体温が低いことに悩んでいる人はいませんか?体温が低いと健康に悪影響が出てくるんです。
体温が低い原因と体温を上げる方法をまとめました。体温が低い人は、できるだけ体温を上げるようにしましょう!
体温が低いとどうなる?
あなたは体温が高いですか?低いですか?日本人の体温の平均は、36.6~37.2℃と言われています。体温が平均よりも低いと2つの悪影響が出てくるんです。
太りやすくなる
体温が低いと太りやすくなります。体温が1℃下がると、代謝が13%下がります。1日の消費カロリーの7割は基礎代謝です。1日の総消費カロリーが2000kcalの人は、1400kcalが勝手に消費されているんです。
体温が一度下がると、この基礎代謝が13%も下がってしまいますので、消費カロリーが少なくなります。消費カロリーが少なくなれば、当然太りやすくなりますよね。
免疫力が下がる
体温が低いと、免疫力が下がるというデメリットもあります。体温が下がると、細胞の機能が低下しますので、免疫機能が低下します。さらに、体温が下がると、血液の流れが悪くなります。
血液中には白血球やリンパ球などの免疫細胞があります。血液の流れが悪くなると、免疫細胞の流れも悪くなるので、細菌が侵入したりがん細胞が発生しても、タイムリーにそこに到達できずに、細菌やがん細胞が増殖してしまうのです。
体温が1度下がると、免疫力は30%も低下すると言われていますので、体温が低い人は風邪やインフルエンザにかかりやすくなりますし、がんを発症しやすのです。
体温が低いだけで、風邪やインフルエンザにかかりやすく、がんを発症しやすいというのは、とても怖いことだと思いませんか?
体温が低い4つの原因
体温が低い原因には、どんなものがあるのでしょうか?体温が低い原因を4つまとめました。
栄養の偏り
体温が低い原因の1つ目は、栄養の偏りです。栄養が偏っていると、体温が低くなってしまいます。ビタミンB群が不足すると、食べたカロリーがエネルギーに変えることができず、エネルギー不足になってしまいますので、熱を産生できず、体温が低くなるのです。
また、エネルギーを作り出すためにはマグネシウムや亜鉛、鉄、セレンなどのミネラル類も必要です。
栄養のバランスが悪い食事を摂っていると、ビタミンやミネラル類が不足してしまいますので、体温が低くなってしまうんです。
運動不足
運動不足も、体温が低い原因の1つです。運動不足になると、なぜ体温が低くなるのか、それは筋肉量が関係しています。
運動不足になると、筋肉量が低下しますよね。運動をすれば筋肉がつきますが、運動をしなければ、筋肉を使わないので、筋肉量が低下していきますから。
筋肉は熱を産生する部位なんです。筋肉量が多ければ、体温は高くなり、筋肉量が少なければ、体温は低くなるのです。
甘いもの、冷たいものが好き
体温が低い原因の3つ目は、甘いものや冷たいものが好きであることです。あなたは、ケーキやチョコレートが大好きではないですか?冬でも氷を入れた冷たい飲み物を飲んでいませんか?
砂糖は体を冷やす作用がありますので、甘いものばかり食べていると、体が冷えてしまって、体温が下がるのです。また、冷たいものを飲んでいると、体が冷えるのは当たり前ですよね。
自律神経の乱れ
体温が低い原因の4つ目は、自律神経の乱れです。自律神経のバランスが乱れて、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなると、自律神経失調症のような状態になり、体温調節ができなくなります。
そうすると、体温を適切な温度に保つことができず、体温が低めになってしまうのです。
自律神経が乱れる原因は、不規則な生活やストレスです。夜ふかしをしていたり、ストレスをため込んだりしている人は、自律神経のバランスが乱れているために、体温が低いのかもしれません。
体温を上げる10個の方法
体温が低いと、太りやすくなりますし、免疫力が低下します。体温が低いと、良いことは1つもありませんので、体温を上げて、痩せやすい体&丈夫な体を作るようにしましょう。
栄養のバランスの取れた食事
体温を上げる方法の1つ目は、栄養のバランスの取れた食事です。バランスの良い食事を食べて、ビタミンやミネラル類をしっかり摂りましょう。
そうすることで、食べたものがきちんとエネルギーに替わり、熱が産生できますので、体温を上げることができるのです。
また、タンパク質も大切です。タンパク質は筋肉の原料となる栄養素ですので、タンパク質を摂らないと、筋肉量が低下して、熱を上手に産生できなくなります。
そのため、体温を上げるためには、タンパク質、ビタミン、ミネラルを意識しつつ、栄養のバランスの良い食事を摂るようにしましょう!
