赤ちゃんは成長過程の中で人見知りになることが多いですよね。でも、大人になってからも人見知りが続くこともあります。
人見知りはいつからいつまでなのか?また人見知りの原因や治す方法、克服方法をまとめました。お子さんの人見知りに悩んでいる人、自分の人見知りに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
人見知りはいつからいつまで?
人見知りをする時期は、いつからいつまでなのか気になりますよね。赤ちゃんの人見知りに悩んでいる人は、一体いつになったら治るのか?いつ頃から人見知りがなくなって、笑顔を見せてくれるのか気になると思います。
人見知りの時期は、
・ママ以外に抱っこされるのが嫌!
・知らない人が近くに来るとママにしがみついて離れなくなってしまう
赤ちゃんの人見知りは6ヶ月~2歳ごろまで
赤ちゃんは成長過程の中で、人見知りになる時期があります。人見知りがいつからいつまでかは、個人差があるので、「絶対にこの時期!」と断言することはできませんが、一般的には6ヶ月から始まることが多いですね。
そして、2歳ごろになると、人見知りが終わって落ち着くことが多いです。
ただ、1歳ごろから人見知りが始まる赤ちゃんもいますし、2歳になってから人見知りが顕著になることもありますので、人見知りがいつからいつまでなのかは、本当に個人差があるんです。
人見知りしない赤ちゃんもいる
赤ちゃんは成長していく中で、人見知りになって、ママ以外の大人と一緒にいることが出来ない。ママがいないとダメという状況になることが多いです。
でも、まったく人見知りをしない赤ちゃんもいます。人見知りをしないまま、成長していくタイプですね。
これは、赤ちゃんの元々の性格による部分もありますが、生後3か月など早い段階で保育園に預けられたり、祖父母+叔父・叔母が一緒に住んでいる大家族で育っている場合は、人見知りをしないまま成長していくことも少なくありません。
赤ちゃんの人見知りは、「人見知りをすることが多い」というだけで、必ず人見知りの時期があるというわけではないんです。
大人になっても人見知りが続く人も
赤ちゃんの人見知りは、先ほど説明した通り、2歳ごろになると治ることが多いです。みんなに愛想を振りまくようになるまではいかなくても、知らない大人を必要以上に怖がらなくなるんです。
ただ、2歳を過ぎても、人見知りが続くこともありますよね。大人になっても人見知りが続いてしまうんです。
これは、本人の性格という以外に他はないでしょう。さすがに、大人になってから、知らない大人の前で泣き叫んでお母さんから離れられなくなるということはありませんが、初対面の人と話すのが苦手で、必要以上に緊張してしまう人は意外とたくさんいるんです。
赤ちゃんの人見知りの原因
赤ちゃんの人見知りはなぜ起こるのか?その原因を見ていきましょう。
ママと一緒にいる時間が長い
赤ちゃんの人見知りの原因は、ママと一緒にいる時間が長いことです。言い換えれば、「ママ以外の大人と接する時間が短い」ですね。
赤ちゃんがママといつも一緒にいるのは当たり前のことです。でも、ほかの大人と接する機会がなければ、ママと赤ちゃんの絆はとても強くなり、ほかの人が入り込めないようになってしまうのです。赤ちゃんにとっては、ママがすべてになってしまうんですね。
パパ見知りをする赤ちゃんがいますが、これはパパが忙しかったり、赤ちゃんと接する時間が短い時に起こりやすくなります。
成長の証
赤ちゃんの人見知りは、成長の証でもあります。生まれたばかりの赤ちゃんは、視力が弱く、大人の判別ができません。でも、3ヶ月ごろからママをしっかりと認識することができるようになり、その結果、ママとそれ以外の大人を区別できるようになった。
だから、いつも一緒にいるママには安心できるけれど、それ以外の大人は警戒して、人見知りをしてしまうということがあるのです。
好奇心と恐怖の葛藤
赤ちゃんの人見知りは、好奇心と恐怖の葛藤から来るものとも言われています。「近づきたいけれど怖い」という気持ちが、人見知りとなって現れるのです。
科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業 ERATO型研究での研究によると、
赤ちゃんの「人見知り」行動が、相手に近づきたい(接近行動)と怖いから離れたい(回避行動)が混在した状態、すなわち「葛藤」状態であることを発見し、さらに相手の「目」に敏感に反応することを明らかにしました。
このような結論が導き出されたんです。この好奇心と恐怖の葛藤は、小学生の人見知りに多い原因とされていますが、赤ちゃんでも同じような原因で人見知りになることがあるんですね。
パパのお世話が下手
パパ見知りで困っているパパは、パパのお世話がママに比べて下手だから、赤ちゃんはパパ見知りになっている可能性があります。
ママのオムツ交換やお風呂、食事などのお世話に比べて、パパのお世話が下手だったら、赤ちゃんは不快ですので、パパを嫌がるのは当然のこと。
パパ見知りに悩んでいるパパは、もう一度ママにお世話の方法を習ってみてはいかがですか?
