同棲はしていないけれど、半同棲はしているというカップルは、少なくないと思います。ところで、半同棲の時の生活費はどうしていますか?また、半同棲を解消して別れる時には、どんなことに注意すれば良いのでしょうか?
半同棲で一緒にいる頻度や生活費について、半同棲を解消して別れる時の注意点をまとめました。
半同棲とはどんな状態?一緒にいる頻度は?
半同棲とは、どんな状態でしょうか?文字だけ見ると、同棲まではいかないけれど、半分くらいは同棲状態ということですが、具体的にどんな状態だと半同棲なのかよくわからないという人もいると思います。
半同棲とはどんな状態なのか、一緒にいる頻度はどのくらいかについて、考えていきましょう。
半同棲とは?
半同棲とは、先ほども少し説明しましたが、「半分同棲のような状態」のことです。同棲と半同棲の違いを比べてみると、わかりやすいと思います。
・生活の拠点は同じ
・2人で一緒のところに住んでいる
・1つの財布で生活している
続いて、半同棲について見ていきましょう。
・生活拠点は別々でお互いに家がある
・いつも一緒に住むわけではない
・一緒の部屋で生活する時間も少なくない
・財布は基本的に別々
同棲と半同棲の違いがわかったでしょうか?半同棲はお互いに部屋は借りていたり、どちらかは実家暮らしだったりして、自分の家は持っていますが、どちらかの部屋で同棲のような生活をしている状態のことです。
ただ、毎日一緒の部屋で生活しているというわけではなく、時間の都合がついた時だけ一緒に生活するようなスタイルになることが多いです。
どのくらいの頻度で半同棲になる?
半同棲は、お互いに別の生活拠点を持っているので、いつも一緒に同じ部屋で生活しているわけではありません。
では、どのくらいの頻度で泊まっていると、半同棲になるのでしょうか?これは、明確な決まりはありませんが、次のようなケースだと半同棲と言えると思います。
・週末はいつも泊まっている
・決まった曜日ではないけれど、週の半分くらいは泊まっている
週末の2日間は、同棲状態になっているか、特に決まった曜日ではないけれど、週の半分くらいは同棲状態になっているという場合は、半同棲状態と言って良いでしょう。
半同棲の生活費はどうする?
半同棲をする時に、気を付けなければいけないものは生活費です。半同棲をしていて、どちらか一方に不満が溜まっていくケースの中で多いものが、生活費に関することです。
生活費が原因で別れることがないように、半同棲中の生活費について考えていきましょう。
家賃は負担しなくても良い
半同棲中の生活費について、まずは家賃です。例えば、相手の部屋で半同棲状態だからと言って、基本的にはあなたは彼の家賃を負担する必要はないでしょう。
なぜなら、あなたはあなたで自分の部屋を借りていて、家賃を支払っているからです。だから、生活費の中でも家賃は負担しなくて良いでしょう。
ただ、どちらか一方が実家暮らしで、実家にお金を一切入れていないという場合は、相手の家賃を少しだけ負担しても良いかもしれません。
家賃を負担するという形でなくても、外食した時は多めに出したり、ご馳走したりする野も良いですね。
食費や光熱費は折半にしよう
半同棲中は、食費や光熱費は折半にしてください。半同棲の場合、食費や光熱費を一切負担せずに、片方だけが2人分を負担しているケースが多々あります。
「お客さん」として2週間~1ヶ月に1回くらいの割合で来ているだけならともかく、週の半分も同じ部屋で生活しているのに、食費や生活費は一切負担しなかったら、相手の経済的負担は増えていって、不満が溜まるようになるでしょう。
そうならないためにも、一緒にいる時の食費や光熱費は折半するようにしましょう。例えば、週の半分は同棲状態になっているなら、まずは相手の食費と光熱費を計算してもらいましょう。
