職場の上司からのモラハラに悩んでいませんか?モラハラの事例には様々なものがあります。
まずはモラハラの原因を知り、自分にできる対策や仕返し方法をチェックしておきましょう。
この記事の目次
モラハラな職場とは
モラハラな職場とは、モラハラが行われている職場のことですが、実はモラハラは周囲に分かりにくいことも多く、証拠も残りにくくて、非常にやっかいなトラブルといえるようです。
言葉や態度、身振りなどが中心になるため、相談しても「ウマが合わないだけでは?」と軽く受け流されてしまうことも多いようです。
さらに、モラハラは行っている当事者同士もその重大さをよく分かっていなかったり、被害者そのものがモラハラを受けていることを気づいていないケースもあるのだとか。
モラハラについての知識がないこともあげられると思いますが、気づかないくらいモラハラが横行し、当たり前になってしまっていることもあるということです。
モラハラの基準とは、原則、あなたがストレスを感じるかどうかであって、他人が決めるものではありません。気のせいかな?と思えるようなことでも繰り返し執拗に行われれば精神的苦痛になるのは当然のことです。
モラハラにもっと詳しくなって、対策から仕返し、さらには復讐まで知識を付けておくと良いでしょう。
モラハラ上司とは
モラハラ上司とは、一般的には自分の環境に満足していない人間が多く、他者を困らせることで優越感を得たり、快楽を得たりするような人です。異動などでこんな人間が上司になった日には、きっと地獄に違いありません。
男性でよく見かけるのは円形脱毛症になり、症状が悪化してほとんど毛がなくなってしまうケースです。坊主頭にしている男性社員がいたら、このケースかもしれません。職場が問題の脱毛症は、モラハラ上司が原因のことが圧倒的に多いそうです。
モラハラ上司は意外に見分けることが簡単だそうで、手口も決まり切っていることが多いようです。このため、モラハラ上司かな?と思ったら、憂鬱になってふさぎ込む前に、まずは冷静になって、相手をじっくり観察することから始めると良いでしょう。
モラハラの上司の5つの手口
モラハラ上司の手口についてご紹介しましょう。モラハラは困らせることが主な目的のため、陰湿なものが多いです。基本的なモラハラの手口について5つまとめてみました。
周囲からの孤立化
職場で困ることと言ったら、まずは周囲から孤立することです。そういうわけで、モラハラ上司はこの孤立化をしようと試みます。
ターゲット(被害者)の悪口やよくない情報を裏で流したり、○○には気をつけろ、○○とは関わるな、等とダイレクトに言い流したりすることもあります。
仕事の制限
職場は仕事をするために集まっている場所のため、仕事を制限されることもかなりの苦痛です。
具体的には、どうでもいい仕事しか与えなかったり、逆に無理難題を押しつけて、できなかったら罵倒したり、ささいなことで仕事にいちゃもんをつけて仕事をできないようにしたり、さらには、仕事を与えず居心地の悪い状態に追い込む、などがあります。
必要な情報を与えない
これは仕事に必要な情報を与えないことです。情報を与えなければきちんとした仕事はできず、業務上困るのですが、モラハラ上司は部署の業務よりも自分の優位性に関心があるため、平気でこういうことを繰り返します。
メールのCCにわざと入れない、重要な情報を流さない、などがあります。
プライベートへの介入
仕事とは関係のない私生活にまで口出しされたり、もしくは勤務時間以外でも頻繁に連絡を強要したり、などがあります。最近はSNSを使う方が多いため、LINEがらみの介入も多いそうです。モラハラ上司とLINEを交換した日には悪夢の始まりと言えるでしょう。
わざと困らせる
そもそもモラハラは困らせて優越感を得るもののため、わざと困らせることは非常に多いです。具体的には、ああいえばこういう、という言葉の戦争になることも多いそうで、従えばいちゃもんをつけ、自発的にやれば勝手なことをするな、とすべてにおいて裏目の反応を繰り返します。
モラハラの事例
モラハラの1つの事例として、気に入らない部下を退職に追い込む、というものがあります。ここでの重要なポイントは、自分にとって気に入らないということであり、仕事のできるできないや、人間性などは一切関係ないということです。
また、優越感を得たり、快楽を得たりすることが目的のため、狙いやすいタイプの人間が、そのものズバリ、狙われることもあります。
具体的には、モラハラをしても安全な人間です。反撃してこない、復讐しないなどがあり、つまりはモラハラ上司から見たら、楽しめて、自分に被害を与えないと思える人間をターゲットに選ぶ傾向があります。
