浮気調査をするなら、探偵を頼むのが一番手っ取り早く、確実な方法です。自分1人では調べられないようなことも、調査のプロである探偵なら、すぐに調べてくれます。
ただ、探偵を使って浮気調査をすると、料金が高いのが心配ですよね。浮気調査での探偵の料金の相場や料金のチェックポイント、選び方などをまとめました。
探偵を使って浮気調査をする料金の相場
探偵を使って浮気調査をする場合、どのくらいかかるのが一般的なのでしょうか?探偵は、調査のプロですから、プロに浮気調査をする場合、ハッキリ言って料金は安くはありません。
一般社団法人東京都調査業協会のデータによると、探偵の料金の相場は、次のようになっています。
・1.5万円以上~2.0万円未満 28%
・1.0万円以上~1.5万円未満 24%
これは調査員2人での1時間当たりの料金の相場になります。探偵は基本的に2~3人1組で調査しますので、このような料金になります。
また、この料金の相場は、諸経費は別で、人件費だけの料金になります。
浮気調査を探偵に頼むと、大体1時間当たり2万円+諸経費がかかると思っておけば良いでしょう。ただ、当然のことながら浮気調査は1時間で終わるわけではないので、調査に時間がかかれば、それだけ料金が高くなることは忘れてはいけません。
探偵の料金チェックポイント5つ
探偵に浮気調査を頼む場合、契約をする前に料金の見積もりを出してもらいますが、その見積もりは、ただ単に金額だけ見れば良いというわけではありません。
見積もりを見た上で、チェックすべきポイントは5つあります。この5つのチェックポイントを押さえておかないと、最終的にとても高くなってしまうことがあるのです。
調査員は何名?
探偵の見積もり料金を見たら、まずは調査員は何名なのか、また人件費は調査員1人当たりなのか、調査員全員でその値段なのかをチェックしましょう。
浮気調査の場合、たいていは2~3人いれば十分です。1人だとトイレに行く時間もありませんし、決定的な瞬間を見逃してしまう可能性がありますが、2~3人いれば、その心配もありません。
でも、4名以上の場合、浮気調査のためには明らかに人が多すぎです。人数が多くなれば、それだけ無駄な人件費がかかりますので、適正な人数に減らしてもらわないといけません。
そして、例えば人件費が1時間2万円と提示された場合、これは1人当たりの料金なのか、調査員全員で その料金なのかも確認しておきましょう。
あなたは調査員2名で2万円と思い込んでいたのに、実は調査員1人当たり2万円で、2名で合計4万円になる可能性もあるのです。
だから、見積もりを見たら、調査員は何名で、人件費は1人当たりの料金なのか、調査員全員での料金なのかを確認しておく必要があります。
諸経費は含まれているか
浮気調査の見積もりを見たら、料金内に諸経費は含まれているかどうかをチェックしてください。浮気調査をするためには、車やバイク、カメラ、ビデオカメラなどの機器が必要になります。
また、調査結果をあなたに報告するために、書類を作成しなければいけません。これらの諸経費が見積もり料金の中に含まれているかどうかで、追加料金がかかるかが変わります。
見積もりの中に諸経費が含まれていないと、あとから高額な諸経費を請求されることもあるので、必ず諸経費は含まれているのかを確認するようにしてください。
成功報酬は払うのか
浮気調査の料金は、成功報酬は払うのかも重要なポイントです。人件費や諸経費などのほかに、浮気調査で依頼に沿った結果を出すことができたら、別途成功報酬を支払うことがあります。
成功報酬があるかないかで、最終的に支払う料金は大きく変わります。成功報酬が悪いというわけではありません。成功報酬をつけている探偵社は、それだけ調査能力に自信があるといううことですから。
ただ、見積もりの段階で成功報酬がいくらなのかを明確にせず、成功報酬を隠していて、調査終了後に成功報酬を要求されるケースもありますので、成功報酬はあるのかどうかは、必ず確認しなければいけません。
最低調査時間はどのくらいか?
浮気調査の料金の見積もりを出されたら、最低調査時間はどのくらいかを確認しておきましょう。1時間当たり2万円と書かれていても、浮気調査は1時間では終わりません。
どのくらいの時間がかかるかはケースバイケースですが、探偵社によって最低調査時間は異なります。
例えば、1時間当たり2万円で、最低調査時間が4時間だった場合、最低でも8万円は支払わなくてはいけませんが、最低調査時間が8時間だったら16万円が最低料金になります。
浮気のしっぽをまったくつかめていない場合は、最低調査時間が8時間でも大丈夫だと思いますが、浮気していることや浮気相手に会う日時がわかっていて、証拠写真だけを撮ってほしいという場合は、調査時間は4時間あれば十分です。
無駄な料金を払わないためにも、最低調査時間も調べておくと良いでしょう。
キャンセル料や途中解約金はどうなっているか?
