婚活をしていると、お見合いを勧められることもあると思います。また、婚活中ではなくても、親や上司からお見合いをセッティングされることもありますよね。
お見合いなんて古臭いと思っているのは間違いです!お見合いは相手の素性や職業がハッキリした状態で会いますので、騙されることも、「こんなはずじゃなかった」というリスクが限りなく低いのです。
また、結婚を前提として会いますので、「いつまでも彼がプロポーズしてくれない…」なんて心配もありません。
初めてのお見合いで失敗しないために、お見合いの流れや服装、会話などを確認しておきましょう。また、お見合いから交際に発展させるときの決め手についてもまとめています。
お見合いの流れ
まずは、お見合い当日の流れを確認しておきましょう。お見合いはどのようにして進んでいくのかを知っておくだけでも、当日に慌てたり、必要以上に緊張しなくて済みますよ。
お見合いの会場へ行く
お見合いの当日になったら、まずは当然ですが、お見合い会場へ行きます。この時に注意しなくてはいけないことは、「絶対に遅刻しないこと」です。
お見合いはホテルのラウンジですることが多いですが、お見合い会場であるホテルには、女性なら約束の30分前には到着しておきましょう。
到着したら、化粧室で化粧直しや髪型のチェックなどをしていると、約束の10~15分前になっているはずです。
約束の10分前には仲人さんに挨拶して、席についておきたいですね。
万が一、電車の遅延などやむを得ない理由で遅刻をしてしまう場合は、早めに仲人さんに遅刻することと、どのくらい遅刻しそうなのか、また遅刻の理由を連絡しておきましょう。
きちんと謝ることと、相手の方にも申し訳ないと伝えていただけるようにお願いすることは忘れてはいけません。
仲人さんの進行に従う
お見合い会場に到着して、仲人さんに挨拶をして席に着き、相手の方も席に着いたら、とりあえずは自分からは行動を起こさずに、仲人さんの進行に従っていればOKです。
まずは仲人さんが相手の方を紹介してくれます。続いて、あなたを相手に紹介してくれます。
仲人さんに紹介されたら、しっかりと挨拶をしましょう。長々と挨拶する必要はありません。「初めまして。○○と申します。本日はよろしくお願いいたします。」という簡単な挨拶でOKです。
ただ、ハッキリとした口調で、相手の目を見ながら、笑顔で挨拶をするようにしてください。緊張しているからと言って、ボソボソとした声で、うつむきながら挨拶をすると、第一印象が悪くなってしまいます。
仲人さんが退席後に2人で会話をする
仲人さんによる2人の紹介が終わり、軽く世間話をしたら、仲人は退席するのが一般的です仲人が退席したら、2人だけで会話をすることになります。
最近は、仲人がおらず、最初から2人だけで会う形のお見合いも増えましたね。
2人だけでの会話の時間は、大体1時間半~2時間程度が目安になります。どんな会話をするか、ある程度決めておかないと、沈黙が続くだけの気まずいお見合いになってしまいます。
どんな会話をすべきかは、この後に詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてください。
ちなみに、相手との会話が弾んでも、基本的にフランクな口調になるのは控えておきましょう。お見合い中は基本的には敬語で、丁寧な言葉遣いで話すようにしてください。
お見合い終了
1時間半から2時間程度経過したら、そこでお見合い終了になります。相手の方と気が合って、この人と交際したい!と思っても、当日はお見合いの場からそのまま食事に行くなどデートに誘うのはマナー違反になります。
そのため、お見合いが終わったら、「本日はありがとうございました。楽しかったです。」のように相手にお礼を伝えて、帰宅するようにしましょう。
仲人さんにお礼の連絡
お見合いが終わり帰宅したら、緊張の糸が緩んで、ドッと疲れが出ると思います。そのまま何もせずに寝てしまいたい、ダラダラしたいと思うかもしれませんが、まずは仲人さんへのお礼の連絡をしなければいけません。
当日はとりあえず、電話でお礼を伝えればOKです。仲人さんも、「お見合いはどうなったかしら?きちんとスムーズに進んだのかしら?」と気になっているでしょうから、早めに無事にお見合いが終了したことを報告して、今回のお見合いをセッティングしてくれたお礼を伝えましょう。
その後は、早めにきちんとしたお礼状を書くのがマナーです。
返事の猶予の目安は1週間
お見合いが終わったら、返事をしなければいけません。これから結婚を前提にお付き合いしていくのか、それともお断りするのか。
お見合いの返事は、相手に直接言うのではありません。仲人さんを通して、相手に伝えるのがマナーです。
あなたの気持ちが決まっているのであれば、仲人さんにお礼の連絡をするのと一緒に、返事を伝えるようにしましょう。
もし、迷っているのであれば、もう少し待ってもらえるように、お礼の連絡をする時にそのように伝えましょう。さすがに1~2時間お話しただけでは、なかなか将来に関することを決められませんよね。
ただ、返事のリミットは1週間程度です。これ以上待たせると、仲人さんにも相手の方にも失礼になります。
どうしても返事を出せないというのであれば、前向きに考えてお付き合いされてみても良いのではないでしょうか?その後、ヤッパリどうしても無理だったとなれば、お断りすれば良いのですから。
お見合いの服装は?
