同窓会の案内状が届いた。「うわぁ!懐かしい!絶対に出席したい!」と思う人ばかりではありません。「同窓会か…、行きたくないなぁ」と思ってしまう人も少なくないと思います。ちなみに、私もそのタイプです。
同窓会に行きたくない心理や同窓会で感じる年代別の格差、上手な断り方をまとめました。同窓会の案内状が届いてモヤっとしている人、行きたくないなぁと思っている人はぜひ参考にしてください。
同窓会に行きたくない13の心理
「同窓会に行きたくない」と思うのは、別に変なことではありません。みんな学生時代に良い思い出を持っているわけではありませんし、現在の生活の事情で同窓会に前向きになれないこともありますから。
同窓会に行きたくないと思う心理を13個まとめました。あなたは、この中でどれに当てはまるでしょうか?
1.時間がない
同窓会に行きたくない心理の1つ目は、時間がないことです。仕事が忙しくて、なかなか休みが取れないという人も多いですよね。
また、育児に精いっぱいで、同窓会に行く時間的な余裕がないという人もいるでしょう。そういう人は、わざわざ同窓会に行こうとは思いません。
「同窓会の時くらい、時間を作れるでしょ?」と思う人もいます。確かに、無理をすれば、同窓会に参加するための時間は作れるかもしれません。でも、忙しい中でせっかく作った時間は同窓会ではなく、自分のため・家族のために使いたいというのが本音ですよね。
2.マウンティングが嫌
同窓会で行われるのがマウンティングです。これは、女性はもちろん、男性も行われることだと思います。
年収・学歴・会社名。旦那の収入や役職、乗っている車。そういうことで、いちいちマウンティングしている同級生を見ると、「くだらないなぁ」と思ってうんざりしてしまうこともあると思います。
本当、マウンティングって面倒くさいし、マウンティングを積極的にしている人って人相が悪いゲスな顔をしていますよね。
3.学生時代が黒歴史
同窓会に行きたくない心理の3つ目は、学生時代が黒歴史であることです。
今は大学デビューをしてリア充になっているけれど、中学校時代は全力で陰キャラだった。
中二病全開だった。
みんなの前でクラスで一番の美人に告白したけれど、見事に玉砕した。
こんな黒歴史を持っていると、「同窓会?無理!行きたくない」と思うのは当然のことです。
4.友達がいない
同窓会に行きたくない心理の4つ目は、友達がいないことです。学生時代に友達がいないボッチだったり、途中で転校してしまって親しい友達がいないという場合、同窓会に誘われても行きたいとは思いません。
同窓会に行っても、どうせボッチだし、思い出話をする人もいないなら、「同窓会は行きたくない」と思うのも無理はありませんよね。
5.格差を感じる
同窓会に行きたくない心理には、格差を感じるというものもあると思います。学生時代は同じ学校・同じ教室で勉強していても、大学に行き、社会人になると、格差は広がっていくもの。
自分はニートの引きこもりなのに、同級生は結婚して子供もいて、一流企業に勤めているとなると、格差を感じて、同窓会に行きたいとは思わなくなるのです。同窓会に参加しても、自分が虚しくなるだけですし、バカにされたり、見下されたりすることもあります。憐みの目で見られることもありますよね。
特に、学生時代は優等生だったのに、今は落ちぶれているという場合は、あまりの格差に同窓会に行きたくない。学生時代のことを思い出したくないと思ってしまいます。
6.収入を言うと寄ってくる
同窓会に行きたくないのは、収入を言うと女子が寄ってくるからというものもあると思います。これは社会に出て成功している人に多い心理ですね。
同窓会は男女ともに婚活の場にもなるイベントです。そして、男性は年収や職業で女子たちに値踏みされるのです。医師や弁護士、会計士などの高収入の職業、一流企業や公務員などの安定した職業についていると、それを言うだけで、ウザイほどに女子が寄ってきます。
学生のころはスクールカーストが底辺で、女子からは全く相手にされなかったのに、同窓会で年収や職業を言った途端に、「え~!○○君、すご~い!尊敬する~!ねぇ、LINE交換しようよ」なんて言われたことがあったら、人間不信になって、もう同窓会になんて行きたくないと思うようになるのです。
7.服がない
同窓会に行きたくない心理、次は服がないことです。これは単純明快な心理ですよね。
同窓会はホテルやオシャレなレストランなどで行われることが多いです。たいてい、ドレスコードは「スマートカジュアル」以上に設定されていることが多いですね。
