母親を嫌い＆ストレスに感じる7つの理由

母親を嫌いな子どもは多くありません。でも、母親を見るだけでストレスを感じる人、母親が嫌いな人がいることは事実です。

母親が嫌いだと感じる理由には、どんなものがあるのか。母親を嫌いな理由を7つご紹介します。

女であることを優先する

母親を嫌いになる理由の1つ目は、母親が「母」であることよりも「女」であることを優先した場合です。

母親は子どもにとって絶対的な存在で、いつも自分のことを最優先に考えてくれる人であり、常に自分を守ってくれる人であることが、一般的な認識ですよね。

でも、母親の中には子供を産んで母になったものの、母であることよりも女であることを優先する人がいます。

そうすると、子どものことよりも、自分の恋愛が大切になりますので、子どもの世話はほどほどにして、浮気を繰り返すようになります。

そのような母親を見ていると、子どもは母親を嫌いになり、嫌悪感を抱くようになるのです。

ネグレクトをする母親

母親を嫌いな理由の2つ目は、ネグレクトです。これも、先ほどの話につながりますが、子どものことに興味を持たず、放っておく母親がいます。

食事をきちんと用意しない。まだ小さいのに自宅に放置して、自分は外に遊びに行く。自分は贅沢して着飾っているのに、衣類や勉強道具など必要な物すら買ってもらえない。

自分のことに興味を抱かず、ネグレクトされて、愛情を注いでもらえないと、母親のことを嫌いになってしまうのです。

過干渉で価値観を押し付けてくる

母親をストレスに感じる理由の3つ目は、過干渉であることです。子どものことを支配したい、子どもをコントロールしたいと思っている母親は、意外と多いのです。

自分で習い事を決めたい、部活を決めたい、今日着ていく衣服を決めたい、進路を決めたいと思っているのに、自分で決めることを許さずに、すべて母親が決めようとすると、子どもは母親を嫌いになることがあります。

すべて母親が決めてくれると楽だと感じる人もいますが、自分の考えをすべて否定されて、母親の価値観を押し付けられることをストレスに感じる人もいます。

一番近い存在である母親に自分の考えを全否定されると、ストレスに感じて、憎しみを抱くようになるのも仕方がないですよね。

過干渉で子どもを支配したい母親、自分の価値観以外は認めない母親は、子どもが思春期以降になって、自我がハッキリと芽生えるようになると、子どもから嫌われるようになるのです。

虐待をする

母親を嫌いな理由の4つ目は、虐待です。先ほどのネグレクトも一種の虐待ですが、身体的な虐待や精神的な虐待を受けて育つと、母親に憎しみを抱き、嫌いになるのは当然のことです。

身体的な虐待は体に傷やあざが残るので、発見されやすいのですが、精神的な虐待はどうしても発見されにくいことが特徴です。

日常的に虐待を受けていると、虐待を受けているのは自分のせいだと思い込むようになりますし、誰かに相談したら、さらにひどい虐待を受けることになるかもしれないという恐怖があるので、誰にも相談できないことが多いんです。

虐待を受けながら育ち、中高生になって家庭内以外の外の世界が見えてくるようになると、自分の生まれ育った環境がちょっとおかしいと気づき始めて、母親を嫌いになります。

兄弟で差をつけてくる

母親を嫌いになる理由には、兄弟で差別することがあります。兄には何でも買ってあげて、大切にして、兄のわがままは何でも聞いてあげるのに、妹である自分には厳しく接する。

生まれた時からこのように兄弟で差をつけられると、母親のことを嫌いになりますよね。特に、兄や弟は私立大学に行かせてもらえたのに、自分は高校卒業後は就職して、家にお金を入れるように強要されたような経験があると、母親を嫌いになってしまいます。

子どもに依存してくる

母親を嫌いになる理由の6つ目は、子どもに依存することです。子どもへの愛情を子どもに依存することに履き違えているんです。

「ママは〇〇ちゃんがいればそれでいいの」、「〇〇ちゃんがいなかったら、ママは生きていけないわ」のように常に言っていて、子どものことになんでも口出しをしてくるタイプの母親です。

子離れできていない母親は、子どもから見るとストレスに感じますし、うざいと思われてしまいます。

娘に嫉妬する母親

母親を嫌いになる理由の7つ目は、娘に嫉妬したり、娘に本気で張り合おうとするタイプの母親です。例えば、「あんたは、恵まれているわよ～。私の頃はさ～。」のようにいつもいつも、子どもの境遇に本気で嫉妬する母親がいます。