次に、お見合いの服装について説明していきます。お見合いが決まったら、まず迷うのは服装ではないでしょうか?
お見合いの場にふさわしい服装をしていないと、第一印象が最悪になって、どうやってもお見合いはうまくいきません。
場合によっては、仲人さんのメンツをつぶすことにもなりますので、お見合いに行く時は、お見合いにふさわしい服装をしていかなくてはいけません。
男性のお見合いの服装
男性の場合、お見合いの服装はそれほど迷う必要はありません。スーツでOKです。
きちんとクリーニングに出していて、プレスされたスーツ。アイロンをかけているシャツを着て、スーツやシャツに合うネクタイを締めれば、それでOKです。
男性はお見合いの場では清潔感が大切ですから、爪を切ってひげは剃っておきましょう。髪型もきちんとセットしておくと良いですね。
女性のお見合いの服装
次に、女性のお見合いの服装です。女性も男性と同様に清潔感が大切です。ただ、女性の場合は、服装の選択肢が男性よりも幅広いため、悩んでしまうんですよね。
お見合いと言えば、振袖を思い浮かべる人も多いですが、よほどの格式高いお見合いではない限り、わざわざ振袖を着る必要はありません。
女性のお見合いの服装の定番は、やはりワンピースです。ワンピースにカーディガンやジャケットを合わせておくと、お見合いにふさわしい服装になりますし、男性からの印象も良いでしょう。
このようなワンピースに、上品に見えるカーディガンやジャケットを羽織れば、お見合いにピッタリの服装になると思います。
女性は盛り過ぎに注意!
お見合いはある程度華やかな服装をする必要があります。メイクも服装に合わせて、ナチュラルメイクではなく、少し華やかなメイクをしたほうが良いですね。
ただ、盛り過ぎには注意してください。お見合いに気合を入れ過ぎると、盛り過ぎてしまって、ゴテゴテした下品な感じになってしまいます。
お見合いの席では上品&清潔感が基本ですから、露出は少なめの服装を選んでください。
また、女性のお見合いは親が気合が入っていることもあって、親が服装の準備をすると、「え?」というものを選んできたりします。
そうならないように、自分でお見合いにふさわしい服装を選んで、ふさわしいメイクをするようにしてくださいね。
お見合いで盛り上がるための会話
次に、お見合いの席での会話について、考えていきましょう。仲人さんがいるのは最初だけで、あとは2人だけで会話をすることになります。
初対面の人と緊張しながら1時間以上会話を持たせるのは、かなりコミュニケーション力が高くないと無理ですよね。
でも、あらかじめどんなことを話そうか、どんな会話をすべきかを考えておけば、お見合いの席で会話に困ることもなく、お互いのことをしっかり知ることができるのです。
NG内容は把握しておこう
お見合いの席の会話内容を考える上で、まず最初に把握しておかなくてはいけないことは、NG内容についてです。
お見合いの席ではタブーとされている会話を知っておかないと、相手にドン引きされる可能性がありますし、気まずい雰囲気の中でお見合いが終わってしまうことになりかねません。
お見合いの席での会話のNGな内容とは、次のようなものです。
・政治や宗教に関する話題
・婚活している理由
・年収や貯金について
こういった質問は、お見合いの席ではNGでタブーとされています。
お見合いは結婚を前提にした相手を見つける場ですから、ある程度は踏み込んだ質問をするのもありですが、あまりにもプライベートなことを聞くのは止めましょう。
政治や宗教に関しても、もめごとが起こりやすい話題ですので、避けたほうが無難だと思います。
また、あなたがいくらお見合いに乗り気でなくても、相手のことを気に入っていなくても、2人で会話をしている時に、次のようなことを言うのは、マナー違反になりますので止めましょう。
・まだ時間的には早いですけど、もう良いですよね?時間の無駄なので帰りましょう。
・結婚する気はありません。
事前の調査が重要
お見合いでの会話に困らないためには、事前の調査が重要です。初対面の相手といきなり「楽しく話せ」なんて、かなりハードルが高いミッションですよね。
でも、事前にどんな相手なのかを把握しておけば、そのミッションのハードルは下がります。
事前に相手の写真と一緒にもらったプロフィールや釣書に、趣味や特技などが書いてあるはずです。また、職業なども書いてありますよね。
だから、相手の趣味や特技、職業などを見て、どんなことを質問しようかを考えておきましょう。また、相手の趣味に関することを少し調べておくと、話を合わせられますし、会話が弾むきっかけになりますよ。
こんな話題は鉄板です
お見合いでの鉄板の会話内容をご紹介します。なんだかんだ言っても、定番の会話内容を覚えておけば、2時間なんてあっという間に過ぎますし、相手のことをきちんと知ることができて、これからお付き合いしてみようかどうかを判断するための情報を入手できるはずです。
・趣味
・学生時代のこと
・家族について
・出身地
・好きな食べもの
・結婚についての考え方
・将来設計
自分のことだけを話すのではなく、相手の話もしっかり聞いて、どちらか一方だけが話し続けるようなことにならないように注意してください。
お見合いで結婚を決める5つの決め手
お見合いをして、「この人と交際したい。この人との結婚を真剣に考えてみたい」と思える決め手は何でしょうか?
