パーマをかけると、ストレートの時よりも髪のお手入れが楽になりますし、スタイリングしやすくなりますよね。また、ユルフワの女性らしいかわいい髪型になることができます。
パーマの種類とパーマを失敗した時の対策をまとめました。今からパーマをかけたいなぁと思っている女性は、ぜひ参考にしてください。
パーマの種類は8つもある!
パーマをかけたいと思っている女性は多いですよね。パーマをかけると、わざわざ毎日コテを使って髪の毛を巻く必要がありませんし、いつでも理想的な髪型を簡単にキープすることができます。
ただ、美容院でパーマをかけようと思って、メニュー表を見た時に、いろいろなパーマの種類があって、どれにして良いのか迷ってしまうことも多いと思います。
パーマの種類とそれぞれの特徴を説明していきます。
コールドパーマ
パーマの種類の1つ目は、コールドパーマです。コールドパーマは、昔からあるパーマで、パーマの基本中の基本と言えるパーマのことです。
コールドパーマは、その名前の通り熱を加えず常温で作るパーマなので、髪のダメージは少ないというメリットがあります。
また、比較的短時間でパーマをかけることができ、ほかのパーマに比べると料金が安めになっていて、色々なウェーブをデザインすることができます。
ただ、熱を加えずにパーマをかけるため、パーマの持続時間はそれほど長くなく、3ヶ月程度でパーマが取れてしまいます。
水パーマ
パーマの種類の2つ目は、水パーマです。水パーマはコールドパーマの一種なのですが、水の力を使ってパーマをかける方法になります。
ナノスチームを使って水分を髪の深部に届けることで、パーマをかけます。アルカリ性のパーマ液を使わずに、パーマをかけられるため、髪のダメージは少ないのですが、パーマの持続期間は短めで2~3ヶ月程度になり、ユルフワの柔らかいカールをしたい人におすすめです。
コスメパーマ
パーマの種類、次はコスメパーマです。コスメパーマは、一般的なパーマ液ではなく、化粧品として登録されているパーマ液を使ってかけるパーマのことです。
化粧品登録をされているパーマ液は、低刺激で頭皮にも髪にも優しい成分ですので、髪へのダメージが少なく、皮膚が弱い人でも頭皮がピリピリするなどの刺激を感じずにパーマをかけることができます。
ただ、普通のパーマ液と比べると、しっかりとしたパーマをかけることができないので、緩めのパーマしかかけることができず、持続期間も2ヶ月程度と短めになります。
クリープパーマ
クリープパーマは、パーマ液を髪の毛に塗布しますが、薬液を塗布する時間を短くして、スチームとドライヤーを使って、髪の深部に水分を入れて、パーマをかける方法です。
クリープパーマは、基本のコールドパーマよりもくっきりとしたウェーブのデザインを作ることができますので、強めのパーマをかけたい人におすすめです。
また、パーマ液を塗布する時間は短いので、髪のダメージは比較的少なくて済むという特徴があります。クリープパーマは比較的持ちがよく、持続期間は5ヶ月程度になります。
デジタルパーマ
パーマの種類の5つ目は、デジタルパーマです。デジタルパーマは、パーマ液と熱を利用してかけるパーマです。強いパーマ液に70~90℃の熱を加えてパーマをかけますので、髪へのダメージが強いパーマです。
また、70~90℃の熱を加えるため、頭皮付近はパーマをかけることができず、毛先中心にパーマをかけることになります。また、パーマ液+熱を加えるという過程でパーマをかけますので、パーマの時間もかかります。
ただ、デジタルパーマは形状記憶パーマという正式名称があり、持続期間は長く半年程度はパーマを持続することができます。
また、デジタルパーマは濡れた時よりも乾いた時の方がウェーブが出ますので、髪の毛を乾かすだけでスタイリングすることができ、スタイリングがとても楽というメリットがあります。
毎日コテやアイロンで髪の毛を巻いているという人におすすめのパーマですね。
エアウェーブ
