白髪ができる原因は？

 

白髪はなぜできるか知っていますか？白髪ができる場所と場所別の原因を説明する前に、まずはなぜ白髪ができるのか、今まで黒い髪が生えていたのに、なぜ白くなってしまうのかを説明します。

 

髪が黒いのは、毛根にある色素細胞の働きによるものです。毛根には色素細胞があり、この色素細胞がメラニン色素を作り出して、髪に供給し続けているため、髪の毛が黒くなるんです。

 

ただ、この色素細胞でメラニンが作られなくなったり、作られたメラニンが髪の毛に運ばれなくなると、髪の毛は黒い色にならずに白くなりますので、白髪になってしまうんです。

 

このメラニンが作られない、運ばれない原因は、白髪ができる場所によって異なることがあるというわけなんですね。

 

では、白髪ができる場所と場所別の原因・対処法をご紹介していきます。

 

 

白髪ができる場所と原因＝頭頂部

 

白髪ができるが場所、まずは頭頂部です。頭頂部にばかり、白髪ができてしまう。髪の分け目に白髪をよく見つけるという人は、何が原因で白髪ができるのでしょうか？

 

頭頂部に白髪ができる原因の1つに、紫外線があります。頭頂部は、身体の中で最も紫外線を浴びる部分ですので、その紫外線の影響で白髪ができてしまうんです。

 

紫外線は皮膚の細胞を傷つけて、活性酸素を発生させます。活性酸素は細胞を錆びつかせて老化させるものですから、メラニンを作り出す色素細胞を老化させて、メラニンを作れないようにしてしまうんです。

 

 

頭頂部に白髪がある時の対処法

 

髪色のメラニンを作る細胞を守るには、紫外線などによる活性酸素の発生・DNAの損傷を防ぐことが大切です。

 

引用：白髪の原因と対策 | アンファー

 

紫外線から頭頂部を守って、白髪ができないようにするためには、帽子をかぶるようにしましょう。日傘も有効ですね。

 

また、頭皮用の日焼け止めを使うのもおすすめです。頭皮には一般的なクリームタイプは使いにくいので、スプレータイプのものを使うと良いですよ。

 

 

白髪ができる場所と原因＝生え際

 

白髪が髪の生え際にできてしまうという人もいますよね。髪の生え際に白髪が集中している人は、眼精疲労やストレスが原因で白髪ができている可能性があります。

 

デスクワークで長時間パソコンを使っている人、スマホを手放せない人、資格取得の勉強などで長時間の勉強をしている人は、目が疲れやすいですよね。

 

目は重要な器官ですので、眼精疲労を回復させるために、周辺の細胞への供給は後回しにしても、目に酸素や栄養素を供給します。そのため、目の周辺にある生え際の毛根への酸素や栄養素が不足気味になってしまうのです。

 

また眼精疲労があると、目の周辺の筋肉が緊張して、血管が収縮します。眼精疲労＝ストレスですので、交感神経が優位になることでも、血管が収縮しますよね。

 

そうすると、目の周辺の血流が滞りやすくなるので、さらに生え際への毛根への酸素や栄養素が不足してしまいます。

 

毛根は髪の毛を生やすことが一番で、メラニンを作ることは後回しになります。そのため、もともと少ない酸素や栄養素は、髪の毛を生やすことに使われて、色素細胞には酸素や栄養素が回ってこなくなります。

 

そうすると、メラニン色素を作り出せるパワーがなくなってしまうため、髪の生え際に白髪ができてしまうのです。

 

 

髪の生え際に白髪ができてしまう人の対処法

 

髪の生え際に白髪ができてしまう人は、目の疲れを取るようにしましょう。パソコンを長時間使う人は1時間に5分はパソコンから目を離して、目を休めるようにしましょう。

 

また、眼精疲労に効果のあるツボを刺激するのも良いでしょう。眼精疲労に効果のあるツボは、客主人や天柱、行間です。

 

