自分はもともとこういう顔だから、と割り切れる人は良いでしょう。しかし中には顔にコンプレックスを抱き続け、何とかして見た目を変えたいと望んでいる人も沢山います。特に自分の鼻が嫌い!と感じている人が多いそうです。
その中でも、鼻が低いという悩みを持つ人のために、鼻が低い原因や高くする方法をまとめました。
この記事の目次
【鼻が低い?】日本人の顔について
自分の顔の造作に関して悩んでいる人は多いはずです。コンプレックスの原因は人それぞれで、目であったり顔の大きさであったり、あらゆる悩みを抱えている人達がいます。
女性であれば一重や奥二重を気にする人は多いのではないでしょうか。男性であっても目の大きさなどをコンプレックスとしている人達もいます。
しかし女性も男性も関わりなく気になっている人が多い部分が顔の中のパーツにはあります。それが鼻です。
鼻にコンプレックスを持っている人は意外にも沢山います。日本人の場合、そのうちの多くが「鼻が低い」と言う悩みではないでしょうか。日本人の顔はそもそも欧米人の顔に比べ、平坦な造作をしているため鼻が低いという特徴が目立ちます。
顔の造り自体、欧米人のようにはっきりとした堀の濃さがある訳ではないのです。それと同じように鼻というパーツも平坦な顔に馴染むような作りになっているため、日本人は鼻が低いと言うイメージが定着してしまっています。
鼻が低い事によって、顔のイメージは若干幼げな様子に感じやすくなります。日本人が欧米圏の外国に訪れた時、実際の年齢よりも若く見られた、と言う話を聞いた事はありませんか?これは比較的平坦な顔立ちのせいだったのです。
国による顔立ちの違い
人の顔が一人一人異なるのは当然の事です。自分と少し似ているなと感じる顔はあるかも知れませんが、自分と全く同じ顔をした人間と出会う事はまずないでしょう。これはその人その人の個人によって出てくる差異ばかりではなく、国ごとによってもある程度比較ができるものです。
日本人やアメリカ人、イギリス人や中国人など、国ごとにそれぞれの顔つきを見て見た場合、国によってある一定の特徴が出ている事がわかります。アメリカ人やイギリス人など、欧米人の顔つきは非常に彫が深いです。
のっぺりとした顔つきの目立つ日本人とは対照的であり、輪郭もくっきりしていて目が大きく、鼻が高い傾向にあります。
その一方、中国や日本、あるいは韓国など、日本から距離が近いアジア人の顔は似た印象を受けます。目元は一重や奥二重も多く、顔が平坦な造作をしており、鼻もあまり高くありません。
平坦な顔というカテゴリーでは日本も中国も韓国も同じです。ですがやはり国が違う事により、微妙な差異が生じている事が分かるでしょう。
人の顔つきは、もちろん生まれついてのものです。外から手を加えない限り、顔の造り自体を変える事はできません。生まれついてのその顔は、生まれた国の環境によってある程度タイプが決まると考えられています。
たとえば野生の生き物の姿を考えてみると、崖などが多い厳しい立地に住んでいる生き物は足腰が強くなります。寒い地域で生きている生き物であれば、温かな毛皮を纏って自身の体を保温する事に長けた姿となります。
その環境で最も生きやすい状態になれるように、生き物の体や姿はその土地に合った状態で生まれてくるのです。人間の顔の造作もそれと同じく、土地の環境や気候に合わせた姿として生まれてくるよう、遺伝子的に刷り込まれていると言われています。
日本人の鼻が低い原因と理由
国によって人の顔の造作が異なるのは、生まれ持った遺伝子的な原因があります。欧米人の鼻が高い理由としては、寒い土地で生き抜いていくために進化した結果であるとも考えられています。
元々寒い場所にいた日本人とは対照的に、欧米人の祖先はそもそも温暖な気候の土地に暮らしていました。しかしそこから生きていく場所を変え、次に選んだ場所が寒い土地でした。寒い土地に適応していくためには体を保温できる状態にしなければなりません。
そこで鼻を大きくすることによってそこに空気を溜めて温め、体を冷やさないように適応させていったのです。
