毛穴の汚れをきちんと落とすには、洗顔だけでなくクレンジングも重要です。正しい順番でスキンケアを行うことで、肌をきれいにする効果が期待できます。
今回は、クレンジングの意味や正しい洗顔の順番などについて解説していきます。
この記事の目次
クレンジングと洗顔のそれぞれの意味
皆さんはクレンジングと洗顔の違いを知っていますか?俳優さんなどは違ってきますが、一般の方は男性が化粧をする機会は少ないと思うので、クレンジングの意味や効果は分からないかも知れません。
ここで少し説明をさせて頂きますと、洗顔は皮脂や古い角質を落とすのに対して、クレンジングは化粧品の油分を落とすためのものです。
女性にとってメイクは必須ですよね。洗顔だけでは化粧品の油分を十分に落とすことは出来ず、クレンジングのみだと皮脂や古い角質を十分に落とせない…。肌のトラブルを避けたいならば、クレンジングの後に洗顔というダブル洗顔をしなければなりません。
今回はクレンジングの意味や効果、毛穴をキレイにする洗顔の順番についてご紹介させて頂きます。片付けまでが料理という言葉がありますよね。メイクにとっても同じことが言えます。
例えどんなにキレイなメイクをしたとしても、その後処理をきちんとしなければメイク上手とは言えません。正しいクレンジングや洗顔の方法で大切な肌のハリとツヤを守りましょう!
クレンジングの種類
オイル、ジェル、クリームと簡単に分けるだけでも、クレンジングには3種類あります。他にミルククレンジングなどもありますが、一般的に「このクレンジングがいい」ではなく、メイクや肌の状態で使い分けるのが正解なんです。
オイルクレンジングは洗浄力が高いことが評判でして、濃いメイクもさっぱりと落とすことが出来ます。特にウォータープルーフタイプのコスメを使った時にオススメです。
クリームタイプは肌への摩擦も軽減されるのですが、オイルタイプに比べると即効性がなく時間がかかるので、きちんとゆっくりメイクを落としたい人にオススメです。
ジェルタイプはさっぱりとした洗い上がりで、肌になじみやすいクレンジングです。
クレンジングは肌やメイクによってオイルやクリーム、ジェルと変えていくのがいいと思います。
色んな種類のクレンジングを揃えるとなると出費が気になるところですが、最近は沢山のクレンジングが販売されていて、お値段もリーズナブルな物があります。自分に合うメーカーの物を買うといいかも知れませんね。
他にも色々なタイプがありますが、注意してほしいのがシートタイプです。どのメーカーさんも販売していますが、持ち運びがしやすいタイプで、一気にメイクを落とすということはそれだけ肌への摩擦力が高いことがわかります。
つまり肌にはあまり良くないので、頻繁に使うのはオススメ出来ません。
クレンジングの効果
「クレンジングって結局メイクを落とすためだけのものでしょ?」とお思いの方も多いかと思います。たしかに簡単に言えばメイク落としなのですが、実はクレンジングがもたらす効果はそれだけではないんです。
油分を落としてくれるということは、同時に余分な皮脂も落としてくれるということで、油分や皮脂が毛穴に詰まりにくくなります。特にメイク後の皮脂が詰まってしまうと、黒ニキビと言って毛穴の黒ずみにも繋がってしまうのです。クレンジングを正しく行うことは、肌を守ることに繋がります。
最近はクレンジング製品に美容成分が配合された物もありますし、どんどんクレンジングが与えてくれる恩恵は増えていきます。洗顔だけでは守り切れない肌も、クレンジングというひと手間を増やすことで、肌トラブルに繋がる原因を取り去ってくれるのです。
クレンジングや洗顔をする上で大切なこと
せっかくクレンジングや洗顔で肌を守っていても、その前にしなければならない工程を省いて意味を失くしていませんか?
