就活はいかに面接官に好印象を与えるかがとても重要で、メイク次第と言っても過言ではありません。
今回は就活メイクの基本8つ、ナチュラルメイクの作り方、面接官が見ているメイクのポイント3つ、NGメイク3つを紹介します。
この記事の目次
正しい就活メイクが就活を成功に導く!
人は見た目が9割といわれるほど、見た目次第であなたの印象が決まってしまいます。
特に就活の際は、写真のイメージと面接という短い時間の中での印象で評価が下されるため、見た目は非常に重要です。
ですから、就活の時は特に見た目を良くすることが、就活に成功するための第一歩と言っても過言ではないでしょう。
せっかくの面接の時間でしっかり好印象を与えるために、メイクの仕方を気を付けましょう。
正しい就活メイクをして、自分の良さをしっかりアピールできるようにしましょう。
就活中にナチュラルメイクが好まれる理由!
就活の基本はナチュラルメイク、といわれていますが、なぜ就活の面接官はナチュラルメイクを好むのでしょうか?
オシャレや流行に敏感な女性なら、つけまつげをしたり、トレンドを意識した自分の良さをアピールするために特別なメイクをして面接に臨みたいと思うことでしょう。
年齢が近い面接官なら、もしかしたらその良さを分かってくれるかもしれません。
しかしほとんどの場合、面接官は自分の好みのメイクかどうかで就活生を評価したりはしません。
就活生のメイクがクライアントの前に出しても問題ないか、マナー違反にならないか、などをチェックしています。
どんなTPOにも合わせられるのがナチュラルメイクですから、就活の際はナチュラルメイクがベストなのです。
ナチュラルメイクは意外と難しいものです。
上手にメイクできていれば、大人の女性をアピールして「できる女」を演出できるはずですよ。
就活中のノーメイクはリスク大!
これまでメイクにあまり関心がなく、就活の際に初めてメイクをする!という方も中にはおられるかもしれません。
「女性は社会人としてメイクをするもの」という考えは、ほとんどの企業で基本的な認識として浸透しています。
ナチュラルメイクがいいのであれば、どうせならノーメイクでもよいのでは?と思うかもしれません。
しかし、どの会社に行ってもノーメイクで仕事をしている人はなかなか見当たりません。
社会人になってまでノーメイクなのは少し恥ずかしいことかもしれませんね。
ノーメイクのままでいると、上司や先輩からメイクをするよう指摘されることも考えられます。
またノーメイクはリスクを伴うといえます。
あまりにも自然すぎて、「自分に気を遣えていない」「社会人として意識が低い」と相手に思われてしまうかもしれません。
ですのでノーメイクはお勧めできません。
自分の印象を良いものとしてしっかりアピールするためにも、就活を機にナチュラルメイクの方法を習得しておきましょう。
就活メイクの基本8つ!
就活の際に清潔感をアップできる、印象が良くなるメイクをするために、どんな点を意識すればよいのでしょうか?
就活に成功するためのメイクの基本的な方法をご紹介します。
スキンケアをきちんとする
就活用のメイクはファンデーションや口紅だけではありません。
そうしたメイクの前にスキンケアをしっかりしておくことが大切です。
肌の手入れをしておかなければ、化粧も崩れやすく、化粧では隠しきれないかもしれません。
しっかりスキンケアが行われている肌なら、化粧落ちが少なくて済みます。
洗顔後に化粧水と乳液でしっかりと保湿をして蓋をしましょう。
べた付きが気になる時期もありますが、どの時期にも肌は乾燥の危機にさらされています。
乾燥肌ゆえのべたつきやテカりを抑えるためにもスキンケアをきちんとしましょう。
肌質に合わせたファンデーションを選ぶ
ファンデーションはメイクの基本とも言えるものですね。
しっかり自分に合ったものを選びましょう。
ファンデーションは自分の肌質に合わせてタイプを選ぶことが出来ます。
乾燥肌の方はリキッドタイプやクリームファンデーションを使った方が、持ちが良いでしょう。
つけすぎると化粧が落ちやすくなるので適度につけるようにしましょう。
ナチュラルメイクを極めたいのであれば、パウダーファンデーションがおすすめです。
リキッドやクリームタイプのファンデーションよりも落としやすいので肌に負担がかからなくて済みます。
肌の色味にあった口紅を使う
一番印象に残りやすいのが唇です。
メイクをする時に最も強調されるパーツが唇と言えるでしょう。
面接の時など人は話すときには唇を動かすものです。
ですから自然と面接官たちの目も唇に向かいます。
口紅を使って、きちんと口の形を彩っておくことで、表情の豊かさも伝わりやすくなります。
笑顔もきれいに映ることでしょう。
また、口紅を使って色を付けることで健康的な肌に見せることが出来ます。
ですから、自分の肌に合った色を選ぶことをお勧めします。
試し塗りをすると良い
就活メイク用の口紅を購入するときには試し塗りをすることをお勧めします。
手の甲などでもいいので、肌に試し塗りをして発色を確認してください。
そうすることで自分の肌色に合った色かどうかを確認できます。
同じ肌色でも人によってかなり異なっています。
ですから塗ったときに何か違和感があれば、実際唇に塗ったときにもアンバランスな感じが出てしまうことでしょう。
もし実際に唇に塗ることが出来るのであれば、試し塗りしてみましょう。
自然な発色と健康的な赤みが際立つリップがおすすめです。
マットな質感がおすすめ
口紅はグロスやサテンなどではなく、マットなものを選ぶようにしましょう。
就活用のスーツは大体落ち着いたものが多く、全体的に身だしなみはきちんとしている印象を与えるものであるべきです。
ですから華やかな口紅は浮いて見えます。
マットな質感のある口紅を選んで使うことによって、就活用に用意した身だしなみ全てがしっくり収まることでしょう。
自然と好印象を与えることが出来るはずです。
ライナーで土台を作る
口紅を塗るときにはいきなり、口紅ではなく、まずリップライナーや紅筆を使って土台を作るようにしましょう。
ファンデーションを軽く押さえて、元々の唇の色を消します。
そして、輪郭を取るように、色をのせていき、最後にしっかり口紅を塗ります。
こうすることで、凛とした唇を作ることが出来ますよ!
