あなたの周りに自意識過剰な人はいませんか?また、あなた自身が「あなたって、自意識過剰だよね~」とと指摘されたことはないでしょうか?
自意識過剰な人は、周囲の人から「ウザイ!」と思われたり、ドン引きされたりすることがありますよね。
自意識過剰な男性・女性の心理や特徴と自意識過剰の治し方をまとめました。
自意識過剰とは?
自意識過剰とは、人からどう見られているかを必要以上に気にしてしまう状態のことです。国語辞書ではどのように説明されているのかを見てみましょう。
他人が自分をどう見ているかを気にしすぎる状態。
自意識過剰な人とは、人の目を異常に気にします。他人にどう見られているかを必要以上に心配して、「人に良く見られること」を行動基準にしています。
そして、自意識過剰には過大評価の人と過小評価の人に分かれます。
自分のことを本来よりも過大に評価していて、「私はすごい!」と思い込んでいるタイプ。
もう1つは、本来よりも自分を小さく下に評価していて、「私なんか…」と思い込んでいるタイプです。
どちらのタイプの自意識過剰も、他人にどう見られているかを異常に気にして、人に良く見られよう、人に良く思われようと考えて、行動しています。
一般的に自意識過剰というと、過大評価をしているタイプを思い浮かべますが、辞書に基づいて考えると、自分を過小評価するタイプ、つまり自己評価が低いタイプも自意識過剰に含まれるのです。
ただ、次に紹介する自意識過剰の男性・女性の心理や特徴では、一般的な自意識過剰である自己評価が高いタイプの自意識過剰を扱っていきます。
自意識過剰の男性の6つの心理や特徴
自意識過剰な男性は、どんな心理をしていて、どんな特徴を持っているのでしょうか?自己評価が高いタイプの自意識過剰の男性の心理や特徴を6つご紹介します。
自分はモテると勘違いしている
自意識過剰な男性は、自分がモテると勘違いしています。
女性から少し話しかけられただけ、親切にしてもらっただけ、軽く肩にボディタッチされただけで、「あいつ、俺のこと好きなんだな。俺、モテるからなぁ」と勘違いするのです。
自意識過剰な男性は、自分ではモテると思っていても、本当はそんなにモテないので、「モテる」と勘違いしている状況が、周囲から見ていて痛々しいんですね。
ナルシスト
自意識過剰な男性は、深層心理で「自分はカッコいい」と思っているので、ナルシストであることが多いです。
本当はさほどカッコよくなくても、自分をイケメンだと思いこんでいるんですね。
だから、男性なのに女性以上に鏡を見たり、いつも髪の毛を触っていたりします。
街を歩いていて、鏡ではなくても、きちんと磨かれたショーウィンドウに自分の姿が映ると、思わず足を止めて、自分の顔をチェックし、髪型を直して、満足そうな顔をするのが、自意識過剰な男性なのです。
自慢話が大好き
自意識過剰な男性は、自慢話が大好きという特徴もあります。自意識過剰な男性は、「俺ってすごい!」とか「周囲の人に俺のすごさを認めてほしい」と思っているので、ついつい自慢話をしてしまうんです。
しかも、自意識過剰な男性は、本当はさほどすごくないので、そんなに自慢話は持っていません。
だから、些細なことでも自慢話にしますし、実際よりも「盛って」話すことも少なくありません。
イキったファッションをしている
自意識過剰な男性は、イキったファッションをしていることも多いですね。自意識過剰な男性は、ナルシストなので、ファッションにこだわりを持っていることが少なくないんです。
少しでも自分をカッコよく見せてくれるファッションを求めているのですが、残念なことに自意識過剰な男性のファッションは致命的に似合っていないことが多いんです。
例えば、脚が短いのに腰パンをしてしまう。ガッチリした体型なのに細身のスーツ&ワイシャツを着てしまう。背が低いのに、モデルが着るようなファッションをしてしまう。
似合う人が着たらカッコいいけれど、「あなたが着ると、単なるイキったファッションにしか見えない」というファッションをすることが多いんです。
現実逃避をしていることが多い
自意識過剰な男性は、現実を直視できていないことが多いです。自己評価が高いため、「自分がいるべき場所はこんなところではない」と信じ込んでいるんですね。
・本当なら、もっといい会社で働いていた。
・本当なら、もっといい大学に入れた。
・上司が俺のことを正当に評価していないから、出世できていないだけ。
・俺の能力はこんなもんじゃない。
自意識過剰な男性は、いつもこんな風に考えています。そして、自分の地位に不満を持っていても、基本的に周囲のせいにして、自分が悪いとは考えないため、そこから脱出して、上のレベルに行く努力はしません。