日本人にとっては、遺伝子レベルで定着している欧米人の高い鼻が非常に羨ましいと感じるでしょう。ところが欧米人からしてみれば、高い鼻がむしろコンプレックスであると感じる人も中にはいます。
日本人の多くは欧米人のようなくっきりとした目鼻立ちに憧れていますが、その反対に欧米人からしてみれば日本人の容姿を羨ましいと感じる場合もあるようです。
人によっては高い鼻をわざわざ整形で低くしたり、折角のブロンドの髪を黒く染めたり、日本人のような見た目に憧れて外見を変えてしまう人までいます。その国々によっても美的な感覚と言うものは異なりますが、日本人の低い鼻も決して悪いばかりではありません。
しかしそれであっても、やはり低い鼻は嫌だと思う日本人は少なくありません。高い物を削って低くするより、元々低い物をどうにかして高く上げる事の方が、少々難易度も上がります。
ではそもそも日本人の鼻が低い理由はどこにあるのでしょうか。これは欧米人がそうであるように、環境に適応しようとした結果です。そしてもう一つの原因として、軟骨が関わっているとも考えられています。
日本人は欧米人に比べ、軟骨の成長スピードが緩やかです。日本人に童顔な人が多かったり、大人になっても子供の頃の顔の印象が残っていたりするのは、鼻立ちが関わっている場合もあります。
軟骨の成長が緩やかであると言う事は、軟骨でできている鼻の成長もゆっくりであったり、途中で止まったりします。そのため鼻が低いまま大人になり、成長と共にくっきりとした顔立ちに変わっていく欧米人に比べて、童顔が多いのです。
環境による遺伝子的な構造や成長の過程が原因であるため、鼻の低さは自分自身の力ではなかなか対処のしようがないものとなります。
鼻を高くする4つの方法
日本人の鼻が低い理由の一つが、軟骨の成長が遅いためであるということがわかりました。ですが軟骨は骨の中でもとても柔らかい存在で、やり方によっては自分自身で矯正する事も不可能ではありません。
それでは低い鼻を高くする方法にはどのようなものがあるのか、4つのやり方を見ていきましょう。
マッサージをする
まず一つ目は、鼻の歪みを取り除くマッサージ方法です。意外に思うかもしれませんが、鼻が曲がっている人は少なくありません。ごくわずかなずれであるためなかなか気づきにくいものではありますが、歪みを取り除くことによって、多少鼻が高くなる場合があります。
そのやり方はとても簡単です。まずは鼻の両サイドに指を二本ずつ当て、揉みこむようにマッサージしていきます。次に同じく両サイドから鼻を挟み込むように、ぎゅっと圧迫をかけます。そして最後に片手で鼻をきゅっとつまみ、これで歪んだ鼻の矯正肯定は終了です。
鼻を叩く
一部の人達の間で広まっている鼻叩きという方法があります。これは読んで字のごとく鼻を叩いて行くだけの方法です。目の間の窪みから鼻にかけて、トントンとひたすら叩いていきましょう。一日に500回前後程度続けていれば、効果が見込めると言われています。
実際にこの方法を試した事のある人の中には、本当に鼻が高くなったと感じた人もいるようです。しかしなかなか何百回もずっとトントンと叩き続けるは難しいので、何かをやりながら片手間に行うだけでも問題ありません。
ツボ押し
眉と眉の間のツボで、印堂と呼ばれる部分があります。やり方としては、単純にここを押してマッサージしていくと言うものになります。一日や二日で簡単に効果が出てくるものではありませんので、継続して行いましょう。
メイクで変化を付ける
マッサージやツボ押しの場合は実際に鼻を高くするための方法でしたが、その時にどうしても高い鼻に見られたいと言う場面でメイクは役に立ちます。鼻の両側にコンシーラーを塗り、その上からパウダーを置いたら、最後にハイライトを入れるだけです。
舞台役者が外国人を演じる時にやっている、ノーズシャドウを日常のメイクに取り入れるイメージですね。その日だけであっても高い鼻を演出したいときには、メイクで見え方を変えるのが一番簡単な方法です。
その他の鼻を高くするための効果的な方法
鼻を高くするため、もしくは高く見せるための方法を四つ紹介しましたが、これ以外にも効果的な方法がいくつかあります。その1つが矯正器具を使う方法です。