赤ちゃんの人見知りを治す方法
赤ちゃんの人見知りを治す方法を見ていきましょう。赤ちゃんの人見知りを治す方法尾は、さほど難しいものではありません。
ママが間に入るようにする
赤ちゃんの人見知りを治すためには、ママが間に入るようにしましょう。人見知りの赤ちゃんは、ママに全幅の信頼を置いていると思います。
それなら、そのママが間に入れば良いんです。例えば、知らない大人でもママが仲良く話していれば、赤ちゃんは安心します。パパが赤ちゃんのお世話をする時も、最初はママも一緒にやるようにして、少しずつママが離れるようにする。
そんな風にして、赤ちゃんの人見知りを治していきましょう。
周りに人見知りであることを話しておく
祖父母の家に遊びに行った時やママ友の家に行った時に、赤ちゃんが人見知りで思いっきり泣いてしまったら、ママとしては申し訳ない気持ちになりますし、場の空気が悪くなることもあると思います。
そんな時は、周りの人にあらかじめ「人見知りが激しい時期なので、泣いてしまうかもしれません。ご迷惑をおかけしたらごめんなさい」のように話しておきましょう。
そうすれば、みんな「あ、そうなんだ。それなら仕方ないよね」と思ってくれるはずですよ。
赤ちゃんの人見知りは自然に治ることが多い
人見知りが激しい赤ちゃんもいますが、それほど心配する必要はありません。大人になっても、ママがいないと泣きさけんでしまう人はいないのですから。
赤ちゃんの人見知りは、成長過程の1つの現象ですから、あまり悩まずに、「こんな時もあるよ。そのうち、人見知りも治るでしょ」くらいの軽い気持ちで、赤ちゃんの成長を見守ってあげましょう。
大人の人見知りの原因
大人の人見知りの原因を見ていきましょう。大人になっても人見知りが続いている人は多いですよね。そして、「人見知りを何とか治したい。克服したい」と思っているはずです。
大人が人見知りを克服するためには、まずは人見知りの原因を知っておきましょう。
自分に自信がない
人見知りの原因の1つ目は、自分に自信がないことです。自分に自信がないために、「私はきっと初対面の人とうまく話せない…」と思い込んでしまって、初対面の人と話すのが怖くなってしまうのです。
そして、今まで初対面の人と上手く話せなかった失敗体験を気にし過ぎて、さらに自分に自信がなくなるという悪循環に陥ってしまうのです。
人からよく思われたい
大人の人見知りの原因の2つ目は、人からよく思われたいという気持ちがあることです。人からよく思われたい、嫌われたくないという気持ちが、「失敗したくない」という強い思いを生み出します。
「うまく話せなかったら、嫌われてしまうかも」のような不安が、人見知りの原因になってしまうのです。
他人に興味がない
大人の人見知りの中には、他人に興味がないから人見知りになっている人もいます。他人に興味津々だと、「もっと知りたい!」と思いますので、自分から積極的に話しかけることができます。
でも、他人に興味がないと、「人と話したい」とそれほど思わなくなるんです。相手のことを知りたいと思わないから、会話も続かなくなる。会話が続かないと、沈黙が気まずいから、人見知りになってしまう。
このようなパターンは少なくありません。
大人が人見知りを克服する方法
大人が人見知りを克服するには、どうすれば良いのでしょうか?大人が人見知りを克服するための方法を10個ご紹介します。
1.人の視線を意識しない
大人が人見知りを克服するためには、人の視線を意識しないようにしましょう。
「上手く話せなかったらどうしよう?嫌われたらどうしよう?」という不安を持つ気持ちはわかります。でも、ハッキリ言うと、みんなはそれほどあなたに興味を持っていません。
そんなにあなたに注目していないんです。言ってみれば、あなたの今の状態は自意識過剰。
あなたにそんなに注目していないし、あなたがうまく話せるかどうかなんて、みんなそんなに気にしていません。だから、人の視線や人からどう思われるかなんて気にしなくてOKです。
2.無理をしない
人見知りを治す時には、無理はしない方が良いです。人見知りを克服しようと頑張るのは良いですが、自分のキャパシティー以上に頑張ってしまって、途中で挫折し、以前よりもさらに人見知りが悪化してしまったという人もいます。
人見知り事態、別に悪いことではありませんから、無理に克服する必要はありません。自分のペースで少しずつ克服することが大切です。
3.挨拶だけはする
人見知りの克服方法、3つ目は挨拶だけは自分からすることです。「おはよう」、「お疲れ様です」、「こんにちは」、「お先に失礼します」、「ありがとう」、「ごめんなさい」、これらの言葉は必ず自分から言う習慣をつけましょう。
