女性研究者の年収と給料&仕事内容!独身率と結婚事情も総まとめ

女性の研究者はどのくらい稼いでいるか気になりませんか?最近は「リケジョ」という言葉が流行ったことからもわかるように、女性の研究者が増えています。

 

研究者の仕事は大変なこともありますが、自分の好きな分野をとことん追求していくことができるので、やりがいをもって働けるんです。

 

女性の研究者の仕事内容や給料・年収、独身者の割合や結婚事情などをまとめました。

女性の研究者の仕事内容

女性の研究者はどんな仕事をしているのでしょうか?「研究者」という仕事は、なんとなくはわかるけれど、詳しくはわからないという人も多いですよね。

 

また、研究者は試験管を振っているようなイメージを持っている人も少なくないと思います。

 

女性の研究者の仕事内容を詳しく説明していきます。

 

 

研究者は新しい発見、技術を生み出す仕事

 

研究者という仕事は、自分の専門分野の研究を続けて、新しい発見をし、新しい技術を生み出す仕事です。

 

私たちの生活が便利になり、安全で安心できる生活を送ることができるのは、研究者たちの日々の努力の賜物と言っても過言ではありません。

 

新しい薬が生まれ、ロボットが正確に手術できるようになり、自動運転の技術が開発され、AIの能力がどんどん高まっていくのは、研究者が研究を通じて、新しい技術を生み出しているからなんです。

 

インターネットも研究者がいたから生まれた技術。あんな小さなスマホで何でもできるようになったのも研究者が研究を続けた成果です。

 

私たちの生活は、研究者の仕事の成果で成り立っていると言って良いでしょう。

 

ただ、研究者は研究・開発した時にはそのような意図は全くなく、純粋な気持ちで研究を続け、ようやく新しい発見をし足り、新しい技術を生み出すことができたとしても、それが正しい方向で使われるとは限りません。

 

原爆やサリンなど、研究者が生み出した技術が悪用されてしまうこともあります。

 

 

女性の研究者は男性と同じ仕事をする

 

女性研究者は、女性だからといって特別な仕事をするわけではありません。女性研究者は男性研究者と同じ仕事をします。

 

研究者の仕事は男性・女性関係なく、平等な仕事内容になります。ただ、研究者は男性が圧倒的に多く、女性が少ない傾向があります。

 

 

女性研究者の研究分野は多種多様だが数は少ない

研究者の研究分野は、多種多様です。この世に存在する学問の分野全部が、研究対象になります。だから、学問の数だけ研究分野があり、それぞれの研究分野で活躍する研究者がいるということになります。

 

たとえば、環境工学という分野だけでも、さらに農業工学、農林工学、水産工学、衛生工学、緑化工学、生態工学などに分かれます。

 

また、物理化学の分野でも分子動力学、電気化学k、生物物理化学、熱化学、放射化学等に分かれています。

 

基本的には、女性は理系に弱い人が多いので、理系分野での女性研究者は少ないです。文系分野になると、多少女性研究者は多くなりますが、それでも男性よりも少ないケースが多いですね。

 

海外と比べてみても、日本の女性研究者はとても少ないんです。

 

出典:研究者に占める女性割合の国際比較

 

日本の女性研究者はたったの14.4%。ほかの先進国と比較してみると、日本は女性研究者がいかに少ないかがわかりますよね。

 

 

女性研究者が仕事をする場所

女性研究者は、どんな場所で仕事をしているのでしょうか?女性研究者が仕事をする場所について説明します。

 

 

研究者は大学か一般企業、研究機関で働く

 

女性研究者に限らず、研究者の仕事をしている人は、基本的に次の3つのうちのどれかに所属して研究をすることになります。

 

1.大学
2.一般企業
3.公的な研究機関

 

研究といえば、やはり大学を思い浮かべる人が多いと思います。大学院を卒業して、そのまま研究室に残って研究を続けていく研究を続けていく人は多いです。

 

次に、一般企業です。製薬会社や化学系の企業では、研究者を雇用して、常日頃から新しい技術を生み出そうとしていることがあります。

 

一般企業の研究者は基本的に理系分野の研究をしていることが多いですね。一般企業で働く文系の研究者はほとんどいません。

 

そして、研究者が働く3つ目の職場は、公的な研究機関です。国立の研究所もありますし、有名な理化学研究所も公的な研究機関の1つですね。

 

公的な研究所は、理系の研究所が多いですが、文系の研究所もあります。

 

 

一般企業の女性研究者は少ない

さて、女性研究者は3つの職場のうち、どこで働いているケースが多いのでしょうか?それは、ずばり「大学」です。

 

出典:研究者に占める女性割合の国際比較

 

日本でも、大学では女性研究者は25%いますが、公的な研究機関になると15.9%、一般企業では8.1%しかいません。

 

これは、私の推測ですが、大学では女性研究者の割合が比較的高いのは文系の研究ができるからだと思います。

 

公的機関は大学よりは文系の研究者が活躍できる場所は少ないながらもある。そして、一般企業は文系の研究者はほとんどいない。

 

だから、女性研究者の数は大学が多くて、一般企業が少ないのだと思います。

 

女性は理系の学問が苦手という人が多いので、女性の理系の研究者は必然的に少なくなり、一般企業で研究をする女性研究者は少ないんですね。

 

 

女性研究者の給料・年収

では、女性研究者の給料や年収を見ていきましょう。研究者というと、アカデミックで専門性が高いから、給料が高いイメージがありますが、それは本当なのでしょうか?

