顎を整形している人は増えています。芸能人やモデルでも、顎を整形している人は、一定数いると言われています。
整形した顎の特徴にはどんなものがあるのでしょうか?また、整形しているかどうかの見分け方はあるのでしょうか?
顎の整形方法や整形した顎の特徴や整形しているかどうかの見分け方をまとめました。もし、今後、顎の整形をしようかなと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
顎の整形手術の種類は?
整形している顎の特徴や見分け方を説明する前に、顎の整形手術の種類を知っておきましょう。顎の整形にはどんな種類があるのでしょうか?これを知っておくと、整形している顎の特徴や見分け方がわかりやすくなります。
シリコンプロテーゼの挿入
顎の整形手術の1つ目は、シリコンプロテーゼの挿入です。シリコンプロテーゼを顎に入れることで、顎をほっそり尖った顎にすることができるんです。
顎が丸く、引っ込んでいる人は、横顔のバランスがあまり良くありません。バランスが悪いんですね。
出典:takasu.co.jp
でも、シリコンプロテーゼを顎に入れて、顎を出してあげることで、横顔のバランスがよく、キレイで若々しい顔にすることができるのです。
顎にシリコンプロテーゼを入れるためには、口の中の粘膜を切開して行いますので、傷口が見えることはありません。傷跡を全く気にせずに顎をシュッとさせることができるので、顎にシリコンプロテーゼを入れる若い女性は増えているんです。
また、ヒアルロン酸を注入することで、同じような効果を得ることができます。ただ、ヒアルロン酸は少しずつ皮膚に吸収されていきますので、2~3年後には元の顎に戻ってしまうというデメリットがあります。
顎の骨切り、骨削り
顎の整形手術の2つ目は、顎の骨切りや骨削りです。この美容整形の施術は、その名前の通り、骨を切ったり、削ったりするものになります。
例えば、顎が出ている人は、骨を切ったり削ったりしないと、顎を短くすることはできませんよね。また、顎が横に広くて、男性的な顎をしている人は、骨を削ったり、顎の骨の中心部を切ってから、両端の顎の骨をつなぎ合わせることで、顎を補足するんです。
顎の骨切りや骨削りは、シリコンプロテーゼを入れる手術よりも大掛かりなものになります。オトガイ神経を傷つけて、顔面の麻痺が出ることもありますし、痛みが2~3ヶ月続きます。
でも、顎の骨の形を変えますので、理想の顎の形になることができるんです。
整形している顎の特徴や見分け方
整形している顎の特徴や見分け方を説明していきます。1つ説明しておかなければいけないことは、顎を整形しているかどうか、全て見分けることはできないことです。専門の美容外科医でも、顎を整形しているかどうかを100%見分けることはできません。
それだけ、美容整形の技術が発達してきていて、整形しつつも自然な顎をキープすることができるようになっているからです。
ただ、やりすぎてしまった場合は話は別です。例えば、欧米人のようにとがったシュッとした顎にしたいと思って、骨切りの施術をやりすぎてしまったり、不自然な形のシリコンプロテーゼを入れてしまうと、顎が鋭角に尖ってしまうことがあります。
欧米人の中には生まれつき顎がとがっている人がいます。アメリカの女優、クロエ・グレース・モレッツはシュッとした顎をしていますよね。
出典:elle.co.jp
でも、日本人の骨格だと、生まれつきこのように顎がシュッとしている人はほぼいません。「人と比べると顎がとがっている」という人でも、ここまでシュッとはしていないですよね。整形した顎の人は、日本人の骨格なのに顎だけ尖っているという特徴があるんです。
日本人の顔の骨格は横に広いので、顎がシュッと尖ることはないんです。でも、整形をして顎をとがらせれば、話は別です。日本人でもクロエ・モレッツのようにシュッとした顎になることができるんです。
そのため、このような顎をしている純日本人、アジア系の人は、整形している可能性が非常に高くなります。
シリコンプロテーゼの形が浮き出ている
シリコンプロテーゼが浮き出ているかどうかも、顎の整形を見分ける方法です。
顎にシリコンプロテーゼを入れている人は、そのプロテーゼの形が浮き上がっている場合があります。これは、顎の骨格や大きさなどを考えずに、合わない形のシリコンプロテーゼを入れた場合に多いものですね。
形が合わないシリコンプロテーゼを入れていると、顎の骨を圧迫することになります。顎の骨と皮膚の隙間に、無理やりシリコンプロテーゼを入れるのですから、顎の骨が圧迫されてしまうのです。
顎の骨が圧迫されると、その周囲の血流が悪くなりますので、顎周囲の皮膚が萎縮して薄くなることがあります。顎の皮膚が薄くなると、シリコンプロテーゼを覆うものが薄くなるということですので、プロテーゼが浮き上がって目立つようになるんです。
ブラックライトで整形を見分けられるって本当?
顎にシリコンプロテーゼを入れている人は、ブラックライトで照らすと、プロテーゼが光って浮き上がって見えるから、すぐに見分けられるという噂を聞いたことがあるかもしれません。
整形をした人は、ブラックライトのところに行くと、すぐにばれるから、クラブには絶対に行けないと思っているかもしれませんね。
でも、この噂は嘘ですので、顎にシリコンプロテーゼを入れている人は安心してください。また、ブラックライトのところに「この人、顎を整形しているかも?」と疑っている人を連れていけば、すぐにわかると思っている人は諦めてください。
ブラックライトで照らしても、シリコンプロテーゼは光りません。皮膚がとても薄い人に、巨大なシリコンプロテーゼを入れれば、ブラックライトで光る可能性はあります。
でも、その場合、わざわざブラックライトで照らさなくても、見ただけで不自然なのがわかるので、特に見分けようとする必要もないのです。
ブラックライトは白い部分を浮かび上がらせるという特徴があります。確かに、シリコンプロテーゼは白ですので、シリコンプロテーゼだけをブラックライトで照らせば、光って見えると思います。
でも、顎に入れてしまうと、皮膚がシリコンプロテーゼを覆うことになりますので、ブラックライトがシリコンプロテーゼに届かないんです。そのため、顎を整形していても、ブラックライトで見分けることはできないんです。もちろん、鼻を整形している場合も、ブラックライトではわかりません。
顎の整形の種類・見分け方についてのまとめ
・顎の整形方法
「シリコンプロテーゼを顎に入れる」「顎の骨切り・骨削り」
・顎の整形の特徴
「シリコンプロテーゼが浮き出ている」「顎が細いか」
・ブラックライトで整形は見分けられない
顎の整形方法や整形している顎の特徴や見分け方をまとめました。顎の整形をした人は、たいてい顎がとがっています。
もちろん、骨格に合わせて無理がない程度に上手に整形していることもあります。その場合は、整形していても見分けることはできないでしょう。
でも、日本人の骨格なのに、顎だけ欧米人のような顔をしている人は、整形している可能性があります。
ただ、近年は美容整形の技術が発達していますので、見ただけで見分けるのはなかなか難しいですし、ブラックライトで照らしても見分けることはできないことは知っておきましょうね。