肌が黒いと悩んでいる人はいませんか?色黒だと暗く見えてしまって印象が悪いので、明るく透き通るような白い肌に憧れを抱いている人も多いと思います。
肌が黒い原因によって、改善方法は異なります。肌が黒い原因と改善法をまとめました。これで、透き通るようなモテ肌に一歩近づくことができるはずです!
肌が黒くなる4つの原因
肌を白くする理由を考える前に、まずは肌が黒くなる原因を知っておきましょう。肌が黒くなる原因は4つあります。
日焼けをする
肌が黒くなる原因の1つ目は日焼けをすることです。紫外線を浴びると、肌の奥にの基底層にあるメラノサイトが活性化して、メラニンを作り出します。
このメラニン色素は紫外線から皮膚を守る働きがあるのですが、色素が濃いため、メラニン色素がたくさん作られると、肌が黒くなるのです。
ただ、肌のターンオーバーで、メラニン色素が皮膚の上方に押し上げられ、角質となって剥がれ落ちますので、肌は時間が経つと元の色に戻ります。
それでも、日焼けを続けて、常にメラニンが作られている状態だと、肌が黒い状態が続きますし、一部が色素沈着を起こして、シミとして皮膚の奥深くに残ってしまうのです。
ターンオーバーが乱れる
ターンオーバーが乱れることでも、肌が黒くなります。ターンオーバーが乱れることで、日焼けのメラニン色素が皮膚の中に残りやすくなります。
肌は28日周期で生まれ変わります。この周期が乱れて、ターンオーバーの周期が長くなると、肌の細胞がなかなか生まれ変わりません。
そうすると、皮膚の表面の古い角質層がずっと残ったままになります。古い角質層はくすんでいますので、肌が暗くなるため、色黒に見えてしまうのです。
毛穴が詰まっている
毛穴が詰まることでも、肌が黒くなります。毛穴に汚れが詰まると、どうなるでしょうか?そうです!毛穴が黒ずみます。
顔に毛穴はたくさん存在していますよね。その毛穴が詰まって黒ずめば、肌全体が黒く見えてしまいますし、顔色が暗くなってしまいます。
毛穴が詰まる原因は、皮脂だと思っている人が多いと思います。確かに、皮脂も毛穴が詰まる原因の1つになりますが、毛穴詰まりの主な原因は古い角質なんです。
角質の主な成分はたんぱく質です。毛穴が詰まっているのは、皮脂ではなく、角質(たんぱく質)が詰まっていたんですね。
顔色が悪い
顔の血色が悪いことでも、顔色が悪くなります。顔の血行が悪いと、顔が青黒く見えてしまうことがあるんです。
血の巡りが悪い、貧血気味、血圧が低いなどの人は、顔の肌細胞への血流が悪くなって、血色が悪くなりますから、顔色が青黒く、暗く見えてしまうのです。
日焼けをした時の改善法
日焼けをして、メラニン色素が作られてしまった時の改善法をご紹介します。日焼けは日焼け止めクリームや日傘などを使って予防するのが一番なのですが、ウッカリ日焼けをしてしまったという人もいると思います。
そんなあなたのために、日焼けをした時の改善法を3つご紹介します。
ビタミンCを摂取する
日焼けをして肌が黒くなった時は、ビタミンCを摂取しましょう。ビタミンCは美白作用がありますので、日焼けをした後にはたっぷり摂取したい栄養素なんです。
ビタミンCはメラニン色素を作らせない働きがあるだけでなく、作られてしまったメラニン色素を還元する作用があるんです。
日焼けで肌が黒くなる原因は、メラニン色素ができるからですよね。ビタミンCはそのメラニン色素を無色化して、色を薄くしてくれる作用があります。
そのため、日焼け後にたっぷりビタミンCを摂取すると、できてしまったメラニン色素を薄くして、黒くなってしまった肌を白くしてくれるんです。
ビタミンCは果物や野菜に含まれていますので、日焼けをした後は野菜中心の食生活をして、いつも以上にフルーツをたくさん食べましょう。
ビタミンCは水溶性ビタミンで、不要な分は尿と一緒に自然に排泄されますので、過剰摂取はそこまで心配する必要はありませんが、一度に1000㎎以上取ってしまうと、下痢になることはあります。
そのため、ビタミンCを摂取するなら、1度にたくさん摂取するのではなく、朝・昼・夕とこまめに少しずつ摂取するようにしましょう。
米ぬかパックをする
日焼けをして肌が黒くなってしまった時の改善法でおすすめなのは、米ぬかパックです。精米所やお米屋さんなどでは、米ぬかを無料で分けてくれるところもありますし、スーパーマーケットでも安く売っています。
