会社で、仕事できない新人や部下をお持ちではありませんか?思うように作業が進まず、対処に困ってしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、仕事ができない新人への教育コツをご紹介します。
この記事の目次
仕事できない新人とは?その8つの具体例
仕事ができない人は世の中にごまんといると思いますが、新人の場合は「仕事」の範疇を飛び越えて、「常識レベル」の問題であることも多いようです。いつの時代にもこの手の内容は話題に上るので、ほとんどイベントと化しているかもしれません。
近年の驚いてしまった新人の言動について、いくつかご紹介しましょう。
①大事な会議の際に、「その日は誕生日で会社休みます。代わりに出て下さい」と言われた
②デパートに入っている接客業ですが、初業務の日にすっぴんで来た。メイク道具も持っていなかった
③歓迎会で、「ライン交換して下さい~♪」とはしゃぎ、全員どん引きした
④お客様にタメ口で話していたのでたしなめたら、「敬語使えませんから」と言い切った
⑤配属された日に、部長に向かって「ごくろうさまでした」と言ってそそくさと帰り、周囲を凍り付かせた
⑥残業を頼んだら、「できません。副業でバイトしていますから」と断った
⑦仕事ができない上に、「私、褒められて伸びるタイプです」と公言している
⑧先輩の私に、「若いですね。○○歳にしか見えません」と10歳も上の年を言った
新人ではないのに仕事ができない部下の6つの特徴
新人ならまだしも、数年たった部下でさえも仕事ができない人はいますよね。場合によっては十数年、数十年たっても駄目な人は駄目なようです。
仕事ができない部下とは具体的にどんな人のことを言うのでしょうか。よく見ると、業務以前の問題が多いですよ。まとめてみました。
社会常識がない
常識がないのは大問題ですが、わざわざ外部の講師を招いて「マナー講座」を行う会社は多いです。
時間管理ができない
意外に多いのが、時間管理ができない部下です。業務によっては致命傷になることもあります。
報連相をしない
上司は忙しくていちいち覚えていないため、ちょっとしたミスが大問題に発生することもあります。
指示を理解できない
頼んだこととまったく違うものがあがってくることも。
指示した仕事ができない
単純に能力不足と言えますが、ひとりだけノルマを下げるわけにもいかず、会社のお荷物になります。
気が回らない
ちょっとしたこともまるで気が回らず、教えようにも多すぎて辟易することも。常識レベルの問題。
仕事できない新人の悩みとは?その7つの具体例
仕事ができない人の中には自覚症状がある方もいて、かなり悩んでいることも多いそうです。まったく自覚症状がないのは困りますが、ある程度の自覚症状があるなら矯正は可能かもしれません。一体どんな悩みをもっているのでしょうか。まとめてみました。
①上司にしかられると引きずってしまい、さらにミスを繰り返す
②自分と周囲の同僚を比べて落ち込む
③ミスをしないように時間をかけすぎて、ノロいと言われる
④できないことをできないと言えずにしょいこんで、失敗する
⑤新しい業務がなかなか覚えられない
⑥異動で周囲の状況が変わると適応できない
⑦周囲の仕事のペースについて行けないと感じることが多い
仕事できない新人の悩み解決法6選
仕事ができない人はその悩みをどうやって解決したら良いでしょうか?ネットで調べてみると、いろんなアドバイスが出てきますよ。いくつかポイントをまとめてみました。
周囲を気にしない
悩みがちな方には効果がありますが、まったく悩まないタイプには逆効果になるかもしれません。
仕事にチャレンジする
ミスをするからと言ってネガティブでいるのではなく、チャレンジする気で仕事に取りかかるべし。
長所や得意なことを生かす
短所や苦手なことばかり気にするのではなく、自分の長所や得意なことを拡大すべし。
仕事のスタイルを確立する
仕事の仕方を工夫してスタイル化させることで、ミスを防ぐことができます。自信ももてるでしょう。
目上に相談する
目上に相談することで、コツや覚え方などを知ることができます。コミュニケーションとしても良いです。
ミスを恐れない
ミスを恐れると、さらにミスを引き寄せることになります。
仕事できない新人がよく使う7つの口癖
仕事ができない人がよくいう口癖という物があって、なるほど~という感じですよ。もしもこれらをうっかり使っているようなら要注意かもしれません。いくつかご紹介しましょう。
「忙しいから」
