マゾとサドの意味は？

マゾとサドの意味を見ていきましょう。マゾ（M）もサド（S）もよく耳にする言葉ですが、実際にはきちんとした意味を知らない、何となくしかわからないということもあると思います。

 

 

マゾの意味

 

マゾとは、「精神的な苦痛や屈辱によって快楽を感じる人・性質」のことを指します。正式名称はマゾヒズムと言いますが、略してマゾやM（エム）と呼ぶこともありますね。

 

マゾという概念は、1836年にウクライナで生まれたレオポルド・フォン・ザッハ・マゾッホ氏が元祖されています。歴史教師であり、小説家である彼は、「毛皮を着たヴィーナス」という作品で、マゾ全開の青年の姿を描き、話題となりました。

 

そして、自分もマゾであり、結婚後は奥さんに対して奴隷宣言ともとれる発言をしています。この彼の性癖・性質を、ドイツの精神学者であるクラフト・エービングが、「マゾヒズム」と命名しました。

 

 

サドの意味

 

サドの意味は、「残酷なことをすることに快楽を感じる人・性質」を指します。正式名称は、サディズムと言います。略して、サドやS（エス）と呼ぶこともあります。また、サディスティックという言葉もありますね。

 

サドの産みの親は、フランスのドナティアン・アルフォンス・フランソワ・ド・サド氏。サド伯爵です。

 

サド伯爵は1772年に、ゲイの下男と娼婦4人をむち打ちにして乱交パーティーをしたり、毒殺したりと、今でも超スキャンダルになるようなことを繰り返し、死刑宣告を受けます。

 

その後は、サディズム全開の小説を発表しました。

 

このサド伯爵の性癖・性質を、先ほどマゾヒズムを命名したドイツの精神学者であるクラフト・エービングが「サディズム」と命名したことで、一気に世界的に広がりました。

 

 

マゾの7つの特徴

マゾの人の7つの特徴をご紹介します。マゾの特徴を知っておけば、マゾかサドかを見分けるヒントになると思います。

 

 

1．優柔不断

 

マゾの人は、優柔不断です。ズバッと決断することができず、「どっちにしよう？」、「どうしよう？」と長い時間悩み続けます。

 

マゾの人は、あまり自分の意見を持たずに、他人の意見に左右されることが多いので、どうしても優柔不断になってしまうのです。また、ようやく決断しても、「あ、やっぱりこっちの方が良かったかも」、「選択を間違ったかも…」のように悩み続けることも多いですね。

 

レストランでメニューをなかなか決められなかったり、洋服を買いに行って選ぶのに時間がかかるようなタイプは、マゾの可能性が高いですね。

 

 

2．自己主張が少ない

 

マゾの人は、あまり自己主張をしません。人の意見に耳を傾けるだけで、あまり自分の意見を持たないんです。また、自分の意見・考えを持っていても、みんなの前では積極的にそれを発表して自己主張しようとはしません。

 

「あなたの意見は？」と聞かれても、「別に…」、「みんなと同じです」のように言って終わりのことが多いですね。

 

 

3．内気

 

マゾの人は、基本的に内気です。自己主張をしないことでもわかりますが、あまり積極性はなく、消極的な性格をしています。気が弱くて、ハキハキとしていないタイプですね。快活さもなくて、どちらかと言えば、インドアを好みます。

 

内気なので、人間関係も狭くなりがちですが、仲が良いサドの人がいるマゾは、サドに引っ張られる形で人間関係を広げていくことができます。

 

 

4．甘える

 

マゾの人は甘え上手なことが多いです。マゾはどちらかと言えば、弟・妹キャラをしているので、年上の人にかわいがられます。

 

困ったことがあったら、自分で何とかしようと頑張るのではなう、すぐに周囲の人に助けを求めることができるので、ある意味世渡り上手で、必要以上にストレスを抱え込むことはありません。

 

 

5．受け身

 

マゾの人の特徴、5つ目は受け身であることです。物事に自分から取り組むのではなく、与えられたことのみを取り組むタイプですね。

 