また、娘の若さに嫉妬して、若さでも娘に負けないように不自然なまでに若作りをしている母親もいます。

娘を敵視して、嫉妬したり張り合おうとする母親は、子どもから見ると、うざいし恥ずかしいし、ストレスに感じて、嫌いになってしまうのです。

母親が嫌い＆ストレスに感じる時の6つの対策

母親が嫌いでストレスに感じる時には、どうしたら良いのでしょうか？今のままでいると、母親との関係は悪化しますし、あなたはストレスが溜まっていく一方になります。

母親が嫌いでストレスに感じているなら、今の状況を打破するための対策方法を考えるようにしましょう。

父親に相談する

父親との関係が良好で、母親が嫌いでストレスに感じているなら、父親に相談してみましょう。正直に、母親のどんなところが嫌いでストレスなのかを父親に話して、相談するんです。

あなたの父親はあなたよりも母親と一緒にいる期間が長く、母親のことを良く知っていますので、良いアドバイスをくれると思います。

また、あなたが母親のことを嫌いであることを父親が知っていてくれれば、普段の生活の中でも色々助け船を出してくれるので、生活しやすくなるというメリットもあります。

母親を許し諦める

母親を嫌いな時の対策の2つ目は、母親を許し諦める事です。あなたの母親は、あなたにとって理想的な母親ではないでしょう。また、一般的にも良い母親とは言えないかもしれません。

でも、母親も1人の人間ですので、欠点もあるのです。母親の欠点は、たまたま母親としての資質に欠けていたというだけのことです。完璧な母親なんてこの世にいないのです。

だから、欠点がある母親を許してあげましょう。そして、完璧な母親はいないこと、あなたの母親は良い母親ではないことを諦めるようにしましょう。

母親に良い母親であることを期待するから、ストレスに感じて、母親を嫌いになってしまうのです。母親に期待せずに、諦めてしまえば、それほどイライラしたり、ストレスに感じることはなくなるはずです。

距離を置いて接する

母親を嫌いな時には、距離を置くことも1つの対策です。嫌いな人とは距離を置く。これは人間関係の基本ですよね。家族と言えども、母親と言えども同じです。嫌いでストレスを感じるなら、自分から距離を置きましょう。

同じ屋根の下に住んでいても、距離を置くことは可能です。コミュニケーションは最低限だけとるようにして、日常生活の中で母親に頼り過ぎないようにしましょう。

洗濯や掃除、食事の支度など、今まで母親に頼っていたことでも、できるだけ自分でやるようにしていけば、少しずつ距離を置くことができるはずです。

自分の人生を大切にする

母親が過干渉で、あなたに依存してきた場合でも、自分の人生を大切にするように心がけて下さい。あなたの人生は、あなたのものです。母親のものではありません。母親にコントロールされるべきものでもありません。

だから、自分の人生は自分で決めて、大切にするようにして下さい。「母親に逆らうと、怖いから。面倒だから。」など理由で、のらりくらりとやり過ごし、あなたの人生を犠牲にしないようにしましょう。

自分の人生を大切にしないと、もっと歳をとった時に、必ず後悔します。だから、母親に邪魔されずに、自分の人生は自分で決めるようにしてください。

自分の居場所を作る

母親が嫌いな時には、自分の居場所を作るようにしましょう。これも有効な対策です。いつも家にいると母親と一緒という場合、息が詰まります。

そういう時には、自分の居場所を作りましょう。物理的に1人暮らしをして、母親がいない空間、安らげる自分の居場所を作ることも大切です。

また、家庭内だけでなく外の世界とつながりを持って、いろいろな人の考え・意見を聞くようにして、信頼できる人間関係を構築しましょう。

そうすることで、母親と自分との関係を客観視できますし、いろいろな人の意見や考えを聞くことで、視野を広げ、母親の呪縛から逃れるきっかけになります。

母親が嫌いな人は家庭内以外にも、自分の居場所を作るようにしてください。

絶縁する

母親がどうしても嫌いで、自分に悪影響を及ぼしてくる。自分の人生をぐちゃぐちゃにしてくると思ったら、絶縁することも考えましょう。

誰かの養子にしてもらわない限り、法律上・制度上において、完全に親子関係を切って、絶縁することはできません。

ただ、まったく連絡を取らなくすること、顔を合わさないようにすることは可能です。ただ、中途半端に絶縁すると、母親が逆にヒートアップする可能性があるので、絶縁する時はとことん絶縁しましょう。

母親から逃げるくらいの気持ちで、連絡先や住所を教えず、1人で生きていく覚悟で絶縁するようにしましょう。

母親が嫌い＆ストレスに感じる理由・対策についてのまとめ

母親が嫌い＆ストレスに感じる理由と嫌いな時の対策をまとめました。母親がどうしようもなく毒親で、母親から逃げ切りたいと思っている人は絶縁を選択するのもありですが、絶縁は最終手段にしておきましょう。

母親とは完全に分かり合う必要はないんです。自分とは違う人間であり、一定の距離を保つことに気を付ければ、今は母親を嫌いでも、ほどほどにうまく付き合っていくことができるのではないでしょうか？