眉の形は自然にする
眉の形で顔の印象は大きく異なります。
眉尻が下がると、困った顔つきになりますし、眉頭がよると思慮深い、知的、近寄りがたい、といった印象を与えることになります。
眉の形によっては、相手に嫌な印象を与えかねないことも覚えておきましょう。
理想的な眉の形に足りない部分は、パウダータイプのアイブロウを使って書き足していきましょう。
さらに、ペンシルタイプで眉尻をかいて、形をきれいに整えます。
以下の3つのポイントを押さえておけば、自然な眉を作ることが出来るでしょう。
①眉頭は目頭の延長線上
②眉山は目尻の延長線上
③眉尻は小鼻と目尻をつないだ延長線上
チークやアイシャドウは必要に応じて
就活の時の基本的なメイクには、眉と口紅だけで十分でしょう。
しかし、チークやアイシャドウは必要に応じて使用することで、より健康的で華やか印象を与えることが出来ます。
口紅だけでは顔色が明るくならない場合はチークを足しましょう。
しかし、チークやアイシャドウをトレンドに合せたり、濃くし過ぎてしまうと、就活には適さない印象を与えることになるため要注意です。
無理に塗る必要はないので、どうしても必要な場合だけにしましょう。
就活中におすすめのナチュラルメイクの作り方!【部位別に紹介】
メイクは部分ごとにしっかり行っていく必要があります。
しかし、今まで派手なメイクをしていたり、逆にノーメイクだった人にとって、普通のナチュラルメイクがどんなメイクなのかわからないという場合も少なくありません。
部分ごとのナチュラルメイクの仕方をご紹介します。
①アイライン
まずは、アイラインです。
猫目や囲み目など、アイラインをしっかり引くメイクは避けましょう。
ナチュラルメイクからかけ離れてしまいます。
黒よりも茶色がおすすめです。
また、綿棒などで線をぼかすことで、より自然なメイクになります。
アイラインがくっきり出過ぎてしまうとナチュラルメイクではなくなりますし、メイク初心者であることがばれてしまいます。
初心者の場合は、ペンシルタイプやジェルタイプのものを使って、自然とまぶたの輪郭になじむように使いましょう。
②アイシャドウ
アイラインを引いたりする、アイメイクが苦手という方は、アイシャドウをアイラインの代わりに使うという手もあります。
ブラウンとベージュの二色づかいをしてみましょう。
たくさんのカラーが入っているものもありますが、就活メイクに使うのはベースカラーだけです。
ハイライトカラーが入っているものは、鼻や頬のハイライトに使うと良いかもしれません。
ぎらつくカラーもありますので、使い方には十分注意しましょう。
色をまぶたに乗せていくように、チップは立て気味で使うと上手にメイクが出来ますよ。
③マスカラ
まつ毛がダマになってしまうようなマスカラは、ケバイ印象を与えてしまうので避けるようにしましょう。
また、パンダ目になってしまわないように、ウォータプルーフのものを選ぶようにしてください。
まつ毛用のコームを使ってしっかりダマを解いて、できるだけナチュラルなまつ毛にしましょう。
コームでとかすことによってとてもきれいな仕上がりになります。
消耗品ではないので、この機会に買っておくことをおすすめします。
ウォータープルーフタイプのマスカラはすぐに乾いてしまうので、塗ったらすぐにコームで溶かすようにしましょう。
④眉
細めの眉はギャルのような印象を与えてしまうので注意が必要です。
きりっと釣りめの太眉が就活の際にはおすすめです。
もともと眉毛がある方は眉毛を整える、というイメージでアイブロウを使いましょう。
眉毛が切れているように見えたり、まばらに見えるならアイブロウを使って隙間を埋めていきましょう。
パウダータイプを使った方が自然に仕上がるのでおすすめです。
ペンシルタイプは、細かい部分を調整するためだけに使いましょう。
⑤頬
頬のメイクは必須ではありませんが、それ以外のメイクで物足りないようでしたらチークを活用して、より血色を良く見せることが出来ます。
ピンク系の色がおすすめですが、オレンジが少し入ることでより健康的に見せることが出来ますよ。
丸いパフでつけたほうが、きれいにチークが自然となじむので初心者にもおすすめです。
⑥口元
口紅は、先ほども述べたようにツヤ感よりマットな質感を選ぶようにしましょう。
また、自分の肌色に合った自然な発色が出来るものを選ぶようにしましょう。
口紅を付けるとカサカサになるという方は、リップクリームをつけて、化粧下地を付けて土台をしっかり作ってからつけるようにしましょう。
そうすることで、唇の黒ずみを防ぐことが出来ます。
就活中に面接官が見ているメイクのポイント3つ!
