世界で最も有名な日本人とも言われるオノヨーコさんですが、かつて“ビートルズを解散させた女”として、世界中から中傷されたことも・・・
そんなオノヨーコさんの若い頃の奔放な結婚歴と、オノヨーコさんのスゴすぎると話題の“家系図”、そして、そこに登場する妹・小野節子さんをはじめとする、オノヨーコさんの家族についてまとめました。
オノヨーコさんのプロフィール
出典:https://oitachi-ima.com/
プロフィール
名前:オノヨーコ(小野 洋子)
本名:ヨーコ・オノ・レノン
生年月日:1933年2月18日生まれ(85歳)18年6月現
出身:東京都
学歴:学習院大学哲学科中退、サラ・ローレンス大学中退
職業:芸術家(ボーカル・ピアニスト)、ミュージシャン、平和活動家
若い頃のオノヨーコさんの奔放な結婚歴
オノヨーコさんは、1952年に学習院大学の哲学科に入学しますが、翌1953年、父親がニューヨークへ赴任することになり、同大を退学して家族とともに渡米。サラ・ローレンス大学に入学し、そこでピアノと詩を学びました。
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一柳慧さんと一度目の結婚
1956年、サラ・ローレンス大学在学中だったオノヨーコさんは、作曲家でバイオリニストの一柳慧(いちやなぎ さとし)さんと出会い、同大を退学して一度目の結婚をします。
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ちなみにこの一柳慧さんは、ジュリアード音楽院を卒業した一流の音楽家で、その後、日本音楽界の発展に貢献し、2008年には文化功労者として表彰もされています。
一方のオノヨーコさんは、結婚と同時に大学を退学し、前衛芸術活動を始めるのですが、当時の日本はまだ前衛芸術というものに未熟で、当時の評価はまだまだ低かったようですね。
二度目の結婚はアンソニー・コックスと不倫の末に・・・
オノヨーコさんはニューヨーク在住時代の1962年11月28日、映像作家のアンソニー・コックスさんと二度目の結婚をしました。
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但し、この頃はまだ一柳さんとの離婚が成立しておらず、正式に結婚できたのは、翌1963年6月6日のことだったようです。つまり、アンソニー・コックスさんとの出会いは不倫だったってことになりますね。
その後、オノヨーコさんは1966年にロンドンの現代芸術協会の招きで渡英し、活動の場をニューヨークからロンドンに移すのですが・・・その時期に、ジョン・レノンさんとの関係が始まります。
三度目のジョン・レノンさんとはW不倫の末の結婚だった
ジョン・レノンさんとの出会いは1966年11月9日のこと。オノヨーコさんがロンドンで開催した個展にジョンさんが訪れたことがきっかけでした。その時の詳しい様子がWikipediaに掲載されているので、引用しておきましょう。
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ロンドンのインディカ・ギャラリーでの個展『未完成の絵画とオブジェ』の開催前日に訪れたレノンは、そこに展示されていた作品「天井の絵」に惹かれた。それは部屋の中央に白い脚立が置かれており、観客はそれを昇り天井からぶら下がった虫眼鏡を使って、天井に貼られたキャンバスの小さな文字を見るという作品だった。
レノンは当時を回想し「もし”No”とか『インチキ』みたいな意地の悪い言葉が書かれていたら、すぐに画廊を出て行ったよ。でも”YES”だったから僕は『これはいけるぞ、心温まる気持ちにさせてくれる初めての美術展だ』と思ったんだ」と後に語っている
引用:オノ・ヨーコ – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/
ちなみに、アンソニー・コックスさんとの離婚が成立したのは、1969年2月2日ですので、オノヨーコさんがジョン・レノンと出会い、愛し合うようになった頃はまだ、彼との婚姻状態が続いていたことになります。
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一方のジョン・レノンさんの方にも前妻がいたことから、今で言うところの“W不倫”の状態が続いていたことになります。そして、オノヨーコさんとジョン・レノンさんが晴れてジブラルタルで結婚したのは、1969年3月20日のことでした。
ビートルズの解散とその後のオノヨーコさん
そして、ビートルズが解散するのは、オノヨーコさんとジョン・レノンさんが結婚した翌年の1970年なんですよね。
当時は、激化するベトナム戦争に反対して、「ベッド・イン」や「ウォー・イズ・オーヴァー」ポスター・キャンペーンなど、独自の「ラブ&ピース」活動を展開していた、オノヨーコさん夫婦。
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それらの活動がビートルズ解散の原因になったのではないかと指摘されるようになると、やがてオノヨーコさんのことを、“ビートルズを解散させた女”として、一時期は“地球上で最も中傷された女”とまで言われていたようです。
オノヨーコさんのスゴすぎる家族と華々しいと話題の家系図
実は、オノヨーコさんの家系をひもといてみると、ものすごい家族がゴロゴロと出てくることをご存知ですか?特に日本の金融分野で表舞台に立った人達で溢れているんですよね。
