そばかすの4つの原因と5つの対策まとめ【消す方法はある?】

「そばかすがあるとかわいい」と言われることもあるかもしれませんが、そばかすがある本人としては、「そばかすなんて嫌だ!」、「何とかそばかすを消したい」と思うものですよね。

 

そばかすの原因と対策、本気で消す時の治療法をまとめました。そばかすに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

そばかすとは?

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出典:mg-clinic.com

 

そばかすとは何でしょうか?そばかすは、医学的には雀卵斑と言います。

 

そばかすとシミは似ているものですが、実は違うものなんです。そばかすもシミも顔に茶色の斑点ができるという共通点があります。

 

でも、一般的なシミは老化による影響が大きいことに対して、そばかすは遺伝が基本的な原因になります。

 

また、そばかすは色白で乾燥肌の人に多く、日本人にもそばかすの人がいますが、欧米人(白色人種)にそばかすの人が多いという特徴があります。

 

さらに、そばかすは子どもの頃からできることが多く、3~5歳ごろから鼻や頬などに2~4mmの細かい薄褐色の斑点が現れだし、10代に入ると薄褐色の斑点が少しずつ濃くなる傾向があります。

 

また、夏は色が濃くなり、冬になると目立たなくなるという特徴もあるんです。

 

症状は、2-4mm大の淡褐色の斑で5歳頃から露光部に現れる。顔に多いけれども上背部、腕や手の背部にも出現する。夏季に数、大きさ、色調が増強するが、冬季にはいずれも減少または消退する。美容的な観点以外は全く問題はない。

 

引用:雀卵斑(そばかす) | そが皮膚科へようこそ!

 

ただ、そばかすは子どものころから現れると決まっているわけではなく、大人になってから現れることもあるんです。

 

また、基本的にそばかすは顔を中心に出るものですが、背中やデコルテ、肩、腕などにもそばかすが出現することも珍しくありません

 

 

そばかすの4つの原因

そばかすができる原因は、何でしょうか?そばかすの根本的な原因は、メラニン色素です。肌の表皮にあるメラノサイトでメラニン色素が作られ、それが皮膚に沈着するために、そばかすができます。

 

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出典:soseikai-gr.or.jp

 

では、なぜメラニン色素が作られて、そばかすになるのか、その原因を見ていきましょう。

 

 

遺伝

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そばかすの基本的な原因は、遺伝です。そばかすは優性遺伝と言われています。そのため、親や兄弟にそばかすがある場合は、そばかすが出現する可能性が非常に高くなります。

 

子どもの頃からそばかすができている人は、きちんとしたケアをすれば、年齢と共にそばかすの色が薄くなることが多いですので、あとで説明するそばかす対策をしっかり行いましょう。

 

 

紫外線

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そばかすの原因の2つ目は、紫外線です。遺伝という基本的な原因の上に、この紫外線という要因が加わると、そばかすが悪化しやすくなるんです。

 

紫外線を浴びると、肌で活性酸素が生まれます。活性酸素は肌細胞を攻撃するものですので、肌のメラノサイトはメラニン色素を作り出して、肌を守ろうとします。

 

メラニン色素は「肌を黒くする」と嫌われていますが、本来は肌を守ってくれるものなんです。

 

ただ、メラニン色素が肌でたくさん作られると、もともとあったそばかすの色が濃くなりますし

、遺伝的な要因を持っていても、まだそばかすができていなかった人は、それが原因でそばかすができてしまうことになります。

 

 

肌の乾燥

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肌の乾燥もそばかすが悪化する原因になります。そばかすができる人は、もともと乾燥肌の人が多いのですが、乾燥肌は肌のバリア機能が低下していて、さらに肌のターンオーバーが乱れているので、そばかすができやすいのです。

 

肌のバリア機能が低下していると、紫外線を浴びた時に紫外線がダイレクトに肌の内部に届いてしまいます。また、ちょっとした刺激で炎症が起きて、メラニン色素が作られやすくなるんです。

 

さらに、ターンオーバーが乱れると、できてしまったメラニン色素が肌の中にずっと残ってしまいます。本来なら、メラニン色素ができても、肌のターンオーバーに伴って、肌の表面に押し上げられ、垢として肌から排出されるのですが、ターンオーバーが遅くなると、メラニン色素がずっと肌に残ります。

 

そして、肌から排出される前に、色素沈着を起こしてしまうんです。

 

 

栄養の偏り

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栄養の偏りも、そばかすを悪化させます。野菜や果物を取らず、炭水化物やたんぱく質中心の食事を摂っていて、栄養が偏っていると、そばかすが悪化しやすくなります。