パーマの種類6つ目は、エアウェーブです。エアウェーブは50℃程度の温風を当てることで、パーマをかける方法です。デジタルパーマのように高温の熱を加えないので、髪へのダメージは少なく、根元からウェーブをかけることが可能です。
ただ、デジタルパーマに比べると、緩めにしかパーマをかけることができません。パーマの持続期間は4~5ヶ月程度になります。
ストレートパーマ
パーマの種類、7つ目はストレートパーマです。緩いくせ毛を伸ばしたい人に向いているパーマですが、本来はコールドパーマなどのパーマからストレートに戻すために使われていたパーマのことです。
ストレートパーマは熱を加えて髪の毛をまっすぐにしますので、髪の毛に負担がかかります。また、緩いくせを伸ばすことはできますが、強いくせをまっすぐにすることはできません。
縮毛矯正
パーマの種類の最後は縮毛矯正です。縮毛矯正は強いくせ毛の人でも、まっすぐのサラサラストレートにすることができるパーマですね。
縮毛矯正は強い薬剤とアイロンの熱で、髪の毛をストレートにしていきます。持続期間は半年程度と長いですが、髪の毛へのダメージが強いので、繰り返しかけることは避けたほうが無難です。
パーマを失敗した時の5つの対策
パーマをかけると、理想的な髪型になることができますが、パーマって必ずしも理想通りになるわけではないですよね。
自分のイメージをうまく美容師さんに伝えられなかったり、美容師さんの腕がいまいちだったりすると、「あれ?こんなつもりじゃなかったんだけど・・・」というようなパーマになってしまうこともあります。
パーマを失敗してしまった時にはどうすれば良いのでしょうか?パーマが落ちる3~6ヶ月間は、失敗パーマを我慢しなければいけないのでしょうか?
パーマを失敗してしまった時の対策を5つご紹介します。
保証期間内にかけ直しをする
パーマを失敗してしまった時には、すぐにかけなおしをしましょう。ほとんどの美容院では、パーマの保証期間を設けています。保証期間は1週間程度にしているところが多いですね。
その保証期間内であれば、無料でパーマをかけなおしたり、手直ししてくれますので、かけなおしをしてほしいことを伝えて、失敗パーマから成功パーマに直してもらいましょう。
ただ、「失敗しているのでかけなおしてほしい」とは、なかなか伝えにくいですよね。保証期間内とはいっても、「かけなおしてほしい」と伝えることは、美容師さんに「失敗ですよ」と伝えることですから。
でも、高いお金を払ってパーマをかけたのに失敗して、そのまま数ヶ月から半年はその失敗パーマで過ごさなくてはいけないことを考えると、思い切ってかけなおしてほしいと伝えたほうが良いと思いませんか?
美容院に電話して、パーマをかけてもらった日と担当の美容師さんの名前を伝えて、「思ったよりも強くかかってしまって」とか「自宅に帰ってよく見たら、イメージよりも緩すぎるので」のように柔らかく遠回しに伝えるようにすると、美容院の人もすぐに理解して、かけなおしを提案してくれるはずです。
パーマをかける時には、あらかじめ保証期間はどうなっているのかを確認しておいた方が安心ですね。
その日のうちにシャンプーをする
「パーマを失敗してしまった!早く元のストレートの髪の毛に戻したい」というあなたは、帰宅したらすぐにシャンプーをしましょう。
パーマや薬液を使って、ウェーブを作っていますが、パーマをかけた当日はまだ薬液が髪の芯まで定着していないので、その日のうちにしっかりと髪の毛を洗ってしまえば、パーマの持ちが悪くなり、早くパーマが落ちるようになります。
そのため、パーマを長持ちさせたいなら、パーマをかけてから2~3日は髪の毛を洗わないほうが良いのですが、パーマを失敗して早く落としたい人は、その日のうちにすぐに髪の毛を洗ってしまいましょう。
濡れた状態で髪の毛を梳かす
パーマを失敗して、その日のうちにシャンプーをしたら、ドライヤーで乾かす前にちょっとひと手間加えましょう。そのひと手間が、パーマを早く落とすことにつながるんです。
ひと手間とは、濡れた状態で髪の毛を梳かして、まっすぐにすることです。デジタルパーマ以外は、髪の毛を濡らすと、クルクルになると思います。
