仕事にやる気が出ない8つの原因

仕事をしなくてはいけないのに、仕事のやる気が出ないと悩んでいる人は多いですよね。なぜだかやる気が出ないと困っている人は、やる気が出ない原因を確認しておきましょう。

やりたくない仕事をしている

仕事にやる気が出ない原因の1つ目は、やりたくない仕事をしていることです。やりたくない仕事をしていたら、やる気が出ないのは当たり前ですよね。

就職活動がうまくいかなくて、希望業種とは違う仕事をしなければいけなかった。また、営業職を希望していたのに、経理に回されたなども、やりたくない仕事をしていることになります。

やりたくない仕事をしていると、どうしてもやる気が出ないのです。

疲れが溜まっている＆睡眠不足

やる気が出ない原因は、疲労が蓄積しているからかもしれません。毎日忙しく働いていると、どんどん疲労は溜まっていきます。

疲労が溜まると、それに伴って、やる気が出なくなっていくのです。仕事をやろうとしても、体が疲れていて、体が重いとやる気は出ませんよね。

また、忙しいと睡眠不足になりますが、睡眠不足もやる気が出ない原因の1つです。睡眠不足になると、集中力が保てなくなったり、イライラしたりしますので、やる気が出なくなるのです。

疲労の蓄積も睡眠不足も、仕事をやらなくてはいけないと思いつつも、脳は「休みたい。休まなければいけない」と思っているのですから、やる気が出ないのです。

精神的なストレスを感じている

精神的なストレスを抱えている時も、やる気が出ないですよね。精神的なストレスには、いろいろあります。一例をご紹介しますね。

このような精神的なストレスや不安を抱えていると、そちらのほうが気になって、仕事や家事などやるべきことに集中できないので、やる息がで出ないのです。

目標がない

やる気が出ない原因の4つ目は、目標がないことです。何かしら目標を持つと、「目標を達成しよう」、「そこまで頑張ろう！」とやる気を出すことができます。

でも、何の目標も持っていないと、何のために仕事をするのかわからない、なんで頑張らなくてはいけないのかわからないと思いながら仕事をすることになります。

そうすると、仕事のモチベーションを保つことができず、やる気が出ないのです。

運動不足になっている

運動不足もやる気が出ない原因です。運動不足とやる気は、一見何の関係もないように思えますよね。でも、体t心はつながっていますので、運動不足になると、考えがネガティブになったり、やる気が出なくなったりします。

運動不足でやる気が出ないのは、セロトニンやドーパミンなどの脳内の神経伝達物質が不足しがちになるからです。

セロトニンやドーパミンはやる気を引き出し、精神的に安定するためのホルモンです。セロトニンは幸せホルモンと言われていますし、ドーパミンはやる気ホルモンと言われています。

運動不足になると、これらの神経伝達物質が減ってしまうために、やる気が出ないのです。

血糖値が下がっている

やる気が出ない原因には、血糖値が下がっていることもあります。血糖値が下がると、脳へのエネルギーが供給されません。脳のエネルギーはブドウ糖ですが、血糖値が低いということは、血液中のブドウ糖が少ないということですので、脳がしっかり働かなくなります。

脳のエネルギーが足りなければ、やる気は出ませんよね。

一般的に健康な人は血糖値が下がりすぎることはありませんが、炭水化物をたくさん食べた後や過度のダイエットをしている時などは、一時的に血糖値が下がりやすいことがあります。