鼻が低いと言う悩みを抱えている人は非常に多いため、誰でも気軽に手に入れられるような矯正グッズが沢山売られています。それらを上手く活用する事により、理想の高さを持った鼻を手に入れる事ができるかも知れません。
一般的な市販のグッズを調べてみると、やはり摘まんで鼻を高くしようというコンセプトのグッズが目立ちます。鼻を高くするマッサージでも摘まむ工程のあるものが多いため、理屈としてはごもっともな商品です。
単純に摘まむだけのグッズなので面倒な手間もなく、誰にでも手に取りやすい商品が多いのではないでしょうか。ただ矯正器具の中には、摘まむ力が強すぎて、元の鼻の形によっては痛みを感じてしまうこともあります。
実際に手に取る機会があれば色々な商品を試してみるのもいいですし、通販で購入するなら口コミをしっかり調べて、自分の鼻に合ったものを探してくださいね。
鼻を高くする商品の口コミやレビューを見て見ると、効果がなかったと感じた人の意見も見かけます。確かに人によっては合う・合わないがありますので、器具を購入しても自分には効果が出なかった、と感じてしまう物もあるかも知れません。
ですがどんな商品も一日や二日程度使っただけで、効果が出るようなものではないのです。じっくりと試しながら、気長にコツコツと続けて行く事も、一つの方法であると言えるでしょう。
反対に、早く効果を出したいからと言って無理をしすぎるのも禁物です。強い矯正力のある器具を使いすぎれば、肌や骨を傷つけてしまうことだってあります。使用方法を守り、長い目で自分の鼻の変化を見守っていってください。
地道な努力で鼻を高くすることも可能
鼻が低いからと言って、整形に踏み切れる人はなかなかいません。いくらコンプレックスであるとは言っても、自分の体の一部にメスを入れる事は簡単ではないでしょう。しかしそれでは、自分の鼻に対する悩みはいつまでも解消されることがありません。
そこで編み出されてきたマッサージ方法や関連グッズなどがある訳ですが、それらを上手く活用していけばいずれは鼻が高くなる可能性があります。
女性であれば毎日のようにメイクをするはずです。その時に鼻の辺りを一工夫させ、鼻が高いように見せる努力をする事が可能です。毎日のマッサージも、お風呂の最中や寝る前など、空いた時間に小まめに行っていればその分効果も高くなります。
しかしそういったことが面倒であったり、時間が取れなかったりする場合には、関連商品に手を伸ばしてみるのも良い方法です。基本的に鼻をつまんで高く矯正するグッズが多いので、就寝前に装着して朝まで維持すると言う生活を続けてみるのもいいかもしれません。
グッズを買わずに家の中にあるもので対応してみたという話題も、インターネット上などではしばしば囁かれています。しかしこの効果はやはり人それぞれです。
たとえば洗濯ばさみを矯正グッズの代用として使った場合、確かに効果が出たと言う人がいる一方、効果が出る事はなく痛いだけだったと感じる人もいます。洗濯ばさみは挟むことだけを目的としている商品であるため、力が強すぎると感じるのも仕方がありません。
場合によっては挟む力に加減がされず、かえって鼻の形におかしな癖がつくと言う恐れもあります。グッズを買うのであれば、きちんと鼻を高くするための用途として販売されている物を選ぶようにしましょう。
鼻を高くする方法についての総まとめ
・日本人の鼻が低い原因と理由は、体を冷やさないように適応したため
・鼻を高くする方法
「鼻の歪みを取り除くマッサージ」「鼻を目のくぼみから鼻にかけて1日500回トントンと叩く」「眉と眉の間のツボ「印堂」という部分を毎日押す」「鼻の両側にコンシーラーを塗って、パウダーを置きハイライトを入れる」「矯正器具を使う」
男性にとっても女性にとっても、自分の顔の造作というのは悩みの種になります。自分の力ではどうしても治せない部分と言うものは確かにあるでしょう。
しかし鼻は柔らかい軟骨でできているため、自分の努力一つで理想の形に近づけられる可能性がある部位です。マッサージにしても矯正グッズを使うにしても、地道に続けて行く事が大切なポイントになります。
西洋人のようにとまではいかなくとも、毎日コツコツ続ける事によって理想の顔に近づけていきたいですね。