客主人は目じりと耳の穴を結ぶ線の中間点にあります。天柱は僧帽筋（首の後ろの筋肉）に沿った部分の髪の生え際にあるツボです。行間は足の親指と人差し指の間にあります。

 

 

 

蒸しタオルなどの温かいものを目の上に乗せると、目の周辺の緊張を取ってリラックスさせることができるので、おすすめです。

 

 

白髪ができる場所と原因＝後頭部

 

後頭部に白髪ができる原因は、枕と頭皮がこすれてしまったり、枕の高さが合っていないことが考えられます。

 

睡眠中に、癖で無意識に頭を枕にこすりつけてしまうと、毛根の細胞がダメージを受けて、色素細胞がメラニンを作り出せなくなる可能性があります。

 

また、枕の高さが合っていないと、首に負担がかかって、首の筋肉が緊張しますので、後頭部の血流が悪くなります。後頭部の血流が悪くなると、眼精疲労による髪の生え際に同じようなことが起こります。

 

血流が悪くなると、毛根への酸素や栄養が十分に供給されません。そうすると、髪を生やすことに、少ない酸素や栄養が使われるので、色素細胞でメラニンが作られなくなってしまうのです。

 

 

後頭部に白髪ができてしまう人の対処法

 

後頭部に白髪ができてしまう人は、まずは枕の高さを自分の体に合ったものに変えましょう。いろいろな素材の枕、高さの枕がありますので、自分にピッタリのものを探して、「これなら、楽に眠れる」というものを見つけてください。

 

そして、横向きで寝てみましょう。枕に頭をこすりつけていたことが、後頭部の白髪の原因かもしれませんから。

 

枕の高さが合っていなかったから、枕に頭をこすりつけていた可能性もありますが、ただの癖だった可能性もありますので、とりあえず今日から横向きで寝ることをおすすめします。

 

 

白髪ができる場所は東洋医学に関係があった！？

 

白髪が1ヶ所に集中してできる場合、頭頂部は紫外線、生え際は眼精疲労、後頭部は枕が原因の可能性があります。

 

でも、東洋医学で見ると、頭にはたくさんのツボがあって、白髪ができる場所によって体の不調がわかるとされているんです。

 

白髪の場所	身体の不調の場所
頭頂部	消化不良や胃潰瘍
頭頂部右	身体のむくみ（腎臓の病気）
頭頂部左	肝臓の病気
前頭部	便秘や痔
つむじ	心臓や肺の病気
後頭部	生理不順や不妊、精力減退（生殖器の病気）
耳の後ろ	聴覚以上
耳の周り	虫歯や歯槽膿漏

参考：白髪の原因　白髪の多い場所　 BLOG 六本木の美容室・ヘアサロン『アーバンスウィート(urban suite)』

 

白髪が1ヶ所に集中してできる人は、もしかしたら身体からのSOSのサインなのかもしれません。上記の表を見て、思い当たる人は一度病院できちんと検査を受けたほうが良いと思います。

 

せっかくの身体からのSOSのサインを見落としてはもったいないですよ！特に、肝臓や腎臓、心臓、肺などは命に係わる病気の可能性があります。

 

白髪以外に何か気になる症状が出ていたら、早めに病院を受診したほうが良いでしょう。

 

 

白髪ができる場所と原因・対処法についての総まとめ

 

白髪ができる場所と原因をまとめましたが、いかがでしたか？白髪＝老化と思われがちですが、実は老化以外のことが原因で白髪ができることがあるんです。

 

白髪が1ヶ所に集中して生えている人は、老化以外の原因で白髪が生えている可能性があります。白髪がご紹介した原因でできている場合、それを改善すれば、また黒々としたきれいな髪の毛が生えてきますので、まずは対処法を実践したり、病院で検査を受けましょう。

 

白髪ができたからって、「老化か」とあきらめる必要はありません。頭全体に白髪があるならともかく、1ヶ所に集中している時は、あきらめずに対処法を実践してみてください。