髪の毛がパサパサになったり、枝毛があったり、チリチリしていたりすると、どんなにかわいい服を着て、流行のメイクをしても魅力が半減していまいます。髪は女の命と言われるほど、女性の魅力には欠かせないパーツです。
髪が傷む原因と改善・対策法をまとめました。これであなたもツヤツヤ&サラサラ髪を手に入れることができるはずです!
髪が傷む8つの原因
髪が傷む原因は何でしょうか?ツヤツヤ&サラサラ髪を手に入れるためには、まずは髪が傷む原因を知っておきましょう。
パーマやヘアカラー
髪が痛む原因の1つ目は、パーマやヘアカラーです。パーマやヘアカラーは薬品を使って、髪の毛を癖付けしたり、色を変えたりしています。
ということは、化学的な刺激を髪の毛に与えているわけですから、髪の毛は痛んでしまいますよね。
間違ったシャンプー
間違った方法でも髪が傷む原因です。強めにゴシゴシと擦るように洗ったり、ブラッシングしながら洗ったり、熱めのお湯を使って洗うと、髪表面のキューティクルがはがれてしまいます。
また、頭皮の汚れをできるだけ落とそうとして、爪を立てるようにゴシゴシ洗ってしまうと、頭皮を傷つけてしまいますので、髪に悪影響が出てしまいます。
ブラッシング
髪の毛をサラサラにしようと、絡まった髪の毛を無理やり引っ張るようにブラッシングしている人も要注意です。無理やりブラッシングすると、髪の毛のキューティクルがはがれて、枝毛ができやすくなったり、チリチリの髪の毛になってしまいます。
また、ブラシの素材によっては、ブラッシングをすることで、静電気を起こしますので、髪の毛が痛む原因になるんです。
ドライヤーやアイロン
ドライヤーやアイロンの使い過ぎも、髪が傷む原因になります。ドライヤーやアイロンの熱は、髪のキューティクルがはがれやすくなりますし、髪の毛の水分が蒸発して、パサパサの髪の毛になってしまいます。
ただ、ドライヤーを使わないことも問題です。ドライヤーを使わずに自然乾燥させて、きちんと乾かないままに寝てしまうと、枕との摩擦でキューティクルがはがれてしまいますので、髪が痛んでしまします。
紫外線
紫外線を髪に浴びることでも、髪が傷む原因になります。髪の主成分はたんぱく質・アミノ酸ですが、紫外線を浴びることで、酸化が起きてタンパク変性を起こしてしまうのです。
簡単に言うと、髪の毛も紫外線で日焼けをするということですね。紫外線を浴びた髪の毛は、ツヤがなく、パサパサでチリチリになってしまいます。
過激なダイエットや偏った食生活
過激なダイエットや栄養の偏った食事を取っていると、髪の毛が傷んでしまいます。あなたは少しでも痩せようと食事制限をしていませんか?
忙しいからといって、ジャンクフードやコンビニ弁当ばかりの食生活を送っていませんか?このような食事をしていると、髪の毛が痛みます。
なぜなら、健康できれいな髪の毛を育てるために必要な栄養素が、髪の毛を生やす毛母細胞に届かないからです。栄養不足になれば、弱くてツヤがないパサパサの髪の毛しか生えてこなくなるんです。
ストレス
ストレスも髪が傷む原因になります。あなたはストレスを溜めこんでいませんか?ストレスを溜めこむと、交感神経が優位になります。
交感神経が優位になると、血管が収縮します。そうすると、毛母細胞に必要な栄養素や酸素が届きにくくなるんです。
健康な髪を作るための栄養や酸素が足りなければ、不健康ですぐに痛んでしまう、また弱くてパサついた髪の毛になってしまうのです。
冷房や暖房
冷房や暖房の使い過ぎも、髪が傷む原因になります。冷房や暖房は室内の空気を乾燥させるものですから、冷房や暖房を使いすぎていると、髪の毛の水分が蒸発して、髪の毛がパサついてしまうんです。
また、暖房は熱を発生させますね。ヒーターのすぐ近くで直接熱を髪の毛に浴びていると、それだけ髪の毛が痛むことになります。
