きれいなストレートヘア、憧れますよね。サラサラ&まっすぐなストレートヘアになるための方法の1つにストレートパーマがあります。
でも、皆さんストレートパーマに関して誤解していることがたくさんあるんです。ストレートパーマの特徴(メリット・デメリット・持ち・値段・時間)と縮毛矯正との違い、失敗例と対処法をまとめました。
この記事の目次
ストレートパーマとはどんなパーマ?
ストレートパーマとは、パーマをかけた髪の毛を元のストレートな状態に戻すためのパーマです。「パーマをかけて失敗してしまった!」、「パーマのスタイルに飽きたから、元のストレートヘアに戻したい」という人のためのパーマなのです。
つまり、もともとあるくせ毛をストレートにするためのパーマではなく、元はストレートでパーマがかかった状態の髪の毛をストレートにするためのパーマなんですね。
ストレートパーマのメカニズム
ストレートパーマは2種類の薬液を使って髪の毛をストレートにします。この2種類の薬液は、普通に髪の毛をカールさせるパーマと同じものです。
出典:ameblo.jp
1剤で髪の毛の内部の結合を切断して、髪の毛の形(ウェーブやストレート)を変えやすい状態にして、2剤で変えた形に固定します。
普通のパーマは1剤でカールの形を作り、2剤でカールを固定します。それに対してストレートパーマは、1剤でストレートの形に戻して、2剤でストレートに固定します。
カールにするか、ストレートにするかという違いはあるものの、原理やメカニズムは普通のパーマもストレートパーマも変わらないんですね。
ストレートパーマの特徴(メリット・デメリット・持ち・値段・時間)
ストレートパーマの特徴をメリットやデメリット、持ち、値段、時間の5つの面から見ていきましょう。ストレートパーマの特徴をしっかり理解すれば、ストレートパーマに対する誤解も解けるはずです。
ストレートパーマのメリット
ストレートパーマのメリットは次の3つです。
・髪の傷みは少なめ
・値段は安め
■失敗したパーマをリカバリーできる
ストレートパーマのメリットの1つ目は、失敗したパーマを元に戻せることです。失敗したパーマを元に戻すのが、ストレートパーマの目的なので、メリットとは言えないかもしれません。
でも、パーマに失敗してしまっても、元に戻す方法があるというのは、とても心強いですよね。数か月間失敗したヘアスタイルで過ごさなければいけないのは、やっぱりどうしても憂鬱ですから。
■髪の傷みは少なめ
ストレートパーマは同じように髪の毛をストレートにする縮毛矯正に比べると、髪へのダメージは少なめです。
縮毛矯正は薬液を使うだけでなく、熱を加えて、髪の毛をまっすぐにするので、髪へのダメージが大きいのです。
■値段は安め
ストレートパーマは縮毛矯正に比べて値段は安めになります。値段は、あとで詳しく説明します。
ストレートパーマのデメリット
ストレートパーマのデメリットを見ていきましょう。ストレートパーマのデメリットは次の2つです。
・くせ毛は直らない
・ダメージがないわけではない
■くせ毛は直らない
ストレートパーマは、パーマをもとに戻すためのものですので、くせ毛をストレートに直すものではありません。ストレートパーマは矯正力は弱いので、くせ毛をストレートにするのは難しいのです。
弱いくせ毛なら、ストレートにしたり、ボリュームを抑えたりすることはできますが、ついくせ毛の人にストレートパーマをかけても、ストレートヘアになることはありません。
■ダメージがないわけではない
ストレートパーマは、縮毛矯正に比べるとダメージは少ないです。でも、ダメージがないというわけではありません。
薬液はコールドパーマに使うのと同じものを使うので、普通のパーマと同じくらいのダメージはあります。ただ、縮毛矯正に比べると、ダメージは少ないというだけです。
特に、ストレートパーマは、パーマを失敗した後にかけることが多いです。1度パーマをかけてからすぐにストレートパーマをかけるので、それなりのダメージは覚悟しておかなくてはいけません。
ストレートパーマの持ち
ストレートパーマの持ちは、もともとストレートの人がパーマに失敗してかけた場合は、持ちは半永久的と言ってよいでしょう。
カールのパーマが落ちるのは、無理にカールを作っているため、髪の毛が元の状態に戻ろうとするためです。
でも、もともとストレートの人がストレートパーマをかけたら、それがその人の髪にとって自然な状態なのですから、また失敗パーマのカールが出てくることはまずありません。
問題は、弱いくせ毛の人がくせ毛を直すためにストレートパーマをかけた場合です。これは、くせ毛の強さによって持ちが変わってきますが、弱いくせ毛なら2~3ヶ月、場合によっては2~3週間でうねりが出てきてしまうでしょう。
ストレートパーマの値段
ストレートパーマの値段は、一般的なコールドパーマの値段と同程度のところが多いです。使う薬液や工程は同じなので、値段も同じなんですね。