スマートカジュアルだと、男性ならスーツ、女性ならワンピースが基本です。ただ、毎日カジュアルな服装でいる人、Tシャツやジーンズ、スウェットなどで過ごしている人、仕事柄作業着でいる人が多いなどの人は、スマートカジュアルなんて服は持っていません。
そうすると、スマートカジュアルの服を買わなければいけませんが、スマートカジュアルの服って、それなりに高いんですよね。
そう思うと、わざわざ高い服を買ってまで、同窓会に行きたくないと思ってしまうのです。
8.面倒くさい
単純に面倒くさいから同窓会に行きたくない人もいます。ズボラタイプの人にとって、同窓会に行くことは、かなり面倒くさいことです。
その日の予定をあけておいて、洋服やメイクをして、髪型をセットして、親しかった友人と「同窓会に行く?待ち合わせして一緒に行こうよ」なんて計画を立てて。
いろいろ準備したりするのが面倒に感じると、同窓会に行きたくない。同窓会に行かなくても良いか…と思ってしまうんですね。
9.会場が遠い
同窓会に行きたくない心理の9つ目は、会場が遠いことです。高校卒業後に地元を出て上京しているような人は、同窓会が開かれると言っても、「OK!行くよ!」とは簡単には言えません。
地元の場所によっては飛行機で行かなくてはいけないこともあります。そうすると、往復の交通費だけで3~4万円かかります。しかも、同窓会の日にちや仕事の休みによっては日帰り、もしくは1泊2日の弾丸ツアーになることもあるでしょう。
そうすると、会場が遠いという理由だけで、「行きたくない。ていうか、行かない」となってしまいます。
10.嫌いな人がいる
同窓会に行きたくない心理、10個目は嫌いな人がいることです。同級生の中に、どうしても嫌いな人がいる。顔も見たくない人がいるという場合、同窓会に行きたくないですよね。
学生時代にいじめられていた経験がある人は、自分をいじめていた人に会いたくないから、同窓会に行きたくないと思うのは当たり前のことです。
いじめた方は「え?そんなことあったっけ?私、あなたをいじめていた記憶なんてないけど。思い込みじゃないのwww」のようにいじめの事実を忘れていることも多いですが、いじめられた方は絶対に忘れません。
そんな嫌いな人がいて、学生時代のトラウマがよみがえるような人がいるのに、わざわざ同窓会に行きたくないと思うのは当然のことだと思います。
11.人見知り
人見知りが激しい人も、同窓会に行きたくないですよね。今でも仲が良い友達と話すのは良いけれど、人見知りの人にとって10年以上ぶりに会う同級生なんて、初対面の人に会うのも同然です。
しかも、向こうは初対面だとは思わずに、「懐かしい~!久しぶり~!」のように親しげに話しかけてくるんです。人見知りの人にとっては、緊張する場ですし、下手をすれば地獄以外のなにものでもなくなります。
だから、人見知りの人が同窓会に行きたくないと思うのは当たり前のことなのです。
12.お金がない
同窓会に行きたくない理由の12個目は、お金がないことです。同窓会の会費は、会場や規模によって違いますが、5,000~10,000円が相場になります。
独身の社会人なら、そのくらいは何とか出せる人も多いですが、既婚者でお小遣い制の人だと、「今月はちょっときついかも…」、「会費8,000円かぁ。そんなにするなら、行かなくても良いかな。ていうか、行きたくないな」と思ってしまうのです。
2次会を考えると、さらに出費はかさみます。
同窓会をそこまで楽しみにしていない人にとっては、会費がネックになるのは仕方がないですよね。「同窓会?超行きたい!」という人にとって会費8,000円はそれほど高く感じませんが、「同窓会?行っても行かなくてもどっちでも良い」という人は会費8,000円は高く感じますから。
13.ノリについていけない
同窓会に行きたくない理由、最後はノリについていけないことです。ウェイ系の人が多そうな同窓会は、おとなしいタイプ、陰キャラタイプの人にとっては、ついていけないし、行くだけで疲れそうです。
また、田舎の同窓会だと、昔からの風習がまだ残っていて、一気飲みを強要するなどの「アルハラ」が横行していたり、女子はお酌をして当たり前というセクハラがあったりしますので、そういう同窓会に、「わざわざ貴重な休みを使ってお金を払って行くのはちょっと…」と思うのは仕方がないですよね。
年代別の同窓会で感じる格差
同窓会に行くと、格差を感じることがあります。昔は机を並べて勉強していたのに、今では考えられないほどの格差がついてしまった…。「格差を感じるのが嫌だから、同窓会に行きたくない。」という人は意外とたくさんいます。
同窓会に行くとどんな格差を感じるのかを年代別に見ていきましょう。
20代の格差