傷んだ髪の7つの改善・対策法
傷んだ髪の毛を改善して、キレイなサラサラ&ツヤツヤ髪の毛にするための対策法を7つご紹介します。
正しいヘアケア方法を
傷んだ髪の毛を改善するためには、正しいヘアケア方法を実践しましょう。正しいヘアケア方法とは、「髪に優しく、こすらない」が基本になります。
Step1=髪を洗う
髪の毛を洗う時は、爪を立てず、しっかり泡立てて優しく洗うようにしてください。また、すすぐときはしっかりすすぐようにしましょう。
シャンプーはあなたの髪質に合ったものを選ぶと良いですが、痛んだ髪の毛をできるだけ早く改善するためには、髪の毛の主成分であるケラチンが配合されていたり、髪や頭皮への刺激が少ないアミノ酸系界面活性剤などのシャンプーを選ぶと良いでしょう。
Step2=タオルドライをする
洗った髪の毛をタオルで拭く時に、ガシガシと無造作に拭いていませんか?濡れた髪の毛をタオルで擦るように拭くと、キューティクルがはがれます。
タオルで髪の毛を押さえるようにして拭いたり、包み込んで軽く叩くようにして拭くと良いでしう。
Step3=ドライヤーで乾かす
タオルドライをしたら、ドライヤーで乾かしましょう。自然乾燥をさせると、きちんと乾かさないまま寝ることになりますので、髪の毛が痛む原因になります。
長時間ドライヤーを使うのはNGですが、きちんと乾かすために、短時間のドライヤーを使うのはOKです。髪の毛が長い人でも、タオルドライをきちんとしておけば10分程度できちんと乾くはずです。
ドライヤーは、キューティクルの流れに沿って「上から下へ」「動かしながら」「根元から乾かす」ことが基本です。
最近は、髪に優しいドライヤーや使うと髪の毛がキレイになるというドライヤーが増えていますので、そのようなドライヤーを使うと良いでしょう。
きちんとタオルドライをして、髪に優しいドライヤーで「上から下へ」、「動かしながら」、「根元から乾かす」ようにして、短時間で乾かすようにしてください。
トリートメントはしっかりと
トリートメントはしっかり行いましょう。洗い流すタイプでも、洗い流さないタイプでも、どちらでも使いやすい方を使って下さい。
トリートメント剤を使うことで、傷んだ髪を補修することができますし、髪のダメージを予防することができます。トリートメントは面倒くさがらずに、毎日しっかり行ってください。
パーマやヘアカラーはほどほどに
パーマやヘアカラーはほどほどにしておきましょう。パーマやヘアカラーを頻回に行っていると、それだけ髪の毛が傷みます。
かといって、落ちかけのパーマや根元だけが黒くなって毛先は明るい髪の毛の女性は、どうしてもだらしなく見えてしまうものです。
いくら、髪が傷まないからといって、だらしなく見える、全然オシャレができないのでは、意味がありませんよね。ですから、パーマやヘアカラーをしたい人は、美容師さんに相談してみましょう。
最近は髪に優しい成分のパーマ液やカラーリング剤が出てきていますし、カラーリングはヘアマニキュアやヘナなどのダメージの少ないものに変えることもできます。
髪の専門家である美容師さんに相談して、髪のダメージを改善しつつ、おしゃれを楽しむようにしましょう。
紫外線を避ける
傷んだ髪の対策法の4つ目は、紫外線を避けることです。髪の毛は何の対策もしないと、紫外線を直接浴びる部位ですから、きちんと紫外線対策をして、傷んだ髪を改善するようにしましょう。
髪の毛の紫外線対策は、帽子や日傘を使うほかに、日焼け止めを使うことが有効です。日焼け止めといっても、肌に使う日焼け止めクリームを塗るわけではありません。
スプレータイプのものやトリートメント効果のある、髪専用の日焼け止めを使うんです。スプレータイプ、オイルタイプ、ミルクタイプなど様々なタイプがありますので、使いやすいのものを選ぶと良いでしょう。
ストレス解消&規則正しい生活