探偵の料金をチェックする時には、キャンセル料や途中で解約する時の料金を確認しておきましょう。悪徳業者の場合、途中で浮気調査の必要がなくなった時でも、「この探偵は信用できないから、調査を止めよう」と思った時でも、一切返金をしないということもあります。
キャンセル料や途中解約金は、どうなっているのかは、悪徳探偵を見抜くためにも、確認しておくと良いでしょう。
浮気調査の料金を安く抑えるためには?
浮気調査の料金は、ハッキリ言って高いです。浮気調査をするだけで、簡単に数十万が吹っ飛びます。では、少しでも安く浮気調査の費用を抑えるためには、どうすれば良いのでしょうか?
調査目的を明確化する
浮気調査を探偵に依頼する時には、調査目的を明確にしましょう。あなたは、何のために浮気調査を探偵に依頼するのですか?
・浮気の決定的な証拠をつかみたいから
主にこの2つが浮気調査の目的になると思います。浮気調査の目的を明確にしておかないと、ずるずると調査を続けていき、調査料金がどんどんかかることになりますので、なぜ浮気調査を依頼するのか、どこで浮気調査を終了するのかを明確にしておくようにしましょう。
行動パターンを把握しておく
浮気調査を依頼する前には、相手の行動パターンをある程度把握しておきましょう。「この日に浮気する可能性が高い」と分かっているかどうかで、浮気調査の料金は大きく変わってきます。
例えば、「なんとなく浮気している気がするけど、いつ誰と浮気しているか、全く見当がつかない」という状態から探偵に浮気調査を依頼すると、探偵は毎日調査しなければいけないので、料金はどんどんかさみます。
でも、「水曜日はいつも帰宅が遅いから怪しい」とか「今週の日曜日は、休日出勤になったらしいけど、今まで休日出勤なんてしたことなかったから怪しい」と、この日に浮気しそうかもとある程度わかっていれば、ピンポイントで浮気調査ができるので、料金を安く抑えることができます。
浮気を怪しんだら、相手の行動パターンをチェックしておくようにしましょう。
悪徳探偵業者に騙されない
浮気調査を探偵に依頼する場合、悪徳探偵業者に騙されないことが、最も料金を安く抑えるためには重要なことかもしれません。
悪徳探偵業者に騙されると、説明されていない追加料金をドンドン取られてしまうことがあります。また、「なかなか現場を押さえられなくて」ように、不必要に調査期間を延ばされてしまい、ずるずると無駄に調査を続け、料金だけがかさんでいくこともあり得ます。
そうならないように、悪徳探偵業者には騙されないようにして、きちんとした優良な探偵業者に調査を依頼するようにしましょう。
探偵の選び方7つのポイント
探偵に浮気調査をする時には、悪徳探偵業者に騙されないようにすることが一番大切ですが、悪徳探偵業者と契約しないためには、次の7つのポイントを押さえて探偵を選ぶと良いでしょう。
探偵の選び方の7つのポイントをご紹介します。
料金設定は明確かどうか
探偵の選び方、1つ目のポイントは料金設定が明確かどうかを確認することです。料金設定が明確かどうかは、とても重要なポイントです。
料金設定は、基本的に時間制料金とパック料金の2つに分かれます。時間料金は「1時間いくらで、諸経費は別途これだけかかって…」のように細かく料金が設定されているものですね。
パック料金は、たとえば10時間パックだったら、「10時間以内に調査が終わろうとも、10時間調査をすればこれだけの料金がかかります。諸経費も全部含まれています。」という料金設定です。
時間制でもパックでもどちらでも良いのですが、料金設定が明確で、追加料金はかからないかどうか、成功報酬はどうなっているかを確認してください。
ずるずる調査を続けて、お金を稼ぐような探偵もいますから、相場と比べて、あまりに安いところは、逆に怪しんだほうが良いかもしれません。
過剰な広告は出していないか
探偵の選び方の2つ目は、広告です。広告を出すこと自体は良いのですが、あまりに過剰な広告を出しているところは、怪しんだほうが良いでしょう。
過剰な広告とは、「100%成功します!」とか、「絶対成功間違いなし!」のような広告ですね。このような広告を平気で出している探偵は怪しいです。
探偵の調査は、100%成功するとは限らないのです。相手の出方によっては、プロの探偵でも浮気をしているかどうかは判別できないこともあります。それなのに、「100%成功」を確約しているところは、嘘を言っているということになりますので、怪しんだほうが良いのです。
また、「価格破壊!」とか「激安!」のように料金の安さを前面に押し出しているところも怪しいです。あまりに安い料金の場合、素人のバイトを雇って探偵の真似事をさせて人件費を抑えていたり、先ほども言ったように追加料金で儲けていることがあります。
いくら安くても、きちんとした浮気調査の結果が出ないと、お金の無駄になってしまいますので、過剰な広告を出しているところは避けたほうが良いでしょう。
探偵業の届け出を出しているか