体調が悪い

やる気が出ない原因の7つ目は、体調が悪いことです。風邪をひいていたり、糖尿病などの生活習慣病があったりして、体調がすぐれないと、やる気は出ませんよね。

やる気は体調が整っていないと、出ないものなんです。体調が悪い時には、どんなに頑張ってもやる気は出ません。

うつ病などの病気

あなたのやる気が出ないのは、うつ病なのかもしれません。うつ病になると、脳の機能が低下して、精神活動がストップしますので、やる気が出ないのです。

うつ病になると、次のような症状が現れます。

このような症状に当てはまる場合は、うつ病の可能性があります。うつ病の原因はまだ解明されていませんが、脳内のセロトニン不足が原因とされています。

今まではやる気があって頑張っていたのに、突然やる気が出なくなって、うつ病のような状態になるのを、燃え尽き症候群（バーンアウト症候群）と言います。

燃え尽き症候群もうつ病の一種で、心身ともに限界まで疲弊していると、燃え尽きてしまって、やる気が出なくなってしまうのです。

やる気が出ない時の対処法10選

やる気が出ない時には、どうしたら良いのでしょうか？やる気を出したいのにやる気が出ない、やる気を出さなくちゃいけないのにやる気が出ない。

そんなときには、やる気スイッチを入れるための対処法を実践してみましょう。やる気が出ない時の対処法を10個ご紹介します。

しっかり睡眠を取る

やる気が出ない時には、まずはしっかり睡眠をとるようにしましょう。しっかり眠ることで、体や脳の疲労を回復させることができます。体調も整いやすくなりますね。

また、しっかり眠ることで、ストレス解消にもなりますので、精神的にも安定します。つまり、しっかり睡眠をとることで、体も心もリセットできて、またやる気が出やすい状態になるのです。

やる気を出すための睡眠は、ただ単に長時間寝れば良いというわけではありません。質の高い睡眠、つまりグッスリ深い眠りにつく必要があります。

質の高い睡眠をとるためには、次のことに注意してください。

このようなことに注意しておくと、質の高い睡眠をとることができると思います。

栄養のバランスのとれた食事を食べる

やる気が出ない時には、栄養のバランスのとれた食事を食べるようにしましょう。食事は健康状態と直結しています。食生活が乱れると、疲れやすくなりますし、体調が悪くなりやすいんです。心身のバランスも崩れやすいので、やる気が出ません。

しっかり体調を整えて、やる気を出すためにも、栄養のバランスの取れた食事を食べるように心がけてください。栄養のバランスのとれた食事とは、次の5大栄養素のバランスが良い食事です。

これらの栄養素をしっかり摂りましょう。たくさんの食品を食べるようにすると、これらの栄養素をバランスよく摂れると思います。

栄養のバランスのとれた食事のためには、自炊するのが一番良いのですが、忙しくて自炊が無理という場合は、スーパーやデパ地下のお総菜などを利用してみるのも良いでしょう。

また、場合によってはサプリメントを利用して栄養のバランスを取るようにすると良いでしょう。

甘いものは控える

やる気が出ない時には、甘いものはできれば控えたほうが良いと思います。甘いもの、つまり糖質を摂ると、一時的に血糖値が急上昇しますので、その間は集中力を保つことができ、やる気が出るのですが、血糖値が急上昇した後は一気に低下します。

そうすると、脳が働かなくなり、やる気が出なくなるので、「今日はやる気を出さなくちゃ！」という日は、甘いものは控えめにして、タンパク質やGI値が低いものを中心に食べると良いでしょう。

タンパク質は炭水化物に比べて、血糖値の上昇が緩やかなので、血糖値が一気に下がることはありません。

また、GI値が低いものも、血糖値が上がるスピードが遅いので、やる気を持続させることができるんです。

代表的な炭水化物のGI値をご紹介します。

このGIちを参考にして、白米ではなく玄米を、うどんではなくそばを選ぶようにすると、やる気を維持しやすくなります。

ストレスを解消する

やる気が出ない時には、やる気の妨げになっているストレスを解消するようにしましょう。ストレスが溜まっていると、どうしてもやる気が出なくなります。

ストレスを解消して、精神的に余裕が出るようになると、やる気が出ます。ですから、今感じているストレスをできるだけ解消するようにしましょう。

ストレスを解消する方法は、人それぞれ、あなたに合ったものでOKです。ストレス解消法の一例をご紹介します。

これらを参考にしながら、自分なりのストレス解消法を見つけてください。ストレス解消法については、「【保存版】ストレスの原因＆解消法・発散方法11選まとめ」を読んでみてくださいね。

ストレスから逃げる

やる気が出ない時には、ストレスから逃げるのも良いと思います。どうしてもやる気が出ない、そしてその原因となるストレスが明らかであるという時には、思い切ってストレスから逃げましょう。

例えば、職場にどうしても苦手な上司がいる、義両親との同居がストレス、友人同士の人間関係がこじれて困っている。

こういう時には、転職をして上司から逃げる、配偶者に訴えて同居を解消する、友人との人間関係をリセットして、新しい人間関係を構築する。

こうしてストレスから逃げると、やる気スイッチが入るようになります。現実には、ストレスから逃げるといっても、なかなかうまくいかないことも多いと思いますが、それでもストレスを我慢してやる気が出ないなら、ストレスから逃げることを考えてみると良いと思います。

