ピーリングの効果とやり方!頻度や副作用も徹底解説【やり過ぎ危険?】

ここでは、まだピーリングをやったことがないという人に、どんな効果があるのか、どんなやり方があるのか、どれくらいの頻度でやれば効果が実感できるのか、副作用は何があるか、といったことを説明します。

 

ピーリングとはどういうものであるのか、イメージできるようになることでしょう。

ピーリングの基礎知識

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ピーリングは、肌のターンオーバーを正常化するスキンケアの方法のひとつです。では、まずは「肌のターンオーバー」とはどういうものなのか、という基礎知識部分からひも解いていきましょう。

 

ターンオーバーとは、新陳代謝のことです。肌のターンオーバーとは、肌の新陳代謝のことです。肌というものは、内側からどんどん新しい細胞ができてきます。新しい細胞は、肌の表面を押し上げて、古い角質を落としてくれます。

 

このサイクルがコンスタントに行われていれば、肌はいつでもハリもツヤもあるぷるぷる肌をキープできるのです。

 

ところが、人は加齢によりターンオーバーが乱れてきます。女性は、ある日ふと自分の肌がなんだかかさついてきたとか、ハリやツヤがなくなってきたのではないかと気がつくのです。それは、ターンオーバーの期間が長くなってしまっているということです。

 

通常、肌のターンオーバーのサイクルは約28日あるいは約1ヶ月といわれています。ターンオーバーが乱れてくると、1回のサイクルが1ヶ月以上あるいは2か月弱という長期間になっています。

 

新しい細胞が生み出す力が低下しているということです。なんだかよどんだりくすんだりという沈んだイメージとなりますね。

 

肌のターンオーバーが正常化すれば、肌本来の力を取り戻しています。つまり、肌の状態もよくなり、ツヤやハリを取り戻すことができるというわけです。スキンケアを考えるときには、肌のターンオーバーの状態も考慮していくことです。

 

 

ピーリングの効果

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さて、ここからはピーリングについてのお話です。スキンケアの方法のひとつとして、ピーリングというやり方があります。知っている人、知っているけれどやったことがない人、あるいはすでにスキンケアに取り入れている人もいるでしょう。

 

そもそもピーリングとはどういうことでしょう。英語で「Peel」というのは、「皮をむく」「皮をはぐ」という意味があります。「ピーラー」というと、料理道具の皮むき器のことです。スキンケアでのピーリングとは、皮をむくことです。

 

この場合の「皮」とは、角質のことです。角質は肌の固い部分で、むく必要があるのは、古くなって必要のなくなった角質のことです。

 

ピーリングをすると、どのような効果があるかというと、角質ケアができます。本来、角質は古くなったものは自然にはがれ落ちていきます。ところが、ターンオーバーが乱れた肌は、この角質は肌の表面に残ってしまっています。

 

毛穴にも老廃物が溜まっている状態です。ピーリングで、この古い角質を落とすと、肌のターンオーバーが正常化して、肌が良い状態になります

 

肌が良い状態になるということは、肌荒れ、ニキビ、肌のブツブツ、毛穴汚れ、色素沈着、さらにはシミやシワまでもが改善されるということです。ピーリングを適度に行うことで、肌の状態の改善に期待できます。

 

 

ピーリングのやり方

医療機関で行う場合

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次に、ピーリングのやり方についてご説明します。ケミカルピーリングは、医療機関にいって施術を受けることがおすすめです。

 

ケミカルというのは、英語で「chemical」のことで、weblio英和辞典によると、「化学の」「化学的な」「化学作用の」という意味ですね。皮膚の表面に薬剤を塗って、角質を溶かして除去するという方法です。

 

医療機関でのケミカルピーリングは、薬剤の濃度を肌の状態によって変えてもらうことができます。また、施術後のケアもしっかりやってもらえるので、安心です。

 

医療機関での施術の流れは次の通りです。

 

1)まず、カウンセリングを受けてどのようなピーリングをするのか希望を伝えます。同時に、医療機関からはリスクについての説明を受けます。

2)顔のピーリングなら、洗顔後水分を拭き取ってから始めます。

3)ピーリング剤を顔に塗ります。

4)その後、放置してから肌の様子をみます。

5)熱を持っていたらクールダウンします。

 

それぞれの医療機関によって、違う部分もあります。施術を受ける前に、説明を聞いて理解しておきましょう。

 

医療機関でのケミカルピーリングでは、いくつか薬剤の種類があります。主な3種類を紹介します。

 

・グリコール酸

一般的なケミカルピーリングに使われる薬剤です。化粧品にも使われているフルーツ酸のひとつで、浸透力があるので肌の内部までいきわたります。刺激もともなうものです。医療機関でのグリコール酸の濃度は、20パーセントから80パーセントと、肌の状態に合わせて変わります。

 

・サリチル酸

昨今で注目されている薬剤です。サリチル酸は、肌の表面の角質を柔らかくしてはがすという働きがあります。肌の内部まで浸透しないので、刺激が少なく痛みも少ないです。

 

ケミカルピーリングの際には、マクロゴールという水溶性の基材に溶かして使います。マクロゴールは、毒性は低く吸湿性があります。

 

