脱毛サロンで永久脱毛をしたいと思っている女性は多いですよね。永久脱毛をすれば、ムダ毛の処理の必要がないので、いつでもつるつるの肌を見せることができます。
ただ、脱毛サロンはどこも経営状態が良好というわけではありません。倒産・破産のリスクがある脱毛サロンもたくさんあります。
倒産・破産のリスクがある脱毛サロンの見分け方と脱毛サロンが倒産・破産した時の対処法、リスク回避のコツをまとめました。
倒産・破産のリスクがある脱毛サロンの6つの見分け方
契約した脱毛サロンが、倒産・破産してしまったら悲劇ですよね。支払ったお金が無駄になってしまいますので、倒産・破産のリスクがある脱毛サロンは絶対に避けなければいけません。
「倒産・破産なんて滅多にないでしょ?」と思うかもしれません。でも、2017年4月には脱毛業界大手で全国に約100店舗を展開する「エターナル・ラビリンス」が破産しました。
また、東京商工リサーチによると、エステティック業の倒産は2014年で30件、2015年で43件、2016年で51件となっています。
エステ・脱毛業界でこれだけの倒産・破産があるのですから、脱毛サロンを利用するときには、慎重に倒産・破産しないかどうかを見分けなければいけないのです。
倒産・破産のリスクがある脱毛サロンの見分け方を6つご紹介します。
スタッフの雰囲気が悪い
倒産・破産のリスクがある脱毛サロンの見分け方、1つ目はスタッフの雰囲気が悪いことです。脱毛サロンのスタッフさんは、基本的に丁寧ですし、みんなきれいに身だしなみを整えていて、笑顔で接客してくれますよね。
こちらはお客様であり、脱毛サロンは「美」を提供する場所ですから、スタッフはみんなきれいにしていて、丁寧であることは当たり前のことです。
でも、倒産・破産ぎりぎりの脱毛サロンは、スタッフの雰囲気が悪いことが多いんです。給料カットやボーナスカットでスタッフのモチベーションは下がっているからですね。
また、スタッフ間で「うちのサロン、そのうち倒産しちゃうんじゃない?」のような噂が流れていることもあるので、「別に頑張って働く必要はないでしょ。」と思っているスタッフも多いんです。
そのため、倒産・破産のリスクがある脱毛サロンを見分けるためには、そのサロンのスタッフの雰囲気を観察すると良いと思います。
勧誘が強引
倒産・破産のリスクがある脱毛サロンの見分け方、2つ目は勧誘が強引であることです。倒産・破産が近い脱毛サロンは、何とか契約を結んで、お客さんにお金を支払ってもらおうとしますので、勧誘が強引になります。
「今、決断しましょう!今、契約しないともったいないですよ」とか言ってくるだけならまだましです。個室でお客さん1人に対して、スタッフ数名で取り囲むようにして契約を迫ったり、契約を断ると逆ギレしてきたりなど、かなり強引な手口で勧誘する事例もあります。
勧誘が強引なところは、たとえ倒産・破産しなくても、気持ちよく脱毛の施術を受けられませんので、避けたほうが無難だと思います。
高額コースを勧めてくる
高額コースを勧めてくる脱毛サロンも倒産・破産のリスクが高いですので、気を付けなければいけません。
50万円、100万円もするような高額な全身脱毛のコースを勧めてくるようなサロンは、経営に困っていることが多いので、あまりお勧めできないんです。
「1回ごとに支払うのではなく、こっちのコースを組んだほうがお得ですよ!」のように言って、数十万円の高額コースをやたら勧めてくる脱毛サロンは、倒産・破産のリスクが高いですので気を付けましょう。
一括払いを勧めてくる
倒産・破産のリスクがある脱毛サロンの見分け方、次は一括払いを勧めてくるところです。
数万円、数十万円のコースを組んだ時に、分割払いができるはずなのに、分割払いはできないと言ったり、一括払いのほうが得だ。今は、一括払いしか受け付けていないと言われて、一括払いを強要する脱毛サロンは、とても危険です。
分割払いだと、倒産・破産した後は支払いを止められてしまいますが、一括払いだったら、支払金額分の施術を行っていなくても、お金は前払いですべてもらっているので、脱毛サロン側には得しかないのです。
一括払いを強引に進めてくるところは、あまり信用できないので、やめておいたほうが良いでしょう。
広告と実際の差が激しい
倒産・破産のリスクがある脱毛サロンの見分け方、5つ目は広告と実際の差が激しいことです。
「広告で言っていることと、実際にスタッフから説明されたことが違う」、「広告掲載の料金は、特別なケースのみに適応になるので、実際はもっと支払ってもらわないといけない」などがある時には、不正広告を出して、顧客を獲得しようとしているのです。
また、写真のサロンはとてもきれいなのに、実際のサロンはなんか古臭いなどの時も、怪しい脱毛サロンであることは間違いないですし、そのようなサロンは経営状態が芳しくないことが多いので、倒産・破産のリスクは大きいと思います。
過去に顧客トラブルはないか?