日本人にとって挨拶はとても大切なもの。挨拶を自分からするだけで、「良い人そう」と思ってもらえますので、相手から話しかけてもらいやすくなりますし、話しかける時のハードルも下がります。
挨拶だけで良いなら、会話の内容に困ることもないですよね。だから、挨拶は必ず自分からするようにしてください。それを続けていれば、自分から話しかけることができるようになりますよ。
4.鉄板ネタを用意しておく
人見知りを克服するなら、鉄板ネタを用意しておきましょう。人見知りの人は、「何を話せばいいんだろう?」と不安になったり、会話が途切れて沈黙が来ることが怖いですよね。
だから、これならある程度話が続くというネタを用意しておくんです。
・天気
・趣味
・好きな食べ物
・仕事
5.聞き上手になる
人見知りの人は、聞き上手になりましょう。相手に話してもらえば、あなたは積極的に話す必要がないので、気持ちが楽ですよね。
・とにかく褒める
・質問力を磨く
この3つを意識するだけで、あなたは聞き上手になり、相手は気持ちよく話してくれるようになりますよ。
6.話しかけるなオーラを消す
人見知りを克服する時には、話しかけるなオーラを消しましょう。人見知りの人は、ついつい話しかけるなオーラを出してしまうと思います。話しかけられたら、会話をしなければいけないからですね。
この人見知りの人特有の話しかけるなオーラは、周囲の人にとってはちょっと怖くて、話しかけにくくなります。話しかけられても、こういうオーラが出ている人には少し及び腰になってしまうので、会話は弾まなくなってしまうのです。
だから、人見知りの人は、まずは自分の話しかけるなオーラを消すようにしてください。
7.失敗を怖がらない
大人の人見知りの克服方法、7つ目は失敗を怖がらないことです。あなたは、うまく話せないことを心配して、人見知りになっているのだと思います。
でも、人間は失敗から学ぶものです。最初からうまく話せる人もいますが、そういう人は一部のコミュ力が高い人だけ。コミュ障で人見知りなら、失敗しながら学ぶようにすべきです。
失敗したって、そこから学べばOKです。だから、失敗を怖がらないようにしましょう。
8.笑顔を心がける
笑顔の人には、あなたも話しかけやすいですよね。でも、仏頂面の人には話しかけにくい。
だから、あなたは笑顔を心がけましょう。1人でヘラヘラ&にやにやしているのはさすがに怖いので、口角を上げて「にっこり」を意識してください。口角を上げておくだけでも、印象が良くなります。
印象が良くなれば、いろいろな人から話しかけられやすくなりますし、そこから初対面の人との会話経験を積んでいけるので、人見知りを克服することが出来ると思います。
9.ポジティブ思考になる
人見知りを克服するなら、ポジティブ思考になりましょう。人とうまく話せなかった時、「あれがダメだった。これもダメだった」とネガティブに考えていると、もう二度と自分からは話しかけようと思わなくなります。
でも、「こうすれば良いかも!あれはこんな風に話せば良かったかも」とポジティブに考えると、またチャレンジしてみようと自然に思えるようになるんです。
10.他人に興味を持つ
人見知りの人は、あまり他人に興味を持っていない人も多いです。だから、人見知りを克服するためには、他人に興味を持ちましょう。
他人に興味を持つことができたら、「話してみよう!聞いてみよう!」と思えるようになります。だから、もう少し他人に興味を持って見ましょう。まずは、人間観察から始めてみると良いですよ!
まとめ
・2歳を過ぎても人見知りが治らないと大人になっても続く可能性はある
・赤ちゃんの人見知りを治すには、ママが間に入るようにする
・周りに人見知りであることを話しておく
・赤ちゃんの人見知りは、自然と治ることが多い
・大人の人見知りの原因は、自分に自信がないから
・人からよく思われたい、嫌われたくないと思っているから
・他人に興味がないから
・大人が人見知りを克服するには、人の視線を気にしない
・無理をしないで自分のペースで治す
・挨拶だけはしておく
・鉄板ネタを用意しておく
・聞き上手になる
・話しかけるなオーラを消す
・失敗を怖がらずに笑顔を心がける
・ポジティブ思考になる
・他人に興味を持つ
赤ちゃんの人見知りはいつからいつまでなのか、赤ちゃんと大人の人見知りの原因と治し方・克服方法をまとめましたが、いかがでしたか?
赤ちゃんの人見知りは自然に治りますが、大人になってからの人見知りは克服するのがちょっと大変です。でも、克服することはできますから、無理をせずに自分のペースで克服していきましょう。