基本的になんでも受け身の姿勢でいるので、安定を好むことが多いです。ハイリスクハイリターンの人生ではなく、ノーリスクローリターンの人生を好みます。

 

 

6．前に出ない

 

マゾの人は、前に出ること・自分にスポットライトが当たることを好みません。マゾの人は、影の存在、縁の下の力持ちのような役割をしている方が心地よいと感じることが多いんです。

 

そのため、仕事も営業やクリエイターのように自分が表に立って行う仕事よりも、事務のように人をサポートする方が向いていることも多いです。

 

また、恋人ができると、ひたすら尽くすようになるのも、マゾの人の特徴ですね。

 

 

7．強い人に惹かれる

 

マゾの人の特徴、最後は強い人に惹かれることです。マゾの人は、自然とサドタイプの人を好きになります。

 

自分とは真逆の性格・性質を持つ人に惹かれるので、自分を引っ張ってくれる人、時々精神的な苦痛を与える＝快楽を与えてくれるような人を好きになるのです。

 

何か間違いが起きて、マゾの人がマゾの人と付き合った場合は、長続きしないことが多いですね。

 

 

サドの8つの特徴

次は、サドの特徴を見ていきましょう。サドの特徴は、主に8つあります。先ほど紹介したマゾの特徴の真逆の特徴を持っていると考えると、とてもわかりやすいと思います。

 

 

1．自己主張が強い

 

サドの特徴の1つ目は、自己主張が強いことです。サドの人は、自分の意見を押し通そうとします。自分の意見に反対の意見が出ても、それを認めようとはしません。

 

自分の反対意見を認めると、自分が負けになってしまうので、何とか自分の意見を通そうとして、相手の意見の粗探しをして、論破しようとします。

 

そして、最終的に自分の意見が通った時に、最大の満足感・快感を得ることができるのです。

 

 

2．前に出たい

 

サドの人は、目立ちたがり＆前に出たがりな人が多いです。自分が常に主役でいたい、目立ちたいと思っているので、他人をサポートする役割にはあまり興味がありません。

 

自分が目立つこと・前に出ることに関しては積極的にやりますし、努力をすることを惜しみませんが、自分が目立たないことに関しては、まったく興味を持たないので、努力もしないし、やる気も出さないんです。

 

 

3．ストレートな表現

 

サドの人の特徴、3つ目はストレートな表現をすることです。サドの人は、基本的に回りくどい言い方はしません。全てにおいて、直接的でストレートな表現をします。

 

「婉曲的な表現」という言葉がないんです。時には、そのストレートすぎる表現で相手のことを傷つけたり、場の空気を凍らせたりしますが、サドの人はそれを快感に感じますので、ストレートな表現をすることをやめずにエスカレートしていくことすらあります。

 

 

4．リーダータイプ

 

サドの人はリーダータイプが多いですね。みんなを引っ張っていくようなタイプ、自分が先頭に立って切り開いていくタイプが多いです。

 

前に出るのが好きですし、自己主張を押し通そうとする人が多いので、自然とリーダーになることも多いんです。

 

小さい頃から学級委員をしていたり、生徒会長をしていたような人はサドタイプの人が少なくありません。

 

 

5．理論派が多い

 

サドは理論派の人が多いことも特徴ですね。サドは感情的になるよりも、こんこんと理詰めで相手を追い詰めていくような人が多いんです。

 

理詰めで相手に反論の隙を与えず、少しずつ相手を追い詰めていけることに、快感を感じるからですね。感情的になると、相手をそんな風に追い詰めていくことはできません。だから、サドはクールで理論派が多いんです。

 

 

6．気が強い

 

サドの人は、とにかく気が強いです。負けん気が強く、自分からはなかなか謝らないし、譲らない。それがSっ気全開のサドですね。

 

人前では涙を見せないし、弱みを見せない。常に強い自分を演じているんです。サドの女性はフェミニストで、「男性には絶対に負けたくない」と思っている人も多いです。

 

 