 

野菜や果物に含まれる栄養素といえば、ビタミンCですよね。ビタミンCはメラニンを還元する作用があるんです。つまり、そばかすを薄くする作用ですね。

 

そのビタミンCが不足すれば、そばかすはどんどん濃くなっていって、目立ちやすくなってしまうのです。

 

 

そばかすの5つの対策

そばかすは遺伝が基本の原因ですので、完全に防ぐことはできません。でも、今からご紹介するそばかす対策を実践すれば、そばかすが薄くなったり、新しいそばかすができにくくなるんです。

 

 

徹底した紫外線対策

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そばかす対策の1つ目は、徹底した紫外線対策をすることです。紫外線を浴びると、メラニン色素が作られますので、そばかすが増えたり、色が濃くなってしまいます。

 

ですから、そばかすがある人は、とにかく紫外線を避けましょう。

・帽子や日傘を使う
・肌の露出を避ける
・365日、毎日日焼け止めクリームを塗る
・日焼け止めクリームは、こまめに塗り直す
・サングラスを使う
・夏の日中はできるだけ屋内で過ごす
・日陰を選んで歩く

このようなことに注意して、日常生活を送りましょう。そうすれば、紫外線を避けることができますので、そばかすが濃くなったり、増えたりすることはありません。

 

冬はついつい油断して、日焼け止めクリームを使わなくなる人がいます。特に、そばかすがある人は、冬はそばかすが薄くなりますので、油断してしまうんですよね。

 

でも、紫外線は冬でも雨でも毎日地上に降り注いでいます。そばかすを気にしているなら、365日休まずに日焼け止めクリームを使うべきなんです。

 

また、日常生活を送るなら、SPF値は25~30あれば十分です。ただ、1日2~3回は塗り直してください。リゾートやレジャーではSPF値が高いものを使うべきですが、日常生活ではあまりSPF値が高いものを使うと、肌に負担がかかります。

 

しかも、SPF値が高いものを朝に1度塗るだけよりも、肌に負担をかけない程度のSPF値のものを数回塗り直したほうが、日焼け止め効果は高いんです。

 

そして、1つ見落としがちなのが、サングラスです。サングラスは、目を紫外線から守るためのものですので、そばかすとは関係ないと思いがちですがそんなことはないんです。

 

実は、目に紫外線が当たると、脳は「紫外線が多い!メラニン色素を作らなくちゃ!」と勘違いしてしまいます。そのため、どんなに日焼け止めクリームを使って、完璧に肌の日焼け止め対策をしていても、目に紫外線が当たると、メラニン色素ができてしまうんです。

 

そのため、紫外線対策をするなら、サングラスをしましょう。最近はほとんど眼鏡と変わらないようなクリアレンズのサングラスがたくさんありますので、そばかすが気になる人は、サングラスを着用すると良いでしょう。

 

 

保湿をする

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そばかす対策の2つ目は、保湿をすることです。保湿をして、乾燥肌対策をすることで、そばかすができにくくなります。

 

保湿をするためには、まずはスキンケア方法を見直しましょう。クレンジング剤は、あまりクレンジング力が強すぎないものを選んでください。

 

クレンジング力が強いものは、肌の保湿成分まで洗い流してしまうのです。拭くだけで落ちるクレンジング、濡れた手でも使えるクレンジングは、クレンジング力がとても強いので、そばかすの人は使わない方が良いでしょう。

 

次に、洗顔です。あなたはきちんと泡立てて使っていますか?洗顔料を水と馴染ませただけで、それほど泡立てないまま使っていないでしょうか?

 

泡立てないまま顔を洗うと、顔をこすることになりますので、肌に負担をかけて、肌表面の角質層が荒れてしまいます。それなのに、きちんと汚れが落ちないことになってしまうのです。

 

そのため、洗顔をする時はきちんとモコモコの泡を作るようにしましょう。そして、すすぐときは、すすぎ過ぎかもと思うほど、しっかりすすいでください。

 

そして、化粧水と乳液はしっかりつけて、保湿してくださいね。冬は室内を加湿して、空気の乾燥にも気を付けたほうが良いでしょう。

 

 

規則正しい生活を送る

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そばかす対策、3つ目は規則正しい生活を送ることです。規則正しい生活を送っていると、肌のターンオーバーが正常化します。

 

