他のパーツと同様、口の大きさも人それぞれ異なります。大きくて悩んでいる人はもちろん、小さいことで悩んでいる人もいるでしょう。
今回は、口が小さい原因や大きくするための方法についてご紹介していきます。
口が小さい2つの原因
周りからは、小動物のようで可愛いね、ですとか、食べるのに苦労するかも、など何気ないひと言をかけられることもありますよね。ただ言われた方としては、口が小さいということをとても気にして悩んでいたりもするものです。
身体についての悩みは、身長や体重など目につきやすいことばかりではありません。当然ですが、環境も性格も違うように、人によって悩みどころは違うのです。口が小さいことにはいくつか原因が考えられますので、まずはそこから確認してきましょう。
あごが小さい
もともとの顔が小さいという場合です。顔が小さいので当然あごも小さく、結果的に口も小さくなります。あごが小さい原因としては、アデノイド顔貌という症状があります。鼻の奥にある、アデノイドが大きくなってしまっている状態です。
通常、子どもの頃に大きくなっても、大人になるに従って徐々に小さくなっていきます。しかしアデノイドが小さくならない場合、大人になってもアデノイド顔貌のままということになるのです。
アデノイドがどうして大きくなるのか、また成長するにしたがって小さくなるのかならないのか、はっきりとした原因は解明されていません。
口が小さく見える病気
口角炎という病気があります。口の端が切れてしまって、口を開けると痛みを感じる病気です。無理に口を開けようとすると、また傷口が開いてしまって痛くなるという悪循環を引き起こします。あまり口を開かないので、口が小さく見えるということです。
また、いつもうつむいているので口が小さく見える、口角がいつも下がっているので口が小さく見えてしまう、ということも考えられます。
明確な原因とはいえないかも知れませんが、考えられる原因について説明しました。
口を大きくする方法5選
日々のトレーニング
では、口を大きくするためにはどうすればいいのかというと、まずは日々トレーニングをするということが挙げられます。
トレーニングの方法は、指導する先生によって様々です。毎日続けられる方法にしましょう。できるだけ簡単で、1日5分以内にできて、最低でも3週間は続けることが大切です。
3週間続けられると、日常化します。起きる、寝る、食事する、と同じようにトレーニングも日常の動作のひとつとなりえるのです。
トレーニングのポイントは、顔の表情筋を鍛えることです。ほほのたるみがすっきりするだけで、口は大きく見えてきます。以下にトレーニング方法をご紹介しますので、ぜひ皆さんもやってみてください。
1.上下に口を大きく開け、思いっきり「あ」の形にします。
2.左右にも口を大きく開けましょう。「い」です。
3.最後に舌を口から下につきだします。「あっかんべー」の「べー」の部分を思いっきりやるイメージです。
身体は姿勢を正して、それから呼吸は止めないようにしましょう。ゆっくり呼吸しながら、3~5回ほど繰り返します。
トレーニングをするときには、自分の顔の筋肉の状態を確かめながらやってみてください。筋肉を意識することで、自分の身体のどこがどう動いているのかわかってきます。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=I64QShifm8Y]
もうひとつ、トレーニングを紹介します。
1.少し水を入れたペットボトルをくわえて持ち上げてキープし下ろします。
2.次に水の入っていないペットボトルをくわえてキープ、下ろすを繰り返します。歯ではなく口でくわえるよう意識することで、口元のゆがみが解消されて、口が大きくなっていきます。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=pSM4_WO07TY]
口の大きさを実際に大きくするのはなかなか大変なものです。毎日こつこつと続けていきましょう。顔の表情を豊かにするということは、顔の筋肉を鍛えるということです。筋肉を鍛えると顔全体の感じがシャープになりたるみがなくなります。
特に、頬のたるみがなくなることで、口角がアップしてきます。そこだけで、口は大きく見えてきますね。
美容整形
顔のパーツの大きさを変えるのであれば、美容整形という方法があります。唇を厚くして、口を大きく見せるという方法があるそうです。とても専門的なお話になるので、どうしても美容整形で、と考えるならば美容クリニックでカウンセリングを受けてみましょう。
施術前にいろいろと話を聞き、メリットとデメリットをしっかりと聞いて把握してから判断してください。美容整形で口を大きく見せることは、いいことばかりではなくリスクもあるという点を理解してから行います。
