女性の憧れのハイヒールですが自分に合ったヒールの高さを選ぶことがおしゃれな大人の女性への近道です。
今回はヒールの高さの平均、高さ4種類の比較、身長別のおすすめのヒール、3大ヒールブランド、ヒール10種類を紹介します。
この記事の目次
ヒールの高さは平均何cm?
女性の靴といえばヒール靴。
ヒールのある靴を履くことで女性としてのモチベーションが上がる、という方も少なくないはずです。
最近では、フラットヒールから10cm以上のヒールまで、様々な高さの靴が登場しています。
しかし、中にはこのような質問をしている方もおられました。
ハイヒールの平均的高さは何cmですか?
確かにヒールの平均的なものって何なのでしょうか。
特にヒール初心者さんは、初めて購入するヒールの高さのサイズで悩むことでしょう。
もっともヒールの高さでよく用いられているものは、3cm・5cm・7cm、この3つです!
3cmより低ければ、それはもうヒールのある靴とは呼びにくくなりますし、7cm以上のヒールになると歩くのがつらくなります。
パーティなどでは別ですが…。
ですから、用途に合わせて、3cm、5cm、7cmのどれかのヒールを購入すると、平均的なヒールの靴を持っているということになるでしょう。
「ハイヒールの方程式」とは?【なりたい雰囲気にピッタリな高さ3つ紹介】
ヒールの高さを選ぶときに、何か考えておられますか?
ヒールの高さを今まで何となくで選んでいたのであれば、今日から意識して女子力を高めていきましょう。
実はヒールの高さには方程式というものがあります。
ヒールの高さによって、印象が大きく変わります。
どんな女性になりたいのか、どう見せたいのかによって選ぶべきヒールの高さがあるのです。
・大人女子のヒールの高さ=身長÷30+2cm
・上品な女性のヒールの高さ=身長÷30
・スポーティ女子のヒールの高さ=身長÷30-2cm
この方程式に当てはめて計算することで、自分のなりたい印象や雰囲気に合った高さのヒールをを身に着けることができるのです。
ヒールの高さ別メリット&デメリット【4つの高さを徹底比較】
ヒールの高さによって見える印象が異なってきます。
上の画像をご覧ください。一番左の足の印象と一番右の足の印象が同じだ、と思われる方はきっと一人もいないはずです。
ヒールの高さ別の印象を比較することは、ヒールの高さを選ぶときにおすすめです。
ヒールの高さそれぞれで与える印象が異なりますが、最も足がきれいに見えるヒールの高さは、7cmです。
日本人女性の平均身長158cmを基準としたときに、理想的なヒールの高さは7cmなのです。
では、その他のヒールの高さはNGなのでしょうか?
そうではありません。
これから4種類のヒールの高さを比較して、メリットとデメリットを取り上げていきたいと思います。
3cmヒール
まずは、3cmヒールです。
3cmのヒールはほとんどヒールがない状態といえるでしょう。
ですから、安定感を求める方には最もおすすめの高さです。
歩いても疲れにくく動きやすいので、仕事で使うという方が多いでしょう。
ヒールがない靴よりは足がきれいに見えるでしょう。
しかし、7cmヒールのように足が細く長くきれいに見えるという効果はあまりありません。
ですから、おしゃれを楽しみたいとき、背伸びしたファッションをしたいときなどは、3cmヒールは合わせないほうがよいですね。
5cmヒール
次は5cmヒールです。
5cmヒールはOLさんにとってちょうどよいヒールの高さです。
歩きやすく、疲れにくいのに足が引き締まって見える効果があるからです。
3cmほど短くなく7cmほど高くない…まさに絶妙なバランスの取れた履き心地でしょう。
日本で最も売れているヒールの高さは5cmといわれています。
働く女子の味方ですね。
しかし、ばっちりおしゃれをしていたり、結婚式などフォーマルな場所では5cmは物足りないでしょう。
7cmヒール
次に、最も美脚に見えるといわれる7cmヒールです。
安定感もある程度あり、ふくらはぎや足首が引き締まって見えるヒールの高さです。
足を長く見せたい細く見せたいという方には、このヒールの高さが最もおすすめです。
しかし、ヒールに慣れている人でなければ、長時間7cmヒールで動くのは非常にしんどいでしょう。
慣れてくれば、7cmヒールでも安定した歩きができるため、楽しくいつでもファッショナブルな自分でいることができるでしょう。
8cm以上のヒール
最後は、8cm以上のヒールです。
ヒールが高ければ高いほど足が長く細く見えるようになります。
しかし、身長が低い人があまりにも高いヒールを履くとバランスが悪くなります。
身長に応じた足の長さの割合を考えなければなりません。
また、長時間歩くことは不可能です。
歩くこと自体が難しいので、もしかするとケガをしてしまう危険性もあります。
特に10cm以上のヒールは、パーティや結婚式の時以外は履かないほうがよいでしょう。
身長別におすすめのヒールの高さを紹介
身長に応じた足の長さの割合を考えるように、と先ほど述べました。
次は身長別に、おすすめのヒールの高さについてご紹介していきたいと思います。
最も足がきれいに見える、そして歩きやすい、そんなヒールの高さは一体どれくらいなのでしょうか?