そうすることで、メラニン色素ができてしまっても、すぐに排出できますので、色素沈着を起こさず、そばかすが増えたり、色が濃くなったりすることがないんです。

・早寝早起きをする
・質の高い睡眠をとる
・1日3食しっかり食べる
・ストレスは溜めこまない
・適度な運動をする

これらのことに気を付けて、規則正しい生活を送ると、自律神経のバランスが整って、肌細胞が正常に働くようになりますので、肌のターンオーバーが正常化して、メラニン色素が溜まりにくくなります。

 

 

肌に良い栄養素を摂る

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そばかす対策のためには、肌に良い栄養素を摂りましょう。そうすると、そばかすの色が薄くなったり、増えにくくなるんです。

ポリフェノール:チョコレート、赤ワイン、緑茶、コーヒーなど
カロテノイド:緑黄色野菜
ビタミンC:野菜や果物全般
ビタミンE:アーモンド、オリーブオイル、アボカド

これらの栄養素は、抗酸化作用があります。つまり、活性酸素を減らすことができるんです。活性酸素が増えると、メラニン色素が作られますので、抗酸化作用があるこれらの栄養素を積極的に摂ると、そばかすが目立たなくなるはずです。

 

特に、ビタミンCはどんどん摂りましょう。ビタミンCは還元作用がありますので、できてしまったメラニン色素を還元して、そばかすを消してくれる作用があるのです。

 

そばかすに悩んでいる人は、まんべんなく栄養を取りつつも、これらの栄養を積極的に摂っていると、そばかすが少しずつ目立たなくなっていくと思います。

 

 

美白用化粧品を使う

そばかす対策の5つ目は、美白用化粧品を使うことです。美白用化粧品を使うことで、そばかすの色を薄くしたり、そばかすをこれ以上増やさない、色を濃くしないようにすることができるのです。

・ビタミンC誘導体

・ハイドロキノン

この2つは、メラニン色素の還元作用がありますので、そばかすを薄くすることができます。

 

そして、メラニン色素を作られにくくするタイプの美白成分もあります。

・アルブチン
・エラグ酸
・トラネキサム酸
・コウジ酸
・リノール酸
・プラセンタエキス

これらの成分は、厚生労働省が美白作用があると認可している成分ですので、これらの成分が入った美白化粧品を使うと、そばかすが目立たなくなるでしょう。

 

そばかすを消すことはできるの?

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ここまで紹介したそばかす対策は、そばかすを薄くすること、増やさないこと、色を濃くしないことはできても、完全に消すことはできません。そばかすは、それだけ厄介なものなんです。

 

それでも、本気でそばかすを消したい人は、美容皮膚科でレーザー治療をしましょう。メラニンに反応するレーザーを肌に当てると、メラニン色素が壊れてしまいますので、そばかすを消すことができるのです。

 

レーザー光線は、その種類によって、吸収される物質(色)が決まっています。
吸収されると、熱が発生し、その物質を破壊します。
シミを取るためには、メラニン(黒色)に反応する種類のレーザー光線を照射すればよいのです。
シミ(黒い部分)だけが取れ、周囲の皮膚にはほとんど影響ありません。

 

引用:Q-スイッチYAGレーザー|シミの治療について/むやスキンクリニック

 

レーザー照射後は、かさぶたができてしまいますが、数日で取れますし、基本的には1回の照射でそばかすが目立たなくなりますので、そばかすを本気で治すなら、レーザー治療をおすすめします。

 

また、レーザー治療と一緒に外用薬を使うと、さらにそばかすを消すことができます。還元作用のあるハイドロキノンを高濃度で配合した外用薬を使うことで、シミを消すことができるんです。

 

 

そばかすの原因・対策・消す方法についてのまとめ

・そばかすの原因
「遺伝」「紫外線」「肌の乾燥」「栄養の偏り」


・そばかすの対策
「徹底した紫外線」「保湿をする」「規則正しい生活をする」「肌に良い栄養素を摂る」「美白化粧品を使う」


・そばかすは、完全に消すことはできないが薄くはできる

 

そばかすの原因や対策、本気で消す方法をまとめました。そばかすは遺伝が原因です。ただ、遺伝だけでなく、紫外線やスキンケア方法、栄養などもそばかすの濃さや多さなどにかかわってきます。

 

特に、大人になってから出るようなそばかすは、遺伝要因だけでなく、紫外線などの影響も大きいので、ご紹介した5つの対策を実践して、そばかすを増やさないようにしましょう。

 

また、そばかすを本気で消したいなら、レーザー治療をおすすめします。そばかすはレーザー治療がよく効きますので、そばかすがないきれいな肌になることができるはずです。

 

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