切れ毛が多いと、髪の毛がぼさぼさの印象になりますし、髪の毛がうまくまとまらなくなりますので、ヘアスタイルがうまく決まりません。
切れ毛は髪が傷んでいる証拠です。きれいな髪の毛を保つためにも、切れ毛の原因と改善・対策法を確認しておきましょう。
切れ毛の7つの原因
切れ毛とは、髪の毛が途中で切れてしまった状態のものです。髪の毛が途中でプチッと切れてしまうと、髪の毛を1つにまとめようとしても、そこでだけピンと出てしまって、うまくまとまらないですよね。
また、切れ毛は外側に広がりやすいので、ボサボサ&パサパサで女子力が低い印象、だらしがない印象になってしまいます。
切れ毛がないきれいな髪にするためには、まずは切れ毛の原因を確認しておきましょう。
ホルモンバランスの乱れ
切れ毛の原因の1つ目は、ホルモンバランスの乱れです。女性ホルモンのエストロゲンは、きれいでしなやかな髪の毛を作るのに欠かすことができないホルモンなんです。
ホルモンバランスが乱れていると、エストロゲンの分泌量が少なくなりますので、髪の毛が弱くなってしまって、少しのダメージでも簡単にプチっと切れてしまうんですね。
最近、切れ毛が多くなったし、生理不順があるなどの症状がある人は、ホルモンバランスが乱れてしまって、エストロゲンが不足している可能性があります。
カラーリングやパーマ
カラーリングやパーマも、切れ毛の原因になります。カラーリングやパーマの薬品は、髪の毛のキューティクルにダメージを与えてしまいます。
そのため、カラーリングやパーマを繰り返していると、髪の毛にダメージが蓄積していきますので、切れ毛ができやすくなります。
美容院に行くたびに、カラーリングとパーマを必ずするという人は、それが切れ毛の原因なのかもしれません。
髪の毛の摩擦
切れ毛の原因の3つ目は、髪の毛の摩擦です。髪の毛がこすれてしまうと、キューティクルが剥がれてしまうんです。
キューティクルは髪の表面を覆っているうろこ状のものです。うろこ状なので、髪の毛をこすると、うろこが逆立って剥がれてしまうのです。
キューティクルが剥がれてしまうと、髪の水分がどんどん蒸発していって、パサパサ&スカスカの髪の毛になってしまいます。そうすると、ちょっとの刺激で髪がプツっと切れてしまって、切れ毛ができてしまうんですね。
例えば、あまり泡立たせないでごしごしこするようにシャンプーをしたり、タオルで濡れた髪の毛をガシガシ拭いたりすると、髪の毛に負担がかかります。
また、力任せに髪の毛を梳かすのもNGですし、髪の毛が半乾きの状態で寝るのもNGです。髪の毛が濡れている時には、キューティクルのうろこが逆立っています。
その状態で寝てしまうと、枕にこすれて、キューティクルが剥がれてしまって、切れ毛になってしまうんです。
ドライヤーの熱
ドライヤーの熱も、切れ毛の原因となります。髪の毛はタンパク質でできています。タンパク質に長時間熱を加えると、タンパク質が変性してしまうんです。
そうすると、髪の毛の水分が蒸発しやすくなりますし、外部からの刺激に弱い髪の毛になりますので、弱いスカスカの髪の毛になるのです。
そうすると、軽くブラッシングをするだけで、すぐに切れ毛にができてしまうようになりますので、切れ毛だらけの髪の毛になってしまうのです。
紫外線
切れ毛の原因には、紫外線もあります。紫外線の影響で日焼けをするのは、肌だけだと思っていませんか?髪の毛も紫外線の影響を受けるのです。
髪の毛に紫外線が当たると、キューティクルにダメージを与えて、剥がれやすくなってしまいます。キューティクルが剥がれると、切れ毛になりやすいのは先ほど説明したとおりです。
髪の毛も日焼けをしますので、切れ毛に悩んでいる人は注意が必要です。
乱れた生活習慣
切れ毛の原因の6つ目は、乱れた生活習慣です。寝不足だったり、夜更かしをしていたり、ストレスをため込んでいるような生活をしていると、切れ毛ができやすくなります。
生活習慣と切れ毛は、一見全く関係ないように思えますよね。でも、髪の毛も人体の一部ですので、不健康な生活を送っていると、髪の毛も不健康で弱々しくなって、切れ毛になってしまうんです。
