就活用の女性スーツと一言でいっても選び方や着こなし方で大きな差が出るため、面接受けの良いポイントを押さえることが大切です。
今回は女性の就活スーツのおすすめの色2つ、選び方のポイント7つ、ブランド3タイプを紹介します。
この記事の目次
就活中の女性のスーツ選び&着こなしは重要!
就活は人生の中で何度も行うものではありません。
初めての就活だからこそ、分からないこともたくさんあるでしょう。
その中でも特に、スーツに関する知識を入れておくのは必要です。
就活で競争率の高い企業の内定を獲得するためには、身だしなみのアピールも必要だからです。
スーツは着るだけでかっこよくてキリッと見えますよね。
しかし実は着こなし方を間違えると、とても恥ずかしいことを覚えておいてください。
スーツの選び方や着こなし方が間違っていると、ビジネスマナーを知らない人だ、という印象を与えてしまうことになります。
男性以上に選ぶ範囲が広がるので、女性がスーツを着る場合は色々気を遣わなくてはなりません。
この記事では、そんな難しいスーツのノウハウについて、分かりやすく解説していきたい位と思います。
就活用の女性スーツに個性は不要!
就活における服装は自分らしさをアピールするところではありません。
どれほどビジネスマナーに通じており、常識をわきまえた大人であるかどうかをアピールするポイントです。
個性をアピールするためのアイテムではないことを覚えておきましょう。
女性はおしゃれをしたいという強い思いがあるはずです。
スーツであってももちろんおしゃれな着こなし方があるでしょうが、そうしたおしゃれは就活の場では避けましょう。
就活後、晴れて内定をもらって入社した後に、自分の好きなおしゃれをすればよいのです。
就活はおしゃれ心から始めるのではなく、就活生らしい清潔感、知性、フレッシュさをアピールできるようにしましょう。
目立つ女性ではなく、会社の雰囲気にきちんと合っている女性を企業側は求めているのです。
就活用の女性スーツに柄はOK?
スーツにはおしゃれな柄が織り込まれている物も、最近ではたくさんあります。
例えば、ストライプのスーツはどうでしょうか。
個性を出すために選ぶ!という方もおられるかもしれません。
けれど、そもそもスーツで個性をアピールするべきではない、という点を思い出しましょう。
就活にわざわざストライプ柄のものを選ぶのは、リスクを増やすことになりかねません。
なぜかというと、ストライプという柄は少し遊び心が感じられるからです。
ストライプはカジュアルな印象を与えます。
どんな業種の職業でも、真面目さをアピールするべき面接の際は、ストライプのスーツはお勧めできません。
また、入社してからもストライプのスーツはあまり着る機会がないでしょう。
取引先の気分を害するきっかけになりかねません。
就活用の女性スーツにおすすめの色2つ!
就活の際のリクルートスーツはいったい何色が良いのでしょうか?
主に黒色が無難とされていますが、濃紺などはNGなのでしょうか?
以前は濃紺の方がリクルートスーツとして主流でしたが、最近ではもっと暗めの印象の色合いがリクルートスーツとしておすすめです。
グレー
グレーのスーツもリクルートスーツとしておすすめといわれています。
就活中はなにかにこすれて白い跡が付いてしまうこともしばしばありますが、グレーですとその白い汚れが目立ちにくいのです。
もちろん普通の汚れもグレーならカバーできます。
つまり、グレーのスーツはどんな汚れも目立ちにくいので、清潔感のないスーツとなってしまうことを避けられます。
黒色
無難なスーツカラーは黒色です。
今ではリクルートスーツは黒色が主流となっていますね。
就活の時だけに限らず、いろいろな場面でスーツが必要な時に併用することが出来ます。
特に冠婚葬祭では黒のスーツが必要です。
就活の時に1着買っておけば、今後もいろいろな機会に活躍してくれるでしょう。
面接などの場では特に、黒色のスーツを着用している人ばかりなので、悪目立ちせずに済むでしょう。
就活中の女性におすすめのスーツスタイル!
印象が良いのはスカート
スーツにはスカートとパンツの両方がありますが、皆さんはリクルートスーツにどちらを選ばれますか?
スカートとパンツのどちらの方が印象が良いのかという調査された結果、スカートのほうが良い、という結果が出ています。
どんな業務の企業であれ、スカートならオールマイティに着用できるからです。
また、会社の制服が指定されている企業も多く、その制服がスカートの場合はなおさら、スカートスーツを選んだ方が良いでしょう。
その会社で働いている姿をイメージしてもらいやすくなるでしょう。
活発なイメージがあるのはパンツ
もちろんパンツスタイルのスーツが就活にNGであるという訳ではありません。
パンツスタイルは動きやすいスーツでもあるので、行動的な業務体制の企業なら、求める社員像が一致して、印象がアップすることも考えられます。
また、ストッキングが伝染したときに、スカートスーツだと丸見えですが、パンツスタイルでしたらそういった事態も避けることができます。
就活用の女性スーツの選び方のポイント7つ!
