鼻毛が鼻の穴からピロンと出ていると、とても恥ずかしいですよね。どんなにイケメンの人でも、どんなにきれいな人でも、鼻毛が1本鼻の穴から出ているだけで台無しです。しかも、その1本がとんでもなく太かったら、どうでしょうか?
そして、それを周囲の人に「鼻毛出ているよ。太いね。」と言われてしまったら、もう恥ずかしくて恥ずかしくて、穴があったら入りたいという状況になってしまうと思います。
鼻毛が太い原因と正しい処理方法をまとめました。
鼻毛が太い3つ原因
鼻毛が太い原因は、主に3つあります。鼻毛が太い原因には、どんなものがあるのかを1つ1つ見ていきましょう。
男性ホルモン
鼻毛が太い原因の1つ目は、男性ホルモンが過剰になっていることです。男性のほうが女性よりも、髪の毛が太いですよね。また、男性はひげも生えています。
あれは、男性のほうが女性よりも男性ホルモンが多いからです。男性ホルモンは、毛髪を多く、しかも硬く太くする作用があるんです。
そのため、男性ホルモンが過剰になると、鼻毛が太くなってしまうんです。男性の場合は、鼻毛が太い人は、男性ホルモンが多く、男性らしさの象徴と思えるかもしれません。
でも、女性の場合は、違いますよね。男性ホルモンが過剰になっているということは、体内のホルモンバランスが乱れているということです。
女性でも体内で男性ホルモンが分泌されているって知っていますか?男性は男性ホルモンだけ、女性は女性ホルモンだけが分泌されているというわけではないのです。
男性にも微量ながら女性ホルモンが分泌されていますし、女性にも男性ホルモンが分泌されています。
女性の場合、鼻毛が太くなっているということは、男性ホルモンの分泌量が通常よりも増えている、もしくは女性ホルモンの分泌量が減っていて、ホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンが優位になっていることが考えられます。
もし、鼻毛以外にも最近体毛が濃くなっている、吹き出物が増えているという場合は、ホルモンバランスが乱れている可能性が高いと思います。
加齢
鼻毛が太い原因の2つ目は、加齢です。子供の鼻毛は細いですが、大人になって年をとればとるほど、鼻毛は太くなる傾向にあります。
なぜなら、体の新陳代謝が低下して、細胞が生まれ変わるのが遅くなるからです。毛髪は毛根の毛母細胞が細胞分裂を起こして、少しずつ伸びていきます。そして、細胞分裂が止まり、やがて抜け落ちていきます。
細胞分裂を起こして伸びる時期を成長期、抜けるための準備をする時期を退行期、完全に細胞分裂が止まる時期を休止期と言います。
子どものころは、毛髪はどんどん生え変わっていきますが、年齢を重ねると、この毛髪のサイクルが遅くなりますので、成長期が長くなるんです。
成長期が長くなると、毛髪がどんどん長く太くなっていきます。そのため、年をとると、鼻毛が太くなりやすいのです。
タバコや大気汚染
鼻毛が太くなる原因の3つ目は、空気の汚れです。鼻毛はフィルターの役割を果たしていることは、皆さん知っていると思います。
鼻毛というフィルターがあることで、空気中のごみやホコリ、ウイルス、花粉などのアレルゲンが、鼻毛というフィルターに絡めとられて、体内に入らないようにしているんです。
ただ、タバコや大気汚染などで、空気が汚い場合、異物がどんどん体内に侵入しようとしてくる場合、脳は「もっとフィルターを強力にしなければ!」と危機感を抱きます。鼻毛のフィルターを強力にするためには、鼻毛を太くするのが一番簡単ですよね。
そのため、空気が汚いところに長期間いると、いつの間にか鼻毛が太くなっていることがあるんです。
鼻毛の処理方法、抜くのはNG!