不規則な生活を送っていると、自律神経のバランスが乱れて、交感神経が優位になります。ストレスをため込んだ場合も、同様に交感神経が優位になるんです。
交感神経が優位になると、末梢血管は収縮します。血管が収縮して細くなると、血流が悪くなりますので、健康な髪の毛を育てるための栄養や酸素が毛根に行き届かず、弱い髪の毛しか育たなくなるのです。
そのため、乱れた生活習慣の人は、切れ毛ができやすくなってしまうんですね。
栄養不足
栄養不足の人も、切れ毛が多くなります。髪の毛はタンパク質でできています。また、細胞分裂を促す亜鉛やヨード、皮膚を正常に保つビタミンAなど、健康な髪の毛を作るためには、いろいろな栄養が必要なのです。
でも、栄養の偏った食事をとっていたり、過激なダイエットをして食事制限をしていると、栄養不足になってしまって、健康で丈夫な髪の毛を育てるのに必要な栄養がなくなってしまうのです。
そうすると、スカスカで細い髪の毛しか生えてきませんので、すぐに切れ毛ができてしまいます。
切れ毛の8つの改善・対策方法
切れ毛ができると、髪の毛にまとまりがなくなりますし、まとめ髪がきれいにできなくなって、途中から切れ毛がポツポツ出てくるようになります。
何より、切れ毛があるとかわいくないですよね。切れ毛があると、かわいさが半減しますので、切れ毛の改善・対策法を確認して、切れ毛がないきれいな髪の毛になりましょう!
予備洗いをしっかり行う
切れ毛の改善・対策法の1つ目は、予備洗いをしっかり行うことです。髪の毛が汚れたままだと、シャンプーをつけても泡立ちが悪くなって、髪の毛をこする原因になりますので、予備洗いをしっかり行ってから、シャンプーをするようにしましょう。
まずは、シャンプー前に目の粗いブラシで、軽くブラッシングをしておきましょう。これだけで、髪の毛についたホコリなどを落とすことができます。
また、シャンプーをつける前に、ぬるま湯でしっかりゆすいで、予備洗いをしてください。髪の毛をぬるま湯でしっかりあらっておいて、表面のホコリを落としておくと、シャンプーをつけた時に、しっかり泡立ちますので、髪の毛への刺激を最小限にすることができるのです。
アミノ酸系シャンプーを使う
切れ毛の改善・対策法法の2つ目は、アミノ酸系シャンプーを使うことです。アミノ酸系シャンプーは、洗浄力はほどほどですが、髪の毛や頭皮への刺激が少ないシャンプーのことです。
あまり洗浄力が強いシャンプーを使うと、髪の毛の保湿成分まで洗い流してしまって、パサパサの髪の毛になり、切れ毛が起こりやすくなります。
そのため、洗浄力はほどほどで、汚れは落とすけれど、髪の毛に必要な成分までは洗い流さないというシャンプーを使うとよいでしょう。
アミノ酸系シャンプーは、洗浄力はほどほどですし、低刺激で髪や頭皮にやさしい成分のシャンプーですから、健康で丈夫な髪の毛になるのです。
正しいヘアケアを行う
切れ毛を改善・対策するためには、正しいヘアケアを実践しましょう。
①タオルドライ
シャンプーをした後は、タオルドライをしますが、この時にはごしごしこすらずに、タオルで髪の毛を挟んで押さえるようにトントンと髪の毛の水分をふき取るようにしましょう。
タオルで髪の毛を拭くときには、ついついゴシゴシと拭きたくなりますが、そうすると切れ毛ができやすくなりますので注意してください。
②トリートメントをつける
タオルドライをした後は、ドライヤーで乾かしますが、その前に洗い流さないトリートメントをつけましょう。
ドライヤーの前にトリートメントをつけることで、髪の毛をドライヤーの熱から守ることができます。
特に、後頭部の下の方から生えている髪の毛、首筋付近の髪の毛は傷みやすく切れやすいので、洗い流さないトリートメントをしっかりつけてあげましょう。
このひと手間が切れ毛対策のためには、とても重要なことなんです。
③ドライヤーを使う
濡れた髪の毛は、キューティクルが逆立った状態ですので、素早く乾かして、キューティクルを落ち着かせるようにしましょう。髪の毛を乾かしてキューティクルを整えると、水分を髪の毛の中に閉じ込めることができます。