探偵の選び方3つ目は、探偵業の届け出を出しているかどうかです。探偵をする場合、警察署経由で公安委員会に探偵業を営むことを届ける義務があります。
探偵業務を開始しようとする日の前日までに公安委員会(警察署経由)へ届出をしなければならない。
引用:探偵業の届出要領 警視庁
この届出すると、公安委員会から探偵業届出証明書を交付してもらえます。きちんと届出をしている探偵社は、届出番号がホームページやオフィスに掲示してあるはずですので、契約前にこの届出をしているかどうかを確認しておくと良いでしょう。
オフィスの雰囲気はどうか
探偵の選び方4つ目は、オフィスの雰囲気です。オフィスの大小を選ぶ基準にする必要はありません。きちんとしたオフィスかどうかを確認しましょう。
探偵社によってはカフェやファミレスなどで打ち合わせをすることもありますが、そうすると、オフィスの実態が見えてきません。
オフィスは探偵の拠点となる場所であり、オフィスの実態がわからないと、探偵の良しあしも見えてきませんよね。だから、できれば契約前にきちんとオフィスを訪ねて、雰囲気などを確かめておくと良いでしょう。
探偵として正当な業務以外のことを提案してこないか
探偵の選び方、次は探偵として正当な業務以外のことを提案してこないかどうかです。探偵業は、基本的に調査をすることが業務です。浮気調査以外にも、ストーカーや行方調査、行動・素行調査などを行います。
ただ、一部の探偵会社では別れさせ屋などの業務を行うことがあります。これは、探偵の業務ではありません。確かに、浮気調査をする時には、別れさせ屋のようなことをすると、浮気が一気に解決することもあります。
ただ探偵業以外のことを提案してくる探偵は、信頼できる探偵ではありません。復縁工作や絶縁工作などを提案してくるような探偵とは契約を結ばないようにしましょう。
同業他社の悪口を言わないか
探偵の選び方6つ目は、同業他社の悪口を言わないかどうかです。
時々、「あそこの探偵さんは、信じないほうが良いですよ~。評判が悪いですから。」とか「あそこは、いい加減な仕事をするって評判の探偵ですね。」のように他社の悪口を言って、自分のところと契約してもらおうとする探偵がいます。
浮気調査を依頼する時は、あなたの精神状態が切羽詰まっているので、そういう悪口を信じてしまうかもしれませんが、冷静に考えてみると、同業他社の悪口を言うことでしか、自分の会社のアピールができない探偵会社は、ハッキリ言って信用できないですよね。
だから、聞いてもいないのに同業他社の悪口を言ってくる探偵は基本的に信用しないほうが良いです。
弁護士や日本調査業協会、日本調査業適正協議会に相談する
探偵の選び方、最後は信頼できるところから探偵を紹介してもらうことです。浮気調査をする場合、離婚や旦那さん(妻)の浮気相手に法的な制裁を与えることを視野に入れている人が多いので、探偵に調査依頼をすると同時に、弁護士にも依頼をしようかと考えていることもあると思います。
探偵とは違い、弁護士は国家資格であり、時々悪徳弁護士もいますが、基本的には信頼できる人ばかりです。(もちろん相性の良しあしはあります)
だから、依頼した弁護士に探偵を紹介してもらいましょう。弁護士は仕事柄探偵のことを知っていますので、信頼できる探偵を紹介してもらえるのです。
また、日本調査業協会や日本調査業適正協議会に相談して、信頼できる探偵を紹介してもらうのも良いでしょう。
日本調査業協会とは、以下の団体のことです。
一般社団法人日本調査業協会は、内閣総理大臣の許可を受け、警視庁を監督官庁とする日本で唯一全国組織として公認された法人です。
日本調査業適正協議会は、次のような団体です。
当法人は探偵業の業務の適正化に関する法律に基づき、調査業務の適正な運営を図り、もって国民の権利及び利益の保 護に資することを目的とし、その目的を達成するため、次の事業を行う。
どちらもきちんとした社団法人で、探偵業に関する信頼できる団体ですので、信頼できる探偵を紹介してもらうと、悪徳探偵に引っかからずに済むと思います
浮気調査の探偵の選び方についてのまとめ
・探偵の浮気調査の料金相場「1時間あたり2万円+諸経費」
・探偵の料金チェックポイント
「調査員は何名か」「諸経費は含まれているか」「成功報酬は払うのか」「最低調査時間はどのくらいか」「キャンセル料や途中解約金はどうなっているか」
・浮気調査の料金を安く抑える方法
「調査の目的を明確化する」「行動パターンを把握しておく」「悪徳探偵にだまされない」
・探偵選びのポイント
「料金設定が明確か」「過剰な広告は出していないか」「探偵業の届け出をしているか」「オフィスの雰囲気はどうか」「探偵として正当な業務以外のこと提案してこないか」「どう業者の悪口を言わないか」「弁護士や日本調査業界などに相談する」
浮気調査の探偵の料金や料金のポイント、選び方のポイントなどをまとめました。探偵業は悪徳業者も少なからずいますので、悪徳探偵に引っかからずに、優良な探偵に浮気調査を依頼するようにしましょう。
浮気調査は料金も大切ですが、安さだけではなく、総合的に見て探偵を選ぶようにしてください。