「口が大きい」というのは、チャームポイントにもコンプレックスにもなりうるものです。今回ご紹介したいのは、口が大きい原因と小さくする方法です。
口が大きい悩みの解消のため、気になるポイントを詳しく解説します。
この記事の目次
口の大きさによる印象について
日本では古くから、小さめの口が好まれる傾向があります。おちょぼ口というのもよく聞きます。最近では欧米などの影響もあって、厚い唇や大きめの口に憧れる人も少なくないようです。
大きな口は情熱的な印象を与えてくれますし、開放的な性格をイメージさせます。さらに笑顔がとてもよく映えるのです。
しかし、人によってはやはり小さめで可愛らしい口に、好印象を抱くことが多い傾向にあります。口が大きいと下品な印象を与えてしまうこともあるからです。
顔の形や大きさとのバランス、さらにはその人の性格や雰囲気なども加味して総合的に、しっくりくる大きさであるのが一番なのかもしれません。
もっとも、口の大きさは自分で判断するのか、人に判断してもらうのかで大きく違ってきます。意外と自分で思い悩むよりも、周囲は気にしていないことが多いのです。
口が大きい原因
口を小さくする方法として、エクササイズやマッサージを行う方法があります。どちらも即効性はないのですが、根気よく続けていくことで、口を小さくする効果を得ることができます。
顔のバランスを整えるため、あるいは昔からのコンプレックスを解消するために、美容整形を選ぶ人も少なくありません。美容整形は即効性があるのですが、費用がかかりますし、後々のメンテナンスなども大変です。
美容整形は最終手段にしたいのですが、口を小さくするといった直接的な方法は美容整形では行われていないようです。逆に唇を厚く、ぽってりと見せるような手術が主に行われています。
口が大きく見えてしまう一つの原因として、まずは「唇が厚い」ということが根本にあります。ふくよかでボリューム感のある唇は、とても魅力的に映るものなのですが、自分にとっては大きなコンプレックスになっているという人は少なくありません。
そこでまずは唇を薄くすることを考えるのですが、そのためにはしてはいけないことがあるのです。それは「口呼吸」だとされています。
ここでまず考えたいのが筋肉です。唇の形や動きを作り出しているのは、口の周りにある表情筋です。口から息を吸い込むことが普通になっていると、唇の筋肉がゆるんでしまいます。そして口を開けていると、なんとなくだらしない印象を与えてしまいます。
また口を開けていると口角も下がってしまうので、元気のないのっぺりとした表情になってしまうのです。キュッと引き締まっている口元はそれだけで周囲に与える印象もよく、口も小さく見えるのは間違いありません。
その他にも、口呼吸は口臭や虫歯の原因になるとされています。このような悪習慣はなんとかして止めるようにしましょう。唇と周辺の筋肉を引き締めることができれば、自然と口の大きさも変化してきます。
美容のため健康のためにも、口呼吸をせずに、鼻呼吸をするように心がけることが大事です。
口を小さくする方法①トレーニング
唇の周りにある筋肉である表情筋を効率よく鍛えることで、口を小さくする効果が得られます。
方法としては、まず上と下の唇を口の内側に少し巻き込むようにするのです。無理な力を加えないようにして、ほどほどに巻き込むようにしてください。そして、巻き込んだら口角をゆっくりと上にあげるように力をいれていきます。
この時、ほほに両手をあてがってすると、表情筋の動きを手で感じることができて、より効果を得やすくなります。上に引き上げて、力を抜いてもとに戻す・・この動作を繰り返すことで、口の周りの表情筋が引き締められていきます。そして、唇のシェイプアップ効果が期待できるのです。
また、口を小さくする為にしてはいけないこととして、トレーニングのやり過ぎには注意しましょう。やり過ぎると、唇の皮膚に負担がかかって、逆に腫れぼったくなってしまいます。即効性はないのですぐに効果が出ることはありません。必要なのは継続して行うことです。
そして、バランスの良い口の大きさはどういったものでしょうか?自分では「口が大きい」と、コンプレックスを感じていても、周囲の人と比較しても実はそうではないということもあります。
気にしすぎることで、口元に目が行きやすくなって、「口が目立ちすぎている」と感じてしまうのです。美人に見える黄金比というものがあります。それによると、口の横幅は鼻の幅の1.5倍ほどが良いとされています。これはあくまでも目安です。
他のパーツとの兼ね合いもありますから、誰にでも当てはまるとは言えません。客観的に自分の顔のバランスを評価するための目安として考えましょう。
自分では口が大きすぎると感じていても、横幅が鼻のちょうど1.5倍ほどなら、全く問題はありません。横から見たときの唇のトップの位置も大切です。鼻先から顎にかけての直線ラインに当たる程度だとされています。