どんな業種の企業でも、新人に若々しさと清潔感、新鮮さを求めています。
どんなに良い話をしても、どんなに意欲があっても、身だしなみで高評価が得られなければ、残念な結果に終わってしまうかもしれません。
では、面接官たちはメイクでどんなことを判断しているのでしょうか。
これを知っておくと就活のメイクへのやる気が変わってくることでしょう。
①自分たちの会社にふさわしいのか
面接官は面接中に、その人がオフィスで働いている姿を想像し、雰囲気に合っているのか、求めている人物像にマッチしているのかを考えています。
どんな雰囲気かは募集要領を見ればヒントになるでしょう。
堅実な社風なら、それだけ真面目な印象を与えられるメイクにしましょう。
明るい社風なら活発に見えるメイクがいいかもしれません。
その会社に自分が合っていることをアピールするためにメイクに工夫を凝らすと、成功しやすくなるでしょう。
②清潔感があるか
清潔感がメイクの状態から測られます。
夏場の就職活動は特にメイクが崩れやすいので、NGメイクの状態になりがちです。
落ち着きのなさや不潔感が感じられないように注意しましょう。
メイクした時に崩れにくいものを使うと良いでしょう。
また、面接前にお手洗いでメイク直しが出来るように、時間の余裕を持って出かけるようにしましょう。
③身だしなみのマナーはあるか
メイクは社会人としての最低限のマナーです。
もちろん学生の間はノーメイクでも怒られることはなかったはずです。
しかし就活中はノーメイクは論外ということになります。
厚化粧はまた逆に悪印象ですが、メイクをしっかりして身だしなみのマナーが身に付いているかを判断されていることを覚えておきましょう。
就活中のNGメイク3つ!
就活中のメイクで絶対に避けなければならないのは次の三つです。
①派手なメイク
②明るすぎるヘアカラー
③トレンド満載のメイク
あくまでも自然な、ナチュラルメイクでギャル感を感じさせないようにしましょう。
明るすぎるヘアカラーやトレンド感満載のメイクは、オジサマ世代には悪い印象しかありません。
美容系の業界以外は、おしゃれな自分をアピールする必要は無いと言えるでしょう。
就活メイクの基本とナチュラルメイクの作り方についてのまとめ
・就活中のノーメイクはリスクが大きいため、最低限はする
・就活メイクの基本
「化粧水と乳液でしっかり保湿する」「肌質に合わせたファンデーションを選ぶ」
「肌の色味にあった口紅を使う」「口紅は試し塗りをすると選びやすい」「口紅はマットな質感が好まれやすい」「リップライナーで土台を作ると描きやすい」「眉の形は自然にする」「チークやアイシャドウは必要に応じて」
・就活中におすすめのナチュラルメイクポイント
「アイラインは、ブラウン」「アイシャドウは、ベージュとブラウンの2色使い」「マスカラは、ウォータープルーフ」「眉は、キリっとした釣りめの太眉」「チークは、ピンク系かオレンジ系」「口元は、自分の肌に合った自然な発色ができるものにする」
・就活中に面接官が見ているメイクのポイント
「自分たちの会社にふさわしいか」「清潔感があるかどうか」「身だしなみのマナーはあるか」
・就活中のNGメイク
「派手なメイク」「明るすぎるヘアカラー」「トレンド感満載のメイク」
自分の顔全体を隠す必要はありません。
しかし身だしなみとマナーをしっかり守ることが出来る、大人の女性であることをアピールするために、最低限のナチュラルメイクをするようにしましょう。
自分の顔立ちを生かしながらも、知性・清潔感・フレッシュさが伝わるメイクを心がけましょう。