米ぬかにはフェルラ酸とビタミンB群の2つの美白成分が含まれているんです。フェルラ酸という言葉を初めて聞いた人も多いかもしれません。でも、フェルラ酸はスゴイ美白効果を持っているんです。
フェルラ酸はメラニン色素の生成を抑えてくれます。また、紫外線の吸収を抑えてくれる作用もありますので、日焼けで黒くなった肌を白くすることができるんです。
また、ビタミンB群は肌のターンオーバーを促してくれますので、できてしまったメラニン色素を早く肌の表面に押し上げて、肌から除去できるようになります。
米ぬかパックの作り方、パックの方法はこちらです。
- 米ぬか2:小麦粉1の割合で混ぜ合わせます。
- ぬるま湯を少しずつ加えて、ペースト状にします。
- 顔全体に伸ばして20分ほどそのままにします。
- ぬるま湯で洗い流し、清潔なタオルでふき取ります。
日焼けをしてしまった時は、米ぬかパックをして、黒くなった肌を改善するようにしましょう。
保湿をする
日焼けをして肌が黒くなったら、保湿をしましょう。日焼けはやけどと同じ状態です。日焼けをしたことで皮膚が傷ついています。つまり、肌のバリア機能が低下しているのです。
そうすると、肌の水分がドンドン蒸発していきますので、肌が乾燥し、くすんで見えてしまいます。
そのため、日焼けをしたら、いつも異常に保湿に気を使いましょう。保湿をして、肌の状態を整えれば、肌が潤って明るく見えますし、ターンオーバーが正常化するので、肌が白くなりやすいのです。
ターンオーバーが乱れている時の改善法
ターンオーバーが乱れていることで、肌が黒く見える時の改善法を3つご紹介します。
生活習慣を見直す
ターンオーバーが乱れて、肌が黒く見える時は、生活習慣を見直してみましょう。睡眠不足や疲労の蓄積、ストレスなどは、自律神経のバランスが乱れる原因になりますので、肌のターンオーバーも乱れます。
そのため、まずは規則正しく早寝・早起きを心がけ、質の高い睡眠を取って、ストレスはこまめに発散するようにしましょう。
また、毎日の食事を見直すことも大切です。栄養は偏っていませんか?不健康な食生活になっていませんか?
ターンオーバーを正常化して、キレイで透明感のある肌を作るためには、次の栄養素が必要です。
・たんぱく質
・適度な脂質(オメガ3脂肪酸)
・ビタミンA
・ビタミンB群
・ビタミンC
・ビタミンE
・亜鉛
栄養のバランスを考えつつ、これらの栄養素を積極的に摂るようにすれば、肌のターンオーバーが正常化して、明るく透明感のある肌へと変わるはずです。
ピーリングをする
肌のターンオーバーが乱れて、肌が黒くなっている時は、ピーリングをしましょう。ピーリングをして、古くなった角質を取り除くことで、肌のくすみを取って、明るくすることができます。
また、古い角質を取り除けば、肌のターンオーバーを正常化させることもできます。
ピーリング剤を選ぶ時は、天然素材で肌に優しいタイプの物を使うようにしましょう。また、いくら肌を明るくしたい、色黒を早く改善したいと思っても、毎日使うのはNGです。
古くなった角質を取り除くのは良いのですが、必要な分の角質まで取り除いてしまうと、肌トラブルの原因になります。
そのため、ピーリングをするのは1~2週間に1回程度にすると良いでしょう。
保湿をする
肌のターンオーバーを正常化するためには、保湿をすると良いでしょう。肌が乾燥していると、ターンオーバーは滞り、くすんだ顔色になってしまいます。
そのため、保湿をして肌を潤しておくと、肌のターンオーバーが進んで、明るい肌になることができるんです。
毛穴が詰まっている時の改善法
毛穴が詰まっていて、肌が黒くなっている時の改善法は、次の3つがあります。
・洗顔前の蒸しタオル
・クレンジングはしっかりと
・肌をこすらない
洗顔前の蒸しタオル
毛穴に古い角質が詰まって、毛穴が黒ずんでいるという人は、洗顔前に蒸しタオルを使ってみましょう。
顔を洗う前に、蒸しタオルを顔に乗せて、顔を温めてください。そうすると、詰まった毛穴が広がりますので、顔を洗った時に詰まっている古い角質が落ちやすくなるのです。
顔を洗った後は、冷たいタオルを顔に乗せたり、冷やしておいた化粧水をつけたりして、開いた毛穴をしっかりと引き締めておけばOKです。
クレンジングはしっかりと
クレンジングはしっかりと行いましょう。「忙しいから」とか「面倒だから」などの理由で、化粧をきちんと落とさずに寝てしまう人はいませんか?
