頭がかゆい!と悩んでいる人はいませんか?頭皮がかゆくて、ついついかきむしってしまうという人もいますよね。
頭皮がかゆい原因と対策をまとめました。頭皮がかゆい原因と対策を知って、健康な頭皮を作りましょう。
頭皮がかゆい6つの原因
頭皮がかゆい原因はなんでしょうか?頭皮がかゆくて、かきむしってしまう場合、流血してしまうこともありますし、健康な髪の毛が生えてこなくなることもあります。
頭皮がかゆいのは、頭皮が炎症を起こしている可能性が高いです。頭皮が炎症を起こすことで、かゆみを感じるのです。
頭皮が炎症を起こしてしまう原因を6つご紹介します。
皮脂の分泌量が多い
頭皮がかゆい原因の1つ目は、皮脂の分泌量が多いことです。皮脂の分泌量が多くて、頭がベタベタになりやすい人は、それが原因でかゆみが起こっている可能性があります。
皮脂がたくさん分泌されただけでは、かゆみは起こりません。頭皮には、マラセチア菌という常在菌が生息しています。
皮脂がたくさん分泌されて、それを頭皮のマラセチア菌が分解することで、脂肪酸が作られます。脂肪酸は皮膚への刺激となって、炎症を引き起こします。そうすると、かゆみが生じてしまうのです。
皮脂の分泌量が多い主な原因は食生活です。脂肪分が多い食事を摂っていると、皮脂の分泌量が増えてしまいます。
頭皮が不潔で雑菌が繁殖
頭皮がかゆい原因の2つ目は、頭皮が不潔であることです。あなたは、毎日シャンプーをしていますか?頭皮が不潔な状態だと、マラセチア菌が繁殖して、皮膚への刺激となる脂肪酸が作られやすい状態になってしまいます。
頭皮が不潔になる理由は、シャンプーを毎日していないことだけではありません。例えば、通気性が悪い帽子を長時間被っていて、頭皮が蒸れてしまうと、マラセチア菌は繁殖します。
また、シャンプーした後にきちんと乾かさないで寝てしまうことでも、頭皮が蒸れた状態になるので、マラセチア菌が繁殖しやすくなりますね。
頭皮が乾燥している
頭皮がかゆい原因の3つ目は、頭皮が乾燥していることです。頭皮が乾燥していると、皮膚のバリア機能が低下しているので、ちょっとの刺激ですぐに炎症を起こしてしまうのです。
頭皮が乾燥していると、表面の角質が剥がれた状態になります。角質は、頭皮を覆うことで、外界からの刺激から頭皮を守っています。
でも、頭皮が乾燥して、角質が剥がれた状態だと、外界の刺激が直接皮膚に届いてしまうので、すぐに炎症を起こすんですね。
ストレス
頭皮がかゆい原因の4つ目は、ストレスです。ストレスを感じると、交感神経が優位になりますので、男性ホルモンの分泌量が増えます。これは、男性も女性も関係ありません。女性でもストレスを感じると、男性ホルモンの分泌量が増えるのです。
男性ホルモンの分泌量が増えると、皮脂の分泌量が増えます。そうすると、皮膚への刺激になる脂肪酸が作られやすくなりますので、頭皮がかゆくなりやすいのです。
また、ストレスは自律神経やホルモンバランスを乱して、肌のターンオーバーを早めてしまうこともあります。
肌のターンオーバーが早まると、まだきちんと成熟していない細胞がどんどん皮膚表面に押し上げられることになりますので、頭皮の水分をため込んでおくことができず、頭皮が乾燥しやすくなるのです。
そのため、ストレスをため込んでいる人は、頭皮がかゆくなってしまうんですね。
不規則な生活を送っている
頭皮がかゆい原因の5つ目は、不規則な生活です。不規則な生活を送っていると、自律神経のバランスが乱れて、交感神経が優位になります。
そうすると、男性ホルモンの分泌量が増えて、皮脂が増えるため、頭皮がかゆくなることは、先ほどお話したとおりです。
睡眠不足になっている、疲れがたまっている、きちんと食事を摂っていない、夜更かしをしているなどの生活を送っている人は、それが原因で頭皮がかゆい可能性があります。
シャンプーや整髪料の洗い残し
頭皮がかゆい原因の6つ目は、シャンプーや整髪料の洗い残しです。髪の毛を洗っても、シャンプーや整髪料の成分が頭皮に残ったままになっていることがあります。
シャンプーや整髪料は化学成分が含まれていますので、それが頭皮に長時間付着すると、それが原因で炎症を起こしてしまうのです。
頭皮がかゆい時の9つの対策