就活スーツのイメージは、その面接での評価に直接関係しています。
ですから色やサイズ感、清潔感など、スーツを選ぶときにしっかり注意する必要があるでしょう。
ここでは選ぶポイントをいくつか挙げていきたいと思います。
スーツはジャストサイズで
まず、スーツのサイズは自分の体型に合ったものをチョイスするようにしましょう。
動きやすさを考えて、窮屈さを感じない1サイズ大きめのものを選びたくなる気持ちもわかります。
けれど、大きいサイズだとだらしない印象を与えやすく、小さすぎるとシワが出来たり見た感じが悪くなります。
きちんとした印象を与えるためにはジャストサイズが最適です。
ジャストサイズのスーツを購入するには、肩幅や手の長さ、丈の長さなどをお店できちんと測ってもらうといいでしょう。
できるならオーダーメイドのものを作ってもらいましょう。
落ち着いて面接に臨みたい人
スーツを選ぶときにいろいろ考え過ぎてしまっていませんか?
落ち着いて面接に臨みたい人には、無難な黒色のスーツを選ぶことをお勧めします。
定番のスーツを選べば周りと同じのため差を感じさせず、自分だけ悪目立ちしていないか神経をすり減らすこともありません。
就活面接に思いを集中させることが出来るでしょう。
面接に落ちたときにスーツのせいにしてしまっても何も始まりません。
もう1着買うのもかなりの出費になるでしょう。
そうしたことを避けるためにも無難な黒で行きましょう。
自分らしく面接に臨みたい人
周りと一緒が苦手で、いつでも自分らしさをアピールしたいという方もおられるでしょう。
確かに、黒色だけが面接に受かる、というわけではありませんので、就活にふさわしいカラーのスーツを選べばOKです。
しかし、自分の100%希望通りの服装が出来る場ではないことを覚えておきましょう。
自分の魅力はしっかりとアピールしながらも、清潔感がありビジネスマナーをわきまえているそんな好印象を与えられる色を意識しましょう。
濃紺やグレーなどの落ち着いていながらも、黒とは違うカラーのスーツを選ぶと良いかもしれません。
女性用のジャケットの形
ジャケットの形はどのように選ぶと良いのでしょうか?
これも自分の体の形にあったジャストなものを選びましょう。
これは身長だけではなく、胸囲やウエストも考慮した体型でサイズを選びます。
横幅が大きくなりすぎたり、逆に狭くなりすぎることを防げます。
ジャケットのボタンは1こよりも2個~3個がおすすめです。
間違ってもジャケットの形で相手にカジュアルな印象を与えてしまわないように注意しましょう。たいちかうで
就活シャツの色
就活の際のシャツは何色が良いのでしょうか?
これはホワイトです。間違いありません。
ピンクやベージュ、水色などを勧める記事もありますが、顔立ちによっては老けて見えたり、逆に幼く見えたりリスクが伴います。
ここはあえて冒険せずに、無難な白で行きましょう。
また、業界によっては薄いストライプが入ったシャツもお勧めです。
少しまわりとは違った華やかな印象や、垢ぬけた雰囲気を求める業務の企業では、そうした工夫を取り入れてみると良いでしょう。
就活シャツの形状
就活の際のシャツの形状には2種類あります。
・レギュラータイプ
一つは男性のワイシャツと同じようなデザインのレギュラータイプというものです。
首元の一番上までしっかりとボタンを締めることが出来ますので、真面目で誠実な女性という印象を面接官に与えることが出来るでしょう。
ストライプや、カラーシャツなど、他の人とは違うシャツを選ぶときにはレギュラータイプにして、リスクを最小限に減らすことが出来るかもしれません。
・スキッパータイプ
スキッパータイプのシャツも就活で使うことが出来ます。
これは首元にボタンがなく、開襟タイプのシャツ形態です。
スキッパータイプのシャツは女性らしい印象を与えることができます。
しかし、性別による差別を受けたくないという思いからか、最近ではスキッパータイプのシャツを着る就活生は減ってきています。
美容系、航空系、ブライダル業界など、女性だからこその職業では、こうしたスキッパータイプのシャツを選ぶと好感度がアップすることでしょう。
スカートの丈
スカートの丈はどれくらいが良いのでしょうか?
