パーマをかけたいなぁと思っているあなたは、パーマにはいろいろな種類があることを知っていますか?あなたに合うパーマはどのパーマなのかを調べておかなくてはいけません。
今回は、パーマの基本であるコールドパーマの特徴(メリット・デメリット・持ち、値段)やデジタルパーマとの違い、失敗した時の対処法を詳しく解説していきます。
コールドパーマとは?
コールドパーマは、パーマの基本中の基本です。コールドパーマは、熱を加えずに常温でパーマをかける方法です。これに対し、熱を加えるパーマをホットパーマと言います。後で説明するデジタルパーマは、ホットパーマに分類されます。
コールドパーマは熱を加えないので、薬液での反応だけでパーマをかけることになります。コールドパーマで使う薬液は2種類あります。
まず、1剤で髪の毛のアミノ酸の結合を切断して、髪の毛のクセ付けがしやすい状態にして、ロッドに髪を巻きます。
その後、少し時間を置いてから、2剤でクセ付けをした髪の毛のカールを固めるんです。
このコールドパーマは、パーマの基本中の基本ですので、どの美容室でもコールドパーマをかけてもらうことができます。
コールドパーマは、水濡れるとカールが強くなり、乾くと落ちつきますので、スタイリングする時は、半乾きの状態でスタイリング剤をつけると、カールをきれいに出すことができます。
コールドパーマの特徴(メリット・デメリット・持ち・値段)
コールドパーマの特徴は何でしょうか?コールドパーマのメリットやデメリット、持ち、値段を説明していきます。
コールドパーマのメリット
コールドパーマのメリットは、次の4つです。
2.いろいろなデザインのカールができる
3.髪のダメージが少ない
4.スタイルチェンジしやすい
■根元からパーマをかけられる
コールドパーマは熱を加えずにパーマをかけるので、頭皮がやけどする心配がないため、根元からしっかりとパーマをかけることができます。
■いろいろなデザインのカールができる
コールドパーマはパーマの基本中の基本ですので、ロッドの種類が豊富です。そのため、いろいろなデザインのカールを楽しむことができます。
■髪のダメージが少ない
ホットパーマは薬液だけでなく、さらに熱を加え熱変性を起こすのです。そのため、ホットパーマは髪のダメージが大きいのですが、コールドパーマは熱を加えず、薬液だけでパーマをかけますので、髪へのダメージが少ないのです。
■スタイルチェンジしやすい
コールドパーマは、パーマをかけた後でもほかのパーマや髪型にスタイルチェンジしやすいので、飽きやすい人でも大丈夫です。
コールドパーマのデメリット
コールドパーマのデメリットも見ていきましょう。コールドパーマのデメリットは、次の3つがあります。
・髪が渇くとカールが弱くなる
・持ちが悪い
■緩やかなパーマしかかからない
コールドパーマではふんわり緩やかなパーマになりますので、コテで巻いたようなパーマにすることは難しいんです。
コールドパーマで無理に強めにパーマをかけてしまうと、硬い質感、ゴワゴワした質感になってしまうので、自然な感じに仕上がらないのです。
■髪が渇くとカールが弱くなる
コールドパーマは髪が渇くと、カールが弱くなってしまいます。そのため、スタイリングする時は一度軽く濡らしてから、ムースなどをつけないと、きれいにカールが出ません。
スタイリングが苦手な人にとっては、ちょっと面倒ですね。
■持ちが悪い
コールドパーマは持ちが悪いこともデメリットです。これについては、次で詳しく説明します。
コールドパーマの持ちは?
コールドパーマの持ちは、2~3ヶ月が平均です。直毛でパーマがかかりにくい人は1~2ヶ月で取れてきてしまうこともあります。
デジタルパーマは半年程度持つこともありますので、コールドパーマは持ちが悪いパーマなのです。
コールドパーマの持ちを少しでも良くするためには、次のことに注意しましょう。
・スタイリングする時は髪の毛を引っ張って伸ばさない
・ブラシを使わないようにする
パーマをかけてすぐは、まだカールが安定していませんので、髪の毛を洗ってしまうと、パーマが取れやすくなります。また、髪の毛を引っ張ってまっすぐにしたり、ブラシを使って髪の毛を必要以上に梳かすと、コールドパーマが取れやすくなるので、注意しましょう。
コールドパーマの料金の目安
コールドパーマの料金は、デジタルパーマよりも安く、パーマの中では安めになっています。具体的な料金は髪の毛の長さや美容院の立地などによって異なりますが、大体8000~1万円が相場です。
コールドパーマとデジタルパーマの違い
コールドパーマとデジタルパーマの違いは何でしょうか?パーマの基本であるデジタルパーマと、最近のパーマの主流であるデジタルパーマは、何がどう違うのでしょう?