身長が高い人向けおすすめヒールの高さ
身長が高い人におすすめのヒールの高さは…すべてです!
3cmでも12cmでも、どんなヒールの高さでもOKです。
身長が高い人はそれだけ足も長いことになります。
ですから、ヒールを履いても違和感がありません。
カモシカ美脚をどこまでも目指すことができます。
身長がある人なら10cm以上を履いてもモデルさんのようになり、違和感がありません。
身長が高い女性はヒールを履くことをためらってしまいがちですが、何でも似合う、その美しさはうらやましい限りです。
身長が平均の人向けおすすめヒールの高さ
身長が平均的な女性、つまり158cm前後の方ですね。
この場合おすすめできるヒールの高さは8cmまでです。
身長とのバランスがもっともよく見えるのは7cm、8cmのヒールです。
低過ぎると足が短く見えるのでおすすめできません。
実際の身長の+8cmになることで、身長が与える印象はがらりと変わります。
足が長く細くきれいに見えるゴールデンサイズは、7~8cmなのです。
身長が低い人向けおすすめヒールの高さ
それよりももっと低い、低身長さんが履けるヒールはあるのでしょうか。
身長が低ければそれだけヒールで上げることができますが、身長とのバランスを考えなければなりません。
身長が低いと、残念なことに高過ぎヒールも低過ぎるヒールもバランス悪く見えてしまいます。
しかし、低身長さんにもゴールデンヒールがあります。
それは、5cmヒールです。
身長が低い人の魅力は何といってもそのかわいらしさなんです。
それなのにモデル級の10㎝以上のヒールを履いてしまうとイメージが崩壊すると同時に、歩きづらくてこけてしまうでしょう。
世界三大ハイヒールブランドを紹介
日本では、あまりヒールの高い靴を履いている女性はそこまで見ないかもしれません。
しかし、世界に視界を広げると、かなり高いヒールの靴をはいて颯爽と歩いている女性が多いことに気づくでしょう。
もともと外国人は身長が高く、高いヒールも似合うのでしょう。
しかし、ヒール靴のブランドも良いのかもしれません。
女性の特権であるヒール。
世界で最も有名な三大ハイヒールブランドをご存知ですか?
この機会に頭に入れておくと良いかもしれませんね。
①クリスチャンルブタン
1つはクリスチャンルブタンです。
1992年に設立されたヒールブランドです。
どのヒールも細く高いもので、すべてのヒールの裏地は赤くデザインされています。
靴に物足りなさを感じ、マニキュアから発案された美しいデザインです。
世界中のセレブが愛用するもので、そのデザイン性は多くの女性の憧れの的となっていることでしょう。
なかなか手を伸ばせないものかもしれませんが、自分のご褒美、または大人の階段を上る一歩として購入してみるのもよいかもしれませんね。
②セルジオ・ロッシ
2つめはセルジオ・ロッシです。
1966年に設立されたハイヒールブランドです。
イタリアの高級靴職人の息子であるセルジオ・ロッシが設立したものです。
幼い頃からの靴への愛着が込められています。
靴は体の一部であるという考えをもとに、フォルムの美しさや、大胆なラインが魅力的なデザインの靴を製作しています。
まさに女性の特権、女性ならではの官能的な美しいヒールです。
③マノロ・ブラニク
3つめはマノロブラニクです。
1972年に設立されたイギリスのヒールブランドです。
ダイアナ妃やマドンナなどが愛用していたブランドで非常に注目されています。
構築的なフォルムやエレガントなシェイプデザインが魅力的です。
セレブを中心に世界中で人気のあるヒールブランドです。
靴のロールスロイスと言われるほどの高価格帯なブランドです。
ヒール10種類を紹介 【高さ&太さ&デザインを比較】
ヒールは高いものというイメージがおありかと思います。
しかし、実際にはそうではありません。
低いものから高いものまで様々で、特にそのヒールの種類によってイメージも大きく異なります。
10種類のヒールを一つずつご紹介いたします。
①ハイヒール
1番ヒールの靴として想像されやすいものがハイヒールです。
ヒールが細くて高いのが特徴です。
美脚効果や大人っぽい雰囲気を作るために最もおすすめのヒールの種類です。
ヒールを履き慣れていない人にとっては、歩きにくいものかもしれません。
②フラットヒール
2番目はフラットヒールです。
ヒール部分が低く平らになっているものをこう呼びます。
ほとんどヒールと呼べる部分がないため、歩きやすいのが特徴です。
③チャンキーヒール
3つめはチャンキーヒールです。
ヒールが非常に太く「ずんぐりとした」印象を与えるヒールです。
ピンヒールではうまく歩けない人でも、チャンキーヒールなら同じ高さでも歩きやすいことがあります。
足が細く見える効果もあるようです。