椅子に座って面接を受けるでしょうから、その時に太ももが丸出しになるような丈は、ふさわしくありませんね。
足が多く見えてしまうとだらしなく、フォーマルな場面では受けが良くありません。
逆にスカートが長すぎるのもだらしなく感じてしまいます。
膝が隠れるほどの長さがおすすめです。
そうすれば清楚な大人の女性のイメージを相手に与えることが出来ます。
就活中の女性がスーツ以外に気にすべきポイント① 足元
スーツと合わせて購入しておきたいのがパンプスですね。
スーツはバッチリでも、パンプスがカジュアルだと台無しです。
ではパンプス選びはどのような点を注意するべきなのでしょうか?
パンプスの素材
パンプスの素材は皮がおすすめです。
就活用のカチッとした暗い色のスーツに相性抜群です。
身長が低くても体型が少しぽっちゃりしていても、皮素材のパンプスを履くことで、スマートに見せることが出来ます。
堅実で誠実な印象が与えられるでしょう。
パンプスの色や形
パンプスの色は黒にしましょう。
スーツの色より明るくなると印象が悪くなります。
また、あまり飾りがついていないものを選びましょう。
つま先はできればラウンドトゥ、細くてもアーモンドトゥまでにしましょう。
パンプスのヒール
パンプスのヒールは3~5センチがおすすめです。
5センチ以上のヒールは歩きづらく、就活に適していません。
また、ヒールが痛んでいると清潔感が落ちてしまいます。
就活用のパンプスは、傷みにくい素材を選び、しっかりお手入れをするようにしましょう。
就活中の女性がスーツ以外に気にすべきポイント⓶ バッグ
就活用のバッグも必要です。
これもスーツの色と合わせて黒色にしましょう。
就活生として見られるような、清潔感あふれるバッグがおすすめです。
A4サイズが入る大きさのバッグが良いでしょう。
また、バッグを下に置く機会が多いことやメモを取る機会が多いことを考えると、ショルダータイプや自立型のものが良いでしょう。
就活中の女性がスーツ以外に気にすべきポイント③ ストッキング
スーツに合わせるストッキングはナチュラルなベージュにしましょう。
就活だからすべて黒が良いという誤った意識を持たないようにしましょう。
また柄物のストッキングは論外です。
就活用女性スーツブランド3タイプ!
就活用スーツはどこで購入するのが良いのでしょうか?
多くの就活生が利用してきたブランドを3つに分類してご紹介したいと思います。
若者向けブランド
20代前半から30代の若い世代向けのスーツを取り扱っているブランドがあります。
そのようなお店では、細身のシルエットで好印象なものが取り揃えられています。
スーツカンパニー、スーツセレクト、パーフェクトスーツファクトリー、ONLYなどが代表的な若者向けブランドと言えるでしょう。
万人受けブランド
都市部でも地方でも大活躍する、また就活はもちろん冠婚葬祭にも使える、そしてどんな年代も幅広く着られるスーツを取り扱っているブランドもお勧めです。
AOKI、洋服の青山、はるやまなどが一般的によく知られているスーツブランドですね。
OL向け
女性向けのフォーマルな洋服を扱っており、OL向けのスーツが販売されているお店で購入するのもよいでしょう。
就活向けの黒以外のスーツも取り扱っており、おしゃれに敏感な女性におすすめです。
COMME CA ISM、NBBなどがおすすめです。
女性の就活スーツのおすすめの色&選び方についてのまとめ
「清潔感と知性」「フレッシュさをアピールする」「ストライプ柄のスーツは、カジュアルな印象を与えやすいので控える」「色は、グレーと黒色」
・スーツの選び方
「スーツは自分の体型に合った物を選ぶ」「落ち着いて面接に臨みたい人は、無難な黒を選ぶ」「清潔感とビジネスマナーに気をつけながら選ぶ」「体型でサイズを選ぶ」「シャツはホワイトが鉄板」「シャツの種類には、スキッパーシャツとレギュラータイプがある」「スカートの丈は、膝が隠れるくらい」「靴は、パンプスで色は黒」「ヒールは3~5cmが一般的」「バッグはA4サイズが入る黒色のシンプルな物にする」「ストッキングはナチュラルなベージュ」
・スーツブランドは、若者向けや万人受け、OL向けなどがある
スーツはメイクや髪形と同様、あなたについて評価するための一つの重要な材料となります。
これまで多くの就活生を見てきた面接官の目に好印象を与えるためにも、その場にふさわしいスーツを選んで、マナーを守って着こなしましょう。