7．完璧主義で打たれ弱い

 

サドの人の特徴、7つ目は完璧主義であることです。サドは几帳面で完璧主義であり、理想を追い求めることが多いです。

 

そのため、仕事ができて、出世が早いことが多いのですが、あまりにも完璧主義であるために、打たれ弱いという欠点もあります。

 

サドは一度挫折してしまうと、そこから這い上がり、復活するのが難しいこともあるのです。

 

 

8．弱い人に惹かれる

 

サドの人は弱い人に惹かれます。簡単に言えば、マゾの人ですね。サドの人は、マゾタイプの人を一瞬で見抜けることが多いですし、マゾタイプの人を自然に好きになるのです。

 

また、サドタイプ同士は友達になることはできても、恋愛することはほぼありません。恋愛に発展する前に反発し合って終わることが多いですね。

 

 

マゾとサドの診断方法

 

「私ってマゾ？それともサド？どっちなんだろう？」と疑問に思っている人も多いと思います。

 

そんなあなたのために、マゾとサドの診断方法をご紹介します。次の10個の質問にYesかNoで答えてください。それだけで、マゾかサドかを簡単に診断することができますよ。

 

【質問】

Q1．周りの意見に合わせる方が気が楽である

Q2．のんびり屋さんと言われることが多い

Q3．あまり興味のないことでも、とりあえず耳を傾けて聞いておく

Q4．子供の頃に好きな子をいじめたこと（いじめたいと思ったこと）がある

Q5．年上の人としか付き合ったことがない

Q6．白黒はっきりつけずに、グレーなままでも全然OK

Q7．トイレに行きたくなってもギリギリまで我慢したい

Q8．バンジージャンプは自分で飛び降りるよりも人に押されたほうが怖くない

Q9．サプライズやドッキリが好き

Q10．食べ物を半分こしたら、大きい方を相手にあげる

 

【結果】

Yesの数が0～1個＝あなたはサドです

Yesの数が2～3個＝サドでもマゾでもないタイプかも

Yesの数が4～6個＝マゾっ気がある

Yesの数が7～8個＝間違いなくマゾです

Yesの数が9～10個＝あなたは真正のマゾです。

 

 

マゾかサドかの診断方法、あなたはどうでしたか？これはあくまでも、「こういう傾向がある」というだけで、医学的な診断・専門的な診断というわけではありません。ゲーム感覚で楽しめる診断方法として、気軽に楽しんでみてください。

 

 

マゾとサドの8つの見分け方

あなたの好きな人・気になる人はマゾですか？それともサドですか？「なんか、いまいちどっちかわからないんだよね…」というあなたのために、マゾとサドの見分け方をご紹介します。

 

特別な道具はいりませんし、どこでも簡単にできるものばかりですから、好きな人に試してみると良いですよ。また、合コンでやってみても盛り上がりそうですね。

 

 

1．手を乗せてもらう

 

マゾとサドを見分けるためには、手を出してもらいましょう。

 

 

たったこれだけでOKです。もし、相手がグーにして手を乗せたら、その人はマゾ。パーにして乗せたら、その人はサドになります。

 

あなたと同じグーにしたということは、「みんなと同じが良い＝自分の意見を持たない」ということなのでマゾの可能性が高いです。

 

パーにしてあなたのグーの手の上に乗せたということは、「じゃんけんで勝ちたい＝あなたを支配したい、負けたくない」と無意識に考えているので、サドの可能性が高いんです

 

 

2．顎を乗せてもらう

 

マゾとサドを見分けるには、あなたの手の上に顎を乗せてもらうという方法もあります。

 

 

これで、あなたの手の上に顎を乗せた時、あなたをじっと見つめてきたら、その人は自己主張が強いタイプ・気が強いタイプなのでサドになります。

 

顎を乗せた時に、あなたと目を合わせない人は、内気なタイプなので、マゾの可能性が高いですね。この方法はマゾとサドを見分け方の中でもっとも有名なものだと思います。

 

 

3．爪を見せてもらう

 