20代が同窓会で感じる格差は、学歴と会社名ではないでしょうか。
「お前、どの大学行ったの?」、「俺は早稲田、お前は?」、「え?Fラン大学なの?中学時代は私よりも優等生だったのに」、「どこで働いてるの?俺は○○会社だけど」のように、大学名や会社名でマウンティングをし、格差を感じるのが20代です。
年収や職業名などで格差を感じますね。特に、中高時代は優等生だったのに、今ではフリーターーのように定職についていないような人は、格差を大きく感じてしまいます。
30代の格差
30代では、女性が格差を感じることが多いですね。ずばり、結婚しているかどうかです。
同窓会で30代女子が独身であることがわかると、なんとなく「行き遅れ」という目で見られてしまいます。そして、結婚していても、子どもがいるかどうか、そして旦那の収入・ステータスはどうかで、マウンティングは始まり、格差を感じるのです。
田舎に行けば行くほど、結婚して子供がいる女性は上、独身でバリバリ働いている女性は下という見方をされてしまいますね。
40代の格差
40代が同窓会で感じる格差は、男性の場合は収入や地位だと思います。男性の場合は、30代までなら「まだ30代だしね」とか「やり直しがきくしね」と思われますが、40代になるとさすがに格差を感じずにはいられません。
社会的に成功してお金持ちになっている人、お金持ちまではいかないけれど、安定した人生を歩んでいる人、40代になってもフラフラして定職についていないような人。
同窓会に行くと、女性は30代で一番格差を感じますが、男性は40代で格差を感じるのです。
同窓会に行きたくない時の断り方
同窓会への出席は義務ではありません。別に行きたくなければ行かなくて良いんです。同級生がどう思おうと、あなたが行きたくないなら行かなくてOKです。
ただ、「どう断ればいいんだろう?」と断り方を悩んでしまうこともあると思います。
同窓会に行きたくないあなたのために、確実な断り方を4つご紹介します。
仕事が忙しい
同窓会に行きたくない時は仕事を言い訳にしましょう。仕事を言い訳にしてしまえば、ほとんどの場合は「仕事なら仕方ないな」と思ってくれるはずです。
「仕事って言ったって、1日くらいは休めるだろう?」と言われたら、「その時期はうちの業界は繁盛期なんだ。休日出勤しなくちゃいけないから」と言って押し切りましょう。
仕事を忙しいアピールをすれば、「きちんと定職についているし、バリバリ働いている社会的な成功者」というイメージを持ってもらえるので、男性にはおすすめの断りですよ。
子育て中で無理
同窓会に行きたくないときは、子育てを理由にして断りましょう。子育て中で、子どもを預ける人がいないからと言えば、「仕方ないね」と言わざるを得ません。
「親も忙しいし、旦那も仕事でその日はいないの。無認可保育所とかはちょっと信用できないし」と言って断ってしまいましょう。
「子連れでも良いよ~」と言われたら、「独身の人に悪いから」と断ってください。独身の人はお酒を飲むような場に子連れで来られると迷惑と感じることが多いですから。
予定を入れてしまう
同窓会に行きたくない時の断り方、3つ目は同窓会の日に予定を入れてしまうことです。その日はどうしても外せない予定があるからと言えば、「先約があるなら仕方ない」と思ってもらえます。
同窓会の連絡は2~3か月前に来ることが多いと思いますが、その前に入れていてもおかしくない用事と言えば、次の3つ。
・法事(親戚の一周忌など)
・結婚式や披露宴
このあたりの用事が入っていると言ってしまえば、自然に断ることができますよ。
体調不良を理由にする
同窓会に行きたくないなら、体調不良を理由に断るのも良いですよ。案内状で出欠の連絡をする時に、「ちょっと最近は体調がすぐれないので、欠席させてもらいます」のように言っておけば、無理強いはできません。
この時に、「ガンなんです」のように話を盛ってしまうと、「お見舞いに行こうか?」のように心配されて墓穴を掘ることになりますので、「そんなに大した病気ではないけれど、貧血気味でね」のような感じで、重症ではないけれどぼんやり誤魔化しておくとよいと思います。
体調不良は、最初は「参加します」と言ったけれど、やっぱり行きたくないからドタキャンしたい!という時にも使えますね。
まとめ
同窓会に行きたくない心理と年代別に感じる格差、上手な断り方をまとめましたが、いかがでしたか?「同窓会=楽しい」というわけではありません。行きたくないなら行かなくて良いんです。
会いたい友達がいたら、わざわざ同窓会で会わずに個別に会えばいいのですから。ただ、大人として、角が立たない断り方をすることは大切ですよ。