結婚した夫婦が別居してしまうと、そのまま離婚してしまうことが多いですが、復縁できないわけではありません。自ら望んで別居したわけではないなら、何とか復縁できるように頑張りましょう。
別居から復縁できる可能性があるかどうかのチェックポイントや別居期間と復縁の関係について、復縁するための方法をまとめました。
別居から復縁する可能性があるかどうかの5つのチェックポイント
別居してしまったけれど、復縁したいと思っている人は少なくないと思います。縁あって結婚したのですから、簡単には離婚したくないですよね。
何とか復縁したいと思っているあなたは、復縁できる可能性がどのくらいあるかをチェックしてみましょう。
今からチェックポイントを5つご紹介します。1つ当てはまれば復縁できる可能性は20%、2つ当てはまれば40%、5つ全部当てはまれば復縁できる可能性はかなり高いと考えてください。
別居してからの期間
別居から復縁できる可能性があるかどうかは、別居してからの期間が関係しています。
・別居してから2週間未満=これからの行動次第で復縁できる可能性は十分にある
・別居してから2週間~1ヶ月=復縁できるタイムリミットは迫ってきている
・別居してから1ヶ月以上=復縁できる可能性はあまり高くない
別居してからの期間が短ければ短いほど、復縁できる可能性は高いです。逆に、別居期間が長くなってしまうと、復縁できる可能性は低くなります。
連絡を取っているか
別居から復縁できるかどうかは、別居してから連絡を取っているかどうかも関係しています。
相手と連絡を取れる状態なら、復縁できる可能性は高いですが、こちらから連絡をしてもまったく連絡がない状態ないなら、復縁できる可能性は低くなります。
連絡が取れるということは、ある程度心を開いてくれているということですよね。連絡が取れないと、話し合いたくてもそれができる状態ではないので、復縁は難しくなってしまいます。
どんな別居なのか
別居していても復縁できるかどうかは、どんな別居なのかでも変わってきます。
つまり、身の回りの物だけを持って別居した一時的な別居なのか、荷物を全部持って行って、自分の部屋を新たに借りている本格的な別居なのか、どっちなのかですね。
身の回りの最低限のものだけを持って、さらにビジネスホテルなどに泊まっているような別居であれば、相手も「一時的に別居するだけ」という意識が高いケースが少なくないので、復縁できる可能性は高くなります。
でも、自分のものは全部持って家を出て、新たに自分の家を借りているような「戻る気は絶対にありません」と宣言しているような別居であれば、復縁の可能性は高くありません。
子供はいるか
別居から復縁できるかどうかは、子供がいるかどうかも関係しています。夫婦関係に「子供は関係ない!」という意見もありますが、昔から「子は鎹(かすがい)」と言いますよね。
子供がいれば、「子供のためにも、離婚せずに復縁しようかな」という気持ちにもなります。子供が「離婚しないで」と言えば、離婚に傾いていた気持ちも、復縁に傾きます。
だから、子供がいる夫婦は別居から復縁できる可能性が高くなりますし、子供がいない夫婦はいる夫婦に比べると、復縁できる可能性は低くなるのです。
別居の理由は何か
最後は、どんな理由で別居をしているかです。別居理由も、復縁できるかどうかに関係してきます。
・復縁しやすい理由=意見の不一致、生活習慣の違いなど
・復縁が難しい理由=浮気や不倫、借金、金銭問題
ハッキリ言って、浮気などの異性問題や借金・生活費の使いこみなどの金銭的な問題は、「絶対に許せない」と思う人が多いので、復縁できる可能性は高くありません。
それ以外の理由なら、あなたの努力次第で、復縁できる可能性は十分にあります。
別居の期間は短いほうが復縁の可能性は高い
別居する期間は、先ほども言いましたが、短ければ短いほど復縁の可能性は高くなります。「そのうち、自分で戻ってくるでしょ」と高をくくっていると、どんどん復縁の可能性は低くなっていきます。
だから、別居してしまったけれど、復縁したいと思っているなら、とにかく今すぐ復縁のための行動を開始すべきなのです。
鉄は熱いうちに打て!