マゾとサドを見分けるためには、爪を見せてもらうという方法もあります。

 

 

たったこれだけでOKです。爪を見せる時に、手の甲を上にしてパーのような状態で爪を見せる人は、自分に自信があって自己主張が強いタイプであることが多いので、サドの可能性が高いでしょう。

 

逆に手のひらを上にして、グーのような手の形にして爪を見せてくれたら、その人はマゾの可能性が高いですね。手をグーにして爪を見せる人は、自分に自信がない内気な人が多いので、マゾの人が多いんです。

 

 

4．ちょっとつねってみる

 

マゾかサドかの見分け方、4つ目はちょっとつねってみることです。

 

本気でつねるのではなく、遊び感覚で「ねぇねぇ！」のように話しかけたり、会話をしながらツッコミをするタイミングで、相手を軽くつねってみましょう。「ちょっと痛いかな？」くらいの強さです。

 

ちょっとつねってみて、「ちょっ！なになに？」と笑って許してくれたり、むしろ嬉しそうにしている人は、マゾの可能性が高いですね。マゾの人は苦痛に快感を覚えますから。

 

そんなに痛くないはずなのに、つねった時に「何するんだよ！」とムッとしたり、本気で怒ってくるようなタイプは、サドの可能性が高いです。

 

サドは人に苦痛を与えるのは好きですが、自分に苦痛を与えられるのは大嫌いですから。

 

 

5．目を閉じて手を握ってもらう

 

マゾとサドの見分け方、5つ目は目を閉じて手を握ってもらうことです。

 

 

6．つかんでもらう

 

マゾとサドの見分け方、6つ目はつかんでもらうことです。「何を掴んでもらうの？」と思うかもしれませんね。そうなんです。この時に、何を掴むかで、マゾとサドを見分けることができます。

 

 

これをやる時には、あなたが相手のすぐ近くにいることがポイントです。相手がすぐにあなたを掴める位置にいないと、あなたを物理的に掴むことができないので、マゾかサドかを判断することができません。

 

 

7．犬の散歩を想像してもらう

 

マゾかサドかを見分けるためには、好きな人が犬の散歩をしているところを想像してもらいましょう。

 

 

もし、好きな人が犬を引っ張る形で、好きな人が前・犬がその少し後ろを歩くように散歩をしているなら、その人はマゾの可能性が高いです。

 

そして、その犬が大型犬なら、マゾでもMっ気はやや弱めですね。犬が小さめなら、Mっ気は強いでしょう。

 

好きな人が犬に引っ張られたり、振り回されたりする形で散歩をしていたら、それはその人がサドの気質がある可能性があります。相手を引っ張っていきたいという気持ちが表れているからですね。

 

好きな人が散歩してる犬が大型犬なら、Sっ気が強いサド、小型犬ならSっ気はそれほど強くないサドになります。

 

犬が引っ張っているか、飼い主が引っ張っているかによって、さらに犬の大きさによってマゾかサドかを見分けることができるんです。

 

 

8．手の甲を見せてもらう

 

マゾからサドかを見分ける方法、最後は手の甲を見せてもらうことです。

 

 

手の甲を相手に見せる時に、手をパーにして見せるタイプは気が強いタイプが多いので、サドの気質が強いことになります。

 

逆に、手をグーにして手の甲を見せる人は、内気で内向的なタイプが多いので、マゾの可能性が高いと思います。

 

 

まとめ

マゾとサドの意味とマゾの特徴、サドの特徴、マゾかサドかの診断方法と簡単にできる見分け方をまとめましたが、いかがでしたか？

 

人間は基本的にマゾかサドかに分かれると言われていますが、どちらの要素も持っていたり、どちらとも言えないことも珍しくありません。

 

完全にマゾ、完全にサドという方が少ないです。また、環境などによっても変わってきます。「あなたはS（サド）でしょ！」と決めつけずに、「こういう考え方もあるんだな」くらいの軽い気持ちで、マゾかサドかを診断して楽しむようにしましょう。