適度な運動をする
体温を上げるためには、適度な運動をしましょう。運動をすることで、筋肉量が増えますので、体温を上げることができます。
また、筋肉を動かすことで、体温が上がりますので、体温を上げることができるんです。
体温を上げるためにおすすめの運動は、次のようなものです。
・ジョギング
・スクワット
このような運動をすると、効率よく体温を上げることができます。ただ、運動習慣がない人は、このような運動を突然始めると、あまりにも辛すぎて、途中ですぐに挫折してしまいます。
そういう場合は、まずはストレッチから始めましょう。ストレッチをするだけでも、筋肉を動かすことができますし、運動する習慣ができます。
ストレッチに慣れたら、少し歩くようにするなど、少しずつステップアップしていくようにしましょう。
冷たい飲み物、食べ物は避ける
冷たい飲み物や食べ物は避けることも、体温を上げるためには大切なことです。冷たい飲み物、冷たい食べ物ばかりを食べていると、自ら進んで体温を下げているようなものです。
たくさん汗をかいて暑い!という時には、冷たいものを選んでも良いのですが、普段はできるだけ冷たいものは避けるようにしましょう。
暑い夏も水分補給のためには、キンキンに冷えたものよりも常温の飲み物を選ぶようにすると良いでしょう。
体を温める食べ物を食べる
体温を上げる方法、次は体を温める食べ物を食べることです。体を温める食べ物を食べることで、体温を上げるようにしましょう。
・根菜類
・小豆
・かぼちゃ
このような食べ物を食べると、体を温めることができますので、体温を上げたい人はこのような食べ物をドンドン食べましょう!
湯船に入って入浴する
体温を上げるためには、湯船に入って入浴しましょう。あなたは、入浴をシャワーだけで済ませていませんか?1人暮らしだと、バスタブの掃除が面倒だったり、水道代やガス代が気になるので、シャワーだけで入浴を済ませるという人が多いですよね。
でも、体温を上げたいなら、湯船に入ってゆっくり入浴しましょう。シャワーだけでなく、湯船に入ることで、体の芯からしっかり温めることができます。
体温を上げたい人は、今日からちょっと面倒でも、湯船に入って入浴するようにしましょう。
規則正しい生活を送る
体温を上げたい人は、規則正しい生活を送るようにしましょう。規則正しい生活を送ることで、自律神経のバランスを整えて、体温を上げることができます。
・夜更かしをしない
・質の高い睡眠をとる
・1日3食しっかり食べる
このような生活を送っていると、体温を少しずつ上げることができると思います。
ストレスをためない
体温を上げる方法の7つ目は、ストレスをためないことです。ストレスをため込んでしまうと、交感神経が優位になりますので、自律神経のバランスが乱れます。
自律神経のバランスが乱れると、先ほども言ったように体温調節がうまくできなくなりますので、体温を上げたい人はストレスをため込まないようにしましょう。
ストレスを発散するためには、次のようなことを試してみましょう。
・美味しいものを食べる
・アラームをかけずに寝る
・大声で歌う
・ゆっくりお風呂に入る
・運動をして汗をかく
このようなことをすると、ストレス発散できることが多いので、「最近ストレスが溜まっているなぁ」と感じている人は、ぜひ試してみてください。
タバコは控えめに
体温を上げる方法の8つ目は、タバコは控えめにすることです。タバコは交感神経を優位にして、自律神経のバランスを乱すことがあります。
そのため、タバコを吸っている人は、体温が下がりやすくなりますので、体温を上げたい人は、禁煙するようにしましょう。どうしても禁煙できないという人は、せめて本数を減らすようにしてはいかがでしょうか?
白湯を飲む
体温を上げたい人は、白湯を飲む習慣をつけましょう。朝起きたら、水を飲むという人は多いと思いますが、体温を上げるためには、水ではなくお湯を飲むようにしましょう。
また、寝る前に白湯を飲んでから寝るのもおすすめです。白湯は体を温めるほかに、デトックスの作用もありますので、起床時と寝る前に白湯を飲む習慣をつけることをおすすめします。
寒い時はしっかり着込む
体温を上げる方法、最後は寒い時にはしっかり着込むことです。寒い時でも、「おしゃれだから」などの理由で、肌の露出が多めの服を着たり、薄手の服を着ていないでしょうか?
オシャレ重視の服装をしていると、体温がどんどん下がってしまいますので、寒い時にはしっかり着込んで、体を冷やさないようにしてください。寒がりの人は使い捨てカイロなどを使うようにすると良いでしょう。
体温が低い原因と体温を上げる方法についての総まとめ
・体温が低い原因
「栄養の偏りがある」「運動不足」「甘い物と冷たい物が好き」「自律神経が乱れている可能性」
・体温を上げる方法
「栄養バランスの取れた食事をとる」「適度な運動をする」「冷たい飲み物や食べ物は避ける」「体を温める食べ物を食べる」「湯船に入る」「規則正しい生活をおくる」「ストレスを溜め込まない」「タバコは控えめにする」「朝起きたら白湯を飲む」「寒い時はしっかりと着込む」
体温が低い原因と体温を上げる方法をまとめました。体温が低いと、太りやすくなって、さらに免疫力が低下しますので、冷え性で体温が低い人は、体温を上げる方法を実践して、体温を上げるようにしましょう。
そうすれば、何もしなくても痩せやすくなりますし、風邪をひきにくい元気な体を作ることができるのです!