洗顔前に絶対に行って欲しいこと、それは『手洗い』です。日常生活で手は必要不可欠ですよね。勉強にも仕事にも必ず手は使います。つまり手は、常に雑菌がはびこっている状態ということです。
そんな手のままでクレンジングや洗顔を行ったらどうなるでしょうか?…考えなくても分かりますよね。
雑菌を顔に広げてしまう可能性があり、肌を守るためにしていることが、手洗いをしなかっただけで逆に肌トラブルを寄せ付けてしまうことになりかねません。ハンドソープでしっかりと手の雑菌を洗い流した後に、クレンジングを始めましょう。
それともう一つ、クレンジング前にアイメイクや口紅などは、専用リムーバーで先に落としておくことも大切です。全部を一緒にしてしまうと、濃い部分のみを強くこすってしまうことになるため、肌にはあまり良くないのです。
クレンジングは強くこすらず、優しく撫でるように洗うのがポイントですよ。
クレンジング後、毛穴をキレイにするための洗顔方法
クレンジングできちんとメイクを落とした後は洗顔です。毛穴というのは不思議なもので、手入れをすればするほど余計に目立ってしまいます。「じゃあ、どうすればいいの?」とお手上げになってしまいますよね。
毛穴が目立つ原因のひとつとして、『洗顔のしすぎ』が挙げられます。油分が出ているから洗顔しよう、さっぱりさせておかなくちゃ、という気持ちは分かりますが、油分というのは決してマイナスばかりではないのですよ。
洗顔後は水分が失われていて乾燥しやすいのですが、それを保護するために保湿をしますよね。保湿クリームなどを使ってみても、決してサラサラしているばかりではないはずです。
適度な油分が肌を守る役割をしているので、洗顔のしすぎは逆に水分を奪いすぎて過剰に油分が出てしまうという状態に陥ります。毛穴を目立たせないためには適度な洗顔で十分なんです。
さて、話を洗顔方法についてに戻しますが、『蒸しタオル洗顔』がオススメです。こちらは洗顔料こそ用意しなければなりませんが、クレンジングと違っていくつも用意する必要はなく、別に用意する物と言えばタオルくらいなので、家にある物を使ってください。
蒸しタオル洗顔はちょっとしたエステ気分にもなるので、リラックス効果があります。洗顔だけではなく肩や腕、足にもあててみて筋肉をほぐすのも気持ちいいですよ。疲れている時には『蒸しタオル』で結構なリラックス効果が得られますから、ぜひお試しください。
蒸しタオルを作る方法は簡単です。水分が出ない程度に緩く絞ったタオルをレンジで1分ほど温めます。1分だと熱すぎるということもあるので、使う人によって適温になるよう調節をするようにしてくださいね。
適度に冷ましたタオルを顔に当てて行きます。温めることによって皮膚が柔らかくなり、古い角質や皮脂を洗い流しやすくします。蒸しタオルの後に洗顔を行い、保湿をすれば『蒸しタオル洗顔』は終わりです。
ここで注意してほしいのが、決して洗顔だけで終わらせないことです。蒸しタオルをした後は水分が蒸発しやすくなっているので、保湿は必須なのです。
せっかく汚れを落としても、乾燥によって肌トラブルが起こると悲しいですよね。最後の手間を省かず、きっちりと正しい方法で蒸しタオル洗顔をしましょう。
ただし毎日してしまうと肌への負担も大きくなるので、蒸しタオル洗顔は1週間に2回程度に抑えておきましょう。
クレンジング後の洗顔時の注意点
洗顔の時の注意点としては、洗顔後に保湿をするということが一番です。また、洗顔料はふわふわの泡になるまで泡立てましょう。そうすることで肌と手の摩擦力を軽減することが出来るので、肌への負担も少なくなるんです。
初めはTゾーンから洗い始めます。おでこや鼻のTゾーンから洗い始め、頬やあごのUゾーンから目元、最後に口元です。この時どんなに汚れが気になっていても、決して強くこすってはいけません。
優しく撫でるように洗うことで、肌へ負担をかけず、きちんと汚れが落ちて行きます。逆に強くこすりすぎると、汚れをそのまま押し付けるだけになりますので気をつけて下さいね。
それと洗顔料を洗い流す時の注意点ですが、「もう大丈夫だろう」で終わらせずに、しっかりと洗い流すようにしてください。洗顔料というのは意外としつこいもので、見えなくても残っている場合があります。
それがニキビやシミに繋がりますので、冷たすぎず熱すぎずのぬるま湯ですすぐことがオススメです。冷たい水で洗顔をして肌を引き締めるという方法もありますが、こちらはあまり肌に良いとは言えません。適度な温度でしっかりと洗顔料を洗い流すことが一番です。
最後に洗顔後ですが、最近はタオルも柔らかい物から少し硬めの物まで種類が多いですよね。洗顔後の肌はかなり敏感になっていますので、肌への負担が少ない柔らかいタオルで水分を取りましょう。
逆に硬いタオルで擦ってしまうと皮膚に刺激を与え過ぎてしまうので、注意してください。
クレンジングや洗顔は順番を守り手間を省かないことが大事
・クレンジングの種類
「オイル」「クリーム」「ジェル」
・クレンジングの効果は、油分や皮脂が毛穴に詰まりにくくしてくれる
・クレンジングをする前に行うこと
「手洗いを行う」「アイメイクや口紅などは専用リムーバーで落とす」「蒸しタオル洗顔する」
・クレンジング後の洗顔後は、保湿するのが重要
今回はクレンジングや洗顔についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたか?せっかく手間をかけてクレンジングや洗顔をするのですから、最後の保湿まで手間を省かずにきっちりやり通してください。
肌は苦労を分かってくれる物で、手間をかければかけるほどハリとツヤを保ち、逆に楽をすればするほどそれに応じた肌トラブルがやってきます。一生付き合っていく肌なんですから、良好な関係を築きたいものですね。