ただ、現実逃避をして、愚痴を言って終わりなんです。
車や時計にこだわっている
自意識過剰な男性は、車や時計にこだわっていることも特徴の1つです。
「いい男は、いい車や良い時計を持っている」と信じ込んでいて、男の価値は車や時計に反映されると思っているタイプが多いんです。
そういう意味では、自意識過剰な男性はバブル時代のような価値観を持っていることも多いんですね。
だから、自意識過剰な男性は、少しでも自分を良く見せよう、人に良く思われようとしますので、本来の自分の年収とは見合わないくらいのランクの車や腕時計を身につけていることがあります。
もちろん、その車や腕時計を周囲の人に自慢しまくるまでが自意識過剰な男の特徴になります。
自意識過剰な女性の6つの心理や特徴
次は、自意識過剰な女性の心理や特徴を見ていきましょう。自意識過剰な女性は、自意識過剰な男性とはちょっと違った心理・特徴を持っていることが多いんです。
男性と女性でその特徴・心理の違いを比べてみると面白いですよ。
自分をいい女だと勘違いしている
自意識過剰な女性は、自分をいい女だと勘違いしていることが多いですね。自分はモテる、いい女であると思っているため、恋愛するのに媚びる必要はないと思っています。
自分からアプローチしなくても、男性から口説いてくるのが当たり前。
私を口説いてこないのは、男性の感覚がおかしい。
私が良い女すぎて、気後れしているから、誰も口説いてこない。
自意識過剰な女性は、このように考えて、自分はいい女だと勘違いしているため、面倒くさいことが多いんですね。
被害者意識が強い
自意識過剰な女は、被害者意識が強いことも特徴の1つです。心理的にいつも被害者ぶっているんです。
例えば、谷間が見えるくらいザックリ胸元が空いた服を着ていて、「いつも男性が私の胸をチラ見するんだよね~。困っちゃう」と本気で言っている。
先輩女子社員から仕事のことで注意されたら、「私がかわいいから、嫉妬していじめているんだ」と男性社員に泣きついたり。
自意識過剰な女は、自分が悪いのに、被害者意識が強いため、自分が悪いとは思わずに、責任転嫁をすることが多いんです。
ブランド物を好む
自意識過剰な女は、ブランド物を好みます。バッグや靴、財布などは、すべてハイブランドのもの。
化粧品もドラッグストアで売っているようなものではなく、デパートで売っているものを使います。
ブランド物を身につけていることで、「ハイブランドのものに似合う私」という満足感を得ることができます。
むしろ、「ハイブランドじゃないと、私に似合わない。この私が、安物を身につけるなんてありえない!」と思っていることが多いんです。
自分のレベル以上の男を求める
自意識過剰な女は、自分に似合うレベル以上の男性を求めます。これは、婚活している女性に多い特徴ですね。
例えば、35歳派遣社員、年収250万円の女性は、現実を見れば同い年~50歳で年収300~400万円の男性が妥当というのが婚活市場の常識です。
でも、自意識過剰な女性は25~35歳、大手企業の正社員、身長175cm以上、両親の介護なし、年収800万円以上のような男性を希望するんです。
また、合コンでも自分に見合う以上の男性を求めますので、「そのスペックで私と付き合いたいの?あり得ないんだけど」ということをストレートに言い放つこともあります。
これは、自分が良い女、価値の高い女と思いこんでいるからですね。
食事は男性のおごりが当たり前と思いこむ
自意識過剰な女性は、デートなどで男性と食事をする時には男性のおごりが当たり前と思っています。
合コンでもデートでも、男性は女性をエスコートするのが普通。女性が合コン「してあげている」、デート「してあげている」と思っているので、男性がお金を出すのが当然だと思っているんです。
だから、お会計の時には財布を出すそぶりも見せません。また、合コンで「じゃあ、男性が7000円、女性が3000円ね」と言われたら、「はぁ、あり得ないんだけど?」と不満タラタラになることが多いです。
これも、自分が本来の価値以上に良い女だと思い込んでいているから、このような特徴が出てくるのです。
とにかく外見を気にする
自意識過剰な女性は、とにかく外見を気にしています。これは、自分を過大評価しつつも、深層心理ではどこか自分に自信が持てないからです。
深層心理では自分に自信を持てないから、外見を気にするんです。1時間ごとにトイレに化粧直しに行ったり、いつも髪型を気にしたり、十分痩せているのに「私、まだ太ってるよね」と本気で思っていたり。
このように、周囲の人から見ると病的と思えるほど、自意識過剰な女性は外見を気にするのです。
自意識過剰の5つの治し方
