小顔を目指す女性にとって大きなコンプレックスとなってしまう、エラ張り。改善するには直接エラを削ったりエクササイズをするのが効果的とされています。
エラ張りの悩みをなくすためにも、自分に合った改善方法を選んでみましょう。
この記事の目次
エラ張りの原因
エラというと、耳の下あたり、下あごの付け根部分のことを指します。髪をまとめると隠すものがなくなるため、誰でも多少はエラが目立つようになるものです。
しかし普段からエラが大きく張り気味な人にとっては、このエラをいかにして目立たなくするか、ということが非常に大きな課題となります。
しっかりと咀嚼をすることであごは発達するため、当然エラも張りやすくなります。固いものを食べていた昔の人の方が、がっしりとした輪郭を持っていたそうです。
近年では、食事形態が比較的やわらかくなり、全体の咀嚼回数が減ったこともあり、現代人のあごは退化していると言われています。
一般の人でも芸能人のようにすっきりとしたあごを持つ人は多くなりつつあるため、そうでない人にとってはますます自分のエラが気になってしまう時代なのかもしれません。
それでは、そんなエラを目立たなくする方法にはどのようなものがあるのでしょうか。順に見ていきましょう。
エラ張り改善方法1:エラを削る
もっとも直接的でもっとも確実に効果があるのは、美容整形であごを削ってしまうことです。どんなにバランスを整えたとしても、どんなに隠したとしても、エラの大きさは骨格の大きさですから、本来変わることはありません。
物理的に大きさを変えようというのであれば、やはり思い切ってあごの骨を削るという選択肢が最も有力と言えます。
近年では美容サロンが多く出店しており、都会ではもちろんのこと、田舎の地方においても、主要都市には必ず満足のいく美容クリニックがある時代となりました。
加えて韓国ブームともあいまって、エラを削るという美容方法がかなり流行したこともあり、どこのクリニックでも受けることの出来るポピュラーな手術として、エラ削りが加えられつつあります。
もちろん本物の顔をいじるわけですから、そこに葛藤や心理面でのカウンセリングが必須であることは言わずもがなですが、少なくとも、直接的で効果的な方法としてまずあがるものであることを認識しておきましょう。
エラ張り改善方法2:親知らずを抜く
もし親知らずがまだ残っている人がいるとしたら、しかもそれが下あごにある人だとしたら、それはかなりラッキーなことです。もちろん、そのまま放置していてもなんら問題はない可能性は充分ですし、痛い思いは出来るだけしたくないのは当たり前です。
ただ、あごのエラを小さく見せたいということに関連していうと、歯の本数を減らすというのは大変効果のある方法なのです。そもそもこの親知らずが問題となった背景として、昔の人は当たり前のように親知らずが生えており、普通の永久歯として使用していました。
しかし、食生活や環境の変化で現代人のあごが小さくなったことで、親知らずの入るスペースがなくなり生え方がいびつになったため、抜く人が急増したということがあります。
あごの大きさが決まっているなら、歯を抜いても無意味なのでは、と思った方もいるでしょう。しかし、そうではありません。
実は、一本抜歯をすると、人間の身体は長い時間かけてその隙間を自然に埋めていこうとします。今生えている歯への圧力が少なくなったことで少しずつ移動し、歯と歯の隙間が若干広くなり、全体的な歯のアーチが小さくなる傾向にあるためです。
つまり外に出ているものだけではなく、埋没している親知らずでも、抜けば少なからず歯列に影響を与えることになります。その結果、アーチを小さくする方向に働くということです。
これは下あごに対する影響を考えたとき、まず口周り自体が小さくなるということが挙げられます。これにより、あご全体をすっきりと見せることが出来るのです。
昔の芸能人の中には小顔に見せるために健康な歯を抜いている人もおり、その効果は実証されています。さすがに健康な歯を抜くのは心苦しいですが、親知らずであれば理由をつけて抜くことができ小顔に貢献することができるため、エラが気になっている方なら実行するのも悪くありません。
特に下あごの親知らずを持っている人はチャンスですよ。
エラ張り改善方法3:エクササイズで脂肪をなくす・筋肉を鍛える
筋肉を鍛えると言っても、ここで紹介するのは腕や大胸筋の話ではありません。あご周りをすっきりさせるのに効果的な、顔の筋肉、それもあご周りの筋肉を鍛えることを意味しています。
あごの印象に一役買っているのは、口の周りの筋肉です。この筋肉の発達が低下すると、口元全体がたるんでしまい、あごにも皮膚が乗るようになります。そのせいで顔全体が大きく見えてしまうのです。これは小顔の大敵ですね。