ドライヤーを使う時には、次の4つに気を付けてください。
・こまめに動かして、1か所に長時間熱風を当てない
・上から下に動かす
・根元を中心に乾かす
このことに気を付けて、しっかり髪の毛を乾かしましょう。ただ、髪の毛が乾いているのに、そこからさらにドライヤーを使うのはやめましょう。
髪の毛が濡れたまま寝ない
切れ毛の改善・対策のためには、髪の毛をきちんと乾かしてから寝てください。髪の毛を乾かすのが面倒だと、半乾きの状態で寝てしまうと、切れ毛ができやすくなります。
疲れているとき、眠い時には、髪の毛をしっかり乾かすのが面倒に感じる時もあると思います。でも、そのまま寝ていると、髪の毛が傷んでしまいます。
面倒でも、きちんと乾かしてから、寝る習慣をつけるようにしましょう。
生活習慣を改善する
切れ毛を改善するためには、生活習慣を改善するようにしましょう。生活習慣を見直して、髪の毛に良い生活を送るようにしてください。
・質の高い睡眠をとる
・1日3食しっかり食べる
・まんべんなく栄養を摂る
・ストレスをためない
このような生活を送っていると、髪の毛が元気で健康に育ちますので、切れ毛ができず、サラサラのロングヘアを手に入れることができるんです。
冷え性を改善する
切れ毛に悩んでいる女性は、冷え性を改善しましょう。冷え性の人は、女性ホルモンのバランスが乱れていることが多いので、冷え性を改善することが、切れ毛対策になるんです。
冷え性を改善するためには、次のようなことに気を付けて生活しましょう。
・冷たい食べ物、飲み物は控えめに
・適度な運動をする
・ショウガや小豆など体を温めるものを食べる
・保温重視の服装をする
とにかく体を冷やさないようにしてください。冷え性の人は、卵巣の機能が低下しやすいですので、エストロゲンの分泌量が減ってしまいます。
エストロゲンの分泌量を増やすためには、体を温めて、卵巣の機能をアップさせるようにしましょう!
ヘッドスパに行く
切れ毛対策のためには、ヘッドスパに行くのも良いと思います。ヘッドスパに行くと、頭皮を健康な状態に保つことができますので、元気で健康な髪の毛が生えてくるんです。
健康な髪の毛が生えてくると、少し刺激が加わっても、ダメージにならず、髪の毛が切れることがありません。そのため、生えている髪の毛を保護することも大切なのですが、健康な髪の毛を生やす環境を作ることも大切なのです。
美容院にヘッドスパのメニューがあると思いますので、お財布に余裕がある時には、ぜひ試してみてください。頭皮の血行を良くして、さらに毛穴を清潔にすることで、元気な髪の毛を生えやすくするんです。
また、ヘッドスパをすると、リラックスして、ストレス発散になると思います!
切れ毛が多い時には、一度カットする
切れ毛が多い時には、一度カットしてしまうのも、切れ毛対策のためには良い方法だと思います。切れ毛のまま髪の毛を伸ばしてしまうと、毛先が傷んだままどんどん伸びていくことになりますので、枝毛ができやすくなりますし、見た目も良くありません。
切れ毛が1~2本あるだけならともかく、切れ毛があちこちにある場合は、一度しっかり美容院でしっかりカットしてもらうと良いでしょう。
それから、髪の毛を伸ばすようにすると、元気できれいな髪を伸ばすことができるのです。
きれいなロングヘアを目指すなら、一度切れ毛を切ってリセットした状態から、伸ばし始めるようにしましょう。
切れ毛の原因と改善・対策方法についてのまとめ
・カーリングやパーマも原因になる
・髪の毛の摩擦が原因
・ドライヤーの熱
・紫外線の影響
・乱れた生活習慣になっている
・栄養不足になっている
・切れ毛の改善と対策法は、予備洗いをしっかりと行う
・アミノ酸系シャンプーを使う
・正しいヘアケアを行う
・髪の毛が濡れたまま寝ない
・生活習慣を改善する
・冷え性を改善する
・ヘッドスパに行ってみる
・切れ毛が多い時には、一度カットする
切れ毛の原因と改善・対策方法をまとめました。切れ毛はダメージヘアの象徴とも言える状態です。切れ毛が多い人は、髪の毛が傷んでいますので、ご紹介した8つの対策を実践して、健康で元気な髪の毛を伸ばすようにしましょう!