少しでもきれいになりたくて、エステに通おうと思っている女性は多いですよね。でも、心配なことは倒産だと思います。エステが倒産してしまったら、どうすれば良いのか、お金は無駄になってしまうのかといろいろなことが心配になりますよね。
エステが倒産した時の対処法やエステの倒産被害のリスクを最小限にするための方法をまとめました。
エステが倒産!?本当にあるの?
きれいになりたい女性は、エステに通うことを考えますよね。結婚が決まった女性も結婚式に向けてエステに通っておこうと考えているのではないでしょうか?
エステに通うと、確かにきれいになることができます。肌のコンディションを整えられますし、痩せるためのサポートを受けることができます。
ただ、エステに通う場合には、気をつけなければいけないことがあります。それは、倒産です。通っているエステが突然倒産するリスクはゼロではないのです。
実は、エステが倒産するのは結構多いことなんですよ。東京商工リサーチによると、エステティック業の倒産は2014年で30件、2015年で43件、2016年で51件となっています。
1年間で50件近くが倒産していて、しかも年々その数は増えていっているんです。ツイッターでもエステ倒産の被害がつぶやかれています。
とある脱毛エステサロンが倒産したじゃないですか?わたしその会員なんですけどね、もう金だけツルッと剥けて毛だけ残ってしまったんですけど、「女は黙ってシェービング」っていう魔法の言葉を胸に今日も力強く生きて行きます。
— 郁也→💫5/4【東5て10a】 (@ikyaaaa18) 2017年4月14日
さよならツルツルの日々よ。
エステってよく倒産しますね(´;ω;`)ウゥゥ
— 安西先生 (@TTTT69) 2017年4月14日
昔働いてたエステサロンが倒産したとな。ヤフー知恵袋によると3月にはもう潰れてたようで。あんな賃金で、残業代月5000円固定で法外な時間労働させる会社なんて、よくまぁここまでもったなぁと思う。しかも会員に倒産の連絡してないとかひどいよな。
— maririn (@LicolicoTara) 2016年12月28日
エステは倒産しやすい業種と言えますので、エステに通いたい女性は倒産のリスクを考えてから、エステの契約をしなければいけません。
契約したエステが倒産したらどうなる?
まずは、万が一契約したエステが倒産したらどうなるか、どうすれば良いのかを考えていきましょう。契約したエステが倒産するリスクはゼロではないのです。
自分がが通っているエステが倒産したことをニュース等で知った場合はどうすれば良いのでしょうか?できるだけ損をしないための対処法を知っておきましょう。
①契約書を確認する
エステが倒産したというニュースを聞いたら、まずは契約書を確認しましょう。契約書の中に「前受金の保全措置」という項目があるかどうかを探しましょう。前受金の保全措置とは、次のようなことを言います。
事業者の倒産等に備えて、顧客に対して前受金の全部または一部の返還を担保するため、事業者が金融機関等との間に保証委託契約を締結している場合等をいいます。
前受金の保全措置が契約書に書かれていたら、倒産したエステに一括前払いをしていても、全額もしくは一部が返金されることになります。
この「前受金の保全措置」があるのに、それを知らずに泣き寝入りするなんてもったいないですから、まずは契約書で前受金の保全措置を確認して下さい。
また、そのほか契約書に倒産した場合の支払い・返金、優遇措置について書かれていないか、隅々までしっかり読み直してください。
②消費生活センターに相談に行く
契約書を確認したら、次は消費生活センターに相談に行きましょう。消費生活センターとは、消費者からの相談に対応している公的な機関です。
消費生活センター等では、商品やサービスなど消費生活全般に関する苦情や問合せなど、消費者からの相談を専門の相談員が受け付け、公正な立場で処理にあたっています。
お住まいの地域の消費生活センターにエステの契約書を持って相談に行くと、今後はどう対処していくべきなのか、「前受金の保全措置」がある場合、どうやったら返金してもらえるのかなどの相談に乗ってもらえますので、思い切って相談してみると良いでしょう。
③日本エステティック業協会に連絡する
契約しているエステが倒産してしまったら、契約しているエステが日本エステティック業協会に加盟しているのかどうかを確認しましょう。
加盟しているようであれば、一般社団法人日本エステティック業協会にも連絡をして、今後はどうなるのかを確認しておきましょう。
日本エステティック業協会とは、エステ業界の団体のことです。
当協会は、
*業界の社会的信用と信頼性の確保・向上
*コンプライアンス(法令遵守)の周知徹底
*会員サービスの充実と質的向上
を基本方針に、エステティック業の振興を目指しています。
この日本エステティック業協会に加盟していれば、倒産したエステ業務をほかのエステが引き継いで、顧客は引き継いだエステで今まで通りのサービスを受けることができる場合があります。代替えサービスや救済措置と言われるものですね。
分割払いをしていた人は、引き継いだエステに残りの支払いをすることで、今までと同じような施術を受けることができます。
一括払いをしてしまった人は、引き継いだエステに追加料金を支払わなければ、残りの施術を受けられないことが多いですが、それでも一般的な料金よりは追加料金は安いですので、丸々損をせずに済むことが多いです。
この救済措置は日本エステティック業協会に連絡すると、詳細を教えてくれますので、加盟しているかどうかを確認してから、連絡してみましょう。
エステの倒産被害のリスクを少なくする7つの方法