大体その半分は、あなたも一緒に使っている食費と光熱費ですから、それを彼氏と折半する形にすると、良いのではないでしょうか。
金銭感覚の違いはしっかり話し合って
半同棲をしていると、お互いの金銭感覚の違いに疑問を持つようになることもあると思います。金銭感覚の違いに気づいたら、不満を貯める前に、しっかりと話し合うようにしてください。
金銭感覚の違いは、お互いに不満に感じて、それが膨らんでいくことで、別れる原因になることがあります。
そうならないためにも、金銭感覚の違いを感じたら、しっかり話し合って、金銭感覚のすり合わせをしておきましょう。
家事の負担割合で生活費の負担割合を変えても良い
半同棲をしている時の生活費は、一緒にいる時の家事負担によって負担割合を変えても良いかもしれません。
生活費を折半にしても、家事の負担割合がどちらか一方に偏っていたら、それはフェアではありませんよね。
だから、一緒にいる時の家事を負担する割合を考慮して、生活費の負担の割合を変えてみるのも良いと思います。
1つの財布を作るのも良い
半同棲しているカップルは、生活費で揉めるくらいなら、1つの財布を作っておくのも良いのではないでしょうか。
たとえば、お互いに1ヶ月に3万円ずつを出し合って、一緒にいる時はそこから生活費を出すようにする。そして、余ったら、翌月に繰り越すか、将来のための結婚資金として貯金しておくようにすると、生活費の問題はクリアになりますので、喧嘩の種は1つ減ります。
半同棲をする時に気を付ける4つのこと
半同棲をするカップルは、今から説明する注意点は守るようにしてください。「好きだから一緒にいるんだもん!」という気持ちだけでは、半同棲はうまくいかないことがあります。
半同棲をうまくいかせるためにも、注意すべきことがあるのです。
持ち込む荷物は最小限
半同棲をする時には、相手の部屋に自分の私物を持ち込むことになりますよね。下着や服、化粧品などなど。
相手の家に私物をある程度用意しておくと、楽ですよね。ただ、持ち込む荷物は最小限にしてください。
相手の部屋は、基本的に1人暮らし用の部屋のことが多いと思います。1人暮らし用の部屋に2人分の私物を置いたら、収納しきれなくなって、溢れてしまいます。
そうすると、狭いスペースがさらに狭くなり、部屋が散らかってしまったりして、不満が溜まるようになります。
だから、半同棲している時には、その部屋の収納スペースにもよりますが、必要最小限の荷物だけを持ち込んで、それ以外はこまめに持ち帰るようにすると良いでしょう。
親しき中にも礼儀あり
半同棲中の注意点、2つ目は「親しき中にも礼儀あり」です。好きだから何でも許されると思ったら、大間違いです。
長年付き合ったカップルでも、それなりに気を使わなければいけませんし、恥じらいを持たなければいけません。
お風呂の後は素っ裸で歩いたり、脚を広げてだらしない姿で寝たりしないように気を付けましょう。
2人で生活する意識を持つ
半同棲中は、「2人で生活する」という意識を持ってください。相手の部屋で半同棲状態になる場合、どうしても「自分の部屋ではない」という意識があるので、お客様意識が抜けません。
お茶を出してもらったり、掃除を任せたり、料理を任せたりするのが当たり前になってしまうと、相手の負担が増えていくだけになります。
だから、半同棲しているなら、お客様意識は捨てて、2人で生活する意識を持つようにしましょう。
ダラダラ半同棲を続けるのはおすすめできない
半同棲をするのは悪いことではありません。でも、半同棲状態をダラダラ続けるのは、止めたほうが良いでしょう。
結婚を意識していない状態で、ずっと長く半同棲状態を続けたら、長すぎた春になる可能性があります。だから、ダラダラと半同棲を続けずに、きちんとけじめをつけたほうが後悔せずに済むでしょう。
半同棲を解消して別れる時の5つの注意点