別居の期間は短ければ短いほど、復縁の可能性は高くなります。「鉄は熱いうちに打て!」と言いますよね。
別居という状態が「特別なことである」という意識のうちに対応してしまったほうが、復縁しやすくなります。
別居状態が日常になってしまったら、「復縁する必要はない。」という考えになりますし、「いまさら同居するの?」と思うようになるので、復縁の可能性は低くなるのです。
また、別居してから長い時間が経ってしまうと、お互いに「いまさら謝れない」とか「話し合うのが億劫」と思ってしまうので、さらに復縁できなくなります。
復縁したいと少しでも思っているなら、「鉄は熱いうちに打て!」と自分に言い聞かせて、今すぐ行動してください。
拒否されている場合は少し冷却期間を置くべき
別居から復縁したい時には、早めに復縁のための行動を起こす必要があります。
でも、別居してすぐの時には、感情が高ぶっていて、相手のことが大嫌いな状態になっていますので、連絡すること、顔を見ること、話し合うことを断固拒否することもありますよね。
そういう状態なのに、あなたが復縁したいから、「復縁しよう!」と提案しても逆効果です。
相手が頑なな態度をとっている場合は、少し冷却期間を置いて、お互いに冷静になってから復縁のための行動を起こすようにしてください。
別居から復縁するための8つの方法
別居から復縁するためには、次の8つの方法を実践していきましょう。別居をしている状態から、復縁するのは簡単なことではありませんが、可能性はゼロではありません。
あなたの行動次第で、復縁できるかどうかが決まります。だから、復縁したいなら、とにかくプライドは捨てて、復縁のためにできることをやっていきましょう。
相手の立場に立って考える
別居から復縁するためには、まずは相手の立場に立って考えるようにしましょう。復縁するためには、これが一番重要なことだと思います。
・なぜ別居したのか
・私のどこが嫌いになったのか
・今、どう考えているのか
これらのことについて、相手はどう思っているのかを考えるようにすると、自然にあなたがやるべきことが見えてくるはずです。
自分が復縁したいから、自分のペースで復縁に向けての行動を起こしても、何の意味もありません。相手の立場に立って考えて、相手のことを思いやりながら、復縁への行動を起こすべきなのです。
連絡はしつこくしない
別居から復縁するための方法の2つ目は、連絡はしつこくしないことです。別居しているのですから、復縁するためには、相手に連絡をしなければいけません。復縁のためには、話し合いは必須ですから。
話し合いのきっかけを作るためにも、連絡はしなければいけませんよね。
でも、あなたが復縁したいからといって、どんどん連絡するのは止めましょう。
相手の気持ちが落ち着いていない状態で、連絡の返信がないのに、畳みかけるように一方的に連絡をしてしまうと、相手の心は頑なになり、離婚へと傾いていきます。
だから、あなたから連絡をして、相手から返信がなければ、「話し合いたいから、落ち着いたら連絡をください。待っています。」のように一言だけ連絡をして、あとは放っておきましょう。
3日待っても、1週間待っても連絡がないのであれば、もう一度連絡をする必要はありますが、畳みかけるように連絡をしないようにしてください。
あなたの気持ちの押し付けはいけません。先ほども言いましたが、相手の立場に立って考えるようにしましょう。
悪い部分は徹底的に直す
別居から復縁する方法の3つ目は、あなたが悪い部分は徹底的に直すことです。あなたたち夫婦の別居の原因は何でしょうか?
