますので、そこからパーマをかけようと思うと、きれいにカールが出ずに、すぐにカールがだれてしまうことが多いのです。
縮毛矯正をかけていると、ヘアスタイルのアレンジの幅がやや狭くなってしまうでしょう。
縮毛矯正の値段
縮毛矯正の値段は、普通のパーマやストレートパーマよりも高いです。普通のコールドパーマやストレートパーマの相場は8000~1万円程度ですが、縮毛矯正の値段は1万5000~2万円が相場になります。
高いところでは3万円以上することもあります。美容院の施術の値段は、美容院ごとに大きく異なりますので、縮毛矯正をかける前に値段は必ず確認しておきましょう。
縮毛矯正の時間
縮毛矯正にかかる時間は、約3時間程度です。ストレートパーマは2時間程度で施術が終わりますが、縮毛矯正はストレートパーマの工程にさらにヘアアイロンで熱を加える必要がありますので、時間がかかります。
縮毛矯正をかける時は、仕事帰りではなく、休みの日などしっかり時間を確保できる時に予約を入れると良いでしょう。
縮毛矯正をする頻度
縮毛矯正をする頻度は、どのくらいが良いのか悩みますよね。これは、くせ毛の強さによって異なります。
縮毛矯正は縮毛矯正をかけた部分は、半永久的にまっすぐストレートのままになります。でも、新しく伸びてくる髪の毛は元のくせ毛のままになります。
そのため、髪の毛が伸びてくると、くせ毛の部分とまっすぐの部分がくっきりしてきますし、根元はくせ毛のままなので、全体的に広がってしまうのです。
弱いくせ毛の人は、たとえば梅雨の前の時期に1度縮毛矯正をすれば大丈夫という人もいます。
でも、くせ毛が強い人は3~4ヶ月に1度はかけたほうが、きれいなストレートヘアを保つことができます。
ただ、3~4ヶ月ごとに縮毛矯正をかけ続けると、髪へのダメージがどんどん強くなりますので、ダメージを考慮しながら、美容師さんと相談して縮毛矯正をする頻度を決めると良いと思います。
縮毛矯正の失敗例と対処法
縮毛矯正で多い失敗例と対処法をご紹介します。縮毛矯正で失敗すると、どんな風になってしまうのか、失敗したらどうすれば良いのか、不安になる人も多いですよね。
縮毛矯正の失敗例
縮毛矯正の失敗例で多いものは、2つあります。1つ目は、チリチリになること。2つ目は、ストレートになりすぎて、不自然なことです。
■チリチリになること
縮毛矯正でチリチリになる失敗は、髪の毛へのダメージが大きいのに縮毛矯正をかけてしまったり、アイロンで熱を加えすぎた時に起こりやすいです。
ダメージが大きくなりすぎて、髪の毛がチリチリになってしまうんです。
■ストレートになりすぎて不自然になる
縮毛矯正は本当にまっすぐなストレートになります。でも、あまりにもストレートでぺちゃんこな感じになってしまったら、不自然ですよね。
まっすぐにこだわりすぎて、不自然なほどのストレートになってしまうのです。
縮毛矯正を失敗した対処法
縮毛矯正で失敗した時には、どうすれば良いのでしょうか?縮毛矯正の失敗を防ぐためには、信頼できる美容師に縮毛矯正をお願いするのが一番です。
きちんとダメージを見極められること、ダメージに応じてアイロンをかける時間等を調整してくれること、自然なストレートに仕上げること。これらは、すべて技術がある美容師さんなら可能です。
それでも、もし縮毛矯正を失敗してしまったら、どうすれば良いのでしょうか?
■チリチリで失敗したら?
チリチリになってしまったら、その部分をカットしてしまうのが、一番確実です。チリチリになってしまうのは、毛先が多いので、その部分をカットしてしまえば、多少は落ち着きます。
また、トリートメントをしっかりしておくと良いでしょう。
■ペタンコで不自然になストレートになってしまったら?
不自然なストレートになってしまったら、ブローをする時に、根元を立ち上げるようにしたり、アイロンでふんわりさせるようにすると、自然な仕上がりになります。
あまりにも不自然になってしまったら、保証期間内に美容室に電話をして、やり直してもらうのも良いと思います。
縮毛矯正についての総まとめ
・縮毛矯正のメリット
「サラサラストレートが半永久的に持つ「ツヤが出て頭が小さく見える」
・縮毛矯正のデメリット
「髪が痛みやすくパーマがかかりにくくなる」「値段が高い」
・縮毛矯正の値段は、1万5,000円~2万円くらいが相場
・縮毛矯正にかかる時間は、約3時間程度
・縮毛矯正をする頻度は、くせ毛が強い人なら3~4ヶ月に1回でOK
・縮毛矯正の失敗例
「チリチリになってしまう」「ストレートになりすぎで不自然になる」
・縮毛矯正を失敗した時の対処法
「チリチリになったらその場でカットしてもらう」「ペタンコで不自然なストレートになったら、根元を立ち上げるようにブローする」
縮毛矯正のメカニズムや特徴(メリット・デメリット・値段・時間)、縮毛矯正をかける頻度、多い失敗例と対処法をまとめました。
縮毛矯正は強いくせ毛でもサラサラストレートになりますが、髪へのダメージが大きいので、ダメージを考慮して、縮毛矯正をかけるようにしましょうね。