このため、モラハラ上司に我慢したり、うわべだけ取り繕ったり、あるいは言いなりになったり、など従順な行動を取る相手は格好のターゲットになります。
逆に、反撃してくる、気が強い、自分より立場が上、自分より強い、と思えるような人間はターゲットには選ばないそうです。自分が困るハメになるからでしょう。
モラハラの2つの原因
モラハラの原因は2つに大分されます。1つはモラハラ上司側の原因で、もう2つはターゲット(被害者側)の原因です。それぞれについて見ていきましょう。
モラハラ上司側の原因
一般的に、モラハラを行う上司というのは、表面からは分からないものの実は極度のストレスを受けていることが多いそうです。そのストレスのはけ口として、モラハラの加害者になりやすいです。
ここでモラハラ上司のストレスとは、仕事であれば、出世路線からの転落、仕事上のさまざまなストレス、自分の上司との関係悪化、などがあり、さらには家庭内でのストレスも原因になります。
被害者側の原因
こちらの原因は被害者の性格的なものが多いです。意外に分かりやすくて、モラハラの被害者になりやすいのは、いい人や自分に自信がない人だそうです。
つまり、極度のストレスにさらされてはけ口を探している上司から見たら、かっこうの受け皿になるキャラというわけです。理不尽かもしれませんが、これがリアルな現実というものかもしれません。
モラハラへの6つの対策
モラハラの対策や予防について見ていきましょう。まずはこれだけは押させておくべし、というものをご紹介します。
モラハラを受けたらチクる
モラハラを受けたら、その日のうちに、仕事仲間に話しておきましょう。理解されるかどうかに関係なく、とにかく報告しておくことが肝心です。
周囲とコミュニケーションを取っておく
孤立をさけるためにも、常に明るく振る舞い、周囲の人間と良好なコミュニケーションを図っておきましょう。これは非常によい予防策になります。
がまんしない
がまんすると加害者の思うつぼです。加害者はわざと困らせるためにやっているので、我慢する必要はありません。時には、面と向かって反撃するくらいの反骨心は必要です。
困っていることをアピールする
モラハラを受けた場合、自分を責めたり、恥ずかしいことだと思ってはなりません。モラハラを受けていることを逆にアピールし、被害を受けていることを明確にしておきましょう。
モラハラ上司の悪口を言う
そもそもモラハラ上司はあなたに対してひどいことをしているわけですから、遠慮なく、周囲にモラハラ上司の悪口を言いましょう。コツは客観的、理論的に言うことです。嫌っていることを明確にする必要があります。
退職を考えない
絶対に考えてはいけないことは退職についてです。そんな弱気だからターゲットにされるのです。逆にモラハラ上司を退職に追い込むくらいの気迫を持ちましょう。
モラハラの仕返し方法3選
モラハラに悩める方はけっこう多いようで、ネット上にいろんな情報がわんさかあって、読むことができます。モラハラ上司への仕返し法なるものもたくさんありましたよ。3つにまとめてみました。
スキルで立場逆転ケース
モラハラ上司よりもスキルのある分野で立場逆転を狙う方法です。たとえば、パソコンが苦手な上司であれば、パソコンがらみでモラハラをやり返すことが有効です。
「そんなこともできないんですかぁ」「また分からないんですかぁ」「お年寄りじゃないんだし」などと言葉の暴力でやり返しましょう。
人脈で立場逆転ケース
モラハラ上司によって孤立化させられた被害者の場合、周囲はやりたくて孤立化に荷担してるわけではなく、上司の手前そういう態度しか取ることができないわけです。しかも、モラハラ上司は過去にも同じことをしているのです。
そこで、過去にモラハラを受けていた被害者を捜し、仲良くなり、形勢逆転へ。仲間が1人できれば、あとは倍々ゲームで増えていくのだそうです。
証拠で立場逆転ケース
モラハラは立証が難しいのが難点で、こういう事情から加害者が後を絶ちません。しかし、文明は進化しており、証拠を掴むことも無理ではないようです。
とあるケースでは、めがねに小型カメラが装着されたものが売られているそうで、これで証拠を集めた上で、面と向かって反撃し、立場逆転に成功。今ではかつてのモラハラ上司にモラハラしているそうです。
モラハラの撃退法2選
モラハラ上司の撃退法なるものもネット上にたくさんありましたよ。効率性の良さそうなものをまとめてみました。
弱みを握る
もっとも効率が良いのが、モラハラ上司の弱みを握ることです。そもそもモラハラ上司がモラハラしてくる原因は、極度なストレスにさらされているためです。このストレスの元を突き止めれば、弱みを握ることができます。
