夫(彼氏)からのモラハラに悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
まずはモラハラの特徴をチェック、原因を知って対応を工夫しましょう。どうしても状況が改善しないなら、離婚を視野に入れても良いかもしれません。
この記事の目次
モラハラ家庭とは
モラハラ家庭とは、モラハラが起きている家庭のことですが、これのやっかいなところは、ハタからみると、モラハラが起こっているのかどうかほとんど分からないことにあります。たいてい夫が加害者で、妻が被害者のケースですが、ごくまれに逆のケースもあります。
加害者が夫の場合を例にすると、暴力を振るうわけでもなく、浮気をするわけでもなく、借金などをつくるわけでもなく、仕事ぶりも真面目であることが多いそうです。
では何が問題でしょうか?それはほとんどが態度や言葉による暴力であって、その目的は、自分の思い通りに被害者を操ることにあります。しかもその手口は巧妙で、リスク管理まで計算されていることも多いのだそうです。こんな家庭では心が安まりませんよね。
モラハラの基準は、あなたがストレスを感じているかどうかであって、他人がジャッジするものではありません。些細なことでも執拗に続けられたら神経が参るのは当たり前のことです。モラハラのついての知識をつけて、きちんと対処していくことが必要と言えるでしょう。
モラハラ夫の行動の特徴とは?その5つの具体例
モラハラ夫の代表的な行動について見ていきましょう。いくつか特徴があって、モラハラ夫はたいてい似たようなことをして、あなたを操ろうともくろみます。操られる前に、どんな手口を使うのか覚えておきましょう。
無視する
同じ家庭内にいるのに、まるで存在しないかのように無視するケースがほとんどです。2人ともずっと家にいたのに、1日で1声も話さなかった、なんていう状態になるようです。重いですね・・・。
態度が急変する
機嫌が悪かったり、逆に非常に良かったり、態度がコロコロ変わるそうです。1日ごとに変わることもあれば、数時間で変わることも。同じ事を言っても、怒るときと笑うときがあって極端だそうです。顔色を見ながら過ごさなくてはならないなら地獄と言えるでしょう。
性的なモラハラ
とにかく一方的。こちらの体調が悪かろうが気分が乗らなかろうが、まったく気にせず強要するのだとか。態度や言葉によるモラハラのとどめの一撃みたいなものです。
金銭的なモラハラ
生活費を渡さない、というのが一般的で、あなたの貯金を食いつぶす状態へと持って行くようです。さらに、これとは真逆の、働かせて巻き上げる、という方法もあるようです。いずれにしても、家庭を顧みることはないようです。
リスク管理
あなたを実家に帰らせない、友達を呼ばせない、相談させない、などのリスク管理を行います。手口は、それとなく誘導する形ではっきり言わないのが難しいところです。
あなたが図太い神経ならまったく操られることはないかもしれませんが、普通かそれ以上に敏感な場合は、かなり神経が参るでしょう。
モラハラ恋愛とは
モラハラ夫と同じように、モラハラ彼氏も存在します。この場合、結婚しているわけではないので、すぐにでも別れててしまえば良いのですが、そうもいかないところが難しいところです。
つまり、あなたはすでに操られているのですね。モラハラの目的は被害者を思い通りの操ることなので、もくろみは成功しているということです。
ここで、モラハラ彼氏は、モラハラ夫と同じように、第3者からはとてもモラハラをしている加害者のように見えないという問題があります。そもそもモラハラをする人間は、何度も相手を変えてモラハラしているので、非常に手口が巧妙だったりします。生きがいとも言えるでしょう。
モラハラ彼氏を見極める11のチェックポイント
もしも付き合ったら、モラハラ彼氏になる可能性が高いかどうか、を見極める方法があるそうです。以下に該当する項目が多いようなら、残念ながらモラハラ予備軍の可能性が高いといえるでしょう。
①自己中心的
②他人の立場に立って物事を考えることができない
③他人の成功話が嫌いで、やっかむ
④非常に疑りぶかい
⑤立場の低い相手に偉そうな態度を取る
⑥素直に謝ることができない
⑦誤りを指摘されると不機嫌になったり、怒ったりする
⑧なんでも他人のせいにする
⑨ストレス発散方法を持っていない