残業でクタクタになってそのままベッドに直行する、飲み会で酔っぱらってしまったなどの理由で化粧を落とさないことがある人は、メイクが毛穴に詰まってしまいます。
どんなに忙しくても、酔っぱらっていても、とにかくクレンジングだけはしっかりと行って、化粧を落としてから寝るようにしましょう。
化粧は少なからず肌に負担をかけています。また、ファンデーションは肌にふたをしているようなものですから、肌のターンオーバーを遅らせて、古い角質が皮膚表面に溜まり、メイクと一緒に古い角質が毛穴に詰まっていくんです。
ですから、クレンジングはしっかりと行って、毛穴が詰まらないようにしてください。
肌はこすらない
毛穴の詰まりは、古い角質です。ということは、角質を無理にはがしてしまうと、そして、それを洗い流せない状態だと、毛穴に角質が詰まってしまうということです。
古くなった角質を洗顔等で洗い流すのは、肌を明るくするのですが、肌をこすったりして、角質がはがれ、それが肌に乗ったままになると、毛穴に詰まっていくことになります。そのため、肌はこすらないようにしましょう。
クレンジングの時も洗顔の時も、洗顔後にタオルで水分を拭き取る時もです。化粧水や乳液をつける時も気をつけてください。
また、アトピー肌、乾燥肌、花粉症の人などは、肌がかゆくなって、思わずこすってしまうことがありますので、保湿をしっかりすること、アレルギーの人はアレルゲンを取り除いたり、治療をしっかりするようにしましょう。
顔色が悪い時の改善法
血行が悪くて、顔色が悪いから、肌が黒く見える時の改善法を3つご紹介します。
冷え性を改善する
まずは、冷え性を改善しましょう。冷え性の人は、血行が悪くなりますので、顔が青黒く見えてしまいます。
冷え性を改善するためには、冷たい食べ物や飲み物を避けて、温かいもの、身体を温める作用があるものを選んで食べましょう。
また、身体を冷やさないようにしっかりと着込むこと、冬はマフラーや手袋、腹巻などを活用してください。
そして、筋肉量を増やすと、身体で熱を産生しやすくなりますので、適度な運動をすると良いでしょう。
顔のマッサージをする
顔のマッサージをすることでも、顔の血流を改善することができますので、顔色が明るくなり、青黒い肌とはサヨナラすることができます。
顔のマッサージは、顔の筋肉を動かすことを意識しましょう。
ただ、マッサージをする時には、顔をこすらないように気をつけてください。マッサージクリームをつけてから行うと良いでしょう。
貧血を改善する
貧血を改善することでも、顔色を明るくして、肌が黒く見えるのを改善することができます。貧血に悩む若い女性は多いですよね。
貧血になると、全身が酸素不足になりますので、血液の色が暗くなるのです。動脈が赤く、静脈が青く見えるのは、血液内の酸素量が違うためですね。
そのため、貧血の人は、どうしても顔色青黒く見えてしまいます。そのため、肌を明るく見せるためには、貧血を改善しましょう。
若い女性の貧血は、鉄欠乏性貧血が多いので、鉄分をしっかり摂取しましょう。鉄を多く含む食べ物には、レバー類や卵黄、小松菜やホウレン草などがあります。また、サプリメントから鉄を摂取するのも良いでしょう。
肌が黒くなる原因と改善法についての総まとめ
「日焼けをしている」「肌のターンオーバーの乱れ」「毛穴が詰まっている」「顔色が悪い」
・日焼けをした時の改善法
「ビタミンCを摂取する」「米ぬかパックをする」「しっかり保湿をする」
・ターンオーバーが乱れている時の対処法
「生活習慣を見直す」「ピーリングをして古い角質をスッキリ」「しっかりと保湿をする」
・毛穴が詰まっている時の対処法
「洗顔前に蒸しタオルをしてから洗顔」「クレンジングはしっかりとしてメイクを落とす」「肌はこすらない」
・顔色が悪い時の改善方法
「冷え性を改善する」「顔のマッサージをする」「貧血を改善する」
肌が黒くなる原因と改善法をまとめました。肌が黒くなる原因は日焼けだけではありません。肌のターンオーバーが乱れたり、毛穴が詰まったり、血色が悪くなることでも、肌が黒くなる、黒く見えることがあるんです。
あなたの肌が黒くなる原因はどれでしょうか?肌が黒くなる原因によって改善方法が違いますので、原因をしっかりと見極めて、それに合った改善法を実践しましょう。