クルクルになった髪の毛を梳かして、まっすぐに癖付けするようにしましょう。そうすることで、パーマを早く落とすことができます。
ただ、1つ気を付けなければいけないのは、濡れた髪の毛をブラッシングすると、キューティクルが剥がれやすくなって、髪の毛が傷みやすくなることです。
パーマをかけることで、髪の毛にダメージが加わりますが、濡れた髪の毛を梳かすと、さらに髪の毛が傷んでしまうんです。
髪の毛のダメージを最小限にするために、髪の毛を洗って、タオルドライをしたら、洗い流さないタイプのトリートメントを付けましょう。
トリートメントは髪の内部を修復してくれるわけではありませんが、髪の毛をコーティングしてくれるので、ブラッシングしても傷みにくくなります。
また、髪の毛を梳かすときには、目の粗い櫛を使うようにしましょう。目の細かいブラシを使うと、髪の毛の摩擦が強くなりすぎて、キューティクルが剥がれてしまいます。
そのため、濡れた髪をブラッシングするなら、目の粗い櫛を使って、丁寧にまっすぐになるようにブラッシングしてくださいね。これは、毎日行うと良いでしょう。
ストレートにブローしながら髪の毛を乾かす
パーマを失敗してしまった時には、髪の毛を乾かすときに、髪の毛を引っ張るようにしてストレートになるようにブローするようにしましょう。
髪の毛をある程度乾かしたら、ブラシとドライヤーで、念入りにストレートになるようにブローしてください。ヘアアイロンを使って、ストレートに癖付けするのも良いですね。
毎日ストレートになるようにブローしていれば、パーマの落ちが早くなりますので、失敗パーマが気にならなくなるはずです。
基本はまとめ髪で乗り切る
パーマを失敗してしまったけれど、なかなか美容院に言い出せずに、保証期間を過ぎてしまった…という場合もありますよね。
パーマを失敗したからといって、髪の毛をバッサリ切ったところで解決しないんですよね。パーマは髪の毛全体にかかっているので、髪の毛をカットしたからといって、変にパーマが残ってしまって、どうしようもない髪型になってしまうリスクが高いんです。
それにパーマ代がかかったのに、さらにまたカット代を出すなんて、経済的な余裕がないという人もいるでしょう。
そういう場合は、パーマが落ちるまでまとめ髪で乗り切りましょう。ポニーテールにしたり、横で1つに結んだり、お団子などまとめ髪にしたり、編み込みやみつあみにしたりすると、うまくパーマのウェーブを活かしながら、失敗パーマをごまかすことができます。
パーマがかかっていると、ヘアアレンジがしやすいですので、ユルフワにかわいくアレンジしてみましょう。
パーマの種類とパーマに失敗した時の対策についてのまとめ
・水パーマ:ゆるふわ系の柔らかいカールを出したい人におすすめ。持ちは2~3ヶ月程度
・コスメパーマ:化粧品として登録されているパーマで、低刺激
・クリープパーマ:強めのパーマがかけたい人におすすめ。持ちは5ヶ月程度
・デジタルパーマ:髪へのダメージが強い分、持続期間が長く半年続く
・エアウェーブ:髪のダメージが少なく根元からかけられる。持続期間は、4~5ヶ月程度
・ストレートパーマ:強いクセをまっすぐすることはできないが、ゆるいパーマ程度ならまっすぐにできる
・縮毛矯正:強いくせ毛でもまっすぐのストレートにできる。持続期間は半年。髪へのダメージは強い
・パーマを失敗した時の対処法
「保証期間内にかけなおしをする」「その日のうちにシャンプーをする」「濡れた状態で髪の毛を梳かす」「ストレートにブローしながら髪の毛を乾かす」「パーマが落ちるまでまとめ髪で乗り切る」
パーマの種類とパーマを失敗した時の対策をまとめました。パーマにはいろいろな種類があり、どのようなウェーブにしたいのかよって、どのパーマにすべきかは変わります。
そのため、美容師さんと相談して、どのパーマをかけるか決めましょう。また、もし失敗してしまった時は、勇気を出して保証期間内にかけなおししてもらうのが一番ですが、自分でパーマを早く落とすこともできますので、どちらで対処すべきかを決めると良いでしょう。