ストレートパーマの細かい値段は、美容室によって異なりますが、8000~1万円が相場になっています。
ストレートパーマの時間
ストレートパーマにかかる時間は、2時間程度です。これもコールドパーマと同じですね。工程が同じなので、かかる時間も同じなんです。
ストレートパーマと縮毛矯正の違い
ストレートパーマと縮毛矯正の違いは何でしょうか?どちらも、髪の毛をストレートにしてくれる共通点はありますが、どんな違いがあるのか、一覧表にしてまとめました。
ストレートパーマ | 縮毛矯正 | |
パーマのかけ方 | ・2種類の薬液で髪の毛をストレートにする | ・2種類の薬液とアイロンの熱で髪の毛をストレートにする |
パーマの持ち | ・パーマ失敗の場合はずっと持つ ・くせ毛を直す場合は数週間から2~3ヶ月 |
・縮毛矯正した部分は半永久的にストレート(新しく伸びてきた部分はくせ毛になる) |
特徴 |
・パーマのウェーブをもとのストレートに戻すためのパーマ |
・くせ毛をきれいにストレートにすることができる |
髪の傷み | ・髪の傷みは少ない | ・髪の傷みは強い |
料金 | ・8000~1万円が相場 | ・1万5000~2万円程度が相場 |
ストレートパーマと縮毛矯正は、このような違いがあります。そもそもストレートパーマと縮毛矯正は目的が違います。
何度も言いますが、ストレートパーマはパーマをかけた髪の毛を元のストレートに戻すのに使います。縮毛矯正はくせ毛や天然パーマの人がストレートヘアにする時にかけるパーマです。
この違いをしっかりと分かっていれば、「くせ毛を直すために、ストレートパーマをかけたのに、あまりストレートにならなかった」という事態を避けることができるでしょう。
ストレートパーマの失敗例と対処法
ストレートパーマの失敗例と対処法をご紹介します。ストレートパーマは、パーマを元に戻すためにかけるパーマです。
パーマのカールがだれてきたから、ストレートに戻してしまおうと思ってストレートパーマをかける人もいるでしょうし、パーマに失敗したからストレートパーマをかける人もいると思います。
ストレートパーマの失敗例と対処法を見ていきましょう。
ストレートパーマの失敗例
ストレートパーマの失敗例は、髪の毛がパッサパサになってしまったケースです。これは、パーマを失敗したからストレートパーマをかけた場合に多い失敗例ですね。
パーマを失敗してストレートパーマをかける場合、最初のパーマで髪の毛にダメージを与えています。そして、短期間のうちに、またパーマをかけてダメージを加えることになるんです。
いくらストレートパーマは縮毛矯正に比べてダメージは少ないとはいっても、普通のパーマと同じダメージはあります。
そのため、短期間に2度のパーマをかけると、髪の毛のダメージが大きくなって、パサパサになってしまうことがあります。特に、最初のパーマをかける前から、カラーリングなどで髪が傷んでいた人は要注意ですね。
パサパサになるほど傷んでしまったら、ストレートパーマをかけても、全体的に広がってしまったり、毛先がチリチリになってしまうこともあるんです。
ストレートパーマに失敗した時の対処法
ストレートパーマに失敗した時には、とにかくトリートメントをして、髪の毛をいたわるようにするしかありません。トリートメントで保湿をすれば、髪がもとに戻ることはないものの、髪の広がりを抑えることはできます。
また、ストレートパーマをかける前に、髪のダメージが心配なことを美容師さんに伝えると、ダメージの少ないパーマ液を使ってくれたり、トリートメントをしっかり行ってくれるので、失敗するリスクが少なくなると思います。
パーマに失敗して、ストレートパーマをかけたら、また失敗したなんてことになったら、悲劇以外の何物でもありませんので、パーマ失敗後にストレートパーマをかける時には慎重に美容師さんと相談してから行うようにしてください。
ストレートパーマの基礎知識と特徴・縮毛矯正との違いについてのまとめ
「失敗したパーマをリカバリーできる」「値段が安め」
・ストレートパーマのデメリット
「くせ毛は直らない」「ダメージがゼロなわけではない」
・ストレートパーマのもちは、2~3ヶ月ほど
・ストレートパーマの値段は、8,000円~10,000円程度が相場
・ストレートパーマにかかる時間は、2時間
・ストレートパーマと縮毛矯正の違い「くせ毛をキレイにストレートにできるか」
・ストレートパーマが失敗した時の対処法「トリートメントで保湿する」
ストレートパーマの基礎知識と特徴(メリット・デメリット・持ち・値段・時間)、縮毛矯正との違い、失敗例と対処法をまとめました。
ストレートパーマは、くせ毛をストレートにするものではなく、パーマをかけた髪をもとに戻すものですので、そこは間違えないようにしましょう。