倒産・破産のリスクがある脱毛サロンの見分け方、6つ目は過去に顧客トラブルはないかどうかを確認することです。
経営状態が悪化してくると、契約を解約した顧客へ払い戻しができなくなります。そうすると、解約したのにお金が戻ってこなかった場合は、消費生活センターや消費者庁へ駆け込みます。
そのような顧客トラブルが相次ぐと、消費者庁から期間限定の一部業務停止命令などを受けるようになるのです。また、消費生活センターからも注意喚起が行われます。
このようなことは、インターネット上にニュースとして取り上げられていることが多いので、契約をする前に、脱毛サロンの名前で検索してみると良いでしょう。
脱毛サロンが倒産・破産したらどうする?
契約していた脱毛サロンが万が一、倒産・破産してしまったら、どうすれば良いのでしょうか?脱毛サロンが破産・倒産した時の対処法をご紹介します。
代替えか優遇措置が受けられるかを調べる
脱毛サロンが倒産したら、代替えか優遇措置が受けられるかどうかを調べましょう。倒産・破産した脱毛サロンが一般社団法人日本エステティック経営者会に加盟していた場合は代替えサービスや優遇措置を受けられる可能性があります。
各サロン経営者が主体となり、法律順守のもと従事者の教育を行い、お客様の安心と安全を確保した健全な店舗経営、地域社会への貢献と行政などの国の機関への窓口として、エステティック業界の健全化とより一層の発展の為、この会を2008年に設立致しました。
日本エステティック経営者会とは、エステ・脱毛サロンの窓口であり、代表である機関ですね。ここに加入していれば、万が一倒産・破産しても、そこに加入しているほかのサロンで、引き続き同じようなサービスを受けることができる場合があるんです。
ただ、倒産・破産した脱毛サロンに一括払いで支払っている場合は、代替えサービスをする脱毛サロンに追加料金を取られることもあります。
それでも、追加料金は格安ですし、お金が全く戻ってこないのに、脱毛の施術を受けられないことを考慮したら、優遇措置を受けられるのは、消費者にとって大きな救済措置になると思います。
分割で支払っていた人は、分割分を今まで通り、代替えサービスを受けられるサロンに支払えば、そのまま施術を受けられることが多いようです。
支払い途中で、脱毛をしないなら支払いを止める
もし、分割で支払っている途中で、脱毛サロンが倒産・破産した場合は、その支払いを止めるようにしましょう。銀行振り込みをしていた場合は、振り込みをやめましょう。
クレジットカードで分割払いをしていた人は、クレジットカード会社に事情を伝えて、支払いをやめてもらうようにしてください。
こちらから支払い停止のアクションを起こさないと、そのまま支払いを続ける可能性があります。これ以上損をしないためにも、すぐに支払いを止めるようにしてください。
脱毛サロンでのリスク回避方法は?
脱毛サロンが倒産・破産した時の対処法を読んで気づいた人もいると思いますが、脱毛サロンが倒産・破産した場合、すでに脱毛サロンに支払ってしまったお金は、基本的に戻ってきません。
もちろん、支払った金額分の施術を受けていなくても、戻ってこないのです。うまくいけば、一部は返金されるかもしれませんが、全額返ってくることはないでしょう。倒産・破産してしまったんですから、残念ながら返金するためのお金がない状態なのです。
脱毛したいけれど、絶対に損をしたくないという場合は、次の2つのことを守って、脱毛サロンを利用しましょう。
倒産・破産リスクがあるサロンをしっかり見分ける
脱毛サロンを選ぶ時には、倒産・破産リスクがあるサロンをしっかり見分けましょう。先ほどご紹介した6つのことは、契約をする前に必ず確認してください。
倒産・破産リスクがある脱毛サロンを避けて、経営状態が安定しているところを選べば大丈夫です。
高額一括払いはしない
脱毛サロンを利用するときには、高額一括払いをしないようにしましょう。高額一括払いをしてしまうと、もし倒産・破産してしまった時にはお金が戻ってきません。
でも、分割払いだったり、1回の施術ごとに支払うようにしておけば、もし途中で倒産・破産してしまっても、無駄なお金を払う心配がないので、安心なんです。
「一括払いのほうがお得ですよ!」と言われて、一括払いを勧められても、リスクを考えると、分割払いや1回ごとの支払いにしておいたほうが良いと思います。
倒産・破産する脱毛サロンの見分け方と対処法についてのまとめ
・倒産と破産のリスクがある脱毛サロンの見分け方
「スタッフの雰囲気が悪い」「勧誘が強引」「高額コースを勧めてくる」「一括払いを勧めてくる」「広告と実際の差が激しい」「過去に顧客トラブルがないか」
・脱毛サロンが倒産と破産した時の対処法
「代替えか優遇措置が受けられるか調べる」「支払い途中で脱毛をしないなら止める」
・脱毛サロンでのリスク回避方法
「倒産と破産リスクがあるか見分ける」「高額一括払いはしない」
倒産・破産する脱毛サロンの見分け方や対処法などをまとめました。「まさか、倒産しないでしょ」と思いこんでいて、実際に倒産してしまったということは、よくあることです。
脱毛サロンに支払うお金は決して安くありません。損をしないためにも、倒産・破産するリスクがある脱毛サロンは絶対に避けましょう。
そして、信頼できて経営が安定している脱毛サロンを利用して、ツルスベのきれいな肌になりましょうね!