「最近、視力が落ちてきた。」、「ぼやけて見えるようになった」という人は、視力を良くする方法を実践してみましょう。視力が悪くなっても、仮性近視の状態なら、まだ視力を回復させることが可能なんです。
視力を良くする方法を8つまとめました。視力低下に悩んでいる人は、まずはこれを実践してみましょう!
この記事の目次
視力回復の2つの鍵!
視力が低下した、物が見えにくくなったという人は、「眼鏡をかけるしかない。」、「コンタクトレンズを買わなくちゃ」と考える前に、まずは視力を良くする方法を実践してみましょう。
仮性近視の状態なら、視力回復の見込みはあります。仮性近視とは、目が疲れたことで視力が下がっている状態のことですね。
近くを長く見続けるとピントを合わせている筋肉が緊張状態になることがあります。
長時間、緊張状態が続くと筋肉が凝り固まってしまい、遠くを見た時に緊張が緩まずにぼやけた視界になります。
この状態を仮性近視といいます。
近視ではないのに視力が良くなかったり、近視の程度が軽いのに視力が悪いなどの症状が見られます。
仮性近視は、目の緊張を緩和させてあげると、視力を回復することができます。ただ、放っておくと、本当の近視に移行することもあります。
目の筋肉のコリをほぐす
視力を回復させるコツの1つ目は、目の筋肉のコリをほぐすことです。私たちは、水晶体の厚さを変えることで、ピントを調節しています。
水晶体の厚さを調節しているのが、毛様体筋です。毛様体筋が緊張すると、近くを見るためにピントが合うようになり、毛様体筋が弛緩すると遠くを見るためにピントが合うようになるんです。
この毛様体筋が疲れてコリ固まっていると、ピントが上手く調節できなくなるので、視力が低下します。ということは、毛様体筋のコリをほぐして、リラックスさせれば、視力を良くすることができるのです。
毛様体筋のコリをほぐすためには、毛様体筋だけではなく、その毛様体筋を動かす外眼筋も一緒にほぐす必要があります。
ドライアイを治す
視力回復のための2つ目のカギは、ドライアイを治すことです。スマホやパソコンなどを長時間使っていると、眼精疲労からドライアイになってしまいますんで。
ドライアイが進むと、視力低下の原因になることもあるのです。
目の乾燥感だけでなく、異物感・目の痛み・まぶしさ・目の疲れなど、多彩な慢性の目の不快感を生じます。目を使い続けることによる視力の低下も起こります。
ドライアイは目が乾燥することで、目が見えにくく感じることがありますので、視力回復のためには、ドライアイをしっかり改善しておく必要があるのです。
視力を良くする方法① 蒸しタオルで目を温める
視力を良くする方法の1つ目は、蒸しタオルで目を温める方法です。「たかが蒸しタオル???」と侮ってはいけません。蒸しタオルで目を温めるだけで、視力回復効果があるんです。
蒸しタオルを目に乗せると、目が温められますので、疲れた毛様体筋や外眼筋の緊張がほぐれます。毛様体筋や外眼筋の緊張がほぐれれば、水晶体の厚みが変化しやすくなりますので、ピントが合いやすくなり、視力が良くなるのです。
また、温めることで血管が拡張して、目の周囲の血行が良くなりますので、良質な涙が分泌されやすくなり、ドライアイが回復するんです。
蒸しタオルは、濡れたタオルを電子レンジで温めるだけで簡単にできますので、ぜひ今日から試してみてください。
視力を良くする方法② 手のひらで目を覆う
視力を良くする方法の2つ目は、手のひらで目を覆うことです。これも、今すぐできる簡単な視力回復方法ですね。
手のひらをこすり合わせることで、温めておきます。そして、手のひらをお椀型にして、目を覆ってください。この時、まぶたに手を押し当てないようにしてくださいね。
目をつぶって、手のひらで覆うことで、完全な暗闇をすぐに作ることができます。そうすると、目を休めることができます。また、手のひらから体温が伝わりますので、目を温める効果もあるんです。
視力を良くする方法③ 毛様体筋トレーニング
視力を良くする方法の3つ目は、毛様体筋トレーニングです。ピントを調節してくれる毛様体筋を鍛えることで、視力を回復させるんです。
■遠近体操法
遠近体操法とは、近くを見ること遠くを見ることを交互に繰り返す体操のことです。近くと遠くを交互に見ることで、毛様体筋を緊張・緩和させて、毛様体筋を鍛えるようにするんです。
毛様体筋をしっかり動かすことで、緊張をほぐすことができるんです。
■遠方凝視法
遠方凝視法でも、毛様体筋を鍛えることができます。遠くの一点をじっと見つめることで、毛様体筋を緩和させて、リラックスさせることで、毛様体筋の緊張をほぐすことができるんです。