鼻毛が太いと、何とかきれいに処理したいと思うものですよね。やはり、鼻毛を処理するのはエチケットですから。
鼻毛の処理方法の中で、一番最初に思い浮かぶのは、鼻毛を抜く方法だと思います。毛抜きで鼻毛を抜けば、いくら太くても関係ないですよね。鼻毛を全部抜いてしまえば、どんなに太くても、鼻毛はなくなってしまいますから。
でも、鼻毛を抜いて処理するのはおすすめできません。鼻毛を抜くのはおすすめできない理由は2つあります。
毛穴が傷つく
鼻毛を抜くのはNGの理由の1つ目は、毛穴が傷つくことです。鼻毛を抜いてしまうと、毛穴が損傷します。力づくで鼻毛を無理やり抜くのですから、毛乳頭の血管が傷ついてしまって、少量の出血が起こってしまうことがあるのです。
毛穴が傷つくとどうなるでしょうか?そこから細菌が入り込めば、感染を起こして、毛穴が炎症を起こしてしまいます。毛穴が炎症を起こすと、ニキビのような状態になりますので、鼻の穴の中にニキビができるのと同じようなことになるのです。
鼻の穴の中にニキビができると、普通の肌にニキビができるよりも、かなり痛いことが多いんです。
鼻のフィルターがなくなる
鼻毛を抜くと、鼻のフィルターがなくなるというデメリットもあります。先ほども説明したとおり、鼻毛は外部からの異物を絡めとるというフィルターの役割を果たしています。
その鼻毛を抜いてしまうということは、フィルターをすべて撤去したということになりますので、細菌やウイルス、ホコリなどが体内に入り放題になってしまいます。
そうすると、いろいろな感染症にかかりやすくなりますし、アレルギーも起こしやすくなってしまうのです。
鼻毛の正しい処理方法
鼻毛を抜いて処理するのは、おすすめできません。では、どうやって鼻毛を処理すれば良いのでしょうか?
太い鼻毛は何とか処理したいですよね。鼻毛の正しい処理方法は、カットすることです。鼻毛が出ないようにカットすれば、いくら太くても、外からは見えません。それに、鼻毛が太いということは、それだけフィルターとして強力な役割を果たしているのですから、
女性の場合、ホルモンバランスが乱れている可能性がありますので、それはそれで問題ですが、太い鼻毛があるのは特に問題があるわけではありません。
それなら、外からは絶対に見えない長さに、こまめにカットしておけば、特に太い鼻毛が問題なることはないのです。
鼻毛をカットするときに、1つ心配なことは、「カットしたら余計に太くなるのでは?」と言うことだと思います。
でも、これは特に心配する必要はありません。鼻毛を切っても太くなることはないですから。
確かに、鼻毛をカットすると、鼻毛の断面は大きくなるので、一見太くなったように見えることがあります。でも、それは断面が大きくなっただけで、太くなったわけではありません。
鼻毛を切っても、太くなるわけではありませんから、安心して、鼻毛を整えるようにしましょう。
さて、鼻毛をカットする方法ですが、鼻毛カット用の小さなはさみでカットする方法もありますが、おすすめは電動式の鼻毛カッターです。
はさみだと1本1本カットしなければいけませんし、少し手元が狂うと、鼻の内側の粘膜まで傷つけてしまう可能性があります。
鼻毛カッターは1000円台からありますので、それほど経済的にも大きな出費ではありません。鼻毛が出たままのほうが痛手ですよね。
出典:amazon.co.jp
また、鼻毛カッターというと男性専用のものというイメージがあるかもしれませんが、女性用のかわいらしいデザインのものもありますので、女性でもエチケットとして鼻毛カッターを1つ持っておくと良いでしょう。
鼻毛カッターなら、鼻の粘膜を傷つけることなく、しかも痛みもなく鼻毛をきれいにカットすることができますので、鼻毛が太くて悩むこともないですよ。
鼻毛が太い原因と太い鼻毛の処理方法についてのまとめ
・加齢による細胞の新陳代謝が落ちているから
・タバコや大気汚染が原因の可能性もある
・鼻毛の処理方法で抜くのはNG。毛穴が傷つくのと鼻のフィルターがなくなるから
・鼻毛の正しい処理方法は、鼻毛カッターがおすすめ
鼻毛が太い原因と太い鼻毛の処理方法をまとめました。鼻毛が太いのは男性ホルモンや加齢、空気の汚れなどが原因ですが、鼻毛の処理をするときには鼻毛を抜くのではなく、カットするようにしましょう。
できれば、鼻毛カッターを1つ持っておくと、きれいに安全に鼻毛を処理することができますので、男性も女性も鼻毛カッターを使用することをおすすめします。
また、女性の場合は、あまりにも鼻毛が太いときは、男性ホルモンが過剰になっている可能性が高いので、規則正しい生活を送る、ストレスを解消するなどホルモンバランスを整えるような生活を送るように心がけて下さい。