まずは、そんなオノヨーコさんの家族をまとめた、華々しいと話題の家系図をご紹介しましょう。
以下、この家系図を元に、一人ずつ詳しく見ていくことにします。
オノヨーコさんの家族① 父・小野英輔氏について
オノヨーコさん父親である小野英輔氏は、オノヨーコさんの誕生当時は、東京銀行の前身である“横浜正金銀行”の常務の立場にあり、サンフランシスコ支店で副頭取を務めていました。
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ちなみに、この“横浜正金銀行”は第二次世界大戦中は、外国通貨を収集する日本における重要機関だったそうです。
また、実はこの小野英輔氏は、元ピアニストという異色の銀行家で、オノヨーコさんにも幼い頃からピアノを教えていたそうです。オノヨーコさんの音楽家としての資質は、間違いなく父親から受け継いだもののようですね。
さらに、そんな小野英輔氏の父親、つまり、オノヨーコさんの父方の祖父である小野英二郎氏も著名な銀行家でした。
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しかも、小野英二郎氏は日本銀行勤務を経て、元日本興業銀行の第4代総裁まで務めた人物だったそうです。
オノヨーコさんの家族② 母・小野磯子さんについて
以上のように、オノヨーコさんの父方の家系だけでも十分にスゴいと言えるのですが、オノヨーコさんの家系が華々しいと話題になっている理由は、実は母方の家系もそれ以上に由緒あるお家柄だからなんです。
まず特筆すべきは、オノヨーコさんの母である小野磯子の祖父、つまりオノヨーコさんの母方の曾祖父に当たる人物が、あの安田財閥の創始者の安田善次郎氏であることです。
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安田財閥と言えば、日本経済史において三菱、三井、住友と肩を並べていた四大財閥のうちの一つという巨大な財閥を築いていました。
ちなみに、東京大学の象徴である安田講堂は、この安田善次郎氏の寄付によるものでした。但し、あくまで匿名での寄付にこだわった善次郎氏の意向から、実際に“安田講堂”と呼ばれるようになったのは、善次郎氏の死後のことなのだとか。
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オノヨーコさんの母方の祖母である暉子(てる)さんは、この安田善次郎氏の二女に当たります。伊臣貞太郎氏という婿養子をもらい、伊臣貞太郎氏は結婚と同時に、“安田善三郎”と名乗ると、税金の支払実績から後に貴族院議員となりました。
オノヨーコさんの家族③ 妹、小野節子さんについて
オノヨーコさんとは8歳ほど年の離れた妹である小野節子さんも、実はとんでもない経歴の持ち主なんですよね。
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オノヨーコさんの妹の小野節子さん
やはり姉妹ですね、どこかオノヨーコさんの面影があります。
オノヨーコさんの妹である小野節子さんは、1963年に聖心女子大学英文科を卒業後、スイス・ジュネーブ大学付属高等国際問題研究大学院で博士号を取得しました。
そして、1976年には、採用面接の競争率がなんと100倍ともいわれている“世界銀行”に入行するんですよね。
ちなみに“世界銀行”とは、普通の銀行がやっている預金業務などは行っておらず、発展途上国への経済成長を目的とした融資業務を主な業務とする国際機関です。
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小野節子さんが最初に派遣先に選ばれたのが、西アフリカの発展途上国、モーリタニアだったそうです。モーリタニアは資源が少ない極貧国でしたが、現地での調査の結果、農業の可能性を見出した小野節子さんは、灌漑事業に取り組むなど、この国の経済発展に多大な貢献をしたそうです。
定年退職後は、趣味で続けていた彫刻を本格的に始め、なんと彫刻家に転身。銀行家から芸術家への転身と聞くと、“畑違い”だとか“金持ちの道楽”なんて言葉が頭に浮かびますが・・・
実は、父親である小野英輔氏が、元ピアニストにして銀行家に転身した経歴を思い起こせば、小野家は銀行家と芸術家という二つの顕著な才能に恵まれていると言えそうですね。
そして、小野節子さんの芸術家としての才能は・・・ほれ、この通り。
ハラミュージアムアーク屋外作品「夢」をつくった小野節子さんが今夜、日本テレビ(7時~ 8時56分)「笑ってコラえて」で紹介される予定です。銀行家としての活躍から作品制作にいたるまで様々なエピソードを知る機会となるでしょう。 pic.twitter.com/rkN2B7cJc6
— ハラ ミュージアム アーク (@HaraMuseumARC) 2016年8月3日
とても、“金持ちの道楽”なんかでできるような作品ではないことがわかります。
オノヨーコさんについての総まとめは・・・
・オノヨーコの父は元ピアニストの銀行家で母は、安田財閥が曽祖父
・オノヨーコには、妹がいて世界銀行に入行するほどの経歴を持っている
いかがでしたでしょうか。
かつて“ビートルズを解散させた女”として、世界中から中傷されたオノヨーコさん。そんなオノヨーコさんの若い頃の奔放な結婚歴について整理してみました。
出典:https://all-souzoku.com/
また、オノヨーコさん以上に素晴らしい経歴を持つと話題の妹・小野節子さんをはじめ、スゴすぎると話題の華々しい家系図上に登場する、オノヨーコさんの家族についてまとめてみました。