④コーンヒール
4つ目はコーンヒールです。
アイスクリームのコーンを思い浮かべるとわかりやすいでしょう。
円錐型をしているヒールのことをそう呼びます。
安定性が高くデザイン性もあるので多くの女性に好まれるスタイルです。
⑤ルイヒール
ルイヒールはヒール部分が優雅な曲線を描いていることが特徴です。
そして付け根部分は太くなっているため、安定性が抜群です。
なんとルイ14世がこのタイプのヒール靴を愛用していたため、ルイヒールと呼ばれているようです。
⑥キューバンヒール
6番目はキューバンヒールです。
後方部分が底に向かって前方に傾斜しています。
ヒールの高さはあまり高いものはなく5cm程度が多いでしょう。
ウェスタンブーツなど、ブーツ系はこの形のヒールが多いかもしれませんね。
⑦ウェッジヒール
ウェッジヒールは、横側に伸びているヒールの形です。
高低差が大きく、土踏まずの部分も平らになっています。
ヒールが何かに挟まったり、折れたりする心配がありません。
⑧ピナフォアヒール
ウェッジソールの一種で、若干真ん中が反っているものをピナフォアヒールといいます。
ウェッジソールは底部分は平らですが、ピナフォアヒールは一味違ったデザイン性がおしゃれですね。
⑨セットバックヒール
ヒールのあごの部分が後ろに傾斜していて、後ろの部分が垂直に近くつけられているものをセットバックヒールと呼びます。
重心が全体的に後ろに下がっているため、歩きづらく感じることもあるでしょう。
独特のデザインがおしゃれですね。
⑩スタックドヒール
皮を積み上げたヒールをスタックドヒールと呼びます。
最近では実際に積み上げたものではなく、そう見えるようにシールを張っているデザインのものもあります。
重ねているため、ヒールは必然的に太くなります。
ヒールでの歩き方ポイント3つ
皆さんは高いヒールを履いた時のどのように歩いていますか?
きれいに歩けるのであれば、あなたは女性として非常に美しく見えていることでしょう。
しかし、もし歩き方が間違っているのであれば、印象が悪くなってしまいます。
無理して履かなくてもいいのに…と思われてしまうかもしれません。
次の3つのポイントを意識してきれいな歩き方を心がけましょう。
①小さい歩幅
まず、小さい歩幅で歩きましょう。
大きな歩幅で歩こうとしたばっかりに転倒してしまうこともあります。
またワイルドな印象になってしまい、せっかくのヒールの女性ならではの品格が失われてしまいます。
歩幅を小さくして歩けば、見た目が上品に映ります。
つまずくこともなくなるでしょう。
自分の肩幅を開いたくらいの歩幅がおすすめです。
足を広げすぎていないか、膝を曲げすぎていないか注意が必要です。
②つま先からかかとへ
2番目につま先からかかとの順で地面に足をつけるよう意識しましょう。
ハイヒールを履くとヒールの部分から着地してしまいたくなるかもしれません。
しかし、正しい歩き方はつま先から降ろすというものです。
練習が必要かもしれません。
しかし意識して歩いていけば、いつの間にか自然ときれいな歩き方になるでしょう。
足全体の負担が小さくなり、ヒールのコツコツとした音が軽減されるのでおすすめです。
③目線を2cm上げて体を一直線に
3つ目のポイントは目線を2cm上げることです。
ハイヒールを履くと安定を求めて、猫背になってしまっているかもしれません。
目線を上げることで姿勢を一直線にすることができます。
腕はしっかり振りましょう。背筋も伸ばしましょう。
普段はきれいに歩けているのに…という方は、もしかするとヒールの高さが高すぎるのかもしれません。
10cm以上は安定性が抜群に悪いので注意が必要ですよ。
ヒールの高さと種類・身長別のおすすめの高さについてのまとめ
「3cm」「5cm」「7cm」
・理想のヒールの高さ
「大人女子:身長÷30+2cm」「上品な女性のヒールの高さ身長÷30」「スポーティー女子の身長÷30-2cm」「脚が最もキレイに見えるヒールの高さ:7cm」「歩いても疲れにくく動きやすい:3cm」「歩きやすくて疲れにくいのに脚が引き締まって見える:5cm」「ふくらはぎと足首が引き締まって見える:7cm」
・身長別のヒールの高さ
「身長が低い人の高い8cm以上はバランスが悪い」「身長が高い人:ヒールの高さは、全ての高さがOK」「身長が平均の人:7cmか8cm」「身長が低い人:5cm」
・ヒールでの歩き方
「小さい歩幅でつま先から踵の順で足をつける」「目線の2cm上げて背筋を伸ばす」「体を一直線にすると美しく見える」
ヒールを履くことで女性らしくなったり、モチベーションが上がったりという経験をされたことはないでしょうか。
女性の特権であるヒール靴。
美しく歩けるように、歩く方法やヒールの高さに注意しましょう。