傷んだ髪を改善するためには、ストレスを解消することも大切です。ストレスを解消すると、自律神経のバランスが整いますので、髪に必要な酸素や栄養素が、髪の毛にしっかり行き届きます。
また、自律神経のバランスを整えるためには、ストレスを解消するだけでなく、規則正しい生活を送ることも大切です。
・早寝早起き
・質の高い睡眠
・1日3食
・適度な運動
・1日1回はリラックスタイム
このような規則正しい生活を心がけて、ストレスを溜めこまないようにすると、自然と傷んだ髪は改善していくはずです。
髪にやさしい食生活
傷んだ髪を改善するためには、髪に優しい食生活を送りましょう。髪の主成分はたんぱく質やアミノ酸ですから、健康で丈夫な髪を作るためには、タンパク質やアミノ酸を摂取する必要があります。
そのほか、サラサラ&ツヤツヤ髪を作るために必要な栄養素をご紹介します。
・たんぱく質やアミノ酸(肉、魚、大豆、乳製品、卵)
・ビタミンA(緑黄色野菜、レバー)
・ビタミンB群(肉、魚、大豆、乳製品、卵)
・ビタミンD(日光を浴びる、魚、卵黄)
・ビタミンE(アボカド、ナッツ類)
・オメガ3脂肪酸(青魚)
・亜鉛(牡蠣、牛肉)
タンパク質やアミノ酸が必要なことは、先ほどお話した通りです。髪の主成分となる栄養素ですね。ビタミンAは頭皮を正常に保ちます。ビタミンB群は健康な髪を作る補助をしてくれるビタミンです。
ビタミンDは抜け毛を予防し、髪を再生してくれます。ビタミンEは血行を促進しますので、髪に必要な栄養素や酸素を髪の毛に届けてくれるんです。
オメガ3脂肪酸は髪の細胞膜を作ったり、髪にツヤを与えてくれる脂肪酸です。亜鉛は細胞分裂を促しますので、健康な髪を作るのには必要なミネラルなのです。
もちろん、これらの栄養素だけを取っていれば良いというわけではありません。万遍なくバランスよく栄養を取りつつ、これらの栄養素を積極的に取ると、痛んだ髪が改善して、綺麗な髪に変わっていくと思います。
美容院で定期的にトリートメントする
傷んだ髪を改善したい、髪をきれいにしたい人は、美容院で定期的にトリートメントをすると良いでしょう。
毎日自宅でトリートメント剤をつけているという人もいるかもしれませんが、やっぱり市販のトリートメント剤と美容院の専門的なトリートメント剤では効果が違います。
「美容院でのトリートメントは高いしなぁ」と思って、躊躇する人もいると思います。確かに、美容院でトリートメントをすると数千円はかかるので、ちょっと痛い出費だと思います。
でも、それで痛んだ髪の毛が改善しますし、美容院でトリートメントをすると、少しリッチな気分になれますし、リラックスできますよね。
ですから、少しお財布に余裕がある時は、美容院でトリートメントをすると良いでしょう。自分へのご褒美も大切ですよ!
髪が傷む原因・改善と対策法についてのまとめ
・髪が傷む原因
「パーマやヘアカラーをしている」「間違ったシャンプー」「ブラッシング」「ドライヤーやアイロン」「紫外線」「過度なダイエットや偏った食生活」「ストレス」「冷房や暖房」
・傷んだ髪の改善法と対策法
「正しいヘアケアをする」「トリートメントはしっかりとする」「パーマやヘアカラーはほどほどに」「紫外線を避ける」「ストレス解消と規則正しい生活」「髪に優しい食生活」「美容院で定期的にトリートメントをする」
髪が傷む原因と改善・対策法をまとめました。髪の毛はすぐに傷んでしまいますが、傷んだ髪を改善するためには長い時間が必要です。
例えば、栄養不足で髪の毛が傷んでいる場合、食事を改善して、髪に良い栄養を摂り始めても、すぐには髪の毛はきれいになりません。2ヶ月程度それを続けると、ようやく髪の傷みが改善してきたことを実感できるでしょう。
そのため、傷んだ髪を改善する時は、焦らずに長期戦を覚悟して、対策法を実践しましょうね。