できるだけ遠いところ、地平線の彼方を見たいところですが、都会では地平線なんて見えませんので、夜に星を見るようにすると良いかもしれません。
視力を良くする方法④ 目のストレッチ
視力を良くする方法、4つ目は目のストレッチをすることです。目のストレッチをすることで、毛様体筋や外眼筋の緊張をほぐしてあげましょう。
<目のストレッチ方法 その1>
1.目をギュッとつぶる
2.眼だけ10秒間で上を見る
3.もう一度目をギュッとつぶる
4.目だけで10秒間下を見る
5.目をギュッとつぶる
6.眼だけで右を10秒間見る
7.目をギュッとつぶる
8.眼だけで左を10秒間見る
<目のストレッチ方法 その2>
1.顔の前で指を8の字に動かす
2.顔を動かさずに指の動きを目で追う
3.目の前で人差し指を前後に動かす
4.人差し指の動きを目で追う
目のストレッチをすると、仮性近視の人は、驚くほど視力がアップすると思います!だまされたと思って、ぜひ試してみてください。
視力を良くする方法⑤ 視力回復のツボを刺激
視力を良くする方法、5つ目は視力回復のツボを刺激することです。目の周りには、たくさんのツボがあります。そのツボを刺激すると、目の周りの筋肉の緊張がほぐれたり、血行が良くなるので、視力が回復するんです。
■晴明
晴明は目頭の横にあるツボです。よく目が疲れた時に親指と人差し指で目を押さえますが、あれは自然にツボを押さえていることになるんです。
■攅竹
攅竹は目頭の少し上、眉頭近くにあるツボです。
■魚腰
魚腰は眉毛の中央部、黒目がある眉毛の上にあるツボです。
■糸竹空
糸竹空は眉尻のくぼんでいるあたりにあるツボです。
■承泣
目の中心の下のくぼんでいる部分に、承泣はあります。
視力を良くする方法⑥ 目薬を使う
視力回復の方法、6つ目は目薬を使うことです。目薬を使って、ドライアイを改善することで、見えやすくなるので、視力が回復するんです。
ドライアイを改善するためには、目を覆ってくれるムチンという成分の分泌を促してくれるジクアホソルという成分が入ったものがおすすめです。これは、眼科でドライアイ治療薬として処方してくれます。
また、ビタミンB12やネオスチグミンメチル硫酸塩、タウリン、パンテノールなどが入った目薬もおすすめです。
・ビタミンB12=末梢神経の修復効果を期待できる
・ネオスチグミンメチル硫酸塩=ピントの調節機能を改善することができる
・タウリンやパンテノール=目の組織代謝を促進する
これらの成分が入った目薬を使うと、視力を回復することができるでしょう。
視力を良くする方法⑦ マジカルアイを使う
視力を回復する方法の7つ目は、マジカルアイを使うことです。マジカルアイとは、何か知っていますか?マジカルアイとは、画像を立体視することで、視力を回復させる方法です。
マジカルアイは平行法と交差法の2種類があります。平行法は遠くを見るイメージで、右の眼では画像の右側を、左の眼では画像の左側を見るようにします。
交差法では右目で左側の画像を、左目で右側の画像を見るようにします。交差法は寄り目のイメージで見るようにすると良いですよ!
視力を良くする方法⑧ 老眼鏡を使う
視力を回復する方法、8つ目は老眼鏡を使うことです。老眼鏡で視力が回復するなんて、嘘みたいと思うかもしれません。でも、老眼鏡を使うと、仮性近視は回復しやすくなるんです。ただ、ずっと老眼鏡をかけているわけではありませんよ!
視力回復のために老眼鏡をかけるのは、プラスレンズ利用法、または雲霧法と言います。老眼鏡をかけて、ボーっと遠くを見ることで、疲れた目が回復して、視力が良くなるのです。
老眼鏡は100円ショップに売っているような物で構いません。+2.0~+2.5当たりのものを使うと良いでしょう。
かけている時間は10分程度でOKです。目が疲れたと感じたら、老眼鏡をかけて10分ほどボーっと遠くを見ていると、視力が回復すると思います。
視力回復を回復する方法についてのまとめ
・視力回復のカギは「ドライアイ」
・視力を良くする方法
「蒸しタオルで目を温める」「手のひらで目を覆う」「毛様体筋トレーニング」「目のストレッチ」「視力回復のツボを押す「目薬を使う」「マジカルアイ」「老眼鏡を使う」
視力が回復する方法を8つまとめました。完全な近視になってしまうと、視力を回復させるのは難しいのですが、仮性近視の状態なら、視力を良くすることは可能ですので、諦めずに視力回復の方法を実践しましょう。
また、目が悪くなったと感じたら、早めに眼科を受診しましょう。眼科では仮性近視の治療の目薬を処方してくれますので、より視力回復の効果を期待することができるんです。