 

 

女性の自然科学系研究者の給料と年収

 

女性研究者の給料・年収のデータはありませんが、女性の自然科学系の研究者の給料と年収のデータはあったので、それをご紹介します。

 

・給料=38万5000円
・ボーナス=115万2000円
・年収=577万2000円

 

自然科学系に限定されていますが、女性の研究者はそこそこ稼いでいると言えるのではないでしょうか。

 

女性の正社員の平均年収は国税庁の平成28年分民間給与実態統計調査によると、373万3000円となっていますので、女性の平均年収よりも女性研究者は200万円くらいは多く稼げるということになりますね。

 

 

大学での女性研究者の給料は安い

 

「女性研究者は結構稼げるんじゃん!」と思って、研究者を目指そうと思った女性のあなたは、ちょっと考えが甘いかもしれません。

 

もし、あなたが大学の研究室に残って研究を続けようと思ったら、給料は期待しないほうが良いです。

 

大学の研究室に残って研究をする研究者をポスドクと言いますが、ポスドクの給料は月20~25万円、年収で300万円程度しかもらえないことが多いんです。

 

ポスドクから講師になり、さらに大学教授まで昇り詰めれば、年収1000万円程度は稼ぐことができますが、ただのポスドクではカツカツの生活をしなければいけないことが多いんです。

 

しかも、ポスドクから講師になれる保証はどこにもありません。大学教授になれる人なんて、ほんの一握りです。

 

だから、女性研究者が大学で仕事をした場合は、あまり給料は期待しないほうが良いでしょう。

 

 

一流企業で研究者になればそれなりに高年収

 

では、女性研究者がしっかり稼ぐには、どこで働けば良いのか?その答えは、一流企業です。

 

一流企業に研究者として就職すれば、30代で年収1000万円を稼ぐことも十分に可能です。

 

企業で女性研究者が活躍するには、まずは理系の研究者になり、さらに企業で役立つ研究をしなければいけませんが、お金の面を考えると、それだけのリターンが期待できると言えるでしょう。

 

 

女性研究者の独身率や結婚事情

最後に女性研究者の独身率や結婚事情について説明していきます。女性研究者は独身が多いのでしょうか?また、どんな人と結婚することが多いのでしょう?

 

 

女性研究者は独身の人が多い

 

女性研究者は、独身の割合が多いのは確かです。

 

しかし、SmartWoman日経生活面のアンケートによると、研究者の女性の未婚率は51.7%に上ります。同じアンケートで、男性の未婚率は30.1%という結果が出ているので、男性の未婚率に対して女性の未婚率はかなり高くなっていることがわかります。

 

引用:結婚したい研究職の方へ-【結婚相談所くらべ~る】

 

女性研究者の独身率は、なんと51.7%とのこと。一般女性の生涯未婚率は14.1%ですから、いかに女性研究者の独身率が高いかがわかると思います。2人に1人は独身というのは、やっぱり多いですよね。

 

これは、「研究者」という職業が関係していることは明白です。自分の興味のある分野の研究に没頭していて、恋愛をする暇がなかったというケースが多いですね。

 

また、結婚すると自由に研究できなくなる。出産・育児で一時的に研究をストップしなければいけないという理由もあると思います。

 

産休・育休をとって復帰しても、研究の第一線には戻れない。または、研究室に自分の居場所がなくなっていた。妊娠したら、何となく退職する雰囲気になりそうだから、怖くて結婚できない。

 

こういう理由で結婚はしないと決めている女性研究者も少なくないのが現状です。研究者という職業は、男女平等だからこそ、女性がキャリアを積んでいくには厳しい世界と言えるかもしれません。

 

 

結婚相手は同業者を選ぶ傾向

 

女性研究者は2人に1人が独身ですが、逆に考えると2人に1人は結婚しているということになります。では、女性研究者はどんな男性と結婚するのでしょうか?

 

これは、統計を取ったわけではないので不正確な部分はありますが、女性研究者は同業の男性研究者と結婚するケースが多いそうですよ。

 

同業なら研究者として高めあっていけるし、辛い部分も分かり合える。そして、研究室にこもりっきりになるなどの「研究者あるある」を説明しなくてもわかってもらえるから、一緒にいて楽という理由があります。

 

そして、何より男女共に研究に没頭していると、出会いがないから、自動的に同業の研究者と結婚するということもありますね。

 

 

女性研究者についての総まとめ

・女性の研究者は、男性と同じ仕事をする

・日本の女性の研究者は14.4%

・女性研究者は大学か一般企業、研究機関で働いている

・女性研究者の勤務先は大学が多い

・女性研究者の給料は、38万5000円。年収は、577万2000円

・大学での女性研究者の給料
「月20~25万円」「年収300万円」「一流企業の研究者は、30代で年収1000万円」

・女性研究者の結婚事情
「独身の人が51.7%」「結婚相手は、同業者を選ぶ傾向」

女性研究者の仕事内容や職場、給料・年収、独身率や結婚事情などをまとめましたが、いかがでしたか?

 

女性研究者はどこで働くかによって、給料は大きく変わってきます。ただ、女性研究者が多い大学では、残念ながらあまり給料面では期待することができないでしょう。

 

ただ、自分の専門分野の研究に没頭できるのは、やりがいを感じることができますので、お給料以上のものを得られる仕事と言えるかもしれませんね。

 

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