ド定番のようにも思えますが、社内で口癖になると自分の能力では処理できないという意味になり、頻繁に使うと、いかにも仕事ができない人、と思われてしまいます。新人が使うと間抜けに見えます。
「でも・・・」
なにかを言われたら間髪入れずに「でも・・・」と切り替えされると、たいへんネガティブに受け取られます。「でも・・・」の後には言い訳が来るので、口癖になるとやはり問題でしょう。
「できるだけやってみます」
業務のミッションに対しても、「できるだけ~」と言ってしまい、本当に口癖になっているケースです。できるだけではく、やらねばならぬ、のです。
「・・・したのに」
他人や物事のせいにする口癖です。これも口癖になるようでは、いかにも仕事ができない人であると取られます。
「人手が足りません」
よく検討した上で言うのなら分かりますが、口癖はまずいです。なんでもいいから「いいわけ」しておけばいい、という姿勢がばれてしまうでしょう。
「この仕事は私に向いていません」
外資系であれば専門業種ごとに雇用しますが、日本の企業の場合は、いわゆる就社であって、なんでもこなさなければなりません。
まったく畑違いの部署への異動もありえます。向いていないのをいいわけにするのは、いかにも仕事ができない人でしょう。口癖になるとなお悪いです。
「チッ(舌打ち)」
バカに見えます。舌打ちされて感じよく受け取る人もいません。
仕事できない新人の6つの特徴
仕事ができない人の特徴というものもあって、ネットで調べてみると、ほとんど一致していることが多いです。本当に特徴ってあるようですよ。自己チェックしながら読んでみるのも良いかもしれません。まとめてみました。
メモを取らない
仕事のできる人には「メモ魔」が非常に多いことから、その反対のこれは確かに仕事のできない人の特徴と言えるでしょう。
知ったかぶりをする
知ったかぶりでその場はやり通せるかもしれませんが、たいてい知識がないことがバレます。2回、3回と続くと、「あの人に聞いても役に立たない」とレッテルを貼られるでしょう。
時間管理ができない
とにかくギリギリが多い。それを自慢にしているケースもあるようです。締め切り時間が近づかないとやる気ができないというタイプもいて、小説家じゃないんだから、とうんざりされることも。
ミスは他人のせい
口癖の欄でもご紹介しましたが、仕事ができない人は、他人のせいにすることが多いようです。
決断しない
優柔不断ということの他に、責任を取りたくない、という意識もあるようです。
異常な自信がある
自分はできると勘違いしているケースもあって、周囲から見たら驚愕ものです。おそらく意識レベルが低いため、自分の能力程度でハイレベルと考えるのでしょう。仕事のできない人の中でも、もっとも厄介なタイプと言えそうです。
仕事できない新人の5つの共通点
仕事ができない人の共通点は大きく5つに分類されるようです。仕事以前の問題も多いため、生活習慣や意識改革から行う必要があるかもしれません。基本的にだらしない人が多いようですよ。ご紹介しましょう。
生活がだらしない
整理整頓ができなかったり、服装や見た目に無頓着だったり、人間関係にもルーズなことが多いようです。
思考がまとまっていない
何を言いたいのかが分からず、自分でもおそらく理解していないのではないかという印象を受けます。会話も要点を得ないことが多いです。
スピードの問題
とにかく動きがノロく、スピーディーに処理できるようなことでも、ぐずぐずのろのろといった感じです。
忘れっぽい
約束や取り決め事、言ったことなどをすぐに忘れるのにもかかわらず、メモもとらないことが多く、どうしようもないです。
失敗を極端に恐れる
失敗したくない、ミスしたくない、という意識が強すぎて、チャレンジしないため、仕事の幅が広がりません。そのため、いつまでたっても仕事を覚えず、同じ仕事ばかりをやっています。
仕事できない新人の教育コツ6選
仕事ができない人を教育しなくてはならない側も大変だと思いますが、どこの部署にもかならず仕事ができない人はいるようで、ネット上にいろんなコツが紹介されています。簡単そうで効率も良さそうなものをご紹介しましょう。
メモを取らせる
基本中の基本ですね。これによりかなりのことが改善できるでしょう。
ひな型を作らせる
いちいち作らなくても良いように、ひな型やマニュアルなどを作らせておきます。時間の短縮になります。
叱る
駄目なときはあいまいにせず、叱ることが大切です。叱って、学習能力に期待しましょう。
繰り返し教える
仕事ができない人には根気よく接する必要があります。一度では覚えられないと覚悟しましょう。
まかせる
失敗しても良いから自分でやらせましょう。また、他人のせいにさせないようにしましょう。