契約したエステが倒産したら、大きな損をすることになりますし、大ショックですよね。高いお金を支払ってエステの施術を受けるのですから、倒産リスクが少ないエステを選び、万が一倒産しても、できるだけ損をしないようにしておかなくてはいけません。
エステの倒産被害のリスクを最小限にする方法を8つご紹介します。
全国的に有名なところを選ぶ
エステの倒産被害のリスクを回避するためには、全国的に有名なエステを選びましょう。全国展開しているエステサロンも、倒産するリスクはゼロというわけではありません。
現に、2017年4月には脱毛エステの大手で全国に約100店舗を展開する「エターナル・ラビリンス」が倒産しています。
ただ、個人経営のこじんまりとしたサロンよりは、全国展開しているサロンの方が経営状態が安定していることが多いので、倒産リスクは少ないと言えるでしょう。
日本エステティック業協会に加盟しているところを選ぶ
エステの倒産被害のリスクを少なくするためには、日本エステティック業協会に加盟しているところを選びましょう。
日本エステティック業協会に加盟しているところを選べば、万が一倒産しても、ほかの加盟しているエステサロンが業務を引き継いで、代替えサービスを受けられることがあるんです。
また、協会にきちんと加盟しているところなら、安心感がありますよね。
強引な勧誘や高額コースを勧めてくるところは避ける
強引な勧誘をしてきたり、いきなり高額コースを勧めてくるようなエステは、経営状態が悪化していて、倒産するリスクが高いと思います。
そのようなエステは、強引な勧誘をされても、それを断って契約しないようにしましょう。経営状態が悪化していると、少しでも高いコースに契約させて、利益を上げようとスタッフが必死になっているので、勧誘が強引になるんです。
狭い部屋にスタッフ数人に囲まれて契約するように迫られたり、「今契約しないと損をする!」と詰め寄られたりしたら、ちょっと怖いとは思いますが、断固として契約を拒否して、そのエステを出るようにしてください。
高額一括払いはしない
エステが万が一倒産した時のリスクを考えると、高額の一括払いはやめましょう。一括払いをしてしまうと、もし倒産した時には、返金が期待できないことが多いんです。
たとえ、「前受金の保全措置」が契約に盛り込まれていても、支払いをした分全額が戻ってくるとは限りません。一部しか戻ってこないこともあるのです。
そのため、高額の一括払いをすると、万が一倒産した時のリスクが大きいのです。「さっさと払ったほうが気が楽だし。」という気持ちもわかりますが、リスクを考えて、高額のコースを申し込む場合は分割払いにしたほうが安心です。
契約する前に口コミをチェックする
エステの倒産被害のリスクを少なくするためには、契約する前に口コミをチェックしておくと安心です。
どんなに経営状態が悪くても、「倒産するかも!」のようなダイレクトな口コミはないと思いますが、「エステサロンの雰囲気が悪かった」とか「強引に勧誘された」など、ちょっと「あれ?」と思うような口コミが多いエステは要注意です。
口コミがすべてというわけではないですが、口コミは馬鹿にできない部分もあります。最終判断は自分の直感や見たものを頼りにすべきですが、口コミも参考にしておくと、リスクを回避することができると思います。
契約書はサインする前にきちんと読む
エステの倒産被害のリスクを回避するには、契約書はサインする前にきちんと読んでください。正直なところ、契約書をすべて読むのって、とても面倒ですよね。
でも、契約書に「倒産しても全額返さない」のような文面があるかもしれません。実は、とんでもないことが書いてあるのに、契約書を読まずにサインしたら、あなたは契約書の内容すべてに同意し、納得してサインをしたことになるので、あとから文句を言うことができないのです。
契約書は細かい文字たくさんあって、難しい言葉もたくさん使われていて、読む気が失せるという気持ちもわかりますが、損をしないためにも、あとから後悔しないためにも、必ずきちんと全文読んでから、サインをするようにしてください。
スタッフの様子やエステの雰囲気を観察する
エステの倒産被害を回避するためには、実際に契約をする前には、実際にエステサロンを見学する時に、スタッフの様子やサロンの雰囲気を観察してください。
経営状態が悪くて、倒産直前のようなエステサロンは、殺伐としていることが多く、掃除などが隅々まで行き届いていないことがあるんです。スタッフも経営状態が悪化していることは知っているので、仕事へのモチベーションが低いこともあります。
そのため、契約する前にはスタッフの様子やサロンの雰囲気を細かく観察して、「このサロンなら、お金を払ってもエステの施術を受けたい」と思えるエステを選ぶようにしましょう。
エステ倒産時の対象法・リスクを最小限にする方法についてのまとめ
・エステが倒産した時の対処法
「契約書を確認する」「消費者生活センターに行く」「日本エステティック業協会に連絡する」
・エステの倒産被害のリスクを少なくする方法
「全国的に有名なところを選ぶ」「日本エステティック業協会に加盟しているところを選ぶ」「強引な勧誘や高額コースの勧誘は避ける」「高額一括払いはしない」「契約する前に口コミをチェック」「契約書はサインする前にきちんと読む」「スタッフの様子やエステの雰囲気を観察する」
エステが倒産した時の対処法とエステの倒産被害のリスクを最小限にする方法をまとめました。
エステは倒産しやすい業種です。「倒産なんてニュースの中の出来事。」と思っていたら、実際に自分が被害者になってしまう可能性もあるのです。
エステを選ぶ時には倒産しにくいエステを選んで、倒産してもできるだけ損をしないようにしましょうね。