現状を俯瞰して、冷静に観察すれば分かることが多いそうで、撃退法としてはもっともベストと言えるでしょう。弱みがわかったら、あとはお好みで料理できます。言葉の暴力で撃つも、態度で撃つ、裏で撃つもOKです。好きなように撃退しましょう。
自分を最優先にする
そもそもモラハラ上司とは、業務よりも自分の快楽のためにモラハラをしています。会社の利益もなにもあったものではありません。あなたも同じ事をやり返しましょう。業務よりも自分を最優先するのです。
被害者になるのは真面目でいい人が多いため、自分を犠牲にしがちです。そうではなく、モラハラで仕事に支障があれば、最後は部署の上司が責任を取る立場です。最後はモラハラ上司本人が困るだけでいいのです。あなたは図太い神経で居座っていれば良いです。
モラハラを受けた場合の2つの復讐法
せっかくなので、復讐法もまとめてみました。モラハラ上司に我慢しないどころか、モラハラ上司に勝利して、モラハラ上司を奈落の底へ突き落とす方法です。
やられた以上やり返すのは当たり前であり、目に目を、歯には歯を、をモットーに行い、社内で評判になれば、二度とモラハラを受けることもないと思われる方法です。
被害者で結託する
どの程度の規模の会社かにもよりますが、モラハラ上司は過去にも同じ事をしていることが非常に多いため、被害者は複数名いたりします。このため、過去の被害者を捜すことさえできれば、あとは物事が勝手に動くでしょう。
気持ちを告げて結託し、連合を組めば良いです。場合によっては、モラハラ上司を異動、左遷、退職へと追い込むことができます。
情報収集で勝利する
モラハラ上司を徹底的に調べ上げ、弱みや弱点のリストを作っておきます。モラハラをしている原因であるほどの弱みが分かればベストですが、そうでなくても小さな弱点もすべて使える切り札になります。準備できることはすべて準備しておき、タイミングを待ちます。
そして、逆転の瞬間が到来したら、すかさず反撃に出ましょう。基本は、相手が倒れるまで一歩も兵を引かないことです。ジキルとハイド並みに変貌して行ってもよいでしょう。
モラハラ職場についての口コミ
異常者のために、正常者が、振り回される。
— 三國雅洋:パワハラ解決コンサルタント (@artof_challenge) 2017年3月30日
それが、パワハラ、職場モラハラ、職場の嫌がらせです。
異常者の言葉を、真に受ける必要はありません。
モラハラ職場脱出時にオウンバシルーラ(無理を通して人事異動)の呪文を詠唱しましたが、これって着地点がランダムなのがネックだ・・・。
— 宮藤・Sophia・友子 (@kajika2012) 2017年1月11日
モラハラ職場の社長、私が退職するときに「あなたの退職はお互いにとってマイナスでしかない」と言った。
— 焼き肉 (@2929ushi) 2016年12月17日
ごめんなさい。私にとって、退職はプラスです。いじめを平気で見て見ぬふりしたあなた方のいる会社で勤め続けることは取り返しのつかないレベルのマイナスです。
モラハラに悩んでいる人、モラハラからなんとか脱却した人、様々な人の口コミがあります。一番やっていはいけないのは、モラハラにただひたすら耐えて自分を責めてしまうことでしょう。
モラハラには堂々と立ち向かうのもあり
・モラハラの手口
「陰湿なものが多い」「LINEに介入してくるなどプライベートなモラハラ」
・モラハラ上司側の原因は、ストレスのはけ口になるから
・被害者側の原因は、良い人や自分に自信がない人がターゲットとなりやすい
・モラハラの対策
「モラハラを受けたら報告しておく」「周囲とコミュニケーションをとっておく」「がまんしない」「困っていることをアピール」「モラハラ上司の悪口を客観的と理論的に周囲に言う」「退職を考えない」
・モラハラの仕返し方法
「スキルで立場を逆転させる」「被害者会を作って、形勢逆転を狙う」「カメラやボイスレコーダーなどで証拠を作って立場逆転」
・モラハラの撃退、復讐方法
「弱みを握る」「自分を最優先」「被害者で結託し、情報収集で勝利する」
いかがでしたか?会社の経営陣から見たら、これは小さな内紛ですよね。
モラハラ上司は業務や会社のことなどこれっぽちも考えていず、自分の欲求だけで動いているため、会社から見たら不要な人間である可能性が高いです。口は上手いかもしれないけど。
うまくいけば、本当に立場逆転ができるかもしれません。仕事にはほとんど身が入らなくなるかもしれませんが、あなたのせいではないので気にする必要もないでしょう。
我慢するのも退職するのもありですが、逆方向もありなんですね。ぜひ検討してみて下さい。以上、モラハラについてのおまとめでした。