頭皮がかゆい時には、それを放っておくと、かゆみがさらに悪化しますし、湿疹やかぶれなどから、かきむしってしまって、血が出たり、髪の毛が抜けてしまうこともあります。
そうならないためにも、頭皮がかゆい時の対策を実践しましょう。
頭皮に優しいシャンプーを選ぶ
頭皮がかゆい時の対策の1つ目は、頭皮に優しいシャンプーを使うことです。頭皮がかゆいと、頭皮を清潔に保たなくちゃ!と思って、洗浄力の強いシャンプーを選びたくなると思います。
でも、それは逆効果なんです。頭皮がかゆい時に洗浄力が強いシャンプーを選ぶと、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまって、頭皮が乾燥してしまいます。
そうすると、かゆみがさらに悪化することがありますので、頭皮がかゆい時には、頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーを使うようにしましょう。
アミノ酸系シャンプーは頭皮に優しい成分でできていますので、汚れは落としつつも、頭皮を労わることができますので、頭皮の炎症を悪化させずに済むのです。
シャンプーは夜1日1回
頭皮がかゆい時には、シャンプーは夜1日1回行いましょう。頭皮がかゆいと、頭皮を清潔に保つために、朝晩1日2回のシャンプーをしたくなるかもしれません。
でも、1日2回のシャンプーはやりすぎです。必要な皮脂まで洗い流してしまって、頭皮の乾燥が進みます。
1日1回、丁寧にシャンプーをすれば、汚れは十分に落とすことができます。夜にシャンプーをすると、頭皮を清潔にした状態で寝ることができます。
夜、寝ている時には成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは頭皮のターンオーバーを促して、頭皮を健康に保ってくれる役割がありますので、夜にシャンプーをして寝るようにしましょう。
正しいヘアケア
頭皮がかゆい時の対策3つ目は、正しいヘアケアをすることです。ヘアケアの方法を間違えれば、頭皮のかゆみは悪化します。正しいヘアケアをすれば、頭皮は健康な状態になり、かゆみは治まるでしょう。
■シャンプー
丁寧にブラッシングした後、38℃程度のぬるめのお湯で、しっかりとすすぐ。そのあと、アミノ酸系シャンプーを使って、しっかりと泡立てながら、指の腹を使って、マッサージをするように洗いましょう。
シャンプーをした後は、十分にすすいで、洗い残しのないようにしてください。
■タオルドライ
タオルドライは、ゴシゴシこすらないようにして、髪の毛を押さえるように水分をふき取りましょう。ゴシゴシと拭くと、頭皮にダメージを与えてしまいます。
■ドライヤー
寝る前には、必ずドライヤーで髪の毛を完全に乾かしてから寝るようにして下さい。ドライヤーはあまり髪の毛や頭皮に近づけすぎず、動かしながら使うと、頭皮や髪の毛が熱のダメージを受けにくいと思います。
ストレスをため込まない
頭皮がかゆい時には、ストレスをため込まないようにしましょう。頭皮がかゆい、これだけでストレスですよね。人間は、「かゆい」と感じると、それだけで大きなストレスを抱えることになります。
かゆいこと以外にもストレスを感じていたら、ストレスフルになって、さらにかゆみが強くなりますので、頭皮がかゆい時にはできるだけストレスをため込まないようにして、ストレスフリーな状態で生活しましょう。
ストレス解消法はどんなものでも構いません。美味しいものを食べたり、思いっきり笑ったり、泣ける映画を見たり、友達とおしゃべりしたり。
自分なりのストレス解消法を見つけておくと良いでしょう。
キレイな寝具を使う
頭皮がかゆい時には、きれいな寝具を使うようにしてください。枕カバーやシーツが汚れていると、そこから頭皮に雑菌が付着して、皮脂を分解し、炎症を起こすことがあります。
頭皮がかゆい時には、多少面倒でも毎日枕カバーとシーツを交換して、きれいな寝具で寝るようにしましょう。
食生活を見直す
頭皮がかゆい時の対策、次は食生活を見直すことです。あなたはいつもどのようなものを食べていますか?油分が多すぎていないでしょうか?栄養が偏っていないでしょうか?