人生の大きなターニングポイントとなる結婚。お見合いの場合、恋愛結婚とは違って、「この人のことが好きだから結婚する」というわけではないですよね。
お見合いをしてその場で一目ぼれをしたというケースもあると思いますが、そうではないことの方が多いですから。
「好きで好きで仕方がない!」というわけではなく、まだ恋愛感情を抱いていないのに、「交際してみよう」と思う決め手を5つご紹介します。
一緒にいて嫌じゃない
お見合いでの決め手の1つ目は、「一緒にいて嫌じゃない」ということです。まだ「好き」という感情はないけれど、お見合い中に「この人、嫌だな」と思う点がなかったというのは、重要な決め手になります。
今後、長い人生を一緒に歩んでいくと、「好き」よりも「嫌いじゃない」ことの方が重要になることがあります。好きという感情は一時的なものかもしれませんが、嫌いじゃないという感情はずっと続くことが多いですから。
だから、「一緒にいて嫌じゃない」、「嫌いと思うポイントがない」というのは、とても大きな決め手になるのです。
経済的な価値観が合う
お見合いでの決め手の2つ目は、経済的な価値観が合うことです。結婚して一緒に生活をしていく上で、経済的な価値観が合うかどうかは、とても重要なことです。
経済的な価値観が合わないからという理由で離婚した人も多いんです。
・ケチなのか
・節約家の部類なのか
・浪費癖があるのか
・ギャンブルなどはやらないか
・節約家でも使うべきところには使うのか
納得できる収入や条件
お見合いの決め手の3つ目は、相手の条件です。お見合いをする場合、相手の職業や学歴はあらかじめわかりますので、ある程度は相手の収入を予測できます。
お見合いの決め手は、この収入などの条件が大きいのではないでしょうか。納得できる収入があることは女性にとっては大きなポイントですよね。
男性の場合は、相手の女性が共働きか専業主婦希望か重要な条件だと思います。あとは、男女ともに身長や喫煙者かどうか、結婚歴はあるかなどがポイントでしょうか。女性視点だと、「ハゲ」かどうかも決めてかもしれませんね。
相手の親・家族に問題がない
お見合いの決め手の4つ目は、相手の親や家族に問題がないことです。日本での結婚は当人同士だけの問題ではなく、家と家のつながりも意味します。
だから、相手の親や家族に問題があると、結婚を見合わせたほうが良いことも珍しくありません。
・実家に借金がある
・小姑がたくさんいる
・相手の兄弟が40歳を過ぎているのに引きこもりニートだった
このような問題があると、いくら相手が良い人で、理想的な人だとしても、結婚は止めたほうが良いかもしれません。
でも、相手の親や家族に問題なく、むしろ良い人そうだと、結婚に前向きになれますので、決め手の1つになるのです。
結婚観・生活設計が似ている
お見合いの決め手の5つ目は、結婚観や将来の生活設計が似ていることです。どんな結婚生活を送りたいか、また将来の生活設計はどうかなどの点で、大きく意見が食い違うと、結婚生活はうまくいかないでしょう。
どんな結婚生活を送りたいのか、共働きか専業主婦か、家事の分担はどうするか、老後はどんな夫婦になりたいか。
このようなことに対する考えが似ていると、おじいちゃん・おばあちゃんになっても幸せに暮らしていけると思いますが、全く違う結婚観や生活設計を持っていると、うまくいきません。
お見合いの流れ・服装・会話・お見合いでの決め手についてのまとめ
「会場約束の30分前には到着しておく」「仲人さんの進行に従い、紹介されたらしっかりと挨拶をする」「2人だけでの会話時間は、1~2時間が目安」「お見合いが終了したら、相手にお礼を伝える」「当日中に仲人さんにお礼の電話を入れる」
・返事の猶予の目安は1週間で仲人さんを通すのがマナー
・お見合い服
「男性:スーツ」「女性:ワンピースにカーディガンやジャケットを羽織る」
・女性のメイクは、少し華やかで清潔感のあるメイクにする
・お見合いでの注意点
「NGな内容の会話は把握しておく」「相手の趣味や特技など事前の調査をしておく」「お見合いでの鉄板会話内容を活用する」
・お見合いで結婚相手を決める決め手
「一緒にいて嫌と感じない」「経済的な価値観が合う」「納得できる収入や条件がある」「相手の親や家族に問題がない」「結婚観や生活設計が似ている」
お見合いの流れや服装、盛りあがる会話、お見合いでの決め手についてまとめました。お見合いは、結婚への近道です。思いがけないほど素敵な相手と出会える可能性もあります。
だから、「お見合いなんて古いんだけど…」と思わずに、前向きにお見合いに臨むようにしましょう。