おだてる・褒める
アメとムチで、叱ったり、褒めたり、の両方を習慣づけましょう。
仕事できない新人への4つの対処法
最後は対処法です。いろいろ手を尽くして、その上で、保険も付けておくような感覚で行うと良いでしょう。すぐには改善されないものと割り切って、賢く対処するようにしましょう。
「わかりました」を真に受けない
鵜呑みにするとあとで大変な思いをします。作業途中に声をかけるなど、質問しやすい雰囲気にすると良いでしょう。
ミスをしたときは対面で叱る
だれにでもミスはありますが、問題はミスしたときにどう対処するかです。きちんと対面で注意したほうが良いです。
明るく接する
仕事ができない人の中には、深刻に悩んでいる人もいます。このため、明るく接してリラックスさせたり、安心させたりすることも必要です。ただし、仕事ができないのに自信過剰の人には逆効果かもしれません。
仕事の与え方を考える
仕事ができない人に通常の量を与えても、こなすことはできません。臨機応変に適量を与えるようにしましょう。難易度も考えたほうが良いです。
仕事できない新人や部下についての口コミ
いるよ。コピーも満足にできないドジっ子OL存在するよ。しかも勘違い系女子。友人の会社にいた。新人研修で仲良しの○ちゃんと同室じゃないの何でですか!と抗議に来たり、頼んだ仕事があまりにできないから、とうとうコピー担当しか仕事後なくなった会社員。一日会社にいて主な仕事がコピー取り。
— ぎんげつ@竜の黄昏期突入 (@goma_kina) 2017年6月28日
経験上生活音が一々うるさい奴は全く仕事ができない
— 脇毛 (@Y3Pzj) 2017年6月6日
足音、咀嚼音、紙をめくる音、ドアを閉める音、など
要領の悪い部下がデスクの上に書類をたくさん積むのと同じで『自分の今やっている事』を他人にわかってほしいという癖がついてしまっているからだと思う
最近ブラック企業・長時間残業・過労自殺などの話題が出ると会社や上司の責任というツイート見るけど、上司だって一緒に働きたい部下を選びたいと思うよな…
— ぱんこ (@panko8th) 2017年6月4日
責任を負わされるなら負うだけの価値がある部下が欲しいわ…
仕事ができるできないではなく人として信用できるかできないかなんだけど
パターン化した仕事しかできない。
— ぐっじょぶ。さとお。 (@gjsatoo) 2017年6月3日
それすらできない人はロボットに仕事取られちゃいまっせ。
年齢が上の部下に仕事教えんのツラたん。
仕事ができない新人には工夫して教育しよう
「社会常識がない」「時間管理ができない」「報告連絡相談ができない」「指示内容を理解できていない」「指示した仕事ができない」「気が回らない」
・仕事ができない新人の悩み
「上司に叱られると引きずりさらにミスを起こす」「自分と周囲の同僚を比べて落ち込む」「ミスをしないように時間をかけすぎてノロいと言われる」「できないことをできないと言えずに、失敗する」「新しい業務がなかなか覚えられない」「異動で周囲の状況が変わると適応できない」「周囲のしごとペースについていけないと感じることが多い」
・悩み解決法
「周囲を気にしない」「仕事にチャレンジをする気持ちで取り組む」「長所や得意なことを活かす」「仕事のスタイルを確立させる」「目上に相談する」「ミスを恐れない」
・仕事できない新人の口癖
「忙しいから」「でも・・・」「できるだけやってみます」「~したのに」「人手が足りません」「この仕事私には向いていません」「舌打ちをする」
・仕事できない新人の特徴
「メモを取らない」「知ったかぶりをする」「時間管理ができない」「ミスは他人のせいにする」「決断してくれない」「異常な自信がある」
・仕事できない新人の共通点
「生活がだらしがない」「思考がまとまっていない」「スピードが遅い」「忘れっぽい」「失敗を極端に恐れる」
・仕事できない新人の教育のコツ
「メモを取らせる」「ひな型を作らせる」「叱る」「繰り返し教える」「任せる」「おだてる、褒める」「「わかりました」を真に受けないこと」「ミスをしたときは、対面で叱る」「明るく接する」「仕事の与え方を考える」
いかがでしたか?アリの法則と言って、全体の数十パーセントは仕事ができない人だそうです。これはどこの部署でもほぼ同じ割合になるそうなので、完璧を目指してはなりません。
仕事のできない人と共存できるように、工夫も必要でしょう。なかなか大変そうですが、能力なので仕方がありませんよね。気を楽にして取り組むと良いでしょう。
以上、仕事ができない新人や部下についてのおまとめでした。