5大栄養素である炭水化物やタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取しましょう。できれば、動物性脂質は控えめにしたほうが良いですね。
脂質は健康のためには必要なものですから、完全に脂質を摂らないというのはいけません。適量は取っておく必要があるのです。脂質を摂らないと、頭皮が乾燥して、炎症が起こってかゆみの原因になってしまいます。
動物性脂質は控えめにしつつも、バランスの良い食事を取ると、頭皮の健康に良いと思います。おすすめは、やはりあっさり系の和食です。
今日からあっさり和食を中心の食事に切り替えてみてはいかがでしょうか?
規則正しい生活を送る
頭皮がかゆい時の対策、7つ目は規則正しい生活を送ることです。規則正しい生活を送ると、自律神経のバランス・ホルモンバランスが整いますので、皮脂の分泌量が適正になり、頭皮の健康が保たれるようになります。
・質の高い睡眠をとる
・1日3食しっかり食べる
・適度な運動をする
・体を冷やさない
・湯船に入って入浴する
・リラックスを心がける
このような生活を送っていると、頭皮の状態が良くなり、かゆみを感じにくくなると思います。
紫外線対策をする
頭皮がかゆい時には、紫外線対策をしましょう。頭皮に紫外線が当たってしまうと、頭皮が乾燥しやすくなりますし、ひどい時には頭皮がやけどしたような状態になります。
そうすると、頭皮のかゆみはさらに悪化しますので、紫外線対策をしっかり行って、頭皮に紫外線が当たらないようにしましょう。
女性の場合は、帽子よりも日傘で紫外線を遮ることをおすすめします。帽子はどうしても頭皮が蒸れやすくなるので、紫外線をカットできても、頭皮のかゆみが悪化することになるんです。
日傘なら、通気性が良く蒸れませんし、紫外線をしっかりカットできるので、おすすめです。
また、髪の毛の日焼け止めを使うのも良いですし、日陰を選んで歩くだけでもだいぶ違うと思います。
皮膚科を受診する
頭皮がかゆくて、今までご紹介した対策を実践しても、全くかゆみが良くならないという時には、皮膚科を受診しましょう。
頭皮のかゆみが良くならない場合、病気が原因でかゆいのかもしれません。
・シラミ
・乾癬
・水虫
これらの病気が原因でかゆい場合、治療が必要になりますので、皮膚科を受診しなければいけません。
また病気でない場合も、自分で治せないほどかゆみが悪化している場合は、放っておくとさらに悪化しますので、早めに皮膚科を受診して治療したほうが安心です。
頭皮がかゆい原因・対策についてのまとめ
・頭皮がかゆい原因
「皮脂の分泌量が多い」「頭皮が不潔で雑菌が繁殖」「頭皮が乾燥している」「ストレス」「不規則な生活」「シャンプーや整髪料の洗い残し」
・頭皮がかゆい時の対策
「頭皮に優しいシャンプーを選ぶ」「シャンプーは夜1日1回」「正しいヘアケア」「ストレスをためない」「キレイな寝具を使う」「食生活を見直す」「規則正しい生活をおくる」「紫外線対策をする」「皮膚科を受診する」
頭皮がかゆい原因と対策をまとめました。頭皮がかゆいのは、食生活やホルモンバランスの乱れ等で皮脂の分泌が多くなっていたり、頭皮が乾燥している可能性が高いです。
そのような場合は、ご紹介した対策を実践することで、かゆみを改善することができます。もし、かゆみが悪化する場合は治療が必要であるケースが多いので、早めに皮膚科を受診するようにしてください。