もし、あなたに非があるのであれば、あなたが悪いところは全力で直してください。別居期間中に、別居の原因となった問題はすべて解決しておかないと、復縁するのは難しいですし、復縁できたとしても、またすぐ別居になるでしょう。
1度目の別居なら復縁の可能性はありますが、2度目の別居、しかも同じ原因での別居だと、復縁の可能性は限りなく低くなります。
だから、別居期間中に、とにかく悪い部分は徹底的に直すようにしてください。
誠心誠意謝る
別居から復縁するためには、誠心誠意謝るようにしましょう。あなたは本心では、「向こうだって悪いでしょ。」とか「はぁ~。面倒くさい。いい加減に早く家に戻ってきてよ。」と思っているかもしれません。
でも、その態度を少しでも見せたら、離婚へ一直線です。だから、復縁するためには、とにかく誠心誠意謝りましょう。
きちんと謝って、反省している態度を見せることで、相手の心は少しずつほぐれていきます。
別居中に今後について話し合う機会を作ることができたら、まずは第一声で謝ること。これは必ず守ってください。
話し合いは冷静に進める
別居からの復縁方法、次は話し合いを冷静に進めることです。復縁してほしいとお願いしても拒否されたり、相手が上から目線の偉そうな態度を取ってきたりしたら、ちょっとイラついて、感情的になってしまうこともあると思います。
でも、感情的になってしまうと、まともな話し合いはできません。1人が感情的になると、もう1人も感情的になって罵り合いに発展するか、逆にスーッと気持ちが冷めて「はい、離婚です。話し合い終了。」となるかのどちらかです。
だから、復縁したいのであれば、とにかく冷静に話し合いを進めるようにしてください。
具体的な解決案を示す
本気で別居から復縁したいのであれば、具体的な解決案を提示することが大切です。
別居している相手に、ただ「復縁してください。お願いします。」と言い続けても、「は?」としか思ってもらえません。
本気で復縁するなら、具体的な解決案を示さなければいけません。例えば、家事の負担割合に不満があるなら、どんな家事を自分が行うのかなど提案します。
お金の問題なら、どうやって解決するのかをきちんと伝えましょう。
具体的な解決案をあなたから提案することで、「こんな風に解決してくれるなら、復縁しても良いかな。復縁したいな」と思ってくれるはずです。
上から目線は控える
別居から復縁するためには、「あなたと復縁したいな」、「離婚するよりは復縁したほうが良いな」と思ってもらう必要があります。
ただ、そのために上から目線になるのは控えてください。「離婚するよりも復縁したほうが得だよ」とアピールする場合、気を付けないと、上から目線になってしまう可能性があります。
・離婚手続きって大変だよ?だから復縁したほうが良いよ
・離婚したら経済的にきついでしょ
・家事やってくれる人いる?私がいないと大変でしょ?
こういうことは、復縁について話し合っている時に、思わず言ってしまいますよね。でも、こういうことを上から目線で言われるとイラっとしますよね。
「お前と離婚できるなら、手続きくらいいくらでもやってやる!」、「経済的にきつい?働くから大丈夫!貧乏生活でも、あなたと一緒にいるよりは良いわ。」、「家事?できますけど?」のように思われて終わりです。
だから、上から目線で復縁を迫るのは止めましょう。
以前とは違うところを見せる
別居から復縁する時には、以前とは違うところを見せましょう。きちんとあなたが変わったところ、悪いところを直したところを見せないといけません。
ただ、解決案を示すだけでなく、以前とは違うところを見せないと、復縁に近づくことはできませんよね。
だから、本気で復縁したいなら、口だけでなく態度・行動で以前とは違うところ、変わったところをしっかり見せるようにしましょう。
別居から復縁する期間・方法についてのまとめ
・別居から復縁する可能性があるかチェックポイント
「別居してからの期間」「連絡を取っているか」「どんな別居なのか」「子どもはいるか」「別居の理由は何か」
・別居の期間は短いほうが復縁の可能性は高い
・別居から復縁するための方法
「相手の立場に立って考える」「連絡はしつこくしない」「悪い部分は徹底的に直す」「誠心誠意謝る」「話し合いは冷静に進める」「具体的な解決案を示す」「上から目線は控える」「以前とは違うところを見せる」
別居から復縁できる可能性があるかどうかのチェックポイントや別居期間と復縁の関係、復縁する方法をまとめましたが、いかがでしたか?
別居していても、復縁することはできます。ただ、復縁するためには、早めに行動を起こさなくてはいけませんし、ただ「復縁したい」というあなたの気持ちを押し付けるだけではいけません。
きちんと相手の立場に立って、相手の気持ちを考えながら、誠実な態度で復縁をお願いするようにしましょう。