また、実際に整形を行う前に、一度まわりの人に悩みを打ち明け、客観的な意見をもらうものいいですね。
口角をあげる
口角が下がっていて、表情が寂しそうで口が小さく見えるということなら、口角が上がっていれば口を大きく見せることになります。いちばん早く口角を上げる方法としては、口をできるだけ大きく開けて笑うことです。
大きな口をあけて笑うのは、恥ずかしいと思う人もいるかもしれません。けれど、笑っている表情は人に良い印象を持ってもらえます。怒っている人や表情に乏しい人には、なんだか近寄りがたく、敬遠したくなるものですよね。
また、食事の時によく噛んで食べなかったり、声に出して会話をする機会が極端に少ないと、口角は下がってしまいます。つまり、顔の筋肉をより多く使っていくことが必要だということです。
口角をあげる方法のひとつを紹介します。割り箸を一善、割らずにそのままの状態で、くわえます。口が小さい人には、これだけでも大変かも知れませんが、なんとかやってみましょう。
上の歯と下の歯で、しっかりくわえます。このときに、口はしっかり左右に開いているでしょうか。鏡を見ながら確認しつつ行います。その状態で、20秒から30秒、キープしてください。この割り箸くわえを、毎日続けます。
最低でも1日1回、慣れてきたら少しずつ増やして1日2回、3回と行っても問題ありません。ただ、慣れてきたからといって何度も無理して行っては、続けられなくなってしまいます。大切なのは毎日続けることです。1日1回から始めればよいのです。
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メイクを工夫する
口自体を大きくするのには時間がかかりますが、簡単に口を大きく見せる方法としてメイクがあります。口の大きさは変わらなくても、表情やメイクで大きく見せるようにする、ということであればすぐにできます。
ポイントは2つ。まずひとつめは、口紅の塗り方です。実際の唇よりもひとまわり大きく口紅を塗ると、口が大きく見えます。注意したい点は、周りのラインをあまりにも目立たせないことです。
かえって小さいことを強調してしまうメイクにはしたくありません。口紅の周りの部分は、はっきりさせない方がいいですね。それよりも、唇の端、口角の部分を少し上向きに塗ることです。上品な程度に上向きにメイクしておきましょう。
次のポイントは、口紅の色です。イベントに出席する女優さんのように、真っ赤な口紅は、口が大きい人にはいいかも知れません。けれど、実際には口が小さい人が真っ赤な口紅をすると、かえって小さいことが目立ってしまうのではないでしょうか。
赤やピンクの濃い色よりも、ほどほどに引き締まり、はっきりとしすぎないオレンジ系の色の方が口の小さい人には向いています。
メイクについては、友人知人の意見をきいてみるのもいいですね。どう見えるか、自分とは違う視点での見解を聞いてみましょう。
歯の矯正をする
口ばかりではなくあご自体が細い方は、もしかしたら歯並びが悪いということはないでしょうか。歯並びが悪いから口を大きく開けて笑えず、余計に口が小さく見えていることも考えられます。うつむいて口が小さくみられてしまうのは、なんだか損をしているようですよね。
これを解決するためには、歯の矯正が一番の近道です。歯の矯正は、保険治療ではなく自由診療、つまり自費なので、かなり高額になることもあります。できれば口コミなどをチェックしてから歯医者を訪れるようにしたいですね。
実際に歯の矯正をする時には、装置で費用が変わります。矯正というと、歯の正面に銀の装置がずらっと並ぶイメージがありますが、現在は歯の裏側に矯正のための装置をつけられるものもあります。
歯の裏側につけるタイプは、表につけるタイプより高額です。矯正の方法、期間、費用、支払い方法については、まずは歯医者さんに行って直接話を聞きましょう。歯の矯正をすることで、大きく口を開けることができたら、本来の口の大きさで笑うこともできますね。
口が小さいことで悩みすぎないこと
「あごが小さい」「アデノイド顔貌の可能性」 口角炎の可能性」
・口を大きくする方法
「顔の表情筋を鍛える」「美容整形をする」「口をできるだけ大きく開けて笑う」「口角を上げる」「メイクを工夫する」「歯の矯正」
口が小さいことの原因と、どうしたら口を大きくできるのか、どうしたら口を大きく見せることができるのか、という方法を5つ紹介しました。参考になったでしょうか。実は口が小さいから可愛いと思われていることもあります。
口が大きい人からはうらやましく思われているかも知れません。もしかしたら、悩んでいたほど人は欠点とは見ていないかも知れないのです。むしろ、チャームポイントとして見てくれている可能性だってあります。
口が小さいことを欠点と思わずに、自分の利点あるいは個性と思えるといいですね。