⑩友達が少ない
⑪父親(または母親)もモラハラの加害者だった
モラハラ彼氏の行動の8つの特徴
モラハラ彼氏の行動には特徴があるそうです。籍は入れていないため、加害者に強制力はありません。つまり、よくよく考えると、なぜ被害者を操縦できるのか不思議ですよね。この辺がモラハラに人生を費やしている人間の巧妙なところです。特徴をまとめてみました。
猛烈なアプローチをする
知り合って数日、もしくは数時間で、熱烈なアプローチをしてくるそうです。これは、あなたが愛されているのではなく、獲物として見られており、やっと見つけた獲物に食らいつくサメみたいなものです。
ナルシスト
モラハラ彼氏はナルシストが多いです。うぬぼれが強く、他人にどう見られているかについても神経質です。このため、はじめのうちは「いい人」であることが多いですが、それは演出といえるでしょう。
同情心をひきつける
自分がいかに不幸だったかを猛烈にアピールして、同情心を起こさせます。しんみりとじわじわと語り、非常に上手です。ストーリーで話されてしまうので、ついうっかり乗ってしまいやすいでしょう。
女性蔑視
これは男性の場合ですが、加害者が女性の場合は男性蔑視です。相手を見下す発言を平気で口にします。おかしいなと思った時点で切り捨てることが大切です。気にならなくなるくらい自然に受け入れてしまってはなりません。
他人を利用することに罪悪感がない
他人は利用してなんぼのものだと思っている。冷酷であり、計画的、確信犯であることが多い。基本的に利用されることも多いため、この哲学は揺るぐことがないでしょう。
手段を選ばない
モラハラ彼氏は、まずあなたを孤立させることからはじめます。陰で良くない噂をながしたりなど巧妙で、あなたの人生=自分との関係がすべて、と思い込んで疑わないため、手段を選びません。
他人をよく観察している
とにかく人を陥れるネタを常に探しているため、他人を非常によく観察しています。突くためのポイントを探しているわけです。
批判に敏感
自分が少しでも批判されることがあると、敏感に反応し、反論や反撃を開始します。自分が常に獲物を探しているため、他人の獲物になってたまるか、という意識の現れです。
モラハラ夫(彼氏)度をチェックできる11の項目
ネットであれこれ探していると、モラハラのチェック画面が見つかります。イエスがどれだけあったらモラハラの可能性が高い、なんてものですね。チェック項目はおおむね以下のようなものが多いです。原則的に、イエスの数が多いとモラハラ夫(彼氏)といえるでしょう。
①最初の頃と現在とでは態度がぜんぜん違う?
②疑い深いか?
③相手は基本的に気が小さいか?
④他人のせいにすることが多いか?
⑤相手は被害者意識が強いか?
⑥外面がよすぎるか?
⑦あなたを無視し続けることがあるか?
⑧他人の欠点をズバリというか?
⑨愚痴が多いか?
⑩他人からは優しいパートナーと思われているか?
⑪ときどき異常なほど優しいことがあるか?
モラハラの本当の原因3つ
モラハラの原因を調べていくと、どうやら過去の経験や家庭環境に問題がありそうです。意外なことですが、モラハラの加害者は、実は昔は被害者だった、なんてケースもあるようですよ。いわば連鎖反応と言ったところでしょうか。原因と言われていることをまとめてみました。
両親の過保護や過干渉
子供時代に過保護や過干渉を受けて育っており、自分中心に回っているようです。他人を見下す、思い通りに操りたい、と言う意識が強いです。
自信過剰
モラハラの人は自信過剰なことが多いです。逆に被害者になりやすいのは、自分に自信がない人です。これはとても重要で、本当の自信を持つ必要はなくて、錯覚でも良いので自信を持つことが大切です。
尺度は自分なので、他人の尺度を気にする必要はないです。はったりの自信だけで生きている人はごまんといて、過度な自信家がモラハラに陥りやすいようです。
両親の問題
家庭内暴力や、育児放棄、暴言、無視、などを両親から受けた過去があることも多いそうです。このため、捨てられる、という恐怖心を持っていることが多いのだそうです。これを逆に利用するとモラハラになるのでしょう。モラハラを行う人間は実は気が小さいと言えそうです。
モラハラ夫(彼氏)へのおすすめの対応2選
もしもあなたがモラハラを受けているなら、加害者に対してどういう対応をするのがよいでしょうか?モラハラ夫と彼氏とでは若干違うかもしれませんが、基本は同じと言えそうです。大きく2つあります。