適度な運動で汗を流す

やる気が出ない時の対処法、6つ目は適度な運動で汗を流すことです。運動不足が原因で、セロトニンやドーパミンが少なくなるなら、運動をしてセロトニンやドーパミンを増やしましょう。

運動をすることで、血流が改善し、脳にしっかり血液が行き届きますので、脳内環境が改善し、セロトニンやドーパミンが分泌されやすくなります。

また、リズミカルな運動はセロトニンの分泌量を増やすことがわかっていますので、運動をすると、やる気が出るんです。また、運動をして汗をかくと、ストレス解消にもなりますよね。

やる気が出ない時には、ウォーキングやジョギングなど一定のリズムで動く運動をしてみてはいかがでしょうか？

目標設定＆ご褒美を用意する

やる気が出ない時の対処法の7つ目は、目標設定をして、さらに目標を達成できたら、自分にご褒美を用意することです。

やる気を出して頑張るためには、何か目標を持たないといけません。また、目標を達成した時のご褒美も大切です。「これを達成したら、このご褒美がある！」と思えたら、頑張れますよね。

仕事でやる気が出ない人だけでなく、家事でやる気が出ない人も、目標設定をして、ご褒美を用意しましょう。ダイエットでも良いですね。

目標設定は達成が難しいレベルのものではなく、「ちょっと頑張れば達成できる」レベルのものにしておきましょう。

また、ご褒美はあまりに大きなご褒美ではなく、「ケーキ1個」のような簡単なご褒美にしておくことをおすすめします。

やる気が出ない自分を許してみる

やる気が出ない時の対処法は、自分を許すことです。やる気を出さなくちゃいけないのに、やる気が出ない時って、「私ってダメだなぁ。」とどうしても自分を責めてしまいますよね。

でも、自分を責める必要はありません。やる気が出ないのは、もう仕方がないことなんです。「やる気を出したい！」と思っている時点で、あなたは頑張っています。だから、自分を責めずに、やる気が出ない自分を許しましょう。

そして、その日1日はのらりくらりと何とか過ごしたり、仕事や家事をやらずに、好きなことをしたり、ぼーっと過ごすのも良いと思います。

やる気が出ない自分を許して、その日1日を過ごしたら、きっとまたやる気がわいてくると思いますよ！

内科を受診する

やる気が出ないのは、自分でも気づかないうちに体調不良になっている可能性があります。それなら、内科を受診して対処しましょう。

どうにもこうにもやる気が出ないし、体はだるいし、疲れやすい。体調がすぐれないという時には、内科クリニックを受診して、医師に症状を説明し、検査を受けて下さい。

もし、検査の結果異常がなかったら一安心ですし、思わぬ病気が見つかることがあるかもしれません。

病気は早く見つかれば、たいていの場合はすぐに治ったり、簡単にコントロールができます。

やる気を出すだけではなく、健康を維持するためにも、一度内科を受診するのも良いと思います。特に、普段激務で、健康に気を余裕がない人は、一度内科を受診してみてはいかがでしょうか？

心療内科を受診する

やる気が出ない時の対処法、最後は心療内科を受診することです。自分でも気づかないうちにうつ病になっているのかもしれません。

うつ病は放っておくと、自殺に至ることがあります。でも、早めにきちんと治療をすれば、早く治すことができるんです。

そのため、「ちょっと鬱っぽいな」と思ったら、心療内科を受診してみましょう。精神科でも良いのですが、精神科はちょっとハードルが高いと思っている人も少なくないですよね。

心療内科なら気軽に受診できますので、医師にちょっと相談する、雑談するくらいの軽い気持ちで受診してみましょう。

やる気が出ない原因・対処法についてのまとめ

やる気が出ない原因や対処法をまとめました。やる気が出ない原因は1つではありません。いろいろな原因が絡み合っていることもあります。

また、いつもやる気に満ち溢れている人なんていません。時々は、やる気が出ないことは、誰にでもあるのです。だから、必要以上に焦る必要はありません。

ご紹介した10個のやる気を出すための対処法を実践していけば、きっとやる気が出るようになるはずです！