コールドパーマ | デジタルパーマ | |
パーマのかけ方 | ・常温で薬液のみでパーマをかける | ・薬液だけでなく熱を加える |
パーマの持ち | ・2~3ヶ月しか持たない | ・5~6ヶ月程度持つ |
カール | ・デザインは幅広い ・緩めのカール ・水に濡れるとカールが強くなる |
・巻き髪のようなウェーブ ・根元からはかけられない |
髪の傷み | ・髪の傷みは比較的少ない | ・髪の傷みは強い |
料金 | ・8000~1万円が相場 | ・1万3000~1万5000円程度が相場 |
コールドパーマとデジタルパーマは、このような違いがあります。同じ「パーマ」と言っても、まったく違うものであることがわかると思います。
コールドパーマは、次のような人におすすめです。
・髪を痛ませたくない
・ゆるめのフワフワしたヘアスタイルが良い
デジタルパーマは次のような人におすすめですね。
・巻き髪のようなヘアスタイルに憧れる
・パーマを長持ちさせたい
どちらがあなたに合っているかを考えて、コールドパーマにするかデジタルパーマにするかを決めると良いですよ。
自分ではどちらが良いかわからない、決められないという人は、美容師さんに相談してみると良いでしょう。
コールドパーマを失敗したらどうする?
コールドパーマはパーマの基本ですが、パーマをかける時に心配なのは、失敗したらどうしようということですよね。コールドパーマは、たとえ失敗してもリカバリーしやすいパーマなので、そこまで不安になることはありません。
コールドパーマを失敗した時の対処法をご紹介します。
パーマのかけ直しをお願いする
美容院は、基本的にパーマの保証期間を設けています。「もし、パーマが気に入らなかったら、無料で対処しますよ」という保証ですね。
たいていの美容院は保証期間は1週間としていることが多いですが、パーマをかけてもらったら、確認しておくと良いでしょう。
もし、コールドパーマを失敗したと感じたら、すぐに電話をして、「ちょっと、思ったのと違ったんですけど」のように言うと、すぐに対処してくれます。
ストレートパーマをかけて、ストレートの状態に戻してくれたり、パーマをかけ直してくれたりですね。
電話をしてかけ直しをお願いするのは、勇気がいりますが、それでも2~3ヶ月気に入らない髪型で過ごさなくてはいけないことを考えると、勇気を出してお願いしてしまったほうが良いですよ。
美容院側もパーマのかけ直しは慣れていますので、それほど気にする必要はありません。
自宅でストレートパーマをかける
出典:amazon.co.jp
美容院にかけ直しをお願いするのがどうしてもできないという人は、市販のパーマ液を購入して、自宅でストレートパーマをかけましょう。
ストレートパーマは、本来パーマをかけた髪をストレートに戻すためのものです。市販のパーマ液を使えば、コールドパーマを簡単に元に戻すことができます。
コールドパーマが早く取れるように頑張る
コールドパーマを失敗したら、早くパーマが取れるようにいろいろな対処をするのも良いと思います。
コールドパーマを早く取るための方法を実践したら、1ヶ月程度でストレートの状態に戻るでしょう。コールドパーマを取るためには、次のようなことをしましょう。
・ブローをする時には髪の毛を引っ張って伸ばすようにする
・丁寧にブラッシングする
・保湿力の高いトリートメントをつける
先ほども説明しましたが、パーマをかけた当日はまだパーマの状態が安定していないので、シャンプーをすると、パーマが取れやすくなるんです。そのため、コールドパーマに失敗したら、念入りにシャンプーをしましょう。
そして、ブローをする時にはカールを伸ばすようにして、髪の毛を乾かしてください。また、ブラッシングをしてさらに髪を伸ばすと、パーマが早く取れるようになります。
また、保湿力が高いトリートメントをすると、髪の毛に水分を含ませられますので、その重みで少しずつコールドパーマが取れるようになります。
パーマを失敗した時の対処法は、「パーマの種類8つ&失敗した時の対策5つまとめ!それぞれの特徴も徹底解説」でさらに詳しく解説しています。
コールドパーマについてのまとめ
・コールドパーマのメリット
「根元からパーマがかけられる」「いろいろなデザインのカールができる」「髪のダメージが少ない」「スタイルチェンジがしやすい」
・コールドパーマのデメリット
「緩やかなパーマしかかからない」「髪が乾くとカールが弱くなる」「持ちが悪い」「持ちは2~3ヶ月」
・コールドパーマの料金「8000~1万円」
・コールドパーマとデジタルパーマの違い
「持ちの長さ」「値段の違い」「カールの強さ」「髪のダメージの強さ」
・コールドパーマが失敗した時の対処法
「パーマのかけなおしをお願いする」「自宅でストレートパーマをかける」「コールドパーマが早くとれるように頑張る」
コールドパーマの特徴やメリット・デメリット、持ち、料金、デジタルパーマとの違い、失敗した時の対処法をまとめました。
コールドパーマはパーマの基本です。緩めにふんわりとかけたい人、パーマをかけたいけれど髪の毛を痛ませたくない人は、コールドパーマがおすすめですよ!