無関心を装う
モラハラの加害者は、自分がモラハラをしていることに気づいていないことが多いそうです。人格異常者のため、あたりまえの行動だと思ってやっているのですね。このため、いちいち反応するのではなく、無関心を装いましょう。つまり、無視すればいいです。
距離を置く
これは非常に重要です。物理的に距離を置いてしまいましょう。腐ったリンゴと同じで、関わっているとあなたの神経がまいってしまいます。別居がむりなら家庭内別居、それも無理なら同じ部屋にいない、などがよいでしょう。
彼氏の場合も、とにかく顔を交わせないようにするとよいでしょう。最後は、離婚なり交際を断つのがおすすめです。加害者の気持ちを変えようなどと無理な努力は止めましょう。
モラハラ夫と離婚する3つの方法
モラハラ夫との離婚について見ていきましょう。具体的な離婚方法は3つあります。流れ的な順番から言うと、協議離婚→調停離婚→離婚裁判です。それぞれをご説明しましょう。
協議離婚
話し合いによる離婚のことです。もっとも理想的ですが、モラハラ夫の場合は、非常に難しいと言えるでしょう。もしもこれを望むなら精神的に覚悟が必要でしょう。
調停離婚
家庭裁判所に調停を申し立てて行う離婚です。ここで重要なことは、モラハラの証拠があるか、ということです。そもそもモラハラは証拠が残りにくいため、事前に準備が必要です。
突発的に調停離婚を申し立てるのではなく、証拠を集めるための冷静な準備期間をとるとよいでしょう。
離婚裁判
最後は裁判です。ここでは法律上の離婚原因に該当するかどうかがポイントになります。きちんと対策をとることが必要と言えるでしょう。
モラハラについての口コミ
学生の頃「社員は家族!アットホームな会社です!」を掲げる会社でバイトしてたんだけど、オフィス内は常に「誰のおかげで仕事できてると思ってんだ!」「そんな態度なら、お前の契約切ったっていいんだぞ!」みたいな怒号が飛び交ってて、モラハラ夫のいる家庭って感じで非常にアットホームでした。
— 深爪@重版御礼「深爪式」絶賛発売中 (@fukazume_taro) 2017年6月22日
毎日日記のように細かく、どこに行ったのか、そこで何をしたのか問い詰める。
— モラハラあるある (@morahara_aru) 2017年6月27日
モラハラ夫は、妻が何をしているのか常に監視したいから。
独身の頃から私は猫を飼っていて、結婚してからもモラ夫に猫は懐かず、「俺は犬派だ!」とか言い出して、ある日犬を買ってきたんです。けど、犬もあまり懐かずで「可愛くない!」とか言い出して世話もせず散歩も連れて行かずで、結局私がお世話するので、私に懐いて。モラ夫、本当に最低です。
— とーこ (@to_uco) 2017年6月17日
私がなんで怒ってるかわかる?クイズ、出題者は女性だと限定されがちだけど、俺が何に怒っているのかお前はわかっていないと何時間も彼氏・夫に詰め寄られたと相談を受けたことが過去何回もあるので、この手のクイズ出題者は男女問わずモラハラ加害者だと認識してほしいかなって。
— ぬえ (@yosinotennin) 2017年6月20日
モラハラには距離を置くことが大切
「無視をする」「態度が急変する」「性的と金銭的なモラハラをしてくる」「リスク管理をしてくる」
・第三者からモラハラをしているようにみえない恋愛をする人もいる
・モラハラ彼氏の特徴
「猛烈なアプローチをしてくる」「ナルシスト」「同情心をひきつける」「女性蔑視をしてくる」「他人を利用することに罪悪感がない」「手段を選ばずに他人をよく観察している」「批判に敏感」
・モラハラになってしまう原因
「両親の過保護と過干渉」「自信過剰」「自身が両親から愛されてなかった」
・モラハラ夫と彼氏への対処方法
「無関心を装う」「距離を置く」
・モラハラ夫と離婚する方法
「協議離婚」「調停離婚」「離婚裁判」
いかがでしたか?あなたのパートナーがモラハラ加害者なら、不幸としか言い様がありません。つきあう前にチェックするなんて思いもしなかったことでしょう。
物理的に距離を置いて、最後は絶縁が望ましいです。まずは冷静になって、準備を計画することから始めるのが良いでしょう。
以上、パートナーのモラハラについてのおまとめでした。