自意識過剰なことは、悪いこととは言い切れません。自意識過剰であることが、迷った時の一歩を踏み出すきっかけになったり、良い方向に転がることもあります。
でも、自意識過剰が過ぎると、単なるウザい人になる可能性があります。ウザい人にならないように、自意識過剰の治し方を知っておきましょう。
正しい自己評価をする
自意識過剰の治し方の1つ目は、正しく自己評価をすることです。これは、自己評価が高すぎるタイプの自意識過剰だけでなく、自己評価が低すぎる自意識過剰タイプにも共通して言えることです。
正しく自己評価をすることが、自意識過剰を治すための第一歩になります。
自意識過剰を治すには、あなたが自分自身を正しく評価しなければいけません。自分の長所や短所を箇条書きで書き出してみると、自分のことを客観視できるようになります。
また、あなたが信頼している人と一緒に、あなたの自己評価をしていくと、客観視できて、正しいあなたの価値・評価がわかるようになりますよ。
「まあいいか」、「適当でOK」という考え方をする
自意識過剰の治し方、2つ目は「まあいいか」とか「適当でOK」と考えることです。
自意識過剰な人は、周囲の人の目が気になりますよね。だから、自意識過剰になってしまうのです。
だから、いつも「まあいいか」、「適当で良いや」と思っておくと、さほど周囲の人の目は気にならなくなります。
思い込みを捨てる
自意識過剰の治し方、3つ目は思い込みを捨てることです。自意識過剰な人は、いつも「人に見られている」、「注目を集めている」、「私はモテる」、「いい女だ」と思い込んでいます。
でも、そのような思い込みは捨ててしまいましょう。まずは、全てのことを疑ってみることが大切です。
「本当にそうなの?」、「実は違うんじゃないの?」、「いやいや、そんなはずはないでしょ。」と疑ってかかってみましょう。
思い込みを捨てて、疑うようにすることで、新しい角度から物事を見られるようになりますので、自意識過剰が少しずつ治っていくはずです。
世間は自分に注目していないことを知る
自意識過剰の治し方、次は世間は自分に注目していないことを知りましょう。ハッキリ言いますね。世間の人は、あなたに興味はありません。
あなた自身は「みんなに見られている」と思っているかもしれませんが、そんなことはありません。世間のほとんどの人は、あなたのことを知らないし、別に注目もしていません。
あなたはいてもいなくても、さほど変わらない、影響がない存在なんです。
もちろん、あなたの家族や友人、恋人にとっては、あなたはとても大切な存在ですが、それ以外の人にとっては、あなたはどうでも良い存在なんです。
だから、人の目なんて気にする必要はありません。人の目を気にすることなく、生活していきましょう。
世の中にはすごい人がいることを知る
自意識過剰の治し方、最後は世の中にはすごい人がたくさんいると知ることです。これは、自分を過大評価しているタイプの自意識過剰さんにおすすめの治し方ですね。
自分はすごい!私はいい女、モテる!俺はこんなところにいるべき人間ではない!と思っている人もたくさんいると思います。
でも、よくよく周囲を見渡してみてください。あなたよりもすごい人はたくさんいます。
あなたよりも仕事ができる人、カッコいいイケメン。美人な人。モデルのようなスタイルを持っている人。本当にお金持ちの人。
そういう人はたくさんいます。ハッキリ言えば、あなたはそんなにすごくありません。上には上がいること、世の中にはすごい人がたくさんいることを知れば、自意識過剰だった自分に気づいて、少しずつ治していけると思います。
自意識過剰な男性と女性の特徴・心理・治し方についてのまとめ
・自意識過剰は、過大評価の人と過小評価の人の2種類に分けられる
・自意識過剰の男性の心理と特徴
「自分はモテると勘違いしている」「ナルシストな人が多い」「自慢話が大好き」「イキったファッションをしている」「現実逃避をしていることが多い」「車や時計にこだわっている」
・自意識過剰な女性の心理と特徴
「自分を良い女だと勘違いしている」「被害者意識が強い」「ブランド物を好む傾向」「自分のレベル以上の男を求めている」「食事は男性のおごりが当たり前と思い込む」「とにかく外見を気にしている」
・自意識過剰の治し方
「正しい自己評価をする」「「まあいいか」「適当でOK」という考え方をする」「思い込みを捨てる」「世間は自分に注目していないことを知る」「世の中にはすごい人がいることを知る」
自意識過剰な男性・女性の特徴や心理と治し方をまとめました。自意識過剰のタイプは、自己評価が高すぎるタイプと低すぎるタイプの2つに分かれます。
一般的には自意識過剰=自己評価が高すぎる人ですが、どちらのタイプにしても、まずは正しく自己評価をすることが大切になります。