それらに自分を当てはめて、最適なバランスを見つけ出してみてください。
口を小さくする方法②メイクが効果的
女性の場合、化粧によって口元の印象は大きく変えることができます。口を大きく見せないように気をつけるには、口紅を濃くしないようにすることです。濃い色は引き締まって見えるのですが、口の場合は目立ちやすく、相手に強い印象を与えてしまいます。
口を小さく見せる方法として、コンシーラーで唇の色を抑え、境目を目立たないようにすると効果的です。肌色にして色味を抑え、口紅で理想的な輪郭をとるようにしましょう。このときの口紅の色は、ヌーディーカラーやナチュラルカラーが良いでしょう。
同時に目元のメイクを強めにすることで、周囲の視線を上に誘導させることもポイントです。そのときはアイラインやマスカラ、シャドウなどが活躍してくれます。
メイクで口を小さくする方法
パウダーファンデあるいはコンシーラーを用いて唇の色を消します。唇の形をメイクで作る前に、元の唇の色を消すのがポイントです。唇の色を均一に仕上げるため、唇全体にファンデーションまたはコンシーラーを乗せていきます。
また、リップライナーを用いて唇の幅を狭めるのも効果的です。口紅を塗る前にリップライナーを使って唇の輪郭をとります。リップライナーで型取りをすることで、自分の望み通りの唇の大きさにすることができます。
メイクで口を小さく見せるための3つのポイント
メイクで口を小さく見せるためには、3つのポイントがあります。
肌に近い色、もしくは肌に馴染みの良い口紅を選ぶ
真っ赤な口紅や濃い色あいの口紅は口元を強調してしまい、かえって唇が大きく見えます。唇を小さく見せるためにも、口紅の色はベージュピンクなど控えめな色を選びましょう。
グロスは透明や淡い色を選ぶ
グロスは唇に立体感やツヤを与えるので、口紅よりもより唇を強調させるのです。どうしてもグロスを使いたい場合は、濃い色は避けるようにします。また全体にグロスを塗らずに、部分的にグロスを付けることで、ぼってり感を避けることができます。
アイメイクを濃いめにする
アイメイクを濃いめにすることで、唇から周囲の視線をそらすことができます。顔を全体で見たときに目元が一番強調されていたら、唇の方に視線が向きません。唇をなんとかしようとするのではなく、全体的なバランスを考えてメイクを行いましょう。
口を小さくする方法③美容整形を検討してみるのもあり
口の大きな人は、健康的でエネルギッシュに見えます。しかし、当の本人には大変なコンプレックスなのです。
「自分はタラコ唇」と感じている場合では、自分でそう思い込んでいることもあって、口角が下がった「への字口」が癖になってしまいます。そうなると、より唇の厚さを強調してしまうのです。
また、表情筋の衰えによって、必要以上に唇が分厚く見えることもあります。この場合口角も下がりやすく、だらしない印象を与えてしまうことがあるかもしれません。普段から口の周りの筋肉を鍛えておくなど、引き締めることを習慣にしておくといいでしょう。
「タラコ唇」の場合は、「口唇縮小術」という唇を理想の厚さに整える手術があります。唇の上下の厚さの理想は、上が8mmで、下が10mmです。これはあくまでも理想の数値ですが、顔全体のバランスを考えた場合の指標として美容外科では一般的に用いられているのです。
美容外科では、担当医と相談の上、理想の唇の形をシュミレーションすることで、安心して手術に臨むことができます。また、唇の粘膜の切除手術ですが、この手術を行うことによって、大き過ぎて見えていた口自体を引き締めて見えるようにします。
美容整形手術はリスクを伴う場合もあるので、むやみやたらに行うことはオススメできません。しかし、コンプレックスを根本的に解消するには、必要な場合もあるのです。一人で悩まないでカウンセリングから入ってもるのも一つの方法です。
さらに、「遺伝」や「歯並びの悪さ」などが災いして、必要以上に口が大きく見えてしまう人もいます。特に「歯並びの悪さ」が原因となっている場合には、「ガミースマイル」になることがあります。
これは、笑ったときに歯茎がむき出しになる状態で、見た目も綺麗ではありません。そのようなときは、「歯の矯正」を行うことでコンプレックス解消を解消できるかもしれませんね。
毎日の努力で口を小さくしよう
・口が大きい原因は、唇が厚く口呼吸をしているのが主な原因
・口を小さくする方法
「上唇と下唇を口の内側に少し巻き込むトレーニング」「口唇縮小術の美容整形を受ける」
・メイクでで口を小さく見せる方法
「口紅を濃くしないようにしてコンシーラーで唇の色を消す」「ベージュピンクなどの控えめな色を選ぶ」「グロスは透明や淡い色を選ぶ」「アイメイクは濃い目にする」
大きな口をコンプレックスに感じたら、美容整形をするのも悪いことではありませんが、他にもいろいろと試せる方法があります。
ぜひメイクや呼吸方法など日常的にできることから、口を小さくするための努力を始めてみませんか?