・トリクロロ酢酸

強く刺激のある薬剤です。肌の内部にまで浸透させるものです。肌表面に熱を当てて刺激させ、治っていく状態の中で肌も再生冴えていくという方法です。刺激が強いので、ニキビのピンポイントで使うと効果的とされています。

 

 

自分で行う場合

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では、ピーリングは自分でやることはできないのでしょうか。そんなことはありません。自宅でのピーリング用としてさまざまなピーリング剤が販売されています。

 

それらは、ネット通販やドラッグストアで簡単に入手できます。固形石鹸、洗顔料、拭き取り化粧水、洗い流す美容液、塗るだけの美容液、などです。これらは、顔用、身体用、両用と種類があります。価格は、100円強から1万円以上までさまざまです。

 

薬剤の濃度は、医療機関で使っているものよりも薄いものです。濃さは、商品に表示されているph(ぺーハー度)で確認できます。そんな中からどれを選んだらいいのでしょうか。答えとしては、自分が好きなもの、やりやすいものを選べばよいのです。

 

ひとついえることは、ピーリングは肌に刺激を与えてしまいます。特に、肌をこすって角質を落とすタイプは刺激が強くなってしまいます。一度塗って、しばらく放置してから洗い流すというピーリング剤なら、刺激は弱くなります。

 

 

ピーリングを行う頻度

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ターンオーバーを正常化して、肌の調子が良くなるのなら、ピーリングはできるだけ毎日たくさん行った方がよいのでしょうか。それは、肌に刺激を与えてしまうことになるので、おすすめできません。

 

医療機関でのケミカルピーリングは、1回行った後は2週間から1カ月程度の期間をおいて、2回目を施術します。医療機関や肌の状態によって変わってきますが、ケミカルピーリングは3回から6回ほど行うと、効果が実感できるそうです。

 

自宅でピーリングを自分でやる時には、ピーリング剤の使用方法をよく読んで使いましょう。

 

グリコール酸で顔や手をピーリングするなら、週2回以下、と表記されているものがあります。また、固形石鹸でフルーツ酸の割合が1パーセントもないものは、朝晩毎日洗顔すると肌が改善されてくるようです。

 

ピーリングを行う頻度は、肌に余計な刺激を与えない程度、ということが言えます。刺激を与えると、肌は荒れてしまいます。

 

ピーリングだけでなく、洗顔でごしごしこする、タオルでこするなどの行為が原因となり、手と肌の間に摩擦が起きて刺激となります。肌のケアが目的のピーリングですから、やりすぎには注意が必要です。

 

 

ピーリングの3つの副作用

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そもそも、副作用とは何でしょう。薬を使った時に、本来の働き意外に作用してしまうことです。原因として、薬の何かの成分が、使った人に合わなかったということになります。

 

ピーリングも薬剤を使うので、副作用があると考えられます。角質が取れてきれいになるはずが、他にも症状がでてきてしまうのです。

 

肌が乾燥する

ピーリングで肌の表面を削ってしまっているので、肌に必要な皮脂分がなくなって乾燥します。

 

肌荒れ

乾燥すると肌は荒れてきます。毛穴汚れが目立ったり、肌にぶつぶつができたりします。

 

ニキビの悪化

ニキビを治そうとしてピーリングをしたものの、かえって悪化してしまうこともあります。

 

 

 

 

ピーリングの副作用を防ぐための3つの方法

では、次に副作用を予防するためにできることを見ていきましょう。

 

ピーリング後の保湿

ピーリングをすると、肌のバリア機能は低下します。この状態では、肌が外からの刺激をダイレクトに受けてしまうのです。それを防止するためには、しっかり保湿して、肌のバリアを補充してあげることです。

 

ピーリング後に顔そりやパックはしない

顔そりやパックは、より肌に刺激を与えてしまいますので、避けましょう。

 

日焼けしない

紫外線も、肌にとっては刺激なのです。ピーリング後は日焼けしないように気をつけましょう。天気がよく日光が強い日に、外出は控えることです。

 

 

ピーリングの効果とやり方・頻度についての総まとめ

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・ピーリングは、肌のターンオーバーを正常化するスキンケア方法

・ピーリングの効果は、古い角質を落とすことで肌のターンオーバーが正常になる

・ピーリングのやり方は、ケミカルピーリングや自宅で行う方法がある

・ピーリングを行う頻度
「ケミカルピーリングは1回行うごとに2週間~1ヶ月おく」「自宅でやる場合は、週2回以下でやりすぎない」

・ピーリングの副作用
「肌が乾燥しやすくなる」「肌荒れやニキビが悪化することもある」

・ピーリングの副作用を防ぐ方法
「ピーリング後はしっかりと保湿をする」「ピーリング後に顔そりやパックはしない」「ピーリング後は、日焼けをしない」

 

以上、ピーリングについての情報をまとめました。副作用や刺激がありますが、理解したうえで行えばよいのです。医療機関でケミカルピーリングをする場合は、事前の説明を聞き、自分の疑問点を解決させましょう。

 

自分で行う場合は、どんなピーリング剤を使うか、よく考えて選んでください。ピーリングは、スキンケアのひとつの方法です。肌のターンオーバーを正常化して肌を整えるために、ピーリングを試してみるのもありですね。

 

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