半同棲をしていても、すべてのカップルが結婚に至るわけではありません。残念ながら半同棲を解消して別れるケースも多いんです。
半同棲状態から別れる時の注意点を5つ確認しておきましょう。
とりあえず冷静になる
半同棲をしていて、「もう別れる!」となったら、そのままの勢いで別れてはいけません。まずは、冷静になりましょう。
一緒にいるから、細かいことにイライラして、喧嘩になったり、相手の嫌な部分ばかりが目に付くようになっている可能性があります。
だから、まずはお互い自分の家に帰って、距離を置いて、冷静になりましょう。別れるかどうかを決めるのは、それからです。
感情が高ぶった状態で、物事を決断しても、何も良いことはありません。だから、重要な決断は、冷静になるのを待つようにしましょう。
お金や物の清算はきちんとしよう
半同棲を解消して、別れることになったら、お金と物の清算はきちんとしましょう。お金の貸し借りがあったら、きちんと精算するのはもちろんですが、生活費の精算もしておくと良いでしょう。
また、2人で使うために買ったものがあったら、それはどちらがお金を出して買ったものなのか、どちらに所有権があるのかも確認しておきましょうね。
私物はきちんと持ち帰る
半同棲を解消する時には、あなたの私物はきちんと全て持ち帰るようにしましょう。別れたのに、相手の部屋に自分の私物が残っていると、気まずい状態で取りに行く羽目になったり、「郵送で送り返して」とお願いしなければいけないことになります。
だから、別れるまでに私物は全部持ち帰るようにしましょう。あなたの部屋で半同棲しているなら、相手の荷物はすべてまとめて持って帰ってもらってください。
解消前にはきちんと話し合う
半同棲を解消する時には、勢いで解消を選ばないようにしましょう。冷静になったら、きちんと話し合う必要があります。
半同棲をするくらい、深い付き合いだったのですから、半同棲を解消して別れるにしても、お互いに納得してから別れなければいけません。
下手に一方的に別れを切り出すと、相手がストーカー化したり、リベンジポルノのリスクがありますから、きちんと向き合って話し合うようにしてください。
半同棲を解消=別れるとは限らない
半同棲をしていて、お互いに不満が溜まってくると、「半同棲を解消しよう!」という結論にいたることはあります。
ただ、勘違いしてもらいたくないのは、「半同棲を解消する=別れる」とは限らないことです。半同棲を解消するだけで、別れないという選択肢もあります。
最初にも言いましたが、一緒にいる時間が長すぎて、2人の距離が近すぎて、不満が溜まっているだけなら、少し距離を置くようにすれば、また今まで通りに付き合える可能性は十分にあります。
だから、色々話し合って、あなたたちなりの解決方法を見つけるようにしてください。
半同棲についてのまとめ
・半同棲の生活費
「家賃は負担しなくてもいい」「食費や光熱費は折半にする」「金銭感覚の違いはしっかり話合う」「家事の負担割合で生活費の負担割合を変えても良い」「1つの財布を作るのもOK」
・半同棲をする時に気をつけること
「持ち込む荷物は最小限」「親しき仲にも礼儀あり」「2人で生活する意識を持つ」「ダラダラ半同棲を続けるのはおすすめできない」
・半同棲を解消して別れる時の注意点
「とりあえず冷静になる」「お金の物の清算はきちんとする」「私物はきちんと持ち帰る」「解消前にはきちんと話し合う」「半同棲を解消=別れるとは限らない」
半同棲の意味や頻度、生活費や気を付けること、半同棲を解消して別れる時の注意点などをまとめましたが、いかがでしたか?
半同棲をしている時は、生活費がなあなあになって、片方に負担がかかることになるケースが少なくありません。生活費や気を付けることに注意して、楽しく半同棲をしましょう。
また、半同棲を解消するからと言って、別れる必要がないこともありますので、まずは冷静になって考えるようにしてくださいね。