効果的なエクササイズとして、舌を使ったものが有名です。口の中から前歯の前を通るスペースで360度舌を使って皮膚を内側から伸ばしていきます。20-30回ほど続けて行い、両周りを実施しましょう。
これを毎日続けることにより、口元の筋肉が発達してくるのがわかります。非常にすっきりとした印象を顔に与えることができ、顔も小さくまとまって見えるのが特徴です。
また、あごについた脂肪や皮膚のたるみも解消できるため、あごを小さく見せることに繋がっていきます。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=D_W3Ac5IM-k]
エラ張り改善方法4:髪型を工夫する
ショートカットやボブなど短めのヘアスタイルが流行っている時代ですが、あご元を小さく見せる髪形というのが存在します。それは、少なくとも前髪をあごの下まで伸ばしたスタイルのものです。
両脇に髪で仕切りを作るような形をとることによってあごの露出を控えることができるので、顔を小さく見せられると言われています。芸能人や歌手など、テレビに出ている人たちでもこのような髪形を利用していることから、その実績は確かなものです。
具体的な髪型としては、長くして流すか、ボブスタイルで極端に短くしないことが有効です。
この髪形の良いところは、骨格や皮膚に一切手を加えることなく、見た目の印象を変えることが出来るというところでしょう。実際に手を加える整形などとは違いリスクは低い上、髪はいずれまた伸びるので、気に入らなければ違う髪形を試すことだってできます。
自分の弱点だと考えているあごを小さく見せる髪形は男性に人気があるものも多いため、ぜひ自分を魅力的にする一環として髪型の工夫を考えてみてください。
エラ張り改善方法5:リンパマッサージを行う
リンパマッサージというものをご存知でしょうか。人間の身体には血管が張り巡らされており、動脈から血液が出て、最終的に静脈で戻ってくるようにできています。
では、その途中で血管外へと出て、細胞にいろいろ作用し、老廃物を含んだ元血液はどこへ行くのでしょうか。答えはリンパ管です。動脈を走っている血球などがあくまで静脈に帰ってくるのであって、その途中で染み出した組織液についてはリンパ管が回収します。
そしてこのリンパ管は最終的に心臓近くの静脈に戻ることにはなりますが、動脈からの血液の後押しが直接あるわけではないため、意外と流れが悪くなりやすいものでもあります。
このリンパ管の流れが悪くなると、老廃物が上手く流れなくなり、組織がむくんでしまったりとさまざまな影響が出てきます。それは顔も同じであり、特にあごまわりというのは骨格の造りが立体的であるために、流れが滞りやすくなる部分でもあります。
直近の大きなリンパ管としては耳の前を通るものがありますから、ここに思い切って流してしまいましょう。あご周辺をほほ骨に沿って耳の前へとマッサージをしていきます。ここで大切なのは、必ず片方ずつ行うということです。
実は、人間の首筋には血液の圧センサーが両側に存在します。ここを刺激すると、人間の身体は血圧が下がるように出来ているのです。
片方だけであれば、もしリンパマッサージの途中で触ってしまってもわずかな低下で済みますが、両方を同時に刺激した場合かなり急激な低下が考えられるため、必ず片方ずつ実施しましょう。
エラ張り改善方法6:化粧を工夫する
化粧というのはとても不思議なものであり、顔のウィークポイントを色合いと加減で見事に隠してくれます。そしてこれは骨格的に変えようのない、あごの大きさについても有効です。
色合いとして適切なのがダーク系の色であり、エラ張りを目立たなくする効果があると言われています。そして何よりチークを有効活用することで、エラを目立たなくすることができます。
エラの凹凸というのは必ず陰になるので、その陰よりも明るい濃淡で目立つ部位を頬に作っていくイメージを持ってください。目の一番外縁よりも外側にはみ出す形でチークを施すことで、視覚的な効果としてエラを抑えることができると言われています。
あとは、エラとチークの間の色を違和感がないようにグラデーションをつけていくことでエラ隠しメイクの出来上がりです。
気になるエラ張りは自分に合った方法で解消しよう
・エラ張りを改善する方法
「美容整形であごを削る」「親知らずを数本抜く」「筋肉を鍛える」「髪型で両脇に仕切りを作る形を作り、あごの露出を控える」「リンパマッサージを行う」「化粧をダーク系の色にして工夫する」
さまざまなエラを小さく見せる方法があるのがわかりましたね。直接的な方法も間接的な方法もいろいろとあります。
いずれも効